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第3章 レジスタンス
第24話 釣り
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餌。失礼。山本凪さん。見事に口を割り。
彼女を餌に、釣りをすることに決定をする。
いくらレジスタンスの基地だと言っても、完全に孤立無援では暮らしていない。
資源や物資。食料その他諸々は、どこかしこで入手し、搬入されてくる。
その中でも機器類は、入手しても。使い方が分からなければ意味が無い。
そんな、特殊な存在。
そのため、特殊な経路で搬入をされる。
こちらの技術者が、中間地点まで赴き、チェックと説明を受け。持ち帰ってくる。
無論チェックは、GPSや盗聴器、発信器なども要注意だ。
ユニット内に巧妙に組まれているため、基板ごとチェックする必要がある。
俺たちは、少し離れた位置で待機中。
山本凪さんには、カメラと、マイクを付けている。
今回は特ダネがある。無論ナノマシン製造プラントの偽物。
人体強化薬の埋め込みタイプ。
軍用として、以外と重宝される。
強化臨界まで、数秒で常人の三倍以上で動くことが出来る。
強化はもっといけるが、自身の力で自分の体が壊れると、適当な報告書も付けてある。中身は、発信器とよくある興奮剤。
双方向で、欺瞞情報はよくあるので、一度や二度偽を掴まされても向こうも何も言わない。それよりは、継続的に取引が出来る。信用が出来る相手が何よりも重要。
つまり、個人的に金や権利をほしがる人間。その方が、信用できる。
その中でも、彼女はポイントがたまっていて、信用できるが、もう少しで始末をする判断を下される状況だっただろう。
「へい。凪。物はこれだ」
「ああ。ありがとう」
「大丈夫か?足下ふらついているぜ」
「大丈夫。ちょっとトレーニングをして、全身に力が入らないだけ」
「ああ。年に数回ある義務か」
「今回はハードでね。まいったわ」
そう言っているのに、相手のエージェントは、モニターとにらめっこをしている凪の尻をなで上げる。
「ひゃん。やめてよ。必死なんだから」
「わりい。足がぷるぷるだぜ」
そう言って笑う相手を、凪はにらみつける。
前回までは、なでられると、自身に興味を持ってくれる相手と言うことで、そんなにいやじゃなかった。
でも今は、その触り方が気持ち悪い。
一応真面目にすべてチェックを行い、受け取りをする。
その受け渡しの、ボードの下で、素早く物を渡す。
料金の座標も、その時に渡す。
ちなみに、料金用のモニターは、レジスタンスの車が1km以上離れないと点かない。レジスタンスも金をきちんと渡さなければ、二度と相手が来ないだけ。
そんな危ない、綱渡りな関係。
「顔はロックをしたか?」
「ああしたぞ」
「しかしあいつがねえ。一体どこで疑いを持った」
「あそこで、通信装置をすり替えようとしたし、落とそうとした」
「あの暗い中で、それも一瞬でねえ。おっそろし」
そう軽口を叩いているのは、中根。
暇そうにしていたから、途中で拾ってきた。
双方が移動をし始める。無論、相手を追いかける。
途中で止まったのは、金のある座標を確認をしているのだろう。
金を見つけて、積み込み走り始めようとした瞬間。強い磁力波に精神波を乗せそれをあてる。意識を消失させる。
「電子機器が壊れていませんように」
そう言いながら、3人の個人情報をぶっこ抜き、ついでに写真も撮る。
「よし。逃げるぞ」
後は、2時間に一回。発信されるシグナルを拾う。
シグナル回路は、実は説明書のA4用紙が回路になっている。
上質の紙は3層で、1層がバッテリー。もう一層が回路とアンテナを内蔵している。
ダミークリスタルは、光回路で、録画し信号を受ければ、その情報を発信する。
「どうだ?」
「ポイントは、多分これだな」
マップと重ね合わせて、座標を追いかける。
「大阪シティか」
「どっちだと思う?」
「それは、あれか? 組織全部か一部かという事か?」
「そう」
「流すのも拾うのも、一部っぽいけどな」
「そうだなあ」
マップの座標は、治安部隊本部。
「本当に、潜入をするのか?」
「しないと駄目だろう」
「まあそうか」
中根と皆。静流も紡もうんざりした顔になる。
あの3人のデータも、公安警備部。
見事に敵だ。
「どこであんな奴らと、伝手を作ったんだ」
あきれたように、中根がぼやく。
「そりゃ誰かが潜入して、伝手を作ったんだろう」
静流も、眉間にしわを寄せながらぼやく。
「そりゃ凄い」
これは俺。本当に感動する。
「まあ押収物とか、手を打ちやすいしね」
「そりゃそうだが。お役所も一枚岩ではないという事だな」
「さあ。ぼやいても仕方が無い。計画を練ろう。逆にデータを貰って、せっかく付けたデコード回路に仕事をして貰おう」
「そうだな。あれは結構大変だったしな」
「そういえば前回のは、どうなったんだろうな?」
中根が足で、凪を蹴る。
「ひゃい。いま、デコード乱数のアルゴリズムを解析中です。サーバの能力次第ですがすぐに対応すると思います。ヘッド部分に対応コードが書かれていますので」
「だそうだ」
「聞こえたよ」
彼女を餌に、釣りをすることに決定をする。
いくらレジスタンスの基地だと言っても、完全に孤立無援では暮らしていない。
資源や物資。食料その他諸々は、どこかしこで入手し、搬入されてくる。
その中でも機器類は、入手しても。使い方が分からなければ意味が無い。
そんな、特殊な存在。
そのため、特殊な経路で搬入をされる。
こちらの技術者が、中間地点まで赴き、チェックと説明を受け。持ち帰ってくる。
無論チェックは、GPSや盗聴器、発信器なども要注意だ。
ユニット内に巧妙に組まれているため、基板ごとチェックする必要がある。
俺たちは、少し離れた位置で待機中。
山本凪さんには、カメラと、マイクを付けている。
今回は特ダネがある。無論ナノマシン製造プラントの偽物。
人体強化薬の埋め込みタイプ。
軍用として、以外と重宝される。
強化臨界まで、数秒で常人の三倍以上で動くことが出来る。
強化はもっといけるが、自身の力で自分の体が壊れると、適当な報告書も付けてある。中身は、発信器とよくある興奮剤。
双方向で、欺瞞情報はよくあるので、一度や二度偽を掴まされても向こうも何も言わない。それよりは、継続的に取引が出来る。信用が出来る相手が何よりも重要。
つまり、個人的に金や権利をほしがる人間。その方が、信用できる。
その中でも、彼女はポイントがたまっていて、信用できるが、もう少しで始末をする判断を下される状況だっただろう。
「へい。凪。物はこれだ」
「ああ。ありがとう」
「大丈夫か?足下ふらついているぜ」
「大丈夫。ちょっとトレーニングをして、全身に力が入らないだけ」
「ああ。年に数回ある義務か」
「今回はハードでね。まいったわ」
そう言っているのに、相手のエージェントは、モニターとにらめっこをしている凪の尻をなで上げる。
「ひゃん。やめてよ。必死なんだから」
「わりい。足がぷるぷるだぜ」
そう言って笑う相手を、凪はにらみつける。
前回までは、なでられると、自身に興味を持ってくれる相手と言うことで、そんなにいやじゃなかった。
でも今は、その触り方が気持ち悪い。
一応真面目にすべてチェックを行い、受け取りをする。
その受け渡しの、ボードの下で、素早く物を渡す。
料金の座標も、その時に渡す。
ちなみに、料金用のモニターは、レジスタンスの車が1km以上離れないと点かない。レジスタンスも金をきちんと渡さなければ、二度と相手が来ないだけ。
そんな危ない、綱渡りな関係。
「顔はロックをしたか?」
「ああしたぞ」
「しかしあいつがねえ。一体どこで疑いを持った」
「あそこで、通信装置をすり替えようとしたし、落とそうとした」
「あの暗い中で、それも一瞬でねえ。おっそろし」
そう軽口を叩いているのは、中根。
暇そうにしていたから、途中で拾ってきた。
双方が移動をし始める。無論、相手を追いかける。
途中で止まったのは、金のある座標を確認をしているのだろう。
金を見つけて、積み込み走り始めようとした瞬間。強い磁力波に精神波を乗せそれをあてる。意識を消失させる。
「電子機器が壊れていませんように」
そう言いながら、3人の個人情報をぶっこ抜き、ついでに写真も撮る。
「よし。逃げるぞ」
後は、2時間に一回。発信されるシグナルを拾う。
シグナル回路は、実は説明書のA4用紙が回路になっている。
上質の紙は3層で、1層がバッテリー。もう一層が回路とアンテナを内蔵している。
ダミークリスタルは、光回路で、録画し信号を受ければ、その情報を発信する。
「どうだ?」
「ポイントは、多分これだな」
マップと重ね合わせて、座標を追いかける。
「大阪シティか」
「どっちだと思う?」
「それは、あれか? 組織全部か一部かという事か?」
「そう」
「流すのも拾うのも、一部っぽいけどな」
「そうだなあ」
マップの座標は、治安部隊本部。
「本当に、潜入をするのか?」
「しないと駄目だろう」
「まあそうか」
中根と皆。静流も紡もうんざりした顔になる。
あの3人のデータも、公安警備部。
見事に敵だ。
「どこであんな奴らと、伝手を作ったんだ」
あきれたように、中根がぼやく。
「そりゃ誰かが潜入して、伝手を作ったんだろう」
静流も、眉間にしわを寄せながらぼやく。
「そりゃ凄い」
これは俺。本当に感動する。
「まあ押収物とか、手を打ちやすいしね」
「そりゃそうだが。お役所も一枚岩ではないという事だな」
「さあ。ぼやいても仕方が無い。計画を練ろう。逆にデータを貰って、せっかく付けたデコード回路に仕事をして貰おう」
「そうだな。あれは結構大変だったしな」
「そういえば前回のは、どうなったんだろうな?」
中根が足で、凪を蹴る。
「ひゃい。いま、デコード乱数のアルゴリズムを解析中です。サーバの能力次第ですがすぐに対応すると思います。ヘッド部分に対応コードが書かれていますので」
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