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第3章 エルレラ大陸
第25話 解決そして霊峰へ
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「きっちり記憶を失った、アーベルさんに説明をいたしますと、このお二人。今のあなたの奥さんクリステさんとその娘エリカちゃんです。私はたまたま宿泊をしている冒険者アシュアスと、うちのチーム」
「リーポスだ」
「フィアです」
「アミルです」
「クノープだ」
一応手を上げながら名前を言う。
「以上がメンバーです。あなたは、三年前」
「四年だ」
女将さんから突っ込まれる。
「―― 四年前、シーサーペントに食われた。ところがどっこい死ぬことなく、クリステさんに助けられた。そして、お子さんであるエリカちゃんが生まれた。そして、たまたま生きているところを見つけて、話し合いに行った後、またシーサーペントに食われ、クリステさんとの生活を忘れ元の生活を思いだした。今ここです。理解しましたね」
本人はそう言われても、首をひねっているが話を進める。
「そして、何事も無かったかの様に、元のポジションに収まりましたが、そうはいけません。この四年の生活があります。まだエリカちゃんは小さいですし、漁をして魚をおろしているお店もいます。冷却系の魔法は使えますか?」
「俺が魔法? そんなもの…… 出来るじゃねえか。何でだ」
「特訓をしたそうです。滝に打たれ、座縁を組み…… まあ魔法の修行としては、大きな間違いですが、なぜか使えるようになったそうです。ラッキーですね。さてと、今現状、あなたは死んだものと思い。辛いお気持ちを克服し、新しい生活を始めた、女将さん。マリベルさんと娘さんであるルネさんにとって、その決意と苦労をすべて無駄にする存在があなたであり、あなたを必要としている、クリステさんとエリカちゃんを忘れている極悪人があなたです」
そう言って、びしぃと指をさす。
本人は、目を白黒。
「だが、そうだとしても、俺は思い出せねえ」
そう言うと、クリステさんの頬に涙が伝う。
きっと心情では仕方ないと思いつつも、ひどい人だと思っているだろう。
そう思っていたら、リーポスも思ったようだ。
「ひどい人よね。良いわ。クノープ殺っておしまい」
そう言って、クノープをけしかける。
「ええ、何で俺? でも殺っちゃうと、それはそれでクリステさんが困るだろう。子育てと、合間の干物作り以外、何も出来ないんだろ」
矛先が変わり、図星なのか、はうっと言う感じで、クリステさんが胸を押さえる。
「すみません。マリベルさんは苦労して、ルネちゃんを育てたのに。その間私は、この人におんぶ抱っこで……」
「そうですね」
本人が言っているから、肯定をしておこう。
「はうっ」
何かクリティカルな、ものが入ったようだ。
伝っていた涙が、土砂降りになった。
「そこで、周りから見ている者としては、アーベルさんは漁師をして、女将さんはイカ料理とクリステさんはイカも干物を作る。そうやってここで暮らせば、一件落着ですね。後は本人達の心情次第」
「私はかまわないよ」
「いよ、おかみさん太っ腹」
何処で覚えたのか、クノープが変なかけ声をする。
「太っ腹?」
「ああ、習ったところによると、剛気だとかそういう意味だそうですよ。見た目じゃなく」
「そうかい。それなら良いが、この人が死んだと思って、少し緩んじまったかもねえ」
少ししんみりしていると、そっと手が上がる。
「私も出来ればここに置いていただけると、そのお家も立派ですし。本当に生活能力が無くて。イカの干物も美味しいですよ。私得意です」
何とか話が収まったようだ。
大人達がそんなことを話していると、すでにルネちゃんとエリカちゃんは仲良くなったようだ。
「そうだ。精霊の住む森のことを、知りませんか?」
「精霊? 霊峰があってそこには精霊が住んでいるって聞いたけどね」
「遠いんですか?」
「まあ、街道沿いに行って、途中から山に向けていく道が出る。霊峰の下には立派な教会が建っているからすぐ分かるよ。霊峰の名前はクーマノコードというんだ」
「へー。行って見よう」
それから数日して、干物を旅の保存食として貰った。
各自が小分けして持っているが、油紙を通しても結構匂う気がする。
街道の途中から、匂いにひかれて、狼系のモンスターや獣人がやって来る。
「よー。兄ちゃんいい匂いさせているな。売ってくれよ」
そう言われるのだ。
店の場所を教えて別れる。
そんな事を幾度かして、参拝街道と言う道を、山に向けて進んでいく。
なぜか、周りには、フードをかぶった人たちが増えて来始める。
どうやらその装束が、参拝の決まりらしく、それを着ていないと止められることがある様だ。
ペラペラなのに金貨一枚。
だが、霊峰に近くなると、もっと値上がりをするようだ。
原材料の都合で、縫製をしているところが近く、まだ安いのだそうだ。
軽くて強く、蒸れないらしい。
エルーカフィラムという、虫の出す糸を紡いだ物だそうだ。
そして、それのおかげか、問題なく教会に入り、奥の院へと向かう。
そこには、蛾の群れが飛んでいた。
エルーカフィラムの成虫。
鱗粉を吸い込むと毒なので、この装束が必要だったようだ。
そうして、一応拝んで。
さらに奥へと進む。
ある程度行くと、森の植生が変わって、エルーカフィラムもいなくなった。
そして声が聞こえる。
「なんだ、同種のものから、加護を貰っておるのか」
うん山だから。フェンリルが出たよ。
よだれを垂らして。
「リーポスだ」
「フィアです」
「アミルです」
「クノープだ」
一応手を上げながら名前を言う。
「以上がメンバーです。あなたは、三年前」
「四年だ」
女将さんから突っ込まれる。
「―― 四年前、シーサーペントに食われた。ところがどっこい死ぬことなく、クリステさんに助けられた。そして、お子さんであるエリカちゃんが生まれた。そして、たまたま生きているところを見つけて、話し合いに行った後、またシーサーペントに食われ、クリステさんとの生活を忘れ元の生活を思いだした。今ここです。理解しましたね」
本人はそう言われても、首をひねっているが話を進める。
「そして、何事も無かったかの様に、元のポジションに収まりましたが、そうはいけません。この四年の生活があります。まだエリカちゃんは小さいですし、漁をして魚をおろしているお店もいます。冷却系の魔法は使えますか?」
「俺が魔法? そんなもの…… 出来るじゃねえか。何でだ」
「特訓をしたそうです。滝に打たれ、座縁を組み…… まあ魔法の修行としては、大きな間違いですが、なぜか使えるようになったそうです。ラッキーですね。さてと、今現状、あなたは死んだものと思い。辛いお気持ちを克服し、新しい生活を始めた、女将さん。マリベルさんと娘さんであるルネさんにとって、その決意と苦労をすべて無駄にする存在があなたであり、あなたを必要としている、クリステさんとエリカちゃんを忘れている極悪人があなたです」
そう言って、びしぃと指をさす。
本人は、目を白黒。
「だが、そうだとしても、俺は思い出せねえ」
そう言うと、クリステさんの頬に涙が伝う。
きっと心情では仕方ないと思いつつも、ひどい人だと思っているだろう。
そう思っていたら、リーポスも思ったようだ。
「ひどい人よね。良いわ。クノープ殺っておしまい」
そう言って、クノープをけしかける。
「ええ、何で俺? でも殺っちゃうと、それはそれでクリステさんが困るだろう。子育てと、合間の干物作り以外、何も出来ないんだろ」
矛先が変わり、図星なのか、はうっと言う感じで、クリステさんが胸を押さえる。
「すみません。マリベルさんは苦労して、ルネちゃんを育てたのに。その間私は、この人におんぶ抱っこで……」
「そうですね」
本人が言っているから、肯定をしておこう。
「はうっ」
何かクリティカルな、ものが入ったようだ。
伝っていた涙が、土砂降りになった。
「そこで、周りから見ている者としては、アーベルさんは漁師をして、女将さんはイカ料理とクリステさんはイカも干物を作る。そうやってここで暮らせば、一件落着ですね。後は本人達の心情次第」
「私はかまわないよ」
「いよ、おかみさん太っ腹」
何処で覚えたのか、クノープが変なかけ声をする。
「太っ腹?」
「ああ、習ったところによると、剛気だとかそういう意味だそうですよ。見た目じゃなく」
「そうかい。それなら良いが、この人が死んだと思って、少し緩んじまったかもねえ」
少ししんみりしていると、そっと手が上がる。
「私も出来ればここに置いていただけると、そのお家も立派ですし。本当に生活能力が無くて。イカの干物も美味しいですよ。私得意です」
何とか話が収まったようだ。
大人達がそんなことを話していると、すでにルネちゃんとエリカちゃんは仲良くなったようだ。
「そうだ。精霊の住む森のことを、知りませんか?」
「精霊? 霊峰があってそこには精霊が住んでいるって聞いたけどね」
「遠いんですか?」
「まあ、街道沿いに行って、途中から山に向けていく道が出る。霊峰の下には立派な教会が建っているからすぐ分かるよ。霊峰の名前はクーマノコードというんだ」
「へー。行って見よう」
それから数日して、干物を旅の保存食として貰った。
各自が小分けして持っているが、油紙を通しても結構匂う気がする。
街道の途中から、匂いにひかれて、狼系のモンスターや獣人がやって来る。
「よー。兄ちゃんいい匂いさせているな。売ってくれよ」
そう言われるのだ。
店の場所を教えて別れる。
そんな事を幾度かして、参拝街道と言う道を、山に向けて進んでいく。
なぜか、周りには、フードをかぶった人たちが増えて来始める。
どうやらその装束が、参拝の決まりらしく、それを着ていないと止められることがある様だ。
ペラペラなのに金貨一枚。
だが、霊峰に近くなると、もっと値上がりをするようだ。
原材料の都合で、縫製をしているところが近く、まだ安いのだそうだ。
軽くて強く、蒸れないらしい。
エルーカフィラムという、虫の出す糸を紡いだ物だそうだ。
そして、それのおかげか、問題なく教会に入り、奥の院へと向かう。
そこには、蛾の群れが飛んでいた。
エルーカフィラムの成虫。
鱗粉を吸い込むと毒なので、この装束が必要だったようだ。
そうして、一応拝んで。
さらに奥へと進む。
ある程度行くと、森の植生が変わって、エルーカフィラムもいなくなった。
そして声が聞こえる。
「なんだ、同種のものから、加護を貰っておるのか」
うん山だから。フェンリルが出たよ。
よだれを垂らして。
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