1 / 45
感染と拡大
第1話 世界は変化する
しおりを挟む
5年前。
地球と月との、わずか半分程度。
20万キロの距離をかすめて、直径数キロと予測された彗星。氷のコアから何かを振りまき去っていった。
公転周期は、数万年だろうと予測された。
発見の遅れと、その距離の近さ。それのおかげで、大騒ぎとなったが、その後……。
予測もしなかった事態が、静かに起こり始める。
地球の生態系に、変化が起こる。
虫は積極的に動物を襲い。
動物は、その形を短期間で変化をさせ、さらに大型化をして人々の脅威となっていく。
当然。海中も同じ。
そんな混乱が始まったとき、人間の変異も始まっていく。
そんなことが起こる。さらに二年前。
僕は、総。
当時。小学校5年生。
今。女の子に踏まれて、足の下。
それも、幼馴染みの不破一美の足の下。
ああ当然。靴下なんてぬるくなく。
上履きも履いている。
彼女は、昔っから空手をやっており。
僕がいじめられると、いつも助けてくれる。
そして、僕のことを心配し。
いじめっ子を蹴散らした後。
容赦なく。いじめられた罰を、僕にくれる。
反省しなさいと。強くなりなさいと。
彼女は、肩までの黒髪をなびかせ、親からの希望。
精一杯の女の子らしさを体現するため。いつもワンピース。
そんな格好で、僕を踏んでいるから。
裾から中身を、いつも僕に見せながら、踏んづけていた。
そのため僕は、必死に仰向けになり、罰を受ける。
そんな彼女は、初恋の相手。
それは甘酸っぱい記憶。
そして、現在。
「あーだるい。夏休みだって言うのに。俺たちはどうして学校に来ているんだ?」
「明智君。それはだね。僕は自身のポカだが、君はテストと言われる。小規模な発行物の内容に対して、それを些末なものと考え、理解を示さなかった。それでだね。……」
そこまで言ったら、割り込んで来やがった。
「江戸川乱歩じゃ無く、金田一耕助の方がいいよ俺。あれだろ。じっちゃんの名にかけて……」
「言うと思ったけど、それ違う。そうだな。あれは教師の単なるこけおどしであったのだろうか。そうは思わぬ。あそこにああして逆さまに、我らの名前をつるしていったということに、なにかしら、深い意味があるのではあるまいか。という感じだが。示されている名は、補講者リスト。リストと言いながら、どうして俺と、おまえだけなんだ?」
「なんだそりゃ。『犬神家の一族』の一説か? まあ、俺は実力。おまえは、季節ハズレな感染症にかかって、オールで試験をすっ飛ばしたからだろ。追試はなんだったっけ?」
「感染症は、季節など関係ない。追試の時も、復活できなかったんだよ。前は予備日があったのに」
暑い教室で、うだうだ言っている相手は、明智継義(あけちつぎよし)。間違いなく、明智君なのだが、本人は歴史もミステリーも嫌いらしい。そして、俺は斉藤総(さとし)。明智と斉藤がいるのに。残念ながら、うちのクラスには織田とかがいない。
有名そうな名字。
だが、こう見えて俺たちは、高校2年生としては、中肉中背で没個性あふれた、立派なモブキャラだ。
あーでも。明智君は、光るものがある。
街角で、躊躇無く好みの子に声を掛け、よしんば上手くいっても。
確実に3日で振られるという特技がある。
普通のモブには絶対無理だ。
その点俺は、完璧だ。
小学校から片思いで、中学受験で別の学校へ行ったから、疎遠になった幼馴染みがいる。
皆からは、そういうのは、単なる顔見知りと言うんだと、指摘される。
だが、良いだろ別に。
まあそれを。何もせず。
高校2年まで、引きずっているのは、単にきもい奴らしい。
「ああ。よし。できた。先生もだるいからって、小テスト置いて帰るって、どうなんだ」
「馬鹿だな。出席の確認と、学校で時間を使って勉強しましたという。実績が作れる」
そう言いながら、教室の窓を閉め。戸締まりをする。
「違いない。あと2日か」
「窓を閉めたから、暑い。早く帰ろうぜ」
教室から出て、鍵も閉める。
そして、職員室。
「ちわーす。明智と斉藤です。終わりました」
「おう出来たか。見るから、まだ帰るな。うん。斉藤は良い。明智直せ。なんで、熱を発生しながら進む反応。どうして感染症なんだよ。生物じゃ無い。化学だ。直せ」
あーさっきの会話の時。そんなところをやっていたのか。
明智の修正が終るまで、職員室の窓から外をぼーっと眺める。
夏服は良いなあ。汗をかき。うっすらと透過したシャツ。後ろ姿が神々しい。
ベージュと、黒か。
見ていると、1年生かな。ヤンキーぽい奴ら3人が、ベージュ。いや、女の子2人の後ろを、こそこそと追いかけている。
「おい。明智君。まだか?」
「お待たせ、酸化反応で良いのですよね」
「おう。寄り道せずに帰れよ」
「はーい。お先に失礼します」
学校を出て、帰り道とは違う。河原の方へ向かう。
「どうしたんだ」
「さっき、1年かな。女の子2人の後ろを、男3人が追いかけて行ったんだよ」
「そりゃ。どっちがいいかな」
「悩むな! 女の子を助けて、仲良くなる。当然、食われる前に」
「おまえ。熱が出てから、過激になったな」
「まあ。斉藤だからな。斎藤道三の血が、1万分の1くらいは、入っているかもしれない」
しばらく追いかけたが。追いつけない。
女の子には、不幸だが。諦めるか。
だいたい、そう考えると。
「うーん。近くで、悲鳴が少々。どっちだ?」
最近。空き家が多いからな。
俺は、こそっと意識を広げる。
「明智君。多分この中だ。踏み込んで、バシバシに写真を撮って。ひるんだ隙に、女の子を助ける。女の子中心じゃ無く。男の顔を中心に撮れよ」
「セットアップ」
そう言いながら、PM2.5対応マスクを装着。
明智君と視線を交わし、準備の確認と思ったら。何を勘違いをしたのか。いきなり奴は走って行き。躊躇無く、家に突っ込んでいく。
なんという。呼吸が合わない奴。
スマホで、カメラを構えながら、逃げ出そうとする女の子をフォローする。
後ろ手で、ガムテかよ。
追いかけてきた、男達の足を軽く引っかけ、転がす。
女の子一人目を、逃がしつつ二人目。
高2の健康男子には目に毒な、素敵な巾着ができあがりそうだったが、拘束を外す。泣いて驚いている子に、逃げるように促す。
明智に、彼女たちの荷物を持たせて、先に行かせる。
一人が、また懲りずに、追いかけようとする。
しつこいそいつを、とりあえず転がす。
あわてて、追いかけようとしているせいか、足を掛けるだけで簡単に転がる。
「いい加減にしろや。ゴラァ」
何か叫んでいるが、意識を広げ、明智君達が逃げたことを確認。
そう。補講の原因となった、この前の熱。
前日に、ぽてぽてと歩いていた僕の前へ。ビルから人が降ってくると言う。おかしな現象が起こった。
その時。天から掲示というか、殺人ポイントみたいなものが、なぜか僕に入った。
それから、二週間。
僕の体は作り替えられて、強化された。
精神的にも。
何かを殺すと、実際はポイントでは無く。よく分からないエネルギーが、体へと取り込まれる。
自分と同等か、上位のものを殺せば。きっとボーナスでも入るのだろう。一気に力が入る。
軽くぶん殴る。
さっき怒鳴った奴の首が、あっち向いてほいをする。
そのまま他の奴らも、殴り。そして、蹴るたびに、ヤンキー達は、パキパキと音を立てながら。壊れていく。実に簡単に。
彼らが用意した道具を見つける。
ガムテープに、ロープ。はさみ。カッター。釘?。まあ良い。
おっといけない。
広げた意識の端に、人が入ってくる。
「早いな。警察官かな?」
現場にあったスマホは、てきとうに全部置いて。僕は台詞を吐く。
「まあ、かんべんしたまえ。ぼくは少し。きみ達ををいじめすぎたかもしれないね」
次の瞬間。彼らは黒い影に飲まれ、完全に消滅した。
「さて、逃げよう」
カッコを付けている間にすぐ近くまで人が近付いてきている。
僕は窓から、隣の屋根に乗り、逃亡する。
くるっと回り込み、明智君の横へとたどり着く。
「君は?」
やはり警官。そして、いつの間にか増えた僕に、警官が聞いてくる。
「女の子が逃げた後。あいつらが、追いかけだしたので、そいつらを追いかけていました」
「そうか、それでどっちへ」
「あっちです。ただ、悲しいことに。僕の足が壊滅的に遅いので、すぐ振り切られました」
「分かった」
説明していると、上からもう一人降りてきた。
手には、スマホやロープ等。
「スマホを忘れていくとは、なかなか良い奴らだ。被害者と話しもしよう。君。おや? 増えたな。君達も少し話を聞きたい」
「「はい」」
そして、僕たちは連行された。
いやこの後、大変だったのだよ。なあ明智君。
地球と月との、わずか半分程度。
20万キロの距離をかすめて、直径数キロと予測された彗星。氷のコアから何かを振りまき去っていった。
公転周期は、数万年だろうと予測された。
発見の遅れと、その距離の近さ。それのおかげで、大騒ぎとなったが、その後……。
予測もしなかった事態が、静かに起こり始める。
地球の生態系に、変化が起こる。
虫は積極的に動物を襲い。
動物は、その形を短期間で変化をさせ、さらに大型化をして人々の脅威となっていく。
当然。海中も同じ。
そんな混乱が始まったとき、人間の変異も始まっていく。
そんなことが起こる。さらに二年前。
僕は、総。
当時。小学校5年生。
今。女の子に踏まれて、足の下。
それも、幼馴染みの不破一美の足の下。
ああ当然。靴下なんてぬるくなく。
上履きも履いている。
彼女は、昔っから空手をやっており。
僕がいじめられると、いつも助けてくれる。
そして、僕のことを心配し。
いじめっ子を蹴散らした後。
容赦なく。いじめられた罰を、僕にくれる。
反省しなさいと。強くなりなさいと。
彼女は、肩までの黒髪をなびかせ、親からの希望。
精一杯の女の子らしさを体現するため。いつもワンピース。
そんな格好で、僕を踏んでいるから。
裾から中身を、いつも僕に見せながら、踏んづけていた。
そのため僕は、必死に仰向けになり、罰を受ける。
そんな彼女は、初恋の相手。
それは甘酸っぱい記憶。
そして、現在。
「あーだるい。夏休みだって言うのに。俺たちはどうして学校に来ているんだ?」
「明智君。それはだね。僕は自身のポカだが、君はテストと言われる。小規模な発行物の内容に対して、それを些末なものと考え、理解を示さなかった。それでだね。……」
そこまで言ったら、割り込んで来やがった。
「江戸川乱歩じゃ無く、金田一耕助の方がいいよ俺。あれだろ。じっちゃんの名にかけて……」
「言うと思ったけど、それ違う。そうだな。あれは教師の単なるこけおどしであったのだろうか。そうは思わぬ。あそこにああして逆さまに、我らの名前をつるしていったということに、なにかしら、深い意味があるのではあるまいか。という感じだが。示されている名は、補講者リスト。リストと言いながら、どうして俺と、おまえだけなんだ?」
「なんだそりゃ。『犬神家の一族』の一説か? まあ、俺は実力。おまえは、季節ハズレな感染症にかかって、オールで試験をすっ飛ばしたからだろ。追試はなんだったっけ?」
「感染症は、季節など関係ない。追試の時も、復活できなかったんだよ。前は予備日があったのに」
暑い教室で、うだうだ言っている相手は、明智継義(あけちつぎよし)。間違いなく、明智君なのだが、本人は歴史もミステリーも嫌いらしい。そして、俺は斉藤総(さとし)。明智と斉藤がいるのに。残念ながら、うちのクラスには織田とかがいない。
有名そうな名字。
だが、こう見えて俺たちは、高校2年生としては、中肉中背で没個性あふれた、立派なモブキャラだ。
あーでも。明智君は、光るものがある。
街角で、躊躇無く好みの子に声を掛け、よしんば上手くいっても。
確実に3日で振られるという特技がある。
普通のモブには絶対無理だ。
その点俺は、完璧だ。
小学校から片思いで、中学受験で別の学校へ行ったから、疎遠になった幼馴染みがいる。
皆からは、そういうのは、単なる顔見知りと言うんだと、指摘される。
だが、良いだろ別に。
まあそれを。何もせず。
高校2年まで、引きずっているのは、単にきもい奴らしい。
「ああ。よし。できた。先生もだるいからって、小テスト置いて帰るって、どうなんだ」
「馬鹿だな。出席の確認と、学校で時間を使って勉強しましたという。実績が作れる」
そう言いながら、教室の窓を閉め。戸締まりをする。
「違いない。あと2日か」
「窓を閉めたから、暑い。早く帰ろうぜ」
教室から出て、鍵も閉める。
そして、職員室。
「ちわーす。明智と斉藤です。終わりました」
「おう出来たか。見るから、まだ帰るな。うん。斉藤は良い。明智直せ。なんで、熱を発生しながら進む反応。どうして感染症なんだよ。生物じゃ無い。化学だ。直せ」
あーさっきの会話の時。そんなところをやっていたのか。
明智の修正が終るまで、職員室の窓から外をぼーっと眺める。
夏服は良いなあ。汗をかき。うっすらと透過したシャツ。後ろ姿が神々しい。
ベージュと、黒か。
見ていると、1年生かな。ヤンキーぽい奴ら3人が、ベージュ。いや、女の子2人の後ろを、こそこそと追いかけている。
「おい。明智君。まだか?」
「お待たせ、酸化反応で良いのですよね」
「おう。寄り道せずに帰れよ」
「はーい。お先に失礼します」
学校を出て、帰り道とは違う。河原の方へ向かう。
「どうしたんだ」
「さっき、1年かな。女の子2人の後ろを、男3人が追いかけて行ったんだよ」
「そりゃ。どっちがいいかな」
「悩むな! 女の子を助けて、仲良くなる。当然、食われる前に」
「おまえ。熱が出てから、過激になったな」
「まあ。斉藤だからな。斎藤道三の血が、1万分の1くらいは、入っているかもしれない」
しばらく追いかけたが。追いつけない。
女の子には、不幸だが。諦めるか。
だいたい、そう考えると。
「うーん。近くで、悲鳴が少々。どっちだ?」
最近。空き家が多いからな。
俺は、こそっと意識を広げる。
「明智君。多分この中だ。踏み込んで、バシバシに写真を撮って。ひるんだ隙に、女の子を助ける。女の子中心じゃ無く。男の顔を中心に撮れよ」
「セットアップ」
そう言いながら、PM2.5対応マスクを装着。
明智君と視線を交わし、準備の確認と思ったら。何を勘違いをしたのか。いきなり奴は走って行き。躊躇無く、家に突っ込んでいく。
なんという。呼吸が合わない奴。
スマホで、カメラを構えながら、逃げ出そうとする女の子をフォローする。
後ろ手で、ガムテかよ。
追いかけてきた、男達の足を軽く引っかけ、転がす。
女の子一人目を、逃がしつつ二人目。
高2の健康男子には目に毒な、素敵な巾着ができあがりそうだったが、拘束を外す。泣いて驚いている子に、逃げるように促す。
明智に、彼女たちの荷物を持たせて、先に行かせる。
一人が、また懲りずに、追いかけようとする。
しつこいそいつを、とりあえず転がす。
あわてて、追いかけようとしているせいか、足を掛けるだけで簡単に転がる。
「いい加減にしろや。ゴラァ」
何か叫んでいるが、意識を広げ、明智君達が逃げたことを確認。
そう。補講の原因となった、この前の熱。
前日に、ぽてぽてと歩いていた僕の前へ。ビルから人が降ってくると言う。おかしな現象が起こった。
その時。天から掲示というか、殺人ポイントみたいなものが、なぜか僕に入った。
それから、二週間。
僕の体は作り替えられて、強化された。
精神的にも。
何かを殺すと、実際はポイントでは無く。よく分からないエネルギーが、体へと取り込まれる。
自分と同等か、上位のものを殺せば。きっとボーナスでも入るのだろう。一気に力が入る。
軽くぶん殴る。
さっき怒鳴った奴の首が、あっち向いてほいをする。
そのまま他の奴らも、殴り。そして、蹴るたびに、ヤンキー達は、パキパキと音を立てながら。壊れていく。実に簡単に。
彼らが用意した道具を見つける。
ガムテープに、ロープ。はさみ。カッター。釘?。まあ良い。
おっといけない。
広げた意識の端に、人が入ってくる。
「早いな。警察官かな?」
現場にあったスマホは、てきとうに全部置いて。僕は台詞を吐く。
「まあ、かんべんしたまえ。ぼくは少し。きみ達ををいじめすぎたかもしれないね」
次の瞬間。彼らは黒い影に飲まれ、完全に消滅した。
「さて、逃げよう」
カッコを付けている間にすぐ近くまで人が近付いてきている。
僕は窓から、隣の屋根に乗り、逃亡する。
くるっと回り込み、明智君の横へとたどり着く。
「君は?」
やはり警官。そして、いつの間にか増えた僕に、警官が聞いてくる。
「女の子が逃げた後。あいつらが、追いかけだしたので、そいつらを追いかけていました」
「そうか、それでどっちへ」
「あっちです。ただ、悲しいことに。僕の足が壊滅的に遅いので、すぐ振り切られました」
「分かった」
説明していると、上からもう一人降りてきた。
手には、スマホやロープ等。
「スマホを忘れていくとは、なかなか良い奴らだ。被害者と話しもしよう。君。おや? 増えたな。君達も少し話を聞きたい」
「「はい」」
そして、僕たちは連行された。
いやこの後、大変だったのだよ。なあ明智君。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
最初から最強ぼっちの俺は英雄になります
総長ヒューガ
ファンタジー
いつも通りに一人ぼっちでゲームをしていた、そして疲れて寝ていたら、人々の驚きの声が聞こえた、目を開けてみるとそこにはゲームの世界だった、これから待ち受ける敵にも勝たないといけない、予想外の敵にも勝たないといけないぼっちはゲーム内の英雄になれるのか!
兄貴のお嫁さんは異世界のセクシー・エルフ! 巨乳の兄嫁にひと目惚れ!!
オズ研究所《横須賀ストーリー紅白へ》
ファンタジー
夏休み前、友朗は祖父の屋敷の留守を預かっていた。
その屋敷に兄貴と共に兄嫁が現れた。シェリーと言う名の巨乳の美少女エルフだった。
友朗はシェリーにひと目惚れしたが、もちろん兄嫁だ。好きだと告白する事は出来ない。
兄貴とシェリーが仲良くしているのを見ると友朗は嫉妬心が芽生えた。
そして兄貴が事故に遭い、両足を骨折し入院してしまった。
当分の間、友朗はセクシー・エルフのシェリーとふたりっきりで暮らすことになった。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる