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第三章 大陸統一
第41話 知らぬ間に……
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「はっ? 何だあやつら、国の守りを放棄して逃げおったぞ」
もうすでに、一歩踏み込んでいるから躊躇は無い。
彼らは堂々と、侵攻をしてきた。
その姿は、旗を掲げて威風堂々。
「エー敵、第五防衛ラインを越えてきました。どぞ」
「殿がラインを越えたら落とせ。どぞ」
通信機、魔導儀開発の優先順位トップだった。
なぜか……
第二王妃である、森 澪が怒ったから。
「龍ちゃんてば、目を離すとすぐ浮気するんだから、格好が良いからモテるのはしかたないけどぉ、無線機を作って、なんなら居場所が分かる奴」
龍一の見張り用であった。
だが安全上、王の居場所が分かるのは確かに重要だと言う事になり、最優先で開発が始まった。
まあ、ダイモーン王国にも魔導具ギルドは有り、大まかな構図と原理が判れば、基本設計は出来る。
一日目、話を聞いて、アレクサンダー・グラハム・ベルの電話機を試作。
スピーカーをクロス。
喋ると口元のスピーカーから、向こうの耳側へ声が届く。
逆も同じ。
スピーカーは、磁石とコイルがあれば、フレミングの左手の法則で電気が流れる。ジョン・フレミングとアレクサンダー・フレミングがたまに混同されるが、アレクサンダー・フレミングはペニシリンでございますぅの発見者。
二日目、配線部分を魔導波に変換、この時点で魔導具師と錬金術師が一割オーバーヒート。机やら床に爆睡中の連中が転がる。
クリスタルを使い、対となる対応周波数を決めて一対一のみで繋がるように改造。
クリスタルは魔力を流すと固有の振動を行うため、それをコイルでピックアップ。
その周波数の魔導波に音声データを乗せる。
原理は簡単振幅変調。
基準周波数から外れたベースラインだと、多少ピーク部分が聞こえるがまあ実用的には問題ない。
電気と魔力、その融合作品が出来上がった。
恭しく献上……
「かっこわるい」
澪様のお言葉により、みんな泣きながら、かわいくて格好いいという要望を満たすため、受話器型からヘッドセットタイプのセパレート型に改良。
これが三日目。
イヤフォン部分に、龍一の象徴、ドラゴンを象った薄いブルーのクリスタルをあしらい髪飾りのように見せる。
無論髪留め機能のおかげで、耳への負担が少ない。
マイク部分には、風が吹いても大丈夫なように、かわいくぽわぽわしたウインドスクリーンを装着。よく見れば、兎さんがあしらわれている。
きっとこの毛は、兎さんが犠牲になったのだろう。
四日目。
「やっぱり、ナニをしているのか見たーい」
ここで、魔導具師と錬金術師がごっそりと脱落、四割が過労で倒れる。
だーが、新技術。それも見たことがない発想で楽しく、考えれば考えるほど民の役にもたちそうだと彼らは張り切った。
そう彼らは、技術者として、おのれの限界を超えるまで楽しんだ。
国として魔導具開発で優先されるのは、国の機関として当然だが軍事に関わる物。
憧れて、魔導具作製に携わったが、就職をすれば優先して開発するのは、人殺しやモンスターの討伐道具、彼らはそれを知って愕然とする。それでも生活のために、いやいや仕事をしていた。
例の病気騒ぎの時だって、いかに効率的に攻撃をするのかということで、筒から杭が高速で出入りするものを作っていた。
それは現在、用なしとなり、小型化されて杭の素材は柔らかくなり、奥様方が密かに買い求めているらしく、開発費はもう稼いだようだ。
「いやあ、討伐の時に見たとか言って、あれは貴族からの依頼が最初で、素材を柔らかくして突出部位の長さは十六センチほど、太さは三センチほどが良いと、かなり細かな注文でしたね。先端部にはくぼみを作って、ああ無論防水です。何に使うかは知りませんが、それから後、貴族から次々に注文が入りました。わっはっは、本当に…… ナニに使うんでしょうね」
技術主任はそう言って、力なく笑っていた。
今喜んで作っている通信機は、最凶の武器だとも知らずに……
映像はまだ未搭載だが、彼らが知らぬ間に、それらは有効に使われる。
司令官から遠く離れた位置で、兵達は迷いなく動く。
サンドウ皇国の兵達が、第五防衛ラインを越えた瞬間、検問までの広範囲、つまりサンドウ皇国側の地面が消えた。
いや、二メートルちょっと落下した。
時間と人手が無かったんだよ。
五千人の内、騎乗をした貴族などは数百、そこから兵達が数千、半数以上は農民だとしてもかなり大きな穴なんだ。
途中で、魔法に気がつきブロック状に切り出し投げるという力業を見つけるまでは結構大変だった、お互いに掘っては埋め合いという、拷問のような状態になったしな。
「なっ」
部隊の後尾を歩いていた兵達が異変に気がつく。
だが、先頭の騎馬達は歩みが早い。
歩兵は、ずっと小走りなのだ。
声をかけようとしたが、騎馬集団が消えた。
そう、これで前後の道が無くなった。
残るは歩兵達、身なりからも分かるが、徴用された農民達。
細くなった両側、つまり前後の道が無くなったため、側面にしか道は無い。
当然の様に、ダイモーン王国兵がやって来る。
彼はメガホンを取り出すと、語り始める。
「あーそこの、サンドウ皇国徴用兵の諸君。君達、耕し苦労して作った麦をすべて持って行かれる生活などもういやだろう。聞けばそれでも足りず、女房、子どもまで売ったそうじゃないか。それに比べれば、ここは天国だ、新王であらせられるリュイチー=ジンノー様は仰った。税は二割で良いと。いいか、二割だ。素晴らしいだろう。それに少し、年を取ったり体が動かなくなったときにもらえる保険、これが二割加わり、それでも四割、その内二割分は、自分の元に帰ってくる積み立てだ、それも自身が困ったときに返ってくるどうだ素晴らしいだろう。住んでみないか?」
保険部分は、状態に会わせて金額が決まるが、そんな事は言わない。
それを聞いて、雑兵達はざわざわとざわめき始める。
言われていない項目に、国内復興支援金などが、物を購入する際に取られたり、地方税として領内復興特別資金や領内緊急整備費用が別で天引かれたりするが、元よりは安い。
どこかの国が悪い見本を見せるから、高校生でもそれを取り入れてしまう。
税金と判らない税金、それは密かに、知らぬ間に……
もうすでに、一歩踏み込んでいるから躊躇は無い。
彼らは堂々と、侵攻をしてきた。
その姿は、旗を掲げて威風堂々。
「エー敵、第五防衛ラインを越えてきました。どぞ」
「殿がラインを越えたら落とせ。どぞ」
通信機、魔導儀開発の優先順位トップだった。
なぜか……
第二王妃である、森 澪が怒ったから。
「龍ちゃんてば、目を離すとすぐ浮気するんだから、格好が良いからモテるのはしかたないけどぉ、無線機を作って、なんなら居場所が分かる奴」
龍一の見張り用であった。
だが安全上、王の居場所が分かるのは確かに重要だと言う事になり、最優先で開発が始まった。
まあ、ダイモーン王国にも魔導具ギルドは有り、大まかな構図と原理が判れば、基本設計は出来る。
一日目、話を聞いて、アレクサンダー・グラハム・ベルの電話機を試作。
スピーカーをクロス。
喋ると口元のスピーカーから、向こうの耳側へ声が届く。
逆も同じ。
スピーカーは、磁石とコイルがあれば、フレミングの左手の法則で電気が流れる。ジョン・フレミングとアレクサンダー・フレミングがたまに混同されるが、アレクサンダー・フレミングはペニシリンでございますぅの発見者。
二日目、配線部分を魔導波に変換、この時点で魔導具師と錬金術師が一割オーバーヒート。机やら床に爆睡中の連中が転がる。
クリスタルを使い、対となる対応周波数を決めて一対一のみで繋がるように改造。
クリスタルは魔力を流すと固有の振動を行うため、それをコイルでピックアップ。
その周波数の魔導波に音声データを乗せる。
原理は簡単振幅変調。
基準周波数から外れたベースラインだと、多少ピーク部分が聞こえるがまあ実用的には問題ない。
電気と魔力、その融合作品が出来上がった。
恭しく献上……
「かっこわるい」
澪様のお言葉により、みんな泣きながら、かわいくて格好いいという要望を満たすため、受話器型からヘッドセットタイプのセパレート型に改良。
これが三日目。
イヤフォン部分に、龍一の象徴、ドラゴンを象った薄いブルーのクリスタルをあしらい髪飾りのように見せる。
無論髪留め機能のおかげで、耳への負担が少ない。
マイク部分には、風が吹いても大丈夫なように、かわいくぽわぽわしたウインドスクリーンを装着。よく見れば、兎さんがあしらわれている。
きっとこの毛は、兎さんが犠牲になったのだろう。
四日目。
「やっぱり、ナニをしているのか見たーい」
ここで、魔導具師と錬金術師がごっそりと脱落、四割が過労で倒れる。
だーが、新技術。それも見たことがない発想で楽しく、考えれば考えるほど民の役にもたちそうだと彼らは張り切った。
そう彼らは、技術者として、おのれの限界を超えるまで楽しんだ。
国として魔導具開発で優先されるのは、国の機関として当然だが軍事に関わる物。
憧れて、魔導具作製に携わったが、就職をすれば優先して開発するのは、人殺しやモンスターの討伐道具、彼らはそれを知って愕然とする。それでも生活のために、いやいや仕事をしていた。
例の病気騒ぎの時だって、いかに効率的に攻撃をするのかということで、筒から杭が高速で出入りするものを作っていた。
それは現在、用なしとなり、小型化されて杭の素材は柔らかくなり、奥様方が密かに買い求めているらしく、開発費はもう稼いだようだ。
「いやあ、討伐の時に見たとか言って、あれは貴族からの依頼が最初で、素材を柔らかくして突出部位の長さは十六センチほど、太さは三センチほどが良いと、かなり細かな注文でしたね。先端部にはくぼみを作って、ああ無論防水です。何に使うかは知りませんが、それから後、貴族から次々に注文が入りました。わっはっは、本当に…… ナニに使うんでしょうね」
技術主任はそう言って、力なく笑っていた。
今喜んで作っている通信機は、最凶の武器だとも知らずに……
映像はまだ未搭載だが、彼らが知らぬ間に、それらは有効に使われる。
司令官から遠く離れた位置で、兵達は迷いなく動く。
サンドウ皇国の兵達が、第五防衛ラインを越えた瞬間、検問までの広範囲、つまりサンドウ皇国側の地面が消えた。
いや、二メートルちょっと落下した。
時間と人手が無かったんだよ。
五千人の内、騎乗をした貴族などは数百、そこから兵達が数千、半数以上は農民だとしてもかなり大きな穴なんだ。
途中で、魔法に気がつきブロック状に切り出し投げるという力業を見つけるまでは結構大変だった、お互いに掘っては埋め合いという、拷問のような状態になったしな。
「なっ」
部隊の後尾を歩いていた兵達が異変に気がつく。
だが、先頭の騎馬達は歩みが早い。
歩兵は、ずっと小走りなのだ。
声をかけようとしたが、騎馬集団が消えた。
そう、これで前後の道が無くなった。
残るは歩兵達、身なりからも分かるが、徴用された農民達。
細くなった両側、つまり前後の道が無くなったため、側面にしか道は無い。
当然の様に、ダイモーン王国兵がやって来る。
彼はメガホンを取り出すと、語り始める。
「あーそこの、サンドウ皇国徴用兵の諸君。君達、耕し苦労して作った麦をすべて持って行かれる生活などもういやだろう。聞けばそれでも足りず、女房、子どもまで売ったそうじゃないか。それに比べれば、ここは天国だ、新王であらせられるリュイチー=ジンノー様は仰った。税は二割で良いと。いいか、二割だ。素晴らしいだろう。それに少し、年を取ったり体が動かなくなったときにもらえる保険、これが二割加わり、それでも四割、その内二割分は、自分の元に帰ってくる積み立てだ、それも自身が困ったときに返ってくるどうだ素晴らしいだろう。住んでみないか?」
保険部分は、状態に会わせて金額が決まるが、そんな事は言わない。
それを聞いて、雑兵達はざわざわとざわめき始める。
言われていない項目に、国内復興支援金などが、物を購入する際に取られたり、地方税として領内復興特別資金や領内緊急整備費用が別で天引かれたりするが、元よりは安い。
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