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第二章 冒険者時代
第25話 出逢いと意味
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「やべえやべえやべえ」
「騒ぐな大和」
「へーい」
俺達は、絶賛前を見たままムーンウォーク。
人って緊張が、極限を超えるとさ、馬鹿なことを言ったりしたくなるのだよ。
「控えおろう」
多分、松岡 大翔が、緊張と恐怖で壊れたようだ……
「者ども、むガッ……」
「やかましい」
そう言って、松岡を掴んだが……
「おい、松岡…… それなんだ?」
「うん? 下がったらいたぞ、まだ後二匹……」
腕に、もふもふした子犬を連れている。
子犬と言っても、体長は五〇センチくらいある。
「それって…… こいつらの子供じゃないのか?」
「そう…… だろうなあ」
そう言いながら、松岡はもふもふを堪能している。
俺もしたいが、前から来る奴らのプレッシャーが半端じゃなくなっている。
「そいつらを、前に送れ。取り返しに来ているんだよ」
そうかあ? という感じで、もふもふ。
ワンコもうっとり顔。
こいつにそんな才能があったとは。
「おい犬使い、子犬じゃなく前の奴をなんとかしろ」
「……」
「おい」
「おい、龍一…… 人にはな、…… 出来ることと出来ないことがあるんだ。ちみは、少しその辺りの常識をだなぁ、ああぁ、おまえらどこへ行く」
うだうだ言っていが、話が通じそうもない松岡の脇を、俺達は全力で駆け抜ける。
そう…… そこに躊躇はない。
子犬達は、俺達とは逆に親達の方へと走る。
松岡に抱かれている一匹を残して……
そして、距離は限りなくゼロとなり、松岡は睨んだまま親と対峙する。
さっきまで震えていた足が、ピタッと止まり実に堂々とした姿。
それを見て、俺達は驚いた。
「おい、松岡がすげえ」
「ああ、そうだな。見直したよ」
向かい合っている松岡と、親犬。
こっちから見ると、松岡の肩から上が一口サイズ。
何か、子犬が親に向かって吠え始める。
それを聞いて、親はかぱっと口を一瞬開けたが、はむっと閉じる。
そうして、洞窟の奥へと戻っていった。
そして周囲には静寂と、小便の匂いが充満をする。
そう松岡だ。
彼は、小便を漏らし、立ったまま気を失っていた。
いいや…… それを責めることは出来ない。
こいつは勇者だ。
帰ったら、噂は広がるだろう。
牛ほどもある犬から、子犬を奪った男。
小便をたらし、気を失いながらも、それを成した。偉大なる男だと……
英雄譚だと思ったのに、なぜかそれを聞いて、松岡はしばらく寮の部屋から出てこなくなった。
俺達は故事に習い、閉じこもった松岡を部屋から出すために考える。
皆で、その事を讃えながら部屋の前で宴会をしたよ。
当然、女子達も呼んで……
だけど不思議なことにドアは開かなかった。
ただ部屋から、すすり泣く声だけが聞こえていた。
ちなみに、犬種はフェンリルだとか、神獣というタイプなので大事に育てなさいとギルドで注意を受けた。
説明をするお姉さんの顔が、なぜか怖かった。
餌は、草原へと散歩に連れて行き、獲ってこいでいけるようだ。
部屋から出てきた後、何かを振り切ったような松岡が、シロと名付けられたフェンリルと草原を笑いながら走っている姿がよく見られるようだ。
そうそれは、何かを忘れたいような姿だと……
仲の良い小林が、そんな事を涙ながらに語っていた姿が印象的だった。
数ヶ月後、思ったより時間のかかった福山達。
そう途中で冬真っ盛り、積雪は深いところで三メートル以上に及んだ。
まあ魔法があるから、周囲を融かしながら進んだようだ。
その光景に、煉獄の薔薇の一軍メンバー達は呆れていたとか。
普通の人は、魔法の容量というのが決まっているらしく、火魔法の応用、温風除雪などと言うふざけた魔法も理解ができないし、そんなに何時間も使えないようだ。
鈴木と武藤はそれを聞いて、逆になんで出来ないのかと詰め寄ったらしい。
話を擦り合わせると、体の内部にある魔力。
それに限りがある。
「それはそうだな、だから、切っ掛けだけで、空気中にある魔力を使えばいいだろう」
「「「「「はぁっ?」」」」」
どうも俺達の使っている魔法は、非常識らしい。
それをまあ、手取り足取り、組んずほぐれつ教えたらしい。
三人対五人。
福山には、マリーがいるから、鈴木と武藤は頑張ったらしい。
そんなに細かな事を気にしないため、色々と混ぜたりしながら、最終的にアガサと金髪のコラーダを鈴木が担当。
武藤はアカシアと金髪のヴェスを担当することになった様だ。
彼女達、過去の経験から、男が嫌いだったはずだが、長期間のかまくら生活ですっかり打ち解けたようだ。
そして、手ほどきのおかげで、彼女達の凶悪さが一段上がったとか。
魔法の威力と持続性もそうだが、まあ武藤が、きちんとした格闘技を教えたのが大きい。
冒険者は、自己流が多く、強いと言っても程度が知れていた。
ギルドマスターのように。
そこで立ち技、関節、重心の崩し方、そして寝技……
「ほら、アカシア。動いてみろ」
「んんっ、あっこれ駄目、深い…… 奥に何かゴリゴリと、ああ何か来る……」
「アカシアばかりズルい、私も…… ああ指が、食い込んでくる。そこっ、だめぇ」
それはもう、大変な修行だったようだ。
練習後、彼女達はしばらく立ち上がれなかったようだ。
経絡秘孔でもかき回されて、気でも乱されたように汗びっしょりで、体中がぷるぷる、足はガクガク、背中はぞくぞくしていたとか……
鈴木も、こっちに来てから、武藤に習いかなりの腕前。
きっちり、アガサとコラーダに教育を施した。
「あいつら元気だな」
「仲が良くなって良かった。私だけ幸せだと、ちょっと気にしていたの」
「そうか」
嬉しそうに服を脱ぐ、マリーの顔は、本当に幸せそうだった。
「騒ぐな大和」
「へーい」
俺達は、絶賛前を見たままムーンウォーク。
人って緊張が、極限を超えるとさ、馬鹿なことを言ったりしたくなるのだよ。
「控えおろう」
多分、松岡 大翔が、緊張と恐怖で壊れたようだ……
「者ども、むガッ……」
「やかましい」
そう言って、松岡を掴んだが……
「おい、松岡…… それなんだ?」
「うん? 下がったらいたぞ、まだ後二匹……」
腕に、もふもふした子犬を連れている。
子犬と言っても、体長は五〇センチくらいある。
「それって…… こいつらの子供じゃないのか?」
「そう…… だろうなあ」
そう言いながら、松岡はもふもふを堪能している。
俺もしたいが、前から来る奴らのプレッシャーが半端じゃなくなっている。
「そいつらを、前に送れ。取り返しに来ているんだよ」
そうかあ? という感じで、もふもふ。
ワンコもうっとり顔。
こいつにそんな才能があったとは。
「おい犬使い、子犬じゃなく前の奴をなんとかしろ」
「……」
「おい」
「おい、龍一…… 人にはな、…… 出来ることと出来ないことがあるんだ。ちみは、少しその辺りの常識をだなぁ、ああぁ、おまえらどこへ行く」
うだうだ言っていが、話が通じそうもない松岡の脇を、俺達は全力で駆け抜ける。
そう…… そこに躊躇はない。
子犬達は、俺達とは逆に親達の方へと走る。
松岡に抱かれている一匹を残して……
そして、距離は限りなくゼロとなり、松岡は睨んだまま親と対峙する。
さっきまで震えていた足が、ピタッと止まり実に堂々とした姿。
それを見て、俺達は驚いた。
「おい、松岡がすげえ」
「ああ、そうだな。見直したよ」
向かい合っている松岡と、親犬。
こっちから見ると、松岡の肩から上が一口サイズ。
何か、子犬が親に向かって吠え始める。
それを聞いて、親はかぱっと口を一瞬開けたが、はむっと閉じる。
そうして、洞窟の奥へと戻っていった。
そして周囲には静寂と、小便の匂いが充満をする。
そう松岡だ。
彼は、小便を漏らし、立ったまま気を失っていた。
いいや…… それを責めることは出来ない。
こいつは勇者だ。
帰ったら、噂は広がるだろう。
牛ほどもある犬から、子犬を奪った男。
小便をたらし、気を失いながらも、それを成した。偉大なる男だと……
英雄譚だと思ったのに、なぜかそれを聞いて、松岡はしばらく寮の部屋から出てこなくなった。
俺達は故事に習い、閉じこもった松岡を部屋から出すために考える。
皆で、その事を讃えながら部屋の前で宴会をしたよ。
当然、女子達も呼んで……
だけど不思議なことにドアは開かなかった。
ただ部屋から、すすり泣く声だけが聞こえていた。
ちなみに、犬種はフェンリルだとか、神獣というタイプなので大事に育てなさいとギルドで注意を受けた。
説明をするお姉さんの顔が、なぜか怖かった。
餌は、草原へと散歩に連れて行き、獲ってこいでいけるようだ。
部屋から出てきた後、何かを振り切ったような松岡が、シロと名付けられたフェンリルと草原を笑いながら走っている姿がよく見られるようだ。
そうそれは、何かを忘れたいような姿だと……
仲の良い小林が、そんな事を涙ながらに語っていた姿が印象的だった。
数ヶ月後、思ったより時間のかかった福山達。
そう途中で冬真っ盛り、積雪は深いところで三メートル以上に及んだ。
まあ魔法があるから、周囲を融かしながら進んだようだ。
その光景に、煉獄の薔薇の一軍メンバー達は呆れていたとか。
普通の人は、魔法の容量というのが決まっているらしく、火魔法の応用、温風除雪などと言うふざけた魔法も理解ができないし、そんなに何時間も使えないようだ。
鈴木と武藤はそれを聞いて、逆になんで出来ないのかと詰め寄ったらしい。
話を擦り合わせると、体の内部にある魔力。
それに限りがある。
「それはそうだな、だから、切っ掛けだけで、空気中にある魔力を使えばいいだろう」
「「「「「はぁっ?」」」」」
どうも俺達の使っている魔法は、非常識らしい。
それをまあ、手取り足取り、組んずほぐれつ教えたらしい。
三人対五人。
福山には、マリーがいるから、鈴木と武藤は頑張ったらしい。
そんなに細かな事を気にしないため、色々と混ぜたりしながら、最終的にアガサと金髪のコラーダを鈴木が担当。
武藤はアカシアと金髪のヴェスを担当することになった様だ。
彼女達、過去の経験から、男が嫌いだったはずだが、長期間のかまくら生活ですっかり打ち解けたようだ。
そして、手ほどきのおかげで、彼女達の凶悪さが一段上がったとか。
魔法の威力と持続性もそうだが、まあ武藤が、きちんとした格闘技を教えたのが大きい。
冒険者は、自己流が多く、強いと言っても程度が知れていた。
ギルドマスターのように。
そこで立ち技、関節、重心の崩し方、そして寝技……
「ほら、アカシア。動いてみろ」
「んんっ、あっこれ駄目、深い…… 奥に何かゴリゴリと、ああ何か来る……」
「アカシアばかりズルい、私も…… ああ指が、食い込んでくる。そこっ、だめぇ」
それはもう、大変な修行だったようだ。
練習後、彼女達はしばらく立ち上がれなかったようだ。
経絡秘孔でもかき回されて、気でも乱されたように汗びっしょりで、体中がぷるぷる、足はガクガク、背中はぞくぞくしていたとか……
鈴木も、こっちに来てから、武藤に習いかなりの腕前。
きっちり、アガサとコラーダに教育を施した。
「あいつら元気だな」
「仲が良くなって良かった。私だけ幸せだと、ちょっと気にしていたの」
「そうか」
嬉しそうに服を脱ぐ、マリーの顔は、本当に幸せそうだった。
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