74 / 95
第五章 本当の戦い
第74話 日本からの接触
しおりを挟む
その男はアポもなく、突然やって来た。
手土産に、日本酒をぶら下げて。
「あーすまない。日本側の使者だが、王様に会わせていただきたい」
まず手順だが、儀礼的な決まり事を稲田 陽愛は何も知らせてこなかった。
過去の各国儀礼集を見ていたが、先触れを行い、その日程を調整と考えてはいたが、日本側の宿泊施設は全滅。
何せ、日本中で流通が止まっているのだ。
考えた末、こちら側へとやって来た。
こそっと書かれていた魔導具について調査を行いたい。
彼女が書いた、ヤバイ物保有。外国に知られる前に、新しい国と認めて日本とは違うとしておかないとまずいです。
そんな文言が、気にはなる。
だが彼女は、兵器にはあまり詳しくは無いはず。
どの程度のものを保有しているのか。
それと……
その日、命令が上から降ってきた。
「国野君、君武器とか好きだよね」
「はい? ええまあ」
その時、緊急時特別対外対策課、課長補佐国野 紡は、その時、思いっきりいやな予感はした。
喋っている課長が、妙に目をそらし、口角が右だけ上がった。
一般的に、片側の口角が上がるのは、軽蔑とか優越性の主張と言われている。
この状態で、なぜ?
「この報告にな、やばい武器を王国が有していると書いてあるだろう。有識者によると海外も電子デバイスが壊れて、強力な武器は運用は出来ないはずだと報告は来た。だが、王国は違う。聞けば魔導とか言う、全く未知な理屈で動いているらしい。それにな、彼女。どうやら魔法使いになったようだぞ。書かれてはいないが、筆圧痕にそんな記述があったようだ。『言うべきか言わざるべきか、この世界では、魔法が使える。私はすでにこちら側へ来てしまった。この事実は凡人には理解し得ないだろう。中世の迫害、そして魔女狩り…… やはり口を噤もう。』そんな感じで、まあ、読まそうと言う気が満々で、気がつかなければ別に良いかと言う感じだな」
そう言うと課長は、椅子に深く腰をかけ直して一呼吸おく。
「君、行ってきてくれ」
そう言い放つ。
やっぱりという感じだ。
「私がですか?」
「ああ、調査対象は先ほど言った、魔導武器。それと魔法についてだ」
「えー…… はい」
彼はそう言って、命令書を受け取る。
旅行命令。
『暫定名インセプトラ―王国に対する調査』
魔法の有無と、魔導兵器に対して詳細な調査を行うこと。
ついでに、正式な国名も。
「今日から出発で、無期限ですか?」
「交通インフラがないんだ、徒歩だと遠いぞ」
彼はそれを聞き、がっくりと肩を落とす。
徒歩ではなく、自転車にまたがり、背中のリュックにはインスタント食品や缶詰をぶち込み出発をした。
野を越え山を越え、そんな道中が意外と彼には嬉しかった。
元々サバイバルが好き。
彼は、寄り道をしながらも無事たどり着く。
だが、到着してみれば、ホテル関連は全滅。
再開予定は未定だ。
食材の調達や空調がすべて止まっているからだ。
日本が、いかに流通に頼っていたかが、うかがわれる。
だがその配達業は、過酷だと言う話もあり、こんな事が無くとも、近いうちに危機的状態になっていたのかもしれないが。
「コンビニも全滅だよなぁ。仕方が無い…… 行くか。向こう側は元々整備されたインフラがない国。こっちより、ましかも知れない」
そう言って彼は王都へと向かい、門番に捕まる。
「ここは、インセプトラ―王国王都カーブキーである。中へ入るなら入場料、銅貨五枚を払え」
ただまあ、それは折り込み済み。
「あーすまない。日本側の使者だが、王様に会わせていただきたい」
一応十円玉を五枚渡す。
「何、日本? 少し待て」
そう言うと門番は、脇にある詰め所に一度戻り、魔導通信機を持ちながら出てきた。
「貴殿、名前と所属は?」
「緊急時特別対外対策課、課長補佐国野 紡。先に稲田 陽愛という担当者が来ているはずだが?」
「イナーダ=ヒーメ。おお、今度奥方になったと言われる。少し待て、王城へ案内をする」
そうして意外とあっさりと、案内をされることになった。
だがその額に、赤い点がマークされていたことを彼は知らない。
そう、王宮から、そんな奴は知らんと言われた瞬間、彼の命はなかった。
中央の通りを結構な距離歩いたが、キョロキョロと町中を見学する。
レンガ作りを基本にして、木材を組み合わせている。
デンマークとか、北欧にあるような造りの建物が並ぶ。
その光景は、彼の気分を高揚させる。
公務で他国に行っても、ゆっくりと見ることなどはできない。
大抵目的地、それと、交通インフラの主要場所、駅とか空港のみ。
大昔はゆったりしていたそうだが、今ではコンプライアンスが厳しく、私的なことは何も出来ない。
ただ気がつく。
路上にいても、この城郭都市へ入った瞬間から涼しい?
