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第三章 大陸統一
第54話 噂
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遠く、チューカンノ王国はインセプトラ―王国への対応で、長らく協議をしていたが、まだ方向が決まらずにいた。
そこに降ってきた情報。
「件の王は、無手でドラゴンを倒す者なり」
その話しで、流石に会場内がザワつく。
「本当なのか?」
「王城の一角、王の寝所が破壊されたようでして、そこには一糸まとわぬ王が凜とした姿で立っていたと、その…… ナニのほうも凜として立っていて、ご立派だったとか……」
「なんと」
裸でドラゴンと向かい合い、逸物をおっ立て、退治をした。
「男なら、そんな恐怖の場面、虚勢を張っても、縮こまるのが普通。おっ立てていたと……」
そんな、奇妙の空気の中、第一王女コピーヌが叫ぶ。
「わたくしが、友誼のために、かの国へまいります」
だがそれを聞いて、王妃ツボーネが口を挟む。
「小娘には勿体ない…… あっいえ、おったち…… わたくしがまいりますわ、大事なお努めですもの、じっくりと味見を……」
横で聞いていた王から、突っ込みが入る。
「友好のために派遣を行うなら、どう転がっても良いように未婚の王族だろう、王妃であるツボーネよ、向こうへ行ってナニをするつもりじゃ?」
「ナニを? いえ、それは。交流のために、お茶とかお話とか? ほほっ」
笑ってごまかすが、周囲の目は冷たい。
「コピーヌ行ってくれるか、そしてどのような方なのか、正確な情報を送っておくれ」
「送って…… おくれ…… っはい。つっ。うふっ、うふふっ判りましたわ、御父様。ぷぷぷっ」
何かがツボったようだ、笑いが止まらなくなるお年頃であるコピーヌ。
その横で、つよく握り込んだ、王妃の拳に血が滲む。
王妃ツボーネ三七歳、色々と知り、丁度旺盛なお年頃のようだ。
ドラゴンの前でもおっ立つような上物……
娘になど、勿体ない……
相当に悔しかった。
数日後、親善の馬車が出発……
「えーと、御母様? なぜここに?」
「あなただけでは、不安ですからね。お相手は大陸の覇者、失敗をすると国が潰されます」
扇子を口元に当て凜としているが、口元がうへうへと緩んでいる。
その二日後……
「なに? 王妃が?」
「はい城中を探しましたが、どこにもお姿がありません」
「どこへ行った? まさかな……」
夫婦なのだが、以外と希薄な関係性。
側室は毎日会っているのに。
側室ヒーショオーは、三二歳で優しく穏やか、一緒にいて気楽である。
王妃のほうは、元々公爵家の人間で気位が高く我が儘である。
それが理由で、あまり手を触れぬまま、子どもが出来ないことを理由に側室を娶った。王妃もかわいそうな身の上ではある。
時は少し戻る。
大騒ぎをしたドラゴンだが、庭で真っ裸のまま気を失っていた。
落ちたときに、打ち所が悪かったのか、意識が無い。
人に見られないうちに、毛布を掛けて、回収。
「っまあ、初めての体験でしたし、あのような粗相はもういたしません」
なぜか、言い訳は流暢に普通に喋るナーガ。
だがそれは、龍一の前だけ。
他の人間には、やはり変な武士言葉をしゃべる。
「あなたね、いい加減にしなさいよ。龍一を独り占めをしたあげく、あんな騒動を起こして」
澪はまだ、結愛の後ろから叫んでいる。
「そうですわ、いい加減順番が回ってこないのに」
こそっと、オフィレディヌも参戦。
「で、あるか?」
そう言って、腕を組み憮然とした態度。
槍を持ちだして、『敦盛』辺りを舞い踊りそうだ。
「オフィ、何か文句でも?」
澪は、睨み付ける。
だが体はまだ、結愛の後ろ。
結愛は、意外とは虫類が得意である。
子どもの頃、動物園のガラスに張り付き、某魔法使いの少年のように話しかけた記憶がある。
は虫類は、はまる人はハマるようで、超絶美人で、嬉しそうに蛇にネズミを与えている人を見たことがある。
「かわいいでしょ、一生懸命食べるの。えっネズミ? あれがかわいいのは、クマと同じでアニメだけの話でしょ。森の中で出会ったら逃げるわ」
そう言って、冷たい肌を嬉しそうにすべすべしていた。
私は、知り合い以上になりたくない。
それはさておき……
「いえ、問題ありません。お姉様」
奇妙な力関係が、場を支配する。
そうして着々と、大陸で龍一の力と女性関係が拡大している頃、いい加減うんざりした連中が増えてきた。
「アニメとか、転生ものでもよぉ、たいてい島から出たら勝ちだろ」
「殺人鬼が出る島とか、映画でも見たことがあるわ。殺されるのは嫌だけどレイプは一度されてみたいわ」
この場にいるのは一〇人、半数は男なのに、皆に向かい幾度かそういう事を彼女は公言するが、かなったことはない。
そう言うかの女は、レスリング部。
徳井天世高校、歴代最強女子と呼ばれている。
この世界で強化されて、さらに手が付けられなくなっていた。
いつしか、森で出会った熊さんを、出会い頭に殴った後に抱きしめて、ベアハッグで背骨をへし折るレベルになっていた。
当然死に戻りをしていないため、彼女の顔面には額から顔の正面左側に、三本の傷跡がある。
見切ったつもりが、わずかに奴の手が長かったと、血を流しながら笑って帰ってきた。その右手には、彼女の顔に傷をつけた熊の首が抱えられていた。
今では、村の入り口に骨が飾られており、最近増えた騎兵でさえ、この辺りは避ける。
そう、二年三組の新ボス、吉田が一〇人ほどの人数で調子に乗って攻めてきた事がある。
馬を捕まえ、木の槍を持って騎兵のごとく。
奴らは、他のクラスの連中を狩っている最中だった。
その頃、彼らは自分の生活のために奴隷を集めていた。
小屋を建てたり食料を集めたり、人手は重要だが、以外と管理がザルのため、採取時に逃げられたり、死に戻られたり。
そのため、継続的に人を集める。
だが、その日は途中から、あいにくの雨だった。
視界不良のために、彼らは追いかけていた連中を、見失いながらも馬を走らせていた。
「やった、見つけたぜ。逃げ遅れか?」
「あの体型、女だ」
そうすこし遠目で、暗くなってきた雨の中。
彼らは、ロープを取り出す。
雨のため引き締まり、多少扱いにくいが仕方が無い。
輪にして、投げる……
だが、標的は素早く輪を掴むと、彼女は木の裏へ回り込む。
そして、木の幹に足を掛けて、力を込めてロープを引っ張る。
当然だが、相手は足場の悪い馬の上。
この頃、彼らは鞍も鐙も使用をしていなかった。
そのため、ロープにひかれて落馬をする。
「ぐぁぁ、痛え」
そこに誰かが来る。
「皆を狩っているのは、お前達だな? すぐに痛くなくなるから大丈夫だ」
喉元に、木の槍が突き刺さる。
当然、絶命をして消えていく。
「あと二人だな……」
そこに降ってきた情報。
「件の王は、無手でドラゴンを倒す者なり」
その話しで、流石に会場内がザワつく。
「本当なのか?」
「王城の一角、王の寝所が破壊されたようでして、そこには一糸まとわぬ王が凜とした姿で立っていたと、その…… ナニのほうも凜として立っていて、ご立派だったとか……」
「なんと」
裸でドラゴンと向かい合い、逸物をおっ立て、退治をした。
「男なら、そんな恐怖の場面、虚勢を張っても、縮こまるのが普通。おっ立てていたと……」
そんな、奇妙の空気の中、第一王女コピーヌが叫ぶ。
「わたくしが、友誼のために、かの国へまいります」
だがそれを聞いて、王妃ツボーネが口を挟む。
「小娘には勿体ない…… あっいえ、おったち…… わたくしがまいりますわ、大事なお努めですもの、じっくりと味見を……」
横で聞いていた王から、突っ込みが入る。
「友好のために派遣を行うなら、どう転がっても良いように未婚の王族だろう、王妃であるツボーネよ、向こうへ行ってナニをするつもりじゃ?」
「ナニを? いえ、それは。交流のために、お茶とかお話とか? ほほっ」
笑ってごまかすが、周囲の目は冷たい。
「コピーヌ行ってくれるか、そしてどのような方なのか、正確な情報を送っておくれ」
「送って…… おくれ…… っはい。つっ。うふっ、うふふっ判りましたわ、御父様。ぷぷぷっ」
何かがツボったようだ、笑いが止まらなくなるお年頃であるコピーヌ。
その横で、つよく握り込んだ、王妃の拳に血が滲む。
王妃ツボーネ三七歳、色々と知り、丁度旺盛なお年頃のようだ。
ドラゴンの前でもおっ立つような上物……
娘になど、勿体ない……
相当に悔しかった。
数日後、親善の馬車が出発……
「えーと、御母様? なぜここに?」
「あなただけでは、不安ですからね。お相手は大陸の覇者、失敗をすると国が潰されます」
扇子を口元に当て凜としているが、口元がうへうへと緩んでいる。
その二日後……
「なに? 王妃が?」
「はい城中を探しましたが、どこにもお姿がありません」
「どこへ行った? まさかな……」
夫婦なのだが、以外と希薄な関係性。
側室は毎日会っているのに。
側室ヒーショオーは、三二歳で優しく穏やか、一緒にいて気楽である。
王妃のほうは、元々公爵家の人間で気位が高く我が儘である。
それが理由で、あまり手を触れぬまま、子どもが出来ないことを理由に側室を娶った。王妃もかわいそうな身の上ではある。
時は少し戻る。
大騒ぎをしたドラゴンだが、庭で真っ裸のまま気を失っていた。
落ちたときに、打ち所が悪かったのか、意識が無い。
人に見られないうちに、毛布を掛けて、回収。
「っまあ、初めての体験でしたし、あのような粗相はもういたしません」
なぜか、言い訳は流暢に普通に喋るナーガ。
だがそれは、龍一の前だけ。
他の人間には、やはり変な武士言葉をしゃべる。
「あなたね、いい加減にしなさいよ。龍一を独り占めをしたあげく、あんな騒動を起こして」
澪はまだ、結愛の後ろから叫んでいる。
「そうですわ、いい加減順番が回ってこないのに」
こそっと、オフィレディヌも参戦。
「で、あるか?」
そう言って、腕を組み憮然とした態度。
槍を持ちだして、『敦盛』辺りを舞い踊りそうだ。
「オフィ、何か文句でも?」
澪は、睨み付ける。
だが体はまだ、結愛の後ろ。
結愛は、意外とは虫類が得意である。
子どもの頃、動物園のガラスに張り付き、某魔法使いの少年のように話しかけた記憶がある。
は虫類は、はまる人はハマるようで、超絶美人で、嬉しそうに蛇にネズミを与えている人を見たことがある。
「かわいいでしょ、一生懸命食べるの。えっネズミ? あれがかわいいのは、クマと同じでアニメだけの話でしょ。森の中で出会ったら逃げるわ」
そう言って、冷たい肌を嬉しそうにすべすべしていた。
私は、知り合い以上になりたくない。
それはさておき……
「いえ、問題ありません。お姉様」
奇妙な力関係が、場を支配する。
そうして着々と、大陸で龍一の力と女性関係が拡大している頃、いい加減うんざりした連中が増えてきた。
「アニメとか、転生ものでもよぉ、たいてい島から出たら勝ちだろ」
「殺人鬼が出る島とか、映画でも見たことがあるわ。殺されるのは嫌だけどレイプは一度されてみたいわ」
この場にいるのは一〇人、半数は男なのに、皆に向かい幾度かそういう事を彼女は公言するが、かなったことはない。
そう言うかの女は、レスリング部。
徳井天世高校、歴代最強女子と呼ばれている。
この世界で強化されて、さらに手が付けられなくなっていた。
いつしか、森で出会った熊さんを、出会い頭に殴った後に抱きしめて、ベアハッグで背骨をへし折るレベルになっていた。
当然死に戻りをしていないため、彼女の顔面には額から顔の正面左側に、三本の傷跡がある。
見切ったつもりが、わずかに奴の手が長かったと、血を流しながら笑って帰ってきた。その右手には、彼女の顔に傷をつけた熊の首が抱えられていた。
今では、村の入り口に骨が飾られており、最近増えた騎兵でさえ、この辺りは避ける。
そう、二年三組の新ボス、吉田が一〇人ほどの人数で調子に乗って攻めてきた事がある。
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その頃、彼らは自分の生活のために奴隷を集めていた。
小屋を建てたり食料を集めたり、人手は重要だが、以外と管理がザルのため、採取時に逃げられたり、死に戻られたり。
そのため、継続的に人を集める。
だが、その日は途中から、あいにくの雨だった。
視界不良のために、彼らは追いかけていた連中を、見失いながらも馬を走らせていた。
「やった、見つけたぜ。逃げ遅れか?」
「あの体型、女だ」
そうすこし遠目で、暗くなってきた雨の中。
彼らは、ロープを取り出す。
雨のため引き締まり、多少扱いにくいが仕方が無い。
輪にして、投げる……
だが、標的は素早く輪を掴むと、彼女は木の裏へ回り込む。
そして、木の幹に足を掛けて、力を込めてロープを引っ張る。
当然だが、相手は足場の悪い馬の上。
この頃、彼らは鞍も鐙も使用をしていなかった。
そのため、ロープにひかれて落馬をする。
「ぐぁぁ、痛え」
そこに誰かが来る。
「皆を狩っているのは、お前達だな? すぐに痛くなくなるから大丈夫だ」
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