38 / 232
久々、浮気(隼人と雫)
第1話 活発系運動少女。雫
しおりを挟む
「へへーん。隼人。早く来なさいよ」
「ちょっと待ってよ。雫ちゃん」
雫は、名前と容姿に似合わず、活発な女の子だった。
川でも、土手でも走り回る。
「あーたのしい。走るとさ。頭の中が真っ白になって、気持ちいい」
そして、危ない奴だった。
まあ。気持ちが良いのは、分からないでもない。
小学校4年生の時は、50mで8秒6位の記録を出して、市だったか、県だったかの、選抜に呼ばれたこともあった。ちなみに、その時僕も9秒くらいだったと思う。
だけど、高学年。
5年生くらいから、急に女の子ぽくなって背も高くなった。
成長痛とかもでて、5年生の時から呼ばれることはなかった。
知った子が、ジュニア選抜の練習会に、呼ばれたらしいと悔しがり。泣いていた。
だが、ぼくは、心を鬼にして雫に言った。
「宿題を済ませろ」
「ひどい、こんなときには、さっさと済ませてから。ほら雫。僕のをごらんとか言って見せてよ」
そんなことを言ってくる。
「それってちょっと間違えると、変な人だよ。この前も。校門に近くに、でたって言っていたよ」
「なに? それ」
「多分雫は、練習をしていたから。会っていないけれど、コートを着ていて。下に服を着ていない変な人が出るから、気を付けなさいって、先生が言ってたよ」
「何それ? 何が楽しいの?」
「わからないけど、女の子におち○ちんを、見せるんだって」
「ふーん。変わっているね」
そんな話を忘れた、6年生の時会ったらしい。
「思い切り、蹴り飛ばした」
そう言って雫は喜んでいた。
ちなみに、今のタイムは、僕とほとんど同じくらいで、8秒5くらい。
今年も呼ばれなかった。
そして中学校。
雫は、陸上部へ。
ぼくは、興味があって、剣道部へ。
ところが剣道をする奴は、子供の頃から道場に通っていた。
初めてと言ったら、「えい」とかけ声をかけながら、体育館の周りを、すり足でくるくる回る。
ある程度したら、正座で見学。
足が、しびしびで、体育館のモップがけ。
「だーどうする?」
「先輩達かっこいいけど、防具とか道具も高いしな。体験終わったらやめるか?」
「防具を買ったら、やめられないよな」
中学になってできた友達と、話しながらふとグランドを見る。
日の当たる中。
歯を食いしばりながら、スタートダッシュを繰り返している。
「中学生も、先輩になると体が凄いな」
横で座っている中田が、ぼそっと言う。
「すごい筋肉」「すごい胸」
そして顔を見合わせる。
筋肉と言ったのは、俺。
胸と言ったのは、中田。
「あーうん」
お互いに、何か納得。奇妙な連帯感。
ただまあ、まだこの頃は、付き合うとかそんな感情はまだない。
3日も経つと、俺たちは足の皮がベロベロに剥げて、泣きが入り始める。
「やっぱり、やめようぜ」
中田はそう言って、サッカー部に行った。
そして、モテ希望でサッカーに行ったけど、走ってばかりとぼやいていた。
その頃、俺は素振りが練習に加わった。
「防具は、此処に共有のがあるが、使うなら使って良いぞ。だが、甲手と面は強烈だぞ。耐えられるならな」
そう言われて、つい匂ってみた。
俺はその行動を、ものすごく後悔した。
初めて、目にしみる匂いという物を経験した。
その晩、親に向かって一生のお願いをした。
父さんは、高校の時に選択授業で、柔道か剣道があったから知っていた。
何とか、買ってもらった。
そして、よし1年もトレーニング開始する。
そう言って、真新しい袴と銅を着けと胴を着け。
甲手と、竹刀を持って、学校の周りをランニング。
昔は、裸足でやっていたらしい。
夏場は、やけどすると笑っていた。
そして。
「隼人。足マッサージ」
そう言って、漫画を読みながら、足をこっちに投げ出してくる雫。
「あーもう。ぐにぐにと揉んでいく」
マッサージなんか知らないと言ったら、本まで持ってきて勉強させらられた。
「俺だって疲れているのに」
「じゃあ、後でやってあげる。順番ね」
そう言って、まともにしてくれたことはない。
悪い考えが浮かび、思いっきり脇をこそばす。
「うきゃ。うひゃはは。ちょ。ととと。やめてぇぇ」
パッと手を離す。
「うーひどい。涙が出た」
「リラックスできただろ。宿題。ほれ」
「あーもう」
そんなことをしながら、2年生。
「よーし。そこまで」
1年経つと、そこそこ打てるようになってきた。
無論、先輩が隙を作り、わざと打たしてくれている。
「おまえ、まだ、打突の時見ているな。目線で攻撃が分かるから。躱しやすいぞ」
「おす。気を付けます」
そして、短距離と中長距離は、俺の方が雫より早くなっていた。
剣道の、打ち込み。常時ストップアンドゴーをしているみたいなもの。
そして、防具を着けてのランニング。
強くもなるさ。
100mを12秒後半から13秒で走っていた。
雫は13秒台。
そのため、最近は秘密特訓をしている。
そもそもは、ひもで引っ張るらしいが、雫の背中を押して走る。
たまたま、競争して。俺が、勝ったため。
悔しがっていた雫が、ひらめいたと言って始めた。
「どえわー。走れ走れ走れ」
「ちょちょちょ。早い」
こんな感じ。
そして、河川敷なので、アクシデントもまあある。
「ちょっと待ってよ。雫ちゃん」
雫は、名前と容姿に似合わず、活発な女の子だった。
川でも、土手でも走り回る。
「あーたのしい。走るとさ。頭の中が真っ白になって、気持ちいい」
そして、危ない奴だった。
まあ。気持ちが良いのは、分からないでもない。
小学校4年生の時は、50mで8秒6位の記録を出して、市だったか、県だったかの、選抜に呼ばれたこともあった。ちなみに、その時僕も9秒くらいだったと思う。
だけど、高学年。
5年生くらいから、急に女の子ぽくなって背も高くなった。
成長痛とかもでて、5年生の時から呼ばれることはなかった。
知った子が、ジュニア選抜の練習会に、呼ばれたらしいと悔しがり。泣いていた。
だが、ぼくは、心を鬼にして雫に言った。
「宿題を済ませろ」
「ひどい、こんなときには、さっさと済ませてから。ほら雫。僕のをごらんとか言って見せてよ」
そんなことを言ってくる。
「それってちょっと間違えると、変な人だよ。この前も。校門に近くに、でたって言っていたよ」
「なに? それ」
「多分雫は、練習をしていたから。会っていないけれど、コートを着ていて。下に服を着ていない変な人が出るから、気を付けなさいって、先生が言ってたよ」
「何それ? 何が楽しいの?」
「わからないけど、女の子におち○ちんを、見せるんだって」
「ふーん。変わっているね」
そんな話を忘れた、6年生の時会ったらしい。
「思い切り、蹴り飛ばした」
そう言って雫は喜んでいた。
ちなみに、今のタイムは、僕とほとんど同じくらいで、8秒5くらい。
今年も呼ばれなかった。
そして中学校。
雫は、陸上部へ。
ぼくは、興味があって、剣道部へ。
ところが剣道をする奴は、子供の頃から道場に通っていた。
初めてと言ったら、「えい」とかけ声をかけながら、体育館の周りを、すり足でくるくる回る。
ある程度したら、正座で見学。
足が、しびしびで、体育館のモップがけ。
「だーどうする?」
「先輩達かっこいいけど、防具とか道具も高いしな。体験終わったらやめるか?」
「防具を買ったら、やめられないよな」
中学になってできた友達と、話しながらふとグランドを見る。
日の当たる中。
歯を食いしばりながら、スタートダッシュを繰り返している。
「中学生も、先輩になると体が凄いな」
横で座っている中田が、ぼそっと言う。
「すごい筋肉」「すごい胸」
そして顔を見合わせる。
筋肉と言ったのは、俺。
胸と言ったのは、中田。
「あーうん」
お互いに、何か納得。奇妙な連帯感。
ただまあ、まだこの頃は、付き合うとかそんな感情はまだない。
3日も経つと、俺たちは足の皮がベロベロに剥げて、泣きが入り始める。
「やっぱり、やめようぜ」
中田はそう言って、サッカー部に行った。
そして、モテ希望でサッカーに行ったけど、走ってばかりとぼやいていた。
その頃、俺は素振りが練習に加わった。
「防具は、此処に共有のがあるが、使うなら使って良いぞ。だが、甲手と面は強烈だぞ。耐えられるならな」
そう言われて、つい匂ってみた。
俺はその行動を、ものすごく後悔した。
初めて、目にしみる匂いという物を経験した。
その晩、親に向かって一生のお願いをした。
父さんは、高校の時に選択授業で、柔道か剣道があったから知っていた。
何とか、買ってもらった。
そして、よし1年もトレーニング開始する。
そう言って、真新しい袴と銅を着けと胴を着け。
甲手と、竹刀を持って、学校の周りをランニング。
昔は、裸足でやっていたらしい。
夏場は、やけどすると笑っていた。
そして。
「隼人。足マッサージ」
そう言って、漫画を読みながら、足をこっちに投げ出してくる雫。
「あーもう。ぐにぐにと揉んでいく」
マッサージなんか知らないと言ったら、本まで持ってきて勉強させらられた。
「俺だって疲れているのに」
「じゃあ、後でやってあげる。順番ね」
そう言って、まともにしてくれたことはない。
悪い考えが浮かび、思いっきり脇をこそばす。
「うきゃ。うひゃはは。ちょ。ととと。やめてぇぇ」
パッと手を離す。
「うーひどい。涙が出た」
「リラックスできただろ。宿題。ほれ」
「あーもう」
そんなことをしながら、2年生。
「よーし。そこまで」
1年経つと、そこそこ打てるようになってきた。
無論、先輩が隙を作り、わざと打たしてくれている。
「おまえ、まだ、打突の時見ているな。目線で攻撃が分かるから。躱しやすいぞ」
「おす。気を付けます」
そして、短距離と中長距離は、俺の方が雫より早くなっていた。
剣道の、打ち込み。常時ストップアンドゴーをしているみたいなもの。
そして、防具を着けてのランニング。
強くもなるさ。
100mを12秒後半から13秒で走っていた。
雫は13秒台。
そのため、最近は秘密特訓をしている。
そもそもは、ひもで引っ張るらしいが、雫の背中を押して走る。
たまたま、競争して。俺が、勝ったため。
悔しがっていた雫が、ひらめいたと言って始めた。
「どえわー。走れ走れ走れ」
「ちょちょちょ。早い」
こんな感じ。
そして、河川敷なので、アクシデントもまあある。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
マッサージ
えぼりゅういち
恋愛
いつからか疎遠になっていた女友達が、ある日突然僕の家にやってきた。
背中のマッサージをするように言われ、大人しく従うものの、しばらく見ないうちにすっかり成長していたからだに触れて、興奮が止まらなくなってしまう。
僕たちはただの友達……。そう思いながらも、彼女の身体の感触が、冷静になることを許さない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる