66 / 95
第四章 魔王と魔人
第66話 その時
しおりを挟む
「いよっし」
浄化は進み、かの敵はほぼ浄化できた。
外では、兵により魔王達が粉砕された。
その時、関係者の頭の中に声が降り注ぐ。
「条件を達成しました。ミッションコンプリート……」
「はっ? なんだこれ?」
そう、驚いたが、龍一達は一瞬で…… 気が付けばグランドへ戻って来ていた。
周りは、先日見た光景。
ただ、反省文のテントには先生がおらず、校舎から校長先生達がグラウンドへと出てくる。
「思ったより達成が早かったようだな」
そう、修学旅行が終わったようだ。
だが、生徒達の顔は暗い。
向こうで結婚をした者達なども居たのに、強制的な別れ。
「ふざけるな、元に戻してくれ」
そんな声が上がり、騒ぎとなる。
「案ずるな、直に相まみえよう。お前達は自身に不足している物が分かったはず。これから少しの間、精進するがいい」
校長達はそう言ってニコニコ顔。
だが、大多数の生徒は戻って来て、一週間もすれば元のように戻った。
実際のところは判らないが……
二年三組の連中が幾人か、向こうでの気持ちが抜けなかったのか、警察に捕まった。
そして、一部では、武器や兵法、化学、物理を狂ったように勉強をしだした集団が居た。
俺達もそうだ。
勉強嫌いだった澪までが、必死で勉強をしていた。
『実践サバイバル生活』
『砂糖の採取と磨き方』
『旦那様を虜にする、毎日の献立』
『旦那様を虜にする技、奥の奥まで』
『旦那様を虜にする……』
「なんだこれ?」
「みっ、見ないでよ」
そういって隠す、澪。
耳まで真っ赤だ。
まあなんだろう、結局こっちへ帰って来たのは一人だけだから、俺は独占されているが、それでも不安なのだろうか? そんなに浮気…… 浮気なのかね。政治的にノーと言えない婚儀と言うのは。
つい、おかしくなって、澪の頭をなでる。
「なによ」
この前帰ってきて、若くなった自分を鏡で見て、くるくる回っていたのだが。
校長のすぐ、と言う言葉も気に掛かるが、やれることをしよう。
―― そうして、早十年。
「なあ、楓真」
「ああっ?」
俺達は、営業の途中。
サボって…… いやコーヒーを飲んで休憩中。
金が欲しくて、高校卒業後大学へは行かず、学校の伝手がある会社へ入社。
澪は大学へ行ったが、遅れてうちの会社へ入ってきた。
するとだ…… 俺達は、あっという間に抜かれて、澪主任となった。
今度係長になるらしい。
「大学を出ないと、係長止まりって知っていたか?」
「いや、課長補佐まではいけるらしい。その上はマネージメント能力がうんたらかんたらで、大卒は必須と言われた」
うーんと悩む。
「通信制か夜間の大学へ行くか?」
「それも良いかもな」
二人とも、大学に行かなくとも、多方面の知識は付けた。
無論、大学レベルだ。
そんなある日、青空が割れた。
「パキッ」
そんな音が、世界中に鳴り響いた。
「なっ何だこりゃ?」
「ネットは?」
「死んでやがる。電源が切れた」
電離層外で現象が起こったせいなのか、 電磁パルス攻撃のように電子機器がすべて吹っ飛んだ。
「車も動かん。キャブのバイク。CDIは駄目だ、ポイント点火の奴を探せ」
そう言って走り回る。
CDIは点火タイミングを拾ってトランジスタで増幅。
昔のは、機械式ガバナとかディストリビューターという部品が付いていて、ケース内部ではT字の電極がクルクル回っていた。
「楓真あったか?」
「あったが、一人乗りだ」
ドドンと現れた楓真は、古いトラクターに乗っていた。
「乗れるさ」
そう言って飛び乗る。
なにも言わずとも、目指すは高校。
なんとなく、行かなきゃいけない気がして集まった。
「龍一」
呼び方は変わったが、澪もきた様だ。
「契約はしたの?」
この状態で、開口一番それかよ。
「したよ。書類は車の中だけどな」
だがそれは、使えるのか……
放電をしまくっている空に、地球のような星が見え始め、こちら側と向こう側、鏡を見ているような奇妙な感覚。
中間では絶好調に放電現象がバシバシ起こり、なんか虹が出たり色々してる。
「なんだありゃ、オーロラがでているぞ」
虹じゃなかった。オーロラだったのか。
そんな馬鹿なことを言っていて、ふと体に懐かしい感触。
魔法の元、魔素が体を巡り始める。
「おい、復活だ」
「そうだな」
楓真も魔力循環を行っているようだ。
そうして、その星から黒き何かが吹きだしてくる。
「ありゃあ」
俺達がぼけっとしていたら、周囲から浄化の光が立ちのぼる。
そうだよな。歴代、うちの学生は修学旅行をこなしていたんだ。
その時代時代に、猛者がいたはずだ。
どこかで、有名な剣の名が呼ばれている。
光の柱が立ち、浄化の光が届いた瞬間、ピカーと言う感じで、光が世界を包んだ。
その光が収まったとき、相手の星はなくなり、空のひび割れもなくなった。
だが、そのかわり、人工衛星だった物が落ちてきて火球となる。
そんなこんなで、大騒ぎの後、情報がないので分からないが、世界中に大陸だったり訳の分からない国だったり、建物が現れた。
そして、それと同時に怪異が発生。
死人が蘇り、モンスターが闊歩、情報が途切れた世界で、異常が起こると混乱が発生。
近代的システムは沈黙をして、旧来の物理現象を利用した物だけが動作をする。
古いバイクとか……
魔導具だったり。
「おい後輩、魔王と魔人を探しに行くぞ」
先輩方から声が掛かる。
向こう側の星でも、パニックが起こっていた。
だが、こちら側ほど困ってはいない。
「状況を確認をしろ」
調査のための早馬が飛び出していく。
「あの石造りの塔はなんだ、山よりも高いではないか」
「御父様、何があったのでしょうか?」
「彼らが消えて、五年の月日……」
あの日から、時の流れを含めて色々と変わっていたようだ。
浄化は進み、かの敵はほぼ浄化できた。
外では、兵により魔王達が粉砕された。
その時、関係者の頭の中に声が降り注ぐ。
「条件を達成しました。ミッションコンプリート……」
「はっ? なんだこれ?」
そう、驚いたが、龍一達は一瞬で…… 気が付けばグランドへ戻って来ていた。
周りは、先日見た光景。
ただ、反省文のテントには先生がおらず、校舎から校長先生達がグラウンドへと出てくる。
「思ったより達成が早かったようだな」
そう、修学旅行が終わったようだ。
だが、生徒達の顔は暗い。
向こうで結婚をした者達なども居たのに、強制的な別れ。
「ふざけるな、元に戻してくれ」
そんな声が上がり、騒ぎとなる。
「案ずるな、直に相まみえよう。お前達は自身に不足している物が分かったはず。これから少しの間、精進するがいい」
校長達はそう言ってニコニコ顔。
だが、大多数の生徒は戻って来て、一週間もすれば元のように戻った。
実際のところは判らないが……
二年三組の連中が幾人か、向こうでの気持ちが抜けなかったのか、警察に捕まった。
そして、一部では、武器や兵法、化学、物理を狂ったように勉強をしだした集団が居た。
俺達もそうだ。
勉強嫌いだった澪までが、必死で勉強をしていた。
『実践サバイバル生活』
『砂糖の採取と磨き方』
『旦那様を虜にする、毎日の献立』
『旦那様を虜にする技、奥の奥まで』
『旦那様を虜にする……』
「なんだこれ?」
「みっ、見ないでよ」
そういって隠す、澪。
耳まで真っ赤だ。
まあなんだろう、結局こっちへ帰って来たのは一人だけだから、俺は独占されているが、それでも不安なのだろうか? そんなに浮気…… 浮気なのかね。政治的にノーと言えない婚儀と言うのは。
つい、おかしくなって、澪の頭をなでる。
「なによ」
この前帰ってきて、若くなった自分を鏡で見て、くるくる回っていたのだが。
校長のすぐ、と言う言葉も気に掛かるが、やれることをしよう。
―― そうして、早十年。
「なあ、楓真」
「ああっ?」
俺達は、営業の途中。
サボって…… いやコーヒーを飲んで休憩中。
金が欲しくて、高校卒業後大学へは行かず、学校の伝手がある会社へ入社。
澪は大学へ行ったが、遅れてうちの会社へ入ってきた。
するとだ…… 俺達は、あっという間に抜かれて、澪主任となった。
今度係長になるらしい。
「大学を出ないと、係長止まりって知っていたか?」
「いや、課長補佐まではいけるらしい。その上はマネージメント能力がうんたらかんたらで、大卒は必須と言われた」
うーんと悩む。
「通信制か夜間の大学へ行くか?」
「それも良いかもな」
二人とも、大学に行かなくとも、多方面の知識は付けた。
無論、大学レベルだ。
そんなある日、青空が割れた。
「パキッ」
そんな音が、世界中に鳴り響いた。
「なっ何だこりゃ?」
「ネットは?」
「死んでやがる。電源が切れた」
電離層外で現象が起こったせいなのか、 電磁パルス攻撃のように電子機器がすべて吹っ飛んだ。
「車も動かん。キャブのバイク。CDIは駄目だ、ポイント点火の奴を探せ」
そう言って走り回る。
CDIは点火タイミングを拾ってトランジスタで増幅。
昔のは、機械式ガバナとかディストリビューターという部品が付いていて、ケース内部ではT字の電極がクルクル回っていた。
「楓真あったか?」
「あったが、一人乗りだ」
ドドンと現れた楓真は、古いトラクターに乗っていた。
「乗れるさ」
そう言って飛び乗る。
なにも言わずとも、目指すは高校。
なんとなく、行かなきゃいけない気がして集まった。
「龍一」
呼び方は変わったが、澪もきた様だ。
「契約はしたの?」
この状態で、開口一番それかよ。
「したよ。書類は車の中だけどな」
だがそれは、使えるのか……
放電をしまくっている空に、地球のような星が見え始め、こちら側と向こう側、鏡を見ているような奇妙な感覚。
中間では絶好調に放電現象がバシバシ起こり、なんか虹が出たり色々してる。
「なんだありゃ、オーロラがでているぞ」
虹じゃなかった。オーロラだったのか。
そんな馬鹿なことを言っていて、ふと体に懐かしい感触。
魔法の元、魔素が体を巡り始める。
「おい、復活だ」
「そうだな」
楓真も魔力循環を行っているようだ。
そうして、その星から黒き何かが吹きだしてくる。
「ありゃあ」
俺達がぼけっとしていたら、周囲から浄化の光が立ちのぼる。
そうだよな。歴代、うちの学生は修学旅行をこなしていたんだ。
その時代時代に、猛者がいたはずだ。
どこかで、有名な剣の名が呼ばれている。
光の柱が立ち、浄化の光が届いた瞬間、ピカーと言う感じで、光が世界を包んだ。
その光が収まったとき、相手の星はなくなり、空のひび割れもなくなった。
だが、そのかわり、人工衛星だった物が落ちてきて火球となる。
そんなこんなで、大騒ぎの後、情報がないので分からないが、世界中に大陸だったり訳の分からない国だったり、建物が現れた。
そして、それと同時に怪異が発生。
死人が蘇り、モンスターが闊歩、情報が途切れた世界で、異常が起こると混乱が発生。
近代的システムは沈黙をして、旧来の物理現象を利用した物だけが動作をする。
古いバイクとか……
魔導具だったり。
「おい後輩、魔王と魔人を探しに行くぞ」
先輩方から声が掛かる。
向こう側の星でも、パニックが起こっていた。
だが、こちら側ほど困ってはいない。
「状況を確認をしろ」
調査のための早馬が飛び出していく。
「あの石造りの塔はなんだ、山よりも高いではないか」
「御父様、何があったのでしょうか?」
「彼らが消えて、五年の月日……」
あの日から、時の流れを含めて色々と変わっていたようだ。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
本当の仲間ではないと勇者パーティから追放されたので、銀髪ケモミミ美少女と異世界でスローライフします。
なつめ猫
ファンタジー
田中一馬は、40歳のIT会社の社員として働いていた。
しかし、異世界ガルドランドに魔王を倒す勇者として召喚されてしまい容姿が17歳まで若返ってしまう。
探しにきた兵士に連れられ王城で、同郷の人間とパーティを組むことになる。
だが【勇者】の称号を持っていなかった一馬は、お荷物扱いにされてしまう。
――ただアイテムボックスのスキルを持っていた事もあり勇者パーティの荷物持ちでパーティに参加することになるが……。
Sランク冒険者となった事で、田中一馬は仲間に殺されかける。
Sランク冒険者に与えられるアイテムボックスの袋。
それを手に入れるまで田中一馬は利用されていたのだった。
失意の内に意識を失った一馬の脳裏に
――チュートリアルが完了しました。
と、いうシステムメッセージが流れる。
それは、田中一馬が40歳まで独身のまま人生の半分を注ぎこんで鍛え上げたアルドガルド・オンラインの最強セーブデータを手に入れた瞬間であった!

はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる