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第三章 大陸統一
第39話 思惑
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「あの態度、うちが格下だと舐めていたな」
「まあ疫病と、ゾンビ騒動。人口も大きく下落だし、国力は今最低だろう」
「なら今がチャンスと考えて、国ごと奪おうとか考えるな」
「そこまでするかな」
「この時代というか、この世界そのレベルだよ。日本でも、戦国時代はあったし、日本以外じゃあちこちで戦争をしていたじゃ無いか」
そう言われると、ニュースで戦闘がありましたと流れていたな。
隙あらば、他国の領土を削ろうとする奴らも居るし、ありえるな。
「あの国から、我が国への道は一本なのか?」
「山を越えれば来られるだろうが、そっちは考えなくて良い」
「なんで?」
「越えてくるだけで疲れるし、あの山脈、ドラゴンの巣があるらしい」
「んがっ、ドラゴンてどのドラゴンだ? あのドラゴンか?」
「そうあのドラゴンだ。バファムート系。ボスキャラだ」
「僕キャラ? えっ誰が?」
妙なところに、濱田 結愛が食いつく。
「僕じゃない、ボス。FF、ファンタスティックファンタジーに出てくる親玉の話」
「ああゲームの?」
「そいつが、実在するんだと」
「バファムートって、両翼を広げると百メートルもあるんだよ。本当なの? ボク怖ーい」
「澪、ボクっ娘をしなくて良いから」
わいわいと話しをしながら食べる食事、内容的にはかなり物騒な物や喋って良いのか判らない秘密的なもがあるが…… 楽しい。
前王の時には、王妃でさえ、遠く離れた席で食事。
娘達など、別室だった。
そう王族だと暗殺などがあるため、同じ食事とかを同じ部屋で食べることはなく、毒味をして冷めたもの、それをわびしく個室で食べていた。
そのため、年に数度のパーティは楽しかった。
二度ほど、まきぞえで死にかかったが。
だけど現王は違う。
「毒? そんなもの入れるのか、まあ即死さえしなきゃ魔法が効くみたいだから、諦めるだろ」
そう言って笑う。
だが、皆に好かれているようで、今の所毒など盛られていない。
そう思っているのは、この場にいるものだけ。
実は毒殺未遂はあった。
前王の時からの貴族、状態も安定をしたので、王つまり龍一達の役目は終わったのだと。
多くの毒など持ち込めないので、最小限の量を持ち込む。
毒は致死量というのがある。
弱ければ効かないために、細心の注意を払い、料理へ……
王城の秘境、厨房に入り込んだ彼女は、その際奥で恐るべきものを目撃してしまったぁ。
「これは…… 一体何を作っているの?」
そう、下女の振りをして、料理手伝いに混ざろうとしたが、何を作っているのか想像が出来ない。
厨房に広がる、豚骨を煮込む独特の匂い。
大きな鍋には何か動物の骨が煮込まれ、そこに野菜達がぶち込まれている。
「王になったと言うのに、こんなスラムにすむ住人のような食事?」
この厨房は、間違いなく王家用。
彼女も裕福な育ちでは無かった。
スラムの住人が、捨てるはずの骨を貰ってきて、周りに付いた肉を食べるため、それを煮たり焼いたりしている景色を見てきた。
「自身に命令した貴族達、きっと彼らは、国全体に食料も金も無いのに自分たちだけは贅沢をしているはず」
命令を持って来た使い、その体格と着ているものを思い出す。
そっと、食材が入っているはずの樽を開ける、すると、なんと言うことでしょう……
ミキサーがないため、大豆のつぶつぶが残った田舎味噌。
だが、初めて見ると、まるで、大量のう○このようなものがこねられているように見える……
それを適量すくい、網でこしながら、野菜などを煮込んでいる鍋に投入。
おぞましいことに、湯が茶色く濁っていく。
こちらの樽も同じ様な感じだが、なかから取り出されたものは、しんなりした、腐ったような野菜。
流石に、周りの土汚れは洗い流すのだが、それは、新鮮とは言えない。とても食べられるものではない様だ。保存のために土に埋めていたのか?
そして、海岸に落ちている海中に生える草。
それまで、さっきの鍋の中に……
あっ、あれを平然と、味見している。
下女も大変だ。
どう考え手を尽くしたとしても、美味くなどならないだろうに……
別の場所では、奇妙な事に目に釘を打ち、捌いているがなんと、あれはイール。
あんなドブ臭い小骨だらけの魚を……
むかし彼女も、腹が減って捕まえ、煮込んで食べたことがある。
視線を移せば、はっ、あっちの肉は、すっかり色が変わっているではないか、少し外側を削っているようだが……
そしてあれは、牛の舌に、臓物……
捨てるのは勿体ないとは思うが、食うのかあれを……
その徹底ぶりに彼女は驚く。
暗殺者として忍び込んだが、アイアコスはその目で見て考える。
そうか、国が大変な中、王の立場として、人々の捨てる物を食して……
なんとお偉い。
それに比べて、あの貴族ども、こんな立派な王を毒殺しようとは、この極めて独善的であり誰徳は気にしない王国義勇団の団員として、依頼をしてきた貴族こそが討伐対象と判断をする。
彼女はそっと拳を握りしめ、胸に当てると、王のいる方向に向けて頭を垂れる。
「誠実なる王よ、お体に気を付けて……」
厨房の端に、胃腸によく効く薬草の束がそっと積まれていた。誰も気がつかないうちに。
それから数日後、ある貴族が亡くなった。
「豚汁うめぇ」
「ラーメンにチャーハン。うめー、やっぱ豚骨だよな」
「熟成肉もうめーぞ」
「やはりご飯にお味噌汁、それに漬物。こっちのウナギも美味しい」
彼ら的には、むっちゃくちゃ贅沢だった。
だが材料は、豚骨と野菜、そして海藻と豆。
米と鶏肉、魚。小麦粉少々。
民にとって重要な小麦粉は、少々なのだ。
そもそも、野菜は下々の食すもの、貴族は食べない。
ウナギの蒲焼きだが、イールと呼ばれるこの魚、少なくともこの国では水の中に住む蛇扱いで食べたりしない。
熟成肉……
知らなければ、氷温とはいえ、三週間も置いた肉は、腐っていると判断される。
彼女が言ったように、粗食…… なのか?
「まあ疫病と、ゾンビ騒動。人口も大きく下落だし、国力は今最低だろう」
「なら今がチャンスと考えて、国ごと奪おうとか考えるな」
「そこまでするかな」
「この時代というか、この世界そのレベルだよ。日本でも、戦国時代はあったし、日本以外じゃあちこちで戦争をしていたじゃ無いか」
そう言われると、ニュースで戦闘がありましたと流れていたな。
隙あらば、他国の領土を削ろうとする奴らも居るし、ありえるな。
「あの国から、我が国への道は一本なのか?」
「山を越えれば来られるだろうが、そっちは考えなくて良い」
「なんで?」
「越えてくるだけで疲れるし、あの山脈、ドラゴンの巣があるらしい」
「んがっ、ドラゴンてどのドラゴンだ? あのドラゴンか?」
「そうあのドラゴンだ。バファムート系。ボスキャラだ」
「僕キャラ? えっ誰が?」
妙なところに、濱田 結愛が食いつく。
「僕じゃない、ボス。FF、ファンタスティックファンタジーに出てくる親玉の話」
「ああゲームの?」
「そいつが、実在するんだと」
「バファムートって、両翼を広げると百メートルもあるんだよ。本当なの? ボク怖ーい」
「澪、ボクっ娘をしなくて良いから」
わいわいと話しをしながら食べる食事、内容的にはかなり物騒な物や喋って良いのか判らない秘密的なもがあるが…… 楽しい。
前王の時には、王妃でさえ、遠く離れた席で食事。
娘達など、別室だった。
そう王族だと暗殺などがあるため、同じ食事とかを同じ部屋で食べることはなく、毒味をして冷めたもの、それをわびしく個室で食べていた。
そのため、年に数度のパーティは楽しかった。
二度ほど、まきぞえで死にかかったが。
だけど現王は違う。
「毒? そんなもの入れるのか、まあ即死さえしなきゃ魔法が効くみたいだから、諦めるだろ」
そう言って笑う。
だが、皆に好かれているようで、今の所毒など盛られていない。
そう思っているのは、この場にいるものだけ。
実は毒殺未遂はあった。
前王の時からの貴族、状態も安定をしたので、王つまり龍一達の役目は終わったのだと。
多くの毒など持ち込めないので、最小限の量を持ち込む。
毒は致死量というのがある。
弱ければ効かないために、細心の注意を払い、料理へ……
王城の秘境、厨房に入り込んだ彼女は、その際奥で恐るべきものを目撃してしまったぁ。
「これは…… 一体何を作っているの?」
そう、下女の振りをして、料理手伝いに混ざろうとしたが、何を作っているのか想像が出来ない。
厨房に広がる、豚骨を煮込む独特の匂い。
大きな鍋には何か動物の骨が煮込まれ、そこに野菜達がぶち込まれている。
「王になったと言うのに、こんなスラムにすむ住人のような食事?」
この厨房は、間違いなく王家用。
彼女も裕福な育ちでは無かった。
スラムの住人が、捨てるはずの骨を貰ってきて、周りに付いた肉を食べるため、それを煮たり焼いたりしている景色を見てきた。
「自身に命令した貴族達、きっと彼らは、国全体に食料も金も無いのに自分たちだけは贅沢をしているはず」
命令を持って来た使い、その体格と着ているものを思い出す。
そっと、食材が入っているはずの樽を開ける、すると、なんと言うことでしょう……
ミキサーがないため、大豆のつぶつぶが残った田舎味噌。
だが、初めて見ると、まるで、大量のう○このようなものがこねられているように見える……
それを適量すくい、網でこしながら、野菜などを煮込んでいる鍋に投入。
おぞましいことに、湯が茶色く濁っていく。
こちらの樽も同じ様な感じだが、なかから取り出されたものは、しんなりした、腐ったような野菜。
流石に、周りの土汚れは洗い流すのだが、それは、新鮮とは言えない。とても食べられるものではない様だ。保存のために土に埋めていたのか?
そして、海岸に落ちている海中に生える草。
それまで、さっきの鍋の中に……
あっ、あれを平然と、味見している。
下女も大変だ。
どう考え手を尽くしたとしても、美味くなどならないだろうに……
別の場所では、奇妙な事に目に釘を打ち、捌いているがなんと、あれはイール。
あんなドブ臭い小骨だらけの魚を……
むかし彼女も、腹が減って捕まえ、煮込んで食べたことがある。
視線を移せば、はっ、あっちの肉は、すっかり色が変わっているではないか、少し外側を削っているようだが……
そしてあれは、牛の舌に、臓物……
捨てるのは勿体ないとは思うが、食うのかあれを……
その徹底ぶりに彼女は驚く。
暗殺者として忍び込んだが、アイアコスはその目で見て考える。
そうか、国が大変な中、王の立場として、人々の捨てる物を食して……
なんとお偉い。
それに比べて、あの貴族ども、こんな立派な王を毒殺しようとは、この極めて独善的であり誰徳は気にしない王国義勇団の団員として、依頼をしてきた貴族こそが討伐対象と判断をする。
彼女はそっと拳を握りしめ、胸に当てると、王のいる方向に向けて頭を垂れる。
「誠実なる王よ、お体に気を付けて……」
厨房の端に、胃腸によく効く薬草の束がそっと積まれていた。誰も気がつかないうちに。
それから数日後、ある貴族が亡くなった。
「豚汁うめぇ」
「ラーメンにチャーハン。うめー、やっぱ豚骨だよな」
「熟成肉もうめーぞ」
「やはりご飯にお味噌汁、それに漬物。こっちのウナギも美味しい」
彼ら的には、むっちゃくちゃ贅沢だった。
だが材料は、豚骨と野菜、そして海藻と豆。
米と鶏肉、魚。小麦粉少々。
民にとって重要な小麦粉は、少々なのだ。
そもそも、野菜は下々の食すもの、貴族は食べない。
ウナギの蒲焼きだが、イールと呼ばれるこの魚、少なくともこの国では水の中に住む蛇扱いで食べたりしない。
熟成肉……
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