泡沫の夢物語。-男と女の物語。短編集-

久遠 れんり

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斗弥(とうや)と美琴(みこと) 勘違いで、出会い。 はっぴぃ

第5話 なんとなく整いました?

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 その反応を、当然斗弥は理解する。
 美琴はすこし、ガクガクしている。
 これは、怖がっているのじゃなく、いった?

「はふっ」
 吐息が、漏れる。
「あの初めてなので、お任せします。あまり痛くなければ」
 何とかそれだけを伝える。

「やっぱりそうなんだ。じゃあ優しく。でも好きなところは答えて貰おう」
 そう言って、優しく抱きしめてくれる。

 だがそこからは、場の雰囲気と感度の良さで、美琴が感じやすいことは理解した。斗弥の口元が歪む。

 反応をみながら、良いところでやめられる。
 脇から脇腹。胸だが敏感なところは触れてくれない。
 タンクトップの下から手が入り、同じように刺激されるが、やはり同じ気がつけば、刺激されるのに合わせ脱がされたのは分かった。

 そして、下も大事な敏感なところは触ってくれない。
 斗弥が一瞬だけ、何かを確認するように触れてくれた。でもまた離れる。
 今度は、斗弥が立ち上がり、美琴は背もたれに使っている、ビーズクッションに埋まる。
 斗弥は移動すると同時に、美琴のキュロットと下着を一気に脱がして足下に回ると、ふくらはぎから、内ももをなで上げていき、大事なところの前で手が止まると、足を一気に広げられる。
 部屋は、明るい。

 さすがに、恥ずかしく電気を消してとお願いしようとしたら、触ってくれなかった胸の敏感な先っちょと同時に、股間にぐにょっとした、唇と舌の感触。
 当然、斗弥の腕は美琴の太ももの下から、胸に伸びている為大開脚。
 
 でも与えられる刺激が、自分で触れるものとは違う。
 特に下半身側のウニョウニョとしたものは、完全に初体験。
 おさえても、声と吐息が出てしまう。

 敏感なところが、吸われ、舐められ、かじられる。
 やがて、斗弥がお腹の辺りから舐め上がりながら上に上がってくるのが分かり、無意識に処女のずり上がりをしようとしたが、ビーズクッションは許してくれない。
 鈍い痛みと、お腹に向けて何かが入ってきて内臓が押し上げられる。

 何とかしようとするが、動けない。
 口は、キスされ。斗弥の手は、美琴の太ももの下から伸びたまま、自分の両手を握っている。

 様子を見ているのか、下半身は動いていないが。
 何故か、自分の腰が勝手に動き始める。

 それからはまあ。お楽しみでしたねと言われる状態になっていった。


 落ち着いてから、美琴は痛みが少なかった為。こんなものかと思ったが、得られた快感と、安心感は大きかった。
 意識はしていないが、涙が伝っていたのを彼が優しく拭ってくれる。
 ついでに、自分の股間まで。

「ちょっとすいません。大丈夫ですから」
 急に、覚醒する意識。押し寄せる恥ずかしさ。

「そう」
 斗弥の落ち着きと余裕が、ちょっとむかっとくる。
 こいつ幾人も経験があるなとか思って、急に嫉妬がやってくる。

「ああ。喉が渇いた? 持ってこよう」
 そう言って、裸のまま斗弥は台所へ行ってしまう。
 美琴は、服を着て良いのか悩み始める。

 そう、一ダース買ったから、まだするのなら手間になる。
 そんな訳の分からない気を使う。

 戻ってきた斗弥は、グラスにチューハイを注ぐと一口、口に含み。にやっと笑うと、口移しで流し込んできた。
 驚いたが、斗弥が笑う。
「落ち着いた?」
 そう聞かれて、頷く。
「これから時間を掛けて、良いところを探してあげよう。それで、俺は合格なのかな?」
「合格?」
「ああ。君の婚活。お付き合いするのにふさわしそう?」
 そう、まだ婚活ごっこは、継続されていたようだ。

「ああ。はい。こちらこそお願いします」
 美琴は真っ赤になって、照れまくりで答える。

 その後の付き合いの中で、彼の底意地の悪さを知ることになるが、無事に結婚をする。

 何故か仕事も労基が入り、非常に快適になり臨時ボーナスも出た。
 未払い給与だけど。

「ほら、包丁を使っているから、気を付けないと」
「分かっているなら、いたずらをしないでよ」
「なんだ、生意気を言うなら、レベルが強になるぞ」
「ちょっと、やめてってば」

 美琴も、まんざらでもないようだ。

 人の相性は、付き合ってみないと、分からないもののようだ。

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 なんでしょうね。
 某車屋さんの記事を見て書き始めたのに、どこをどうしたらこんな話になるのでしょうか?
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