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第二章 冒険者時代
第8話 そんなこんなで大航海時代
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「おらー行くぞ」
そう言って張り切り、新築筏に飛び乗る…… 縛っている蔓が切れて、海中へ……
もう何度目だろう。
釘さえあれば。
彼らはそう考えた。
だが、蔓も皮をはぎ、中の繊維だけを茹でれば、もう少し柔軟になるのに、時間がたつと乾燥をして固く扱いにくくなってしまう。水に濡れれば確かに絞まる。
だが、強引に結び折れた部分が、修復されるわけではない。
農家の子どもが居ても、最近は縄のない方を知らない。
何でも売っているのが、知識を得る弊害となっている。
昔は、年末が近付くとしめ縄は、自分たちで作っていた。
だがそんな景色を見ることは、なくなってしまった。
便利な生活は、知恵を失わせる。
作るとなれば、なぜ、どうやってを考えるが、売り物なら買って、それで終わり。どうやって作られているかを考えない。
「なんとかしろよ」
「モンクばかりじゃなく、考えろよ」
そんな、他人に責任を問うことばかりが、飛び交う現場。
早くしなければ、秋が来て、また恐怖の冬が来る。
そんな中、ある集団が一組の集落跡を発見をする。
竹をパイプにして、水道が作られ、木が何かで切断された跡。
金属製や、石製の楔。
余った板。
「これはすごい」
探査をすれば、海まで道ができていて、海の近くには木を運んだ木馬が残されていた。
彼らは、二年四組の一部。
星野 広之、片山 千智と進藤 孝直、砂山 麻衣たち。
「船を造ったのか」
「そりゃいいが、人数がいるな」
木を切り出して、枝を払い板を作る。
だがその時に、気になるものを発見をする。
「この板乾燥をしているし、この断面一体どうやって切ったと思う?」
「スッパリだな、まるで麻衣のむねうぎゃあ……」
「雉も鳴かずば打たれまいに」
少し小柄な砂山 麻衣が、少し身をかがめて肘をだしている。
丁度、進藤の鳩尾あたり。
「息が、いきができにゃい」
「自業自得」
麻衣は、確かに小柄でぺったんだが体術は強い。
そして、進藤と付き合っている。
無論、星野は片山とペア。
こちらはまあ普通。
だけど、こう見えて進藤と麻衣はラブラブなのだ。
「あいつはな、感度が良いんだよ」
いつか星野に語っていた。
小さいが為に反応が良く、下手すれば胸だけで……
などとまあ、色々とある様だ。
「先ずは、面倒だが人数集めだな」
「ああ、せっかくの文明、使わせて貰おう」
麻衣のおかげでうやむやになったが、切断面の鮮やかさは星野と進藤共に悩む事になる。
ナイフのセレーションじゃ無理だし、刃の方で?
いやそれでは、こんなにスッパリは切れない。
立木の切り株は、斧のようなもので切っていた。
板は、楔で作っていたようだし、そんなに道具が色々とあったわけでもない様だ。
そう、魔法の力。
細かな制御はできなかったが、実は直径十センチくらいならスパッと切れた。
だが魔法などないと思っている者に、それを想像するのは無理だった。
他のグループも、いい加減長くなってきた修学旅行に、じれてくる。
「一体いつになったら終わるんだよ」
「やっぱり、向こうに行くんだよ」
「それとか、お宝があってそれを取ったらとか」
「ボス戦だろ。あの山の向こうが怪しいだろ」
三組のDランク、川上 圭介、石川 雄希、西村 達也、大垣 美咲。
彼らは抜け出した後、すぐに修学旅行を終わらせるために色々なところを探し回った。
そして、見ていないのは山地の向こう側のみ。
海岸の端っこから回っても、かなり厳しく山を登らないと反対側に行けない事が判った。
だが彼らは、行ったことを後悔する事になる。
苦労をして、山を越える。
稜線から反対側へ。
だが徐々に傾斜は厳しくなり、突然目の前が開ける。
そこには高さ数百メートルの崖……
そう、体は戻ってきても、荷物は崖下。
もう回収はできない。
グラウンドの片隅で反省文を書きながら、大いに反省をする。
何もかも失った状態で秋に突入……
そこには絶望しかない。
「いよーし。できた」
二年五組の一部。
伊藤三兄弟が居るチーム十名は筏を作った。
無論兄弟と言っても本当じゃなくなぜかクラスに三人も伊藤がいた。
伊藤 和夫、伊藤 幸介、 伊藤 賢作。
他には今井 眞由美、尾形 寛子、三島 小百合、芦塚 裕樹、浅田 清美、阿部 将宏、荒井 麻理子の以上十名。
当然だが、伊藤三人は名前の呼び捨て。
「おい、和夫。行って見ろ」
「えっ、オレだけ?」
「ああコレまで幾度ばらけて、濡れたと思っているんだ。作った奴が責任を取れ」
その言葉に、周りの女の子も頷く。
夏の盛りには、意外と楽しかったが、最近は水温も下がってきた。
クラゲもいるし……
一応、丸太を縦横に組み合わせている。
強度は十分だが、ツタが切れる。
ちなみに、かれらはナイフでひたすら削り、根性で丸太を作った。
そうコツコツと、キツツキが木を削るように……
それを通して、努力は結ばれると理解をした。
だがそこからだ、筏など簡単だろうと思ったが、作っては壊れ、壊れては直す。
それをひたすら繰り返した。
ダボを使おうとしたが、穴が開けられず、少し削って組み合わせるに留まった。
「自信作だ、大丈夫さ」
そう言って彼は飛び乗る。
オールを持ち、砂浜を押す。
「見ろいけるぞ」