「中が結構涼しいんだな」
「ああ、もう五年くらい前かな? そういう魔導具が開発されたんだ」
「魔導具が、へえっ」
予想と違う。魔導具恐るべし。
そんな事に驚く彼だが、王城でもっと驚く光景を目にする。
「イナーダ=ヒーメ様なら、今ちょうど訓練中でございます」
「では、やはり王様に会う前に、稲田…… イナーダ=ヒーメ様と会う、いやお会いするのが本筋でしょう。案内をお願いいたします」
そして、案内をされた中庭には、熱気が充満をしていた。
凶悪な、直径三メートルほどの火球が空中に浮かび、その色が赤系列から青へ色と変化をしながら、凶悪な熱を周りにまき散らす。
「さすが、天才と名高いイナーダ=ヒーメ様」
案内として付いてきた、ちょっと立派そうな装束の兵はご満悦だった。
「なんぞあれ?」
そう、言葉も出ないという状況。
稲田の横であわあわしているのは誰だろうか?
いつの間に、常温常圧で核融合が成功したのかと、彼はふと考えた。
兵からの声が届いたのか、火球が一瞬で消え彼女がこちらに向く。
彼を見た瞬間、ものすごく嫌そうな顔で……
手土産に、日本酒をぶら下げて。
「あーすまない。日本側の使者だが、王様に会わせていただきたい」
まず手順だが、儀礼的な決まり事を稲田 陽愛は何も知らせてこなかった。
過去の各国儀礼集を見ていたが、先触れを行い、その日程を調整と考えてはいたが、日本側の宿泊施設は全滅。
何せ、日本中で流通が止まっているのだ。
考えた末、こちら側へとやって来た。
こそっと書かれていた魔導具について調査を行いたい。
彼女が書いた、ヤバイ物保有。外国に知られる前に、新しい国と認めて日本とは違うとしておかないとまずいです。
そんな文言が、気にはなる。
だが彼女は、兵器にはあまり詳しくは無いはず。
どの程度のものを保有しているのか。
それと……
その日、命令が上から降ってきた。
「国野君、君武器とか好きだよね」
「はい? ええまあ」
その時、緊急時特別対外対策課、課長補佐国野 紡は、その時、思いっきりいやな予感はした。
喋っている課長が、妙に目をそらし、口角が右だけ上がった。
一般的に、片側の口角が上がるのは、軽蔑とか優越性の主張と言われている。
この状態で、なぜ?
「この報告にな、やばい武器を王国が有していると書いてあるだろう。有識者によると海外も電子デバイスが壊れて、強力な武器は運用は出来ないはずだと報告は来た。だが、王国は違う。聞けば魔導とか言う、全く未知な理屈で動いているらしい。それにな、彼女。どうやら魔法使いになったようだぞ。書かれてはいないが、筆圧痕にそんな記述があったようだ。『言うべきか言わざるべきか、この世界では、魔法が使える。私はすでにこちら側へ来てしまった。この事実は凡人には理解し得ないだろう。中世の迫害、そして魔女狩り…… やはり口を噤もう。』そんな感じで、まあ、読まそうと言う気が満々で、気がつかなければ別に良いかと言う感じだな」
そう言うと課長は、椅子に深く腰をかけ直して一呼吸おく。
「君、行ってきてくれ」
そう言い放つ。
やっぱりという感じだ。
「私がですか?」
「ああ、調査対象は先ほど言った、魔導武器。それと魔法についてだ」
「えー…… はい」
彼はそう言って、命令書を受け取る。
旅行命令。
『暫定名インセプトラ―王国に対する調査』
魔法の有無と、魔導兵器に対して詳細な調査を行うこと。
ついでに、正式な国名も。
「今日から出発で、無期限ですか?」
「交通インフラがないんだ、徒歩だと遠いぞ」
彼はそれを聞き、がっくりと肩を落とす。
徒歩ではなく、自転車にまたがり、背中のリュックにはインスタント食品や缶詰をぶち込み出発をした。
野を越え山を越え、そんな道中が意外と彼には嬉しかった。
元々サバイバルが好き。
彼は、寄り道をしながらも無事たどり着く。
だが、到着してみれば、ホテル関連は全滅。
再開予定は未定だ。
食材の調達や空調がすべて止まっているからだ。
日本が、いかに流通に頼っていたかが、うかがわれる。
だがその配達業は、過酷だと言う話もあり、こんな事が無くとも、近いうちに危機的状態になっていたのかもしれないが。
「コンビニも全滅だよなぁ。仕方が無い…… 行くか。向こう側は元々整備されたインフラがない国。こっちより、ましかも知れない」
そう言って彼は王都へと向かい、門番に捕まる。
「ここは、インセプトラ―王国王都カーブキーである。中へ入るなら入場料、銅貨五枚を払え」
ただまあ、それは折り込み済み。
「あーすまない。日本側の使者だが、王様に会わせていただきたい」
一応十円玉を五枚渡す。
「何、日本? 少し待て」
そう言うと門番は、脇にある詰め所に一度戻り、魔導通信機を持ちながら出てきた。
「貴殿、名前と所属は?」
「緊急時特別対外対策課、課長補佐国野 紡。先に稲田 陽愛という担当者が来ているはずだが?」
「イナーダ=ヒーメ。おお、今度奥方になったと言われる。少し待て、王城へ案内をする」
そうして意外とあっさりと、案内をされることになった。
だがその額に、赤い点がマークされていたことを彼は知らない。
そう、王宮から、そんな奴は知らんと言われた瞬間、彼の命はなかった。
中央の通りを結構な距離歩いたが、キョロキョロと町中を見学する。
レンガ作りを基本にして、木材を組み合わせている。
デンマークとか、北欧にあるような造りの建物が並ぶ。
その光景は、彼の気分を高揚させる。
公務で他国に行っても、ゆっくりと見ることなどはできない。
大抵目的地、それと、交通インフラの主要場所、駅とか空港のみ。
大昔はゆったりしていたそうだが、今ではコンプライアンスが厳しく、私的なことは何も出来ない。
ただ気がつく。
路上にいても、この城郭都市へ入った瞬間から涼しい?
「中が結構涼しいんだな」
「ああ、もう五年くらい前かな? そういう魔導具が開発されたんだ」
「魔導具が、へえっ」
予想と違う。魔導具恐るべし。
そんな事に驚く彼だが、王城でもっと驚く光景を目にする。
「イナーダ=ヒーメ様なら、今ちょうど訓練中でございます」
「では、やはり王様に会う前に、稲田…… イナーダ=ヒーメ様と会う、いやお会いするのが本筋でしょう。案内をお願いいたします」
そして、案内をされた中庭には、熱気が充満をしていた。
凶悪な、直径三メートルほどの火球が空中に浮かび、その色が赤系列から青へ色と変化をしながら、凶悪な熱を周りにまき散らす。
「さすが、天才と名高いイナーダ=ヒーメ様」
案内として付いてきた、ちょっと立派そうな装束の兵はご満悦だった。
「なんぞあれ?」
そう、言葉も出ないという状況。
稲田の横であわあわしているのは誰だろうか?
いつの間に、常温常圧で核融合が成功したのかと、彼はふと考えた。
兵からの声が届いたのか、火球が一瞬で消え彼女がこちらに向く。
彼を見た瞬間、ものすごく嫌そうな顔で……
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
本当の仲間ではないと勇者パーティから追放されたので、銀髪ケモミミ美少女と異世界でスローライフします。
なつめ猫
ファンタジー
田中一馬は、40歳のIT会社の社員として働いていた。
しかし、異世界ガルドランドに魔王を倒す勇者として召喚されてしまい容姿が17歳まで若返ってしまう。
探しにきた兵士に連れられ王城で、同郷の人間とパーティを組むことになる。
だが【勇者】の称号を持っていなかった一馬は、お荷物扱いにされてしまう。
――ただアイテムボックスのスキルを持っていた事もあり勇者パーティの荷物持ちでパーティに参加することになるが……。
Sランク冒険者となった事で、田中一馬は仲間に殺されかける。
Sランク冒険者に与えられるアイテムボックスの袋。
それを手に入れるまで田中一馬は利用されていたのだった。
失意の内に意識を失った一馬の脳裏に
――チュートリアルが完了しました。
と、いうシステムメッセージが流れる。
それは、田中一馬が40歳まで独身のまま人生の半分を注ぎこんで鍛え上げたアルドガルド・オンラインの最強セーブデータを手に入れた瞬間であった!

はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる