54 / 95
第三章 大陸統一
第54話 噂
しおりを挟む
遠く、チューカンノ王国はインセプトラ―王国への対応で、長らく協議をしていたが、まだ方向が決まらずにいた。
そこに降ってきた情報。
「件の王は、無手でドラゴンを倒す者なり」
その話しで、流石に会場内がザワつく。
「本当なのか?」
「王城の一角、王の寝所が破壊されたようでして、そこには一糸まとわぬ王が凜とした姿で立っていたと、その…… ナニのほうも凜として立っていて、ご立派だったとか……」
「なんと」
裸でドラゴンと向かい合い、逸物をおっ立て、退治をした。
「男なら、そんな恐怖の場面、虚勢を張っても、縮こまるのが普通。おっ立てていたと……」
そんな、奇妙の空気の中、第一王女コピーヌが叫ぶ。
「わたくしが、友誼のために、かの国へまいります」
だがそれを聞いて、王妃ツボーネが口を挟む。
「小娘には勿体ない…… あっいえ、おったち…… わたくしがまいりますわ、大事なお努めですもの、じっくりと味見を……」
横で聞いていた王から、突っ込みが入る。
「友好のために派遣を行うなら、どう転がっても良いように未婚の王族だろう、王妃であるツボーネよ、向こうへ行ってナニをするつもりじゃ?」
「ナニを? いえ、それは。交流のために、お茶とかお話とか? ほほっ」
笑ってごまかすが、周囲の目は冷たい。
「コピーヌ行ってくれるか、そしてどのような方なのか、正確な情報を送っておくれ」
「送って…… おくれ…… っはい。つっ。うふっ、うふふっ判りましたわ、御父様。ぷぷぷっ」
何かがツボったようだ、笑いが止まらなくなるお年頃であるコピーヌ。
その横で、つよく握り込んだ、王妃の拳に血が滲む。
王妃ツボーネ三七歳、色々と知り、丁度旺盛なお年頃のようだ。
ドラゴンの前でもおっ立つような上物……
娘になど、勿体ない……
相当に悔しかった。
数日後、親善の馬車が出発……
「えーと、御母様? なぜここに?」
「あなただけでは、不安ですからね。お相手は大陸の覇者、失敗をすると国が潰されます」
扇子を口元に当て凜としているが、口元がうへうへと緩んでいる。
その二日後……
「なに? 王妃が?」
「はい城中を探しましたが、どこにもお姿がありません」
「どこへ行った? まさかな……」
夫婦なのだが、以外と希薄な関係性。
側室は毎日会っているのに。
側室ヒーショオーは、三二歳で優しく穏やか、一緒にいて気楽である。
王妃のほうは、元々公爵家の人間で気位が高く我が儘である。
それが理由で、あまり手を触れぬまま、子どもが出来ないことを理由に側室を娶った。王妃もかわいそうな身の上ではある。
時は少し戻る。
大騒ぎをしたドラゴンだが、庭で真っ裸のまま気を失っていた。
落ちたときに、打ち所が悪かったのか、意識が無い。
人に見られないうちに、毛布を掛けて、回収。
「っまあ、初めての体験でしたし、あのような粗相はもういたしません」
なぜか、言い訳は流暢に普通に喋るナーガ。
だがそれは、龍一の前だけ。
他の人間には、やはり変な武士言葉をしゃべる。
「あなたね、いい加減にしなさいよ。龍一を独り占めをしたあげく、あんな騒動を起こして」
澪はまだ、結愛の後ろから叫んでいる。
「そうですわ、いい加減順番が回ってこないのに」
こそっと、オフィレディヌも参戦。
「で、あるか?」
そう言って、腕を組み憮然とした態度。
槍を持ちだして、『敦盛』辺りを舞い踊りそうだ。
「オフィ、何か文句でも?」
澪は、睨み付ける。
だが体はまだ、結愛の後ろ。
結愛は、意外とは虫類が得意である。
子どもの頃、動物園のガラスに張り付き、某魔法使いの少年のように話しかけた記憶がある。
は虫類は、はまる人はハマるようで、超絶美人で、嬉しそうに蛇にネズミを与えている人を見たことがある。
「かわいいでしょ、一生懸命食べるの。えっネズミ? あれがかわいいのは、クマと同じでアニメだけの話でしょ。森の中で出会ったら逃げるわ」
そう言って、冷たい肌を嬉しそうにすべすべしていた。
私は、知り合い以上になりたくない。
それはさておき……
