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自爆(優翔と愛理)
第1話 幼馴染みとそれぞれの中学時代
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小学校を卒業するまで、俺には中野愛理と森田葵。それに佐野翔と言う幼馴染みがいた。
近所に住んで、仲のいい友達。
毎日、外でも、各自の家でも遊んでいた。
他の奴達も小学校高学年になり、異性に興味が出始め、そわそわとしだした頃。
僕たちは1~2年前まで一緒に風呂へ入ったりしていたし、お互い見せ合い。よく言うお医者さんごっこ? や挨拶のちゅうをする程度はしていた。
ああ、翔と僕はしないよ。
愛理と葵相手のみ。
愛理はふーんという感じだが、葵はちょっとうれしそうな顔をしてくれる。
まあ、今思えば、ちょっとませた生活をしていた。
だが僕は、小学校卒業に会わせ、家を引っ越した。
父さんは、1年以上前から、転勤になった市外の仕事場まで通っていたが、朝がきつかったようだ。
僕は校区が変わったため、別の中学へと通う事になった。
そこで、今の友人である。
吉川大輝に出会う。
無論校区が変わっても、連絡は取れるし、会う事もできるが、やはり近所の友達が優先となり自然と疎遠になる。
幾度か、葵から僕がいないとつまらないと、メールが来ていたが、それも来なくなった。
中学校から入った僕だが、他の小学校から来ていたグループも、ほどけ始める頃、友人ができた。
大輝も同じ転勤組。
僕の存在は気になっていたが、地元のぼっちだと思っていたようだ。
地元のぼっちではあるが、出身小学校を自己紹介のときに言っただろうが? そう言ったが、周りを見ていて聞いていなかったらしい。
そうこいつ、かなり大雑把。
勉強嫌い。
少し体が大きく力がある。
そうまるで、漫画の中のいじめっ子。
だが、その大雑把というところが、気を遣わなくてよく、付き合う上で楽だし以外とモテた。
こいつが横に居たおかげで、中学でいじめとか僕にとっては皆無だった。
ただテスト前には、こいつのための勉強会が開かれ、時間を取られる事になった。
手間だったが、そのおかげで、僕もそこそこの成績が保てたし、知り合いも増えた。結果的には良かったかもしれないし、騒動の種でもあった。
ちょっと遊びに行く友人。大輝を間に挟んでなので、よっぽどじゃないと仲良くはならなかったが、そういう相手もできた。
当然男も女も。
勉強会場が、大輝と僕2人のため。
最初は僕の部屋だったが、中間を経て味を占めた大輝により、言いふらされたようで、勉強できない連れたちを集め、勉強会を開く。
夏休み前には、親が会社の社長さんで、息子と僕たちのために勉強部屋を造ってくれた。
そう造ってくれた。
勉強部屋と言っても、離れの一軒家という感じ。
図書館のようなテーブル席の部屋と、畳敷きで、なが机のある部屋。
ちょっとした、台所。
風呂とトイレ。
二階には、仮眠室。
当然、全室防音断熱。冷暖房付き。
彼の親が、何を考えて建てたのかは知らないが、多分誠という比較的頭の悪い息子が勉強をすると言ったので、張り切ったのだろう。
プレハブと、コンテナを組み合わせたらしいが、あっという間にできた。
夏休み前には、そこで幾度目かの勉強が開催される。
その様子を、うれしそうに、見学していたお父さん。
まあ勉強を見て、教えてあげると、以外と理解して覚える誠。
学校の授業では理解できなかったようだが、こいつ、妙なところで引っかかり躓く。
当然。中学1年生の1学期。たいした問題は出ない。正の数と負の数。
それに文字式の計算。
+と-。
単純計算式では、間違えないのに混在させると、なぜか間違える。
メモリの付いた図。数直線を書く。
(-3)+(+8)の場合どうする?
「ここが、-3だろ。そこから+の方に8つ上がる。-3、-2、-1、0、1、2,3,4。4だろ」
指折りしながら数える。
「8-3は?」
「馬鹿にするな5だろうが」
「そうだね。さっきみたいに指で数えてみなよ」
「8、7,6。あれ?」
「まあそんな感じ。この数直線で考えよう。ここが元の数、マイナスに一個進んで8-1だね」
「おうそうだ」
「どうして君は8-3で8から数えたの?」
「あっ」
すべてのつまずき。すべての引っかかりが、そんな単純ミス。数え間違い、符号の取り間違いにつけ間違い。分数になると、小学校で理解できないまま来たので通分等々。授業中引っかかっても聞くのが恥ずかしく、ほったらかしで、そのうち勉強が嫌いになった典型だった。
国語は、短い文を読ませ、ここでどうしてこんな事を考えたとか、考えさせた。
誠に言わせると、暴君はメロスになった。
まあ結婚式の日にちを変えたし、山賊を蹴散らしたしな。
「そうだよ。小学校のときに、先生分かりませんて言ったら、クラスの奴らに馬鹿にされて、悔しかったし恥ずかしくて、聞けなくなった。おまえ。良い奴だな。ここの鍵やるよ。親に勉強部屋と言った手前、成績落とすと叱られるからな」
そんな事がきっかけで、誠とも付き合う事になった。だが彼の友達は、何というかやんちゃな奴が多かった。
まあ勉強を教えると、誠と同じように理解し、成績は上がったようだが、中学生。
当然やんちゃな奴らのたまり場。
当然目的外の使用も、される事になる。
そして、面倒なことの前兆。たまに上級生が混ざるようになる。
最初は、おとなしいが
「休憩するから、1時間は上に来るな」
と言って、男女取り混ぜ、数人が上に上がる。
「先輩達行ったな」
誠が、聞いてくる。
「うん。1時間は使うから上に来るなって」
そう言うと、誠はにへらとして。
「おまえ、何するのか知っているか?」
「えっ。休憩って言ったよ」
「休憩ってことは、エッチな事をするんだよ」
「エッチな事?」
「ああ。すごく気持ちが良くて、癖になるってさ」
そんな帰り道、大輝がぽつりと言う。
「あの先輩達が来始めたのなら、まずいな。誠の所、便利だったのに。おまえもなるべく行くな」
そう言われたが、僕には理解ができなかった。
誠との、約束もあるしね。
近所に住んで、仲のいい友達。
毎日、外でも、各自の家でも遊んでいた。
他の奴達も小学校高学年になり、異性に興味が出始め、そわそわとしだした頃。
僕たちは1~2年前まで一緒に風呂へ入ったりしていたし、お互い見せ合い。よく言うお医者さんごっこ? や挨拶のちゅうをする程度はしていた。
ああ、翔と僕はしないよ。
愛理と葵相手のみ。
愛理はふーんという感じだが、葵はちょっとうれしそうな顔をしてくれる。
まあ、今思えば、ちょっとませた生活をしていた。
だが僕は、小学校卒業に会わせ、家を引っ越した。
父さんは、1年以上前から、転勤になった市外の仕事場まで通っていたが、朝がきつかったようだ。
僕は校区が変わったため、別の中学へと通う事になった。
そこで、今の友人である。
吉川大輝に出会う。
無論校区が変わっても、連絡は取れるし、会う事もできるが、やはり近所の友達が優先となり自然と疎遠になる。
幾度か、葵から僕がいないとつまらないと、メールが来ていたが、それも来なくなった。
中学校から入った僕だが、他の小学校から来ていたグループも、ほどけ始める頃、友人ができた。
大輝も同じ転勤組。
僕の存在は気になっていたが、地元のぼっちだと思っていたようだ。
地元のぼっちではあるが、出身小学校を自己紹介のときに言っただろうが? そう言ったが、周りを見ていて聞いていなかったらしい。
そうこいつ、かなり大雑把。
勉強嫌い。
少し体が大きく力がある。
そうまるで、漫画の中のいじめっ子。
だが、その大雑把というところが、気を遣わなくてよく、付き合う上で楽だし以外とモテた。
こいつが横に居たおかげで、中学でいじめとか僕にとっては皆無だった。
ただテスト前には、こいつのための勉強会が開かれ、時間を取られる事になった。
手間だったが、そのおかげで、僕もそこそこの成績が保てたし、知り合いも増えた。結果的には良かったかもしれないし、騒動の種でもあった。
ちょっと遊びに行く友人。大輝を間に挟んでなので、よっぽどじゃないと仲良くはならなかったが、そういう相手もできた。
当然男も女も。
勉強会場が、大輝と僕2人のため。
最初は僕の部屋だったが、中間を経て味を占めた大輝により、言いふらされたようで、勉強できない連れたちを集め、勉強会を開く。
夏休み前には、親が会社の社長さんで、息子と僕たちのために勉強部屋を造ってくれた。
そう造ってくれた。
勉強部屋と言っても、離れの一軒家という感じ。
図書館のようなテーブル席の部屋と、畳敷きで、なが机のある部屋。
ちょっとした、台所。
風呂とトイレ。
二階には、仮眠室。
当然、全室防音断熱。冷暖房付き。
彼の親が、何を考えて建てたのかは知らないが、多分誠という比較的頭の悪い息子が勉強をすると言ったので、張り切ったのだろう。
プレハブと、コンテナを組み合わせたらしいが、あっという間にできた。
夏休み前には、そこで幾度目かの勉強が開催される。
その様子を、うれしそうに、見学していたお父さん。
まあ勉強を見て、教えてあげると、以外と理解して覚える誠。
学校の授業では理解できなかったようだが、こいつ、妙なところで引っかかり躓く。
当然。中学1年生の1学期。たいした問題は出ない。正の数と負の数。
それに文字式の計算。
+と-。
単純計算式では、間違えないのに混在させると、なぜか間違える。
メモリの付いた図。数直線を書く。
(-3)+(+8)の場合どうする?
「ここが、-3だろ。そこから+の方に8つ上がる。-3、-2、-1、0、1、2,3,4。4だろ」
指折りしながら数える。
「8-3は?」
「馬鹿にするな5だろうが」
「そうだね。さっきみたいに指で数えてみなよ」
「8、7,6。あれ?」
「まあそんな感じ。この数直線で考えよう。ここが元の数、マイナスに一個進んで8-1だね」
「おうそうだ」
「どうして君は8-3で8から数えたの?」
「あっ」
すべてのつまずき。すべての引っかかりが、そんな単純ミス。数え間違い、符号の取り間違いにつけ間違い。分数になると、小学校で理解できないまま来たので通分等々。授業中引っかかっても聞くのが恥ずかしく、ほったらかしで、そのうち勉強が嫌いになった典型だった。
国語は、短い文を読ませ、ここでどうしてこんな事を考えたとか、考えさせた。
誠に言わせると、暴君はメロスになった。
まあ結婚式の日にちを変えたし、山賊を蹴散らしたしな。
「そうだよ。小学校のときに、先生分かりませんて言ったら、クラスの奴らに馬鹿にされて、悔しかったし恥ずかしくて、聞けなくなった。おまえ。良い奴だな。ここの鍵やるよ。親に勉強部屋と言った手前、成績落とすと叱られるからな」
そんな事がきっかけで、誠とも付き合う事になった。だが彼の友達は、何というかやんちゃな奴が多かった。
まあ勉強を教えると、誠と同じように理解し、成績は上がったようだが、中学生。
当然やんちゃな奴らのたまり場。
当然目的外の使用も、される事になる。
そして、面倒なことの前兆。たまに上級生が混ざるようになる。
最初は、おとなしいが
「休憩するから、1時間は上に来るな」
と言って、男女取り混ぜ、数人が上に上がる。
「先輩達行ったな」
誠が、聞いてくる。
「うん。1時間は使うから上に来るなって」
そう言うと、誠はにへらとして。
「おまえ、何するのか知っているか?」
「えっ。休憩って言ったよ」
「休憩ってことは、エッチな事をするんだよ」
「エッチな事?」
「ああ。すごく気持ちが良くて、癖になるってさ」
そんな帰り道、大輝がぽつりと言う。
「あの先輩達が来始めたのなら、まずいな。誠の所、便利だったのに。おまえもなるべく行くな」
そう言われたが、僕には理解ができなかった。
誠との、約束もあるしね。
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