だが、波がうねりを作る。
ミシッ……
「さあ、次だ次。丸太を回収」
「結局濡れるじゃないか」
「最悪……」
そう言って張り切り、新築筏に飛び乗る…… 縛っている蔓が切れて、海中へ……
もう何度目だろう。
釘さえあれば。
彼らはそう考えた。
だが、蔓も皮をはぎ、中の繊維だけを茹でれば、もう少し柔軟になるのに、時間がたつと乾燥をして固く扱いにくくなってしまう。水に濡れれば確かに絞まる。
だが、強引に結び折れた部分が、修復されるわけではない。
農家の子どもが居ても、最近は縄のない方を知らない。
何でも売っているのが、知識を得る弊害となっている。
昔は、年末が近付くとしめ縄は、自分たちで作っていた。
だがそんな景色を見ることは、なくなってしまった。
便利な生活は、知恵を失わせる。
作るとなれば、なぜ、どうやってを考えるが、売り物なら買って、それで終わり。どうやって作られているかを考えない。
「なんとかしろよ」
「モンクばかりじゃなく、考えろよ」
そんな、他人に責任を問うことばかりが、飛び交う現場。
早くしなければ、秋が来て、また恐怖の冬が来る。
そんな中、ある集団が一組の集落跡を発見をする。
竹をパイプにして、水道が作られ、木が何かで切断された跡。
金属製や、石製の楔。
余った板。
「これはすごい」
探査をすれば、海まで道ができていて、海の近くには木を運んだ木馬が残されていた。
彼らは、二年四組の一部。
星野 広之、片山 千智と進藤 孝直、砂山 麻衣たち。
「船を造ったのか」
「そりゃいいが、人数がいるな」
木を切り出して、枝を払い板を作る。
だがその時に、気になるものを発見をする。
「この板乾燥をしているし、この断面一体どうやって切ったと思う?」
「スッパリだな、まるで麻衣のむねうぎゃあ……」
「雉も鳴かずば打たれまいに」
少し小柄な砂山 麻衣が、少し身をかがめて肘をだしている。
丁度、進藤の鳩尾あたり。
「息が、いきができにゃい」
「自業自得」
麻衣は、確かに小柄でぺったんだが体術は強い。
そして、進藤と付き合っている。
無論、星野は片山とペア。
こちらはまあ普通。
だけど、こう見えて進藤と麻衣はラブラブなのだ。
「あいつはな、感度が良いんだよ」
いつか星野に語っていた。
小さいが為に反応が良く、下手すれば胸だけで……
などとまあ、色々とある様だ。
「先ずは、面倒だが人数集めだな」
「ああ、せっかくの文明、使わせて貰おう」
麻衣のおかげでうやむやになったが、切断面の鮮やかさは星野と進藤共に悩む事になる。
ナイフのセレーションじゃ無理だし、刃の方で?
いやそれでは、こんなにスッパリは切れない。
立木の切り株は、斧のようなもので切っていた。
板は、楔で作っていたようだし、そんなに道具が色々とあったわけでもない様だ。
そう、魔法の力。
細かな制御はできなかったが、実は直径十センチくらいならスパッと切れた。
だが魔法などないと思っている者に、それを想像するのは無理だった。
他のグループも、いい加減長くなってきた修学旅行に、じれてくる。
「一体いつになったら終わるんだよ」
「やっぱり、向こうに行くんだよ」
「それとか、お宝があってそれを取ったらとか」
「ボス戦だろ。あの山の向こうが怪しいだろ」
三組のDランク、川上 圭介、石川 雄希、西村 達也、大垣 美咲。
彼らは抜け出した後、すぐに修学旅行を終わらせるために色々なところを探し回った。
そして、見ていないのは山地の向こう側のみ。
海岸の端っこから回っても、かなり厳しく山を登らないと反対側に行けない事が判った。
だが彼らは、行ったことを後悔する事になる。
苦労をして、山を越える。
稜線から反対側へ。
だが徐々に傾斜は厳しくなり、突然目の前が開ける。
そこには高さ数百メートルの崖……
そう、体は戻ってきても、荷物は崖下。
もう回収はできない。
グラウンドの片隅で反省文を書きながら、大いに反省をする。
何もかも失った状態で秋に突入……
そこには絶望しかない。
「いよーし。できた」
二年五組の一部。
伊藤三兄弟が居るチーム十名は筏を作った。
無論兄弟と言っても本当じゃなくなぜかクラスに三人も伊藤がいた。
伊藤 和夫、伊藤 幸介、 伊藤 賢作。
他には今井 眞由美、尾形 寛子、三島 小百合、芦塚 裕樹、浅田 清美、阿部 将宏、荒井 麻理子の以上十名。
当然だが、伊藤三人は名前の呼び捨て。
「おい、和夫。行って見ろ」
「えっ、オレだけ?」
「ああコレまで幾度ばらけて、濡れたと思っているんだ。作った奴が責任を取れ」
その言葉に、周りの女の子も頷く。
夏の盛りには、意外と楽しかったが、最近は水温も下がってきた。
クラゲもいるし……
一応、丸太を縦横に組み合わせている。
強度は十分だが、ツタが切れる。
ちなみに、かれらはナイフでひたすら削り、根性で丸太を作った。
そうコツコツと、キツツキが木を削るように……
それを通して、努力は結ばれると理解をした。
だがそこからだ、筏など簡単だろうと思ったが、作っては壊れ、壊れては直す。
それをひたすら繰り返した。
ダボを使おうとしたが、穴が開けられず、少し削って組み合わせるに留まった。
「自信作だ、大丈夫さ」
そう言って彼は飛び乗る。
オールを持ち、砂浜を押す。
「見ろいけるぞ」
だが、波がうねりを作る。
ミシッ……
「さあ、次だ次。丸太を回収」
「結局濡れるじゃないか」
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