「いえ、問題ありません。お姉様」
奇妙な力関係が、場を支配する。
そうして着々と、大陸で龍一の力と女性関係が拡大している頃、いい加減うんざりした連中が増えてきた。
「アニメとか、転生ものでもよぉ、たいてい島から出たら勝ちだろ」
「殺人鬼が出る島とか、映画でも見たことがあるわ。殺されるのは嫌だけどレイプは一度されてみたいわ」
この場にいるのは一〇人、半数は男なのに、皆に向かい幾度かそういう事を彼女は公言するが、かなったことはない。
そう言うかの女は、レスリング部。
徳井天世高校、歴代最強女子と呼ばれている。
この世界で強化されて、さらに手が付けられなくなっていた。
いつしか、森で出会った熊さんを、出会い頭に殴った後に抱きしめて、ベアハッグで背骨をへし折るレベルになっていた。
当然死に戻りをしていないため、彼女の顔面には額から顔の正面左側に、三本の傷跡がある。
見切ったつもりが、わずかに奴の手が長かったと、血を流しながら笑って帰ってきた。その右手には、彼女の顔に傷をつけた熊の首が抱えられていた。
今では、村の入り口に骨が飾られており、最近増えた騎兵でさえ、この辺りは避ける。
そう、二年三組の新ボス、吉田が一〇人ほどの人数で調子に乗って攻めてきた事がある。
馬を捕まえ、木の槍を持って騎兵のごとく。
奴らは、他のクラスの連中を狩っている最中だった。
その頃、彼らは自分の生活のために奴隷を集めていた。
小屋を建てたり食料を集めたり、人手は重要だが、以外と管理がザルのため、採取時に逃げられたり、死に戻られたり。
そのため、継続的に人を集める。
だが、その日は途中から、あいにくの雨だった。
視界不良のために、彼らは追いかけていた連中を、見失いながらも馬を走らせていた。
「やった、見つけたぜ。逃げ遅れか?」
「あの体型、女だ」
そうすこし遠目で、暗くなってきた雨の中。
彼らは、ロープを取り出す。
雨のため引き締まり、多少扱いにくいが仕方が無い。
輪にして、投げる……
だが、標的は素早く輪を掴むと、彼女は木の裏へ回り込む。
そして、木の幹に足を掛けて、力を込めてロープを引っ張る。
当然だが、相手は足場の悪い馬の上。
この頃、彼らは鞍も鐙も使用をしていなかった。
そのため、ロープにひかれて落馬をする。
「ぐぁぁ、痛え」
そこに誰かが来る。
「皆を狩っているのは、お前達だな? すぐに痛くなくなるから大丈夫だ」
喉元に、木の槍が突き刺さる。
当然、絶命をして消えていく。
「あと二人だな……」
そこに降ってきた情報。
「件の王は、無手でドラゴンを倒す者なり」
その話しで、流石に会場内がザワつく。
「本当なのか?」
「王城の一角、王の寝所が破壊されたようでして、そこには一糸まとわぬ王が凜とした姿で立っていたと、その…… ナニのほうも凜として立っていて、ご立派だったとか……」
「なんと」
裸でドラゴンと向かい合い、逸物をおっ立て、退治をした。
「男なら、そんな恐怖の場面、虚勢を張っても、縮こまるのが普通。おっ立てていたと……」
そんな、奇妙の空気の中、第一王女コピーヌが叫ぶ。
「わたくしが、友誼のために、かの国へまいります」
だがそれを聞いて、王妃ツボーネが口を挟む。
「小娘には勿体ない…… あっいえ、おったち…… わたくしがまいりますわ、大事なお努めですもの、じっくりと味見を……」
横で聞いていた王から、突っ込みが入る。
「友好のために派遣を行うなら、どう転がっても良いように未婚の王族だろう、王妃であるツボーネよ、向こうへ行ってナニをするつもりじゃ?」
「ナニを? いえ、それは。交流のために、お茶とかお話とか? ほほっ」
笑ってごまかすが、周囲の目は冷たい。
「コピーヌ行ってくれるか、そしてどのような方なのか、正確な情報を送っておくれ」
「送って…… おくれ…… っはい。つっ。うふっ、うふふっ判りましたわ、御父様。ぷぷぷっ」
何かがツボったようだ、笑いが止まらなくなるお年頃であるコピーヌ。
その横で、つよく握り込んだ、王妃の拳に血が滲む。
王妃ツボーネ三七歳、色々と知り、丁度旺盛なお年頃のようだ。
