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第2章 新しい世界と新しい生活
第17話 新生活
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最悪の状況から始まったこの数日。
気を失って、気が付けば世界は無茶苦茶。
俺の体も、無茶? いや良い感じに魔改造されて、通訳という食いっぱぐれのなさそうなお仕事就任と重要人物の教育係。
会社はなくなってしまっていたが、速攻で仕事も決まった。
万々歳だよ。
……多分話だけならな。
今、俺の部屋では、俺以外全員裸で立っている。
まこととテレーザ。それに加えてフィオリーナお嬢様。
そして部屋のドアの外では、騒がしいから家宰さんであるアルチバルド・デル・コルヴォとテレーザの兄カリストがにらみ合っているのだろう。
時は少し戻る。
重要と思える関係者を、ホームステイさせろと言われて、打算もあり引き受けた。
だが考えれば、まことに加えてお嬢様やら家宰、御付きのメイドさんが二人。それプラス兄のカリスト。
俺の部屋では、どう考えても手狭となり、まことのお母さんに許可取りに行った。
帰ってきて、そこで部屋分けとなったが、お母さんの帰ってきた時に困るし、生活用品を捨てるのはまことも困る。そのため美濃家のお父さんの趣味の部屋兼書斎を片付けて、まことの部屋へと荷物を詰め込んだ。まことは、ベッドをなぜか俺の部屋へと持ち込んだ。
それで、お父さんの書斎をメイドさんたち2人が使い、家のベッドルームをお嬢様とまことが使い、元カノ。奴が放って行った荷物を、何とかかたずけて家宰さんとカリストさんに二人で使ってもらうつもりだった。
ところがだ、まことが
「お母さんによろしくしてと頼まれたでしょ。それにベッドも入れた。だから私も真司さんと、この部屋がいい」
そんなことを言って、駄々をこね始めた。
その声を聞きつけ、お嬢様がだな、
〔父と母を亡くし傷心の私。この世界で頼れるのはあなた様のみ。国の偉い方にも頼まれたのでしょう? わたくしも貴族の娘として、色々とベッドでの振る舞いも教わっております〕
そんなことを言い出した。
そこへさらに、テレーザがやって来る。
〔私も女神さまより、あなた様に使えなさいと言われております〕
などと言う。
そこで、三つ巴で三竦み。
これで場が、止まったと思えば、お嬢様が
〔まだ、15の生娘とはいえ、容姿。体には自信があります〕
そう言って、ドレスを一気に脱いでしまった。
今着ているのは、元着ていたような脱ぎ着を一人でできないようなごついドレスではなく、既成物。それでなぜか、下着をつけていない。
それを見て、一つもためらわずテレーザも脱ぐ。
テレーザは13歳だそうだ。
いや、そんなことはどうでもいいが、言葉もわからないだろうに、
「私も、真司さんには全部見せたから平気よ」
そう言ってまことも参戦。
うん。絶景だが、全員未成年。
事案発生。
こんなバカなことで、逮捕されるのは嫌だ。
〔まあみんな、とりあえず服を着ろ。じゃないと話はしない。それに、おじょ〕
〔フィオリーナですわ。真司様〕
〔あー、フィオリーナとテレーザ、下着も付けなさい。物資の中にあったはずだ〕
「まことすまないが、2人に下着の着方を教えてあげてくれ」
そう言うと、えーという顔をするが
「頼むよ。見てのとおり、お前しか頼れる人間が居ない」
そう言うと、テレっとなって、
「任して」
そう言って、腰に手をあてふんぞり返る。
〔フィオリーナとテレーザ。下着の着方を、まことに習って着けなさい。君たちは子供でまだ何もわかっていない状態だろう。そんな子供は、悪いが恋愛? 伴侶の対象にはできない〕
そう言うと、しゅんとなり
〔そうですわね。あなた様に見合うよう、見識を広め修得すべきものは修めましょう〕
〔そうですね。お嬢様の言う通り。言葉すらまともにしゃべれませんし。日本語という真司様の母国語。それを習得して意思疎通をとれるのが基本。いつまでも真司様にご迷惑をかけるのは付き人として名折れですね〕
先行きが不安だが、何とか収まったようだ。
二人がドレスを着て、まことがドアを開けると、いまにも飛び込んで来そうなカリストと、それを抑える家宰さんが居た。
〔締め切った部屋で、何をしていたぁ〕
カリストが、鬼の形相で俺に聞いて来る。
〔二人が、まともに服を着れていないので、それの指摘と今後の勉強についての話かな?〕
〔服? 服なら着ているではないか?〕
〔どうやら、カリストは知らないようだな。このドレスの下に着るものがあるのですよ〕
そう言うと、カリストは少し圧が下がった。
この二人。話を聞くと、ずいぶん前に両親が亡くなり、兄弟二人で暮らしてきたようだ。妹が大事なのだと思うが、多少行き過ぎな感じがするな。
「まこと。サイズが分からないから全部持ってきて」
「いえ。お願するときに、サイズは測りました。ちょっとムッとしますけど、こっちがフィオリーナで。こっちのかわいいのがテレーザですね」
そう言って、ブラを両手で振り回す。
「やめんか。それじゃあ頼むよ」
そう言って、部屋を出る。
〔通訳が居ないと、まことでは言葉が通じませんわ〕
そう来たか。
〔言葉が通じなくても着れるから大丈夫〕
そう言って、手を振って出てくる。
〔なんだ? カリストは、女性の着替えを覗きたいのか?〕
〔いっいや違う〕
そう言って、場を離れる。
少しすると、きちんと着たのか、部屋から出てきた。
〔どうでしょうか?〕
お嬢さんが、そう言ってポーズをとる。
寄せて上げたのか、よくわからんが、つけた方がやはり体のラインがよくなるようだ。
〔やはりちゃんと下着をつけた方が、きれいでいい感じの体形になるな〕
誉め言葉になったのかよくわからないが、俺がそう言うとまんざらでもなさそうだ。
〔テレーザもかわいいよ〕
そう言うと、自分で胸が増えたのが不思議なのか、ニマニマしながら胸を持ち上げている。
「テレーザはどうしたんだ?」
まことに聞くと、
「あのサイズでも、きちっと寄せると胸ができて、本人もびっくりしたみたいよ。栄養状態があまり良くなかったから、これから多分増えそう。私も負けないようにしないと。真司に揉んでもらおう」
そんな不穏な言葉を言い残し、服を分けるために3人が寝室の方へと向かって言った。
気を失って、気が付けば世界は無茶苦茶。
俺の体も、無茶? いや良い感じに魔改造されて、通訳という食いっぱぐれのなさそうなお仕事就任と重要人物の教育係。
会社はなくなってしまっていたが、速攻で仕事も決まった。
万々歳だよ。
……多分話だけならな。
今、俺の部屋では、俺以外全員裸で立っている。
まこととテレーザ。それに加えてフィオリーナお嬢様。
そして部屋のドアの外では、騒がしいから家宰さんであるアルチバルド・デル・コルヴォとテレーザの兄カリストがにらみ合っているのだろう。
時は少し戻る。
重要と思える関係者を、ホームステイさせろと言われて、打算もあり引き受けた。
だが考えれば、まことに加えてお嬢様やら家宰、御付きのメイドさんが二人。それプラス兄のカリスト。
俺の部屋では、どう考えても手狭となり、まことのお母さんに許可取りに行った。
帰ってきて、そこで部屋分けとなったが、お母さんの帰ってきた時に困るし、生活用品を捨てるのはまことも困る。そのため美濃家のお父さんの趣味の部屋兼書斎を片付けて、まことの部屋へと荷物を詰め込んだ。まことは、ベッドをなぜか俺の部屋へと持ち込んだ。
それで、お父さんの書斎をメイドさんたち2人が使い、家のベッドルームをお嬢様とまことが使い、元カノ。奴が放って行った荷物を、何とかかたずけて家宰さんとカリストさんに二人で使ってもらうつもりだった。
ところがだ、まことが
「お母さんによろしくしてと頼まれたでしょ。それにベッドも入れた。だから私も真司さんと、この部屋がいい」
そんなことを言って、駄々をこね始めた。
その声を聞きつけ、お嬢様がだな、
〔父と母を亡くし傷心の私。この世界で頼れるのはあなた様のみ。国の偉い方にも頼まれたのでしょう? わたくしも貴族の娘として、色々とベッドでの振る舞いも教わっております〕
そんなことを言い出した。
そこへさらに、テレーザがやって来る。
〔私も女神さまより、あなた様に使えなさいと言われております〕
などと言う。
そこで、三つ巴で三竦み。
これで場が、止まったと思えば、お嬢様が
〔まだ、15の生娘とはいえ、容姿。体には自信があります〕
そう言って、ドレスを一気に脱いでしまった。
今着ているのは、元着ていたような脱ぎ着を一人でできないようなごついドレスではなく、既成物。それでなぜか、下着をつけていない。
それを見て、一つもためらわずテレーザも脱ぐ。
テレーザは13歳だそうだ。
いや、そんなことはどうでもいいが、言葉もわからないだろうに、
「私も、真司さんには全部見せたから平気よ」
そう言ってまことも参戦。
うん。絶景だが、全員未成年。
事案発生。
こんなバカなことで、逮捕されるのは嫌だ。
〔まあみんな、とりあえず服を着ろ。じゃないと話はしない。それに、おじょ〕
〔フィオリーナですわ。真司様〕
〔あー、フィオリーナとテレーザ、下着も付けなさい。物資の中にあったはずだ〕
「まことすまないが、2人に下着の着方を教えてあげてくれ」
そう言うと、えーという顔をするが
「頼むよ。見てのとおり、お前しか頼れる人間が居ない」
そう言うと、テレっとなって、
「任して」
そう言って、腰に手をあてふんぞり返る。
〔フィオリーナとテレーザ。下着の着方を、まことに習って着けなさい。君たちは子供でまだ何もわかっていない状態だろう。そんな子供は、悪いが恋愛? 伴侶の対象にはできない〕
そう言うと、しゅんとなり
〔そうですわね。あなた様に見合うよう、見識を広め修得すべきものは修めましょう〕
〔そうですね。お嬢様の言う通り。言葉すらまともにしゃべれませんし。日本語という真司様の母国語。それを習得して意思疎通をとれるのが基本。いつまでも真司様にご迷惑をかけるのは付き人として名折れですね〕
先行きが不安だが、何とか収まったようだ。
二人がドレスを着て、まことがドアを開けると、いまにも飛び込んで来そうなカリストと、それを抑える家宰さんが居た。
〔締め切った部屋で、何をしていたぁ〕
カリストが、鬼の形相で俺に聞いて来る。
〔二人が、まともに服を着れていないので、それの指摘と今後の勉強についての話かな?〕
〔服? 服なら着ているではないか?〕
〔どうやら、カリストは知らないようだな。このドレスの下に着るものがあるのですよ〕
そう言うと、カリストは少し圧が下がった。
この二人。話を聞くと、ずいぶん前に両親が亡くなり、兄弟二人で暮らしてきたようだ。妹が大事なのだと思うが、多少行き過ぎな感じがするな。
「まこと。サイズが分からないから全部持ってきて」
「いえ。お願するときに、サイズは測りました。ちょっとムッとしますけど、こっちがフィオリーナで。こっちのかわいいのがテレーザですね」
そう言って、ブラを両手で振り回す。
「やめんか。それじゃあ頼むよ」
そう言って、部屋を出る。
〔通訳が居ないと、まことでは言葉が通じませんわ〕
そう来たか。
〔言葉が通じなくても着れるから大丈夫〕
そう言って、手を振って出てくる。
〔なんだ? カリストは、女性の着替えを覗きたいのか?〕
〔いっいや違う〕
そう言って、場を離れる。
少しすると、きちんと着たのか、部屋から出てきた。
〔どうでしょうか?〕
お嬢さんが、そう言ってポーズをとる。
寄せて上げたのか、よくわからんが、つけた方がやはり体のラインがよくなるようだ。
〔やはりちゃんと下着をつけた方が、きれいでいい感じの体形になるな〕
誉め言葉になったのかよくわからないが、俺がそう言うとまんざらでもなさそうだ。
〔テレーザもかわいいよ〕
そう言うと、自分で胸が増えたのが不思議なのか、ニマニマしながら胸を持ち上げている。
「テレーザはどうしたんだ?」
まことに聞くと、
「あのサイズでも、きちっと寄せると胸ができて、本人もびっくりしたみたいよ。栄養状態があまり良くなかったから、これから多分増えそう。私も負けないようにしないと。真司に揉んでもらおう」
そんな不穏な言葉を言い残し、服を分けるために3人が寝室の方へと向かって言った。
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