ドラゴンの前でもおっ立つような上物……
娘になど、勿体ない……
相当に悔しかった。
数日後、親善の馬車が出発……
「えーと、御母様? なぜここに?」
「あなただけでは、不安ですからね。お相手は大陸の覇者、失敗をすると国が潰されます」
扇子を口元に当て凜としているが、口元がうへうへと緩んでいる。
その二日後……
「なに? 王妃が?」
「はい城中を探しましたが、どこにもお姿がありません」
「どこへ行った? まさかな……」
夫婦なのだが、以外と希薄な関係性。
側室は毎日会っているのに。
側室ヒーショオーは、三二歳で優しく穏やか、一緒にいて気楽である。
王妃のほうは、元々公爵家の人間で気位が高く我が儘である。
それが理由で、あまり手を触れぬまま、子どもが出来ないことを理由に側室を娶った。王妃もかわいそうな身の上ではある。
時は少し戻る。
大騒ぎをしたドラゴンだが、庭で真っ裸のまま気を失っていた。
落ちたときに、打ち所が悪かったのか、意識が無い。
人に見られないうちに、毛布を掛けて、回収。
「っまあ、初めての体験でしたし、あのような粗相はもういたしません」
なぜか、言い訳は流暢に普通に喋るナーガ。
だがそれは、龍一の前だけ。
他の人間には、やはり変な武士言葉をしゃべる。
「あなたね、いい加減にしなさいよ。龍一を独り占めをしたあげく、あんな騒動を起こして」
澪はまだ、結愛の後ろから叫んでいる。
「そうですわ、いい加減順番が回ってこないのに」
こそっと、オフィレディヌも参戦。
「で、あるか?」
そう言って、腕を組み憮然とした態度。
槍を持ちだして、『敦盛』辺りを舞い踊りそうだ。
「オフィ、何か文句でも?」
澪は、睨み付ける。
だが体はまだ、結愛の後ろ。
結愛は、意外とは虫類が得意である。
子どもの頃、動物園のガラスに張り付き、某魔法使いの少年のように話しかけた記憶がある。
は虫類は、はまる人はハマるようで、超絶美人で、嬉しそうに蛇にネズミを与えている人を見たことがある。
「かわいいでしょ、一生懸命食べるの。えっネズミ? あれがかわいいのは、クマと同じでアニメだけの話でしょ。森の中で出会ったら逃げるわ」
そう言って、冷たい肌を嬉しそうにすべすべしていた。
私は、知り合い以上になりたくない。
それはさておき……
「いえ、問題ありません。お姉様」
奇妙な力関係が、場を支配する。
そうして着々と、大陸で龍一の力と女性関係が拡大している頃、いい加減うんざりした連中が増えてきた。
「アニメとか、転生ものでもよぉ、たいてい島から出たら勝ちだろ」
「殺人鬼が出る島とか、映画でも見たことがあるわ。殺されるのは嫌だけどレイプは一度されてみたいわ」
この場にいるのは一〇人、半数は男なのに、皆に向かい幾度かそういう事を彼女は公言するが、かなったことはない。
そう言うかの女は、レスリング部。
徳井天世高校、歴代最強女子と呼ばれている。
この世界で強化されて、さらに手が付けられなくなっていた。
いつしか、森で出会った熊さんを、出会い頭に殴った後に抱きしめて、ベアハッグで背骨をへし折るレベルになっていた。
当然死に戻りをしていないため、彼女の顔面には額から顔の正面左側に、三本の傷跡がある。
見切ったつもりが、わずかに奴の手が長かったと、血を流しながら笑って帰ってきた。その右手には、彼女の顔に傷をつけた熊の首が抱えられていた。
今では、村の入り口に骨が飾られており、最近増えた騎兵でさえ、この辺りは避ける。
そう、二年三組の新ボス、吉田が一〇人ほどの人数で調子に乗って攻めてきた事がある。
馬を捕まえ、木の槍を持って騎兵のごとく。
奴らは、他のクラスの連中を狩っている最中だった。
その頃、彼らは自分の生活のために奴隷を集めていた。
小屋を建てたり食料を集めたり、人手は重要だが、以外と管理がザルのため、採取時に逃げられたり、死に戻られたり。
そのため、継続的に人を集める。
だが、その日は途中から、あいにくの雨だった。
視界不良のために、彼らは追いかけていた連中を、見失いながらも馬を走らせていた。
「やった、見つけたぜ。逃げ遅れか?」
「あの体型、女だ」
そうすこし遠目で、暗くなってきた雨の中。
彼らは、ロープを取り出す。
雨のため引き締まり、多少扱いにくいが仕方が無い。
輪にして、投げる……
だが、標的は素早く輪を掴むと、彼女は木の裏へ回り込む。
そして、木の幹に足を掛けて、力を込めてロープを引っ張る。
当然だが、相手は足場の悪い馬の上。
この頃、彼らは鞍も鐙も使用をしていなかった。
そのため、ロープにひかれて落馬をする。
「ぐぁぁ、痛え」
そこに誰かが来る。
「皆を狩っているのは、お前達だな? すぐに痛くなくなるから大丈夫だ」
喉元に、木の槍が突き刺さる。
当然、絶命をして消えていく。
「あと二人だな……」
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・

元勇者、魔王の娘を育てる~血の繋がらない父と娘が過ごす日々~
雪野湯
ファンタジー
勇者ジルドランは少年勇者に称号を奪われ、一介の戦士となり辺境へと飛ばされた。
新たな勤務地へ向かう途中、赤子を守り戦う女性と遭遇。
助けに入るのだが、女性は命を落としてしまう。
彼女の死の間際に、彼は赤子を託されて事情を知る。
『魔王は殺され、新たな魔王となった者が魔王の血筋を粛清している』と。
女性が守ろうとしていた赤子は魔王の血筋――魔王の娘。
この赤子に頼れるものはなく、守ってやれるのは元勇者のジルドランのみ。
だから彼は、赤子を守ると決めて娘として迎え入れた。
ジルドランは赤子を守るために、人間と魔族が共存する村があるという噂を頼ってそこへ向かう。
噂は本当であり両種族が共存する村はあったのだが――その村は村でありながら軍事力は一国家並みと異様。
その資金源も目的もわからない。
不審に思いつつも、頼る場所のない彼はこの村の一員となった。
その村で彼は子育てに苦労しながらも、それに楽しさを重ねて毎日を過ごす。
だが、ジルドランは人間。娘は魔族。
血が繋がっていないことは明白。
いずれ真実を娘に伝えなければならない、王族の血を引く魔王の娘であることを。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

元外科医の俺が異世界で何が出来るだろうか?~現代医療の技術で異世界チート無双~
冒険者ギルド酒場 チューイ
ファンタジー
魔法は奇跡の力。そんな魔法と現在医療の知識と技術を持った俺が異世界でチートする。神奈川県の大和市にある冒険者ギルド酒場の冒険者タカミの話を小説にしてみました。
俺の名前は、加山タカミ。48歳独身。現在、救命救急の医師として現役バリバリ最前線で馬車馬のごとく働いている。俺の両親は、俺が幼いころバスの転落事故で俺をかばって亡くなった。その時の無念を糧に猛勉強して医師になった。俺を育ててくれた、ばーちゃんとじーちゃんも既に亡くなってしまっている。つまり、俺は天涯孤独なわけだ。職場でも患者第一主義で同僚との付き合いは仕事以外にほとんどなかった。しかし、医師としての技量は他の医師と比較しても評価は高い。別に自分以外の人が嫌いというわけでもない。つまり、ボッチ時間が長かったのである意味コミ障気味になっている。今日も相変わらず忙しい日常を過ごしている。
そんなある日、俺は一人の少女を庇って事故にあう。そして、気が付いてみれば・・・
「俺、死んでるじゃん・・・」
目の前に現れたのは結構”チャラ”そうな自称 創造神。彼とのやり取りで俺は異世界に転生する事になった。
新たな家族と仲間と出会い、翻弄しながら異世界での生活を始める。しかし、医療水準の低い異世界。俺の新たな運命が始まった。
元外科医の加山タカミが持つ医療知識と技術で本来持つ宿命を異世界で発揮する。自分の宿命とは何か翻弄しながら異世界でチート無双する様子の物語。冒険者ギルド酒場 大和支部の冒険者の英雄譚。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる