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第六章「そして山百合は咲きこぼれる」
第三十一話「成績発表です!」
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大会三日目の朝、私たちは三瓶セントラルロッジの前の広場に立つ。
そこでは閉会式と表彰式がとりおこなわれ、松江国引高校へ優勝旗が送られたのだった。
青空の下で、赤い優勝旗が風に揺らめいている。
ついに、インターハイの県予選が終わりを告げた。
「私たちは準優勝かぁ~」
私はほたかさんが持つ準優勝の盾をしみじみと見る。
これまでの人生で『準』とは言え『優勝』の二文字を見ることなんてなかったので、これは案外悪くない。
「いやいや。女子は二チームしかないから、ドベってことだぞ」
「あぅぅ。じゅ、準優勝って言ったほうが、カッコよくない?」
「悔しさは変わんねぇよ~」
美嶺は頬っぺたを膨らませながら、悔しそうに眉をへの字に曲げる。
その様子を見て、ほたかさんは申し訳なさそうにつぶやいた。
「美嶺ちゃん、ごめんね……。わたしがバテたせいだよ……」
「いやっ! 別に梓川さんを責めてるわけじゃないっすよ~」
その時、優勝旗を担ぎながら五竜さんがやってきた。
「そうですね。梓川さんがバテた時の減点は確かにありますが、全体の中では大きな問題ではありませんでしたよ」
「五竜っ!」
「梓川さんの遅れは一時的なものでしたし、どちらかというと、登山全体を通しての体力不足が目立ったようですね。それでも八重垣高校は随分と健闘されました」
まるで審査員のような口ぶりだ。
「どうしてそんなに詳しくわかるの?」
不思議に思って聞いてみると、「成績表ですよ」と言って、五竜さんは一枚の紙をピラピラと揺らめかせている。
すると千景さんも同じ紙を取り出した。
「これ……うちの学校の分」
「み、見ていいですか?」
私は千景さんから成績表を受け取り、まじまじと見る。
美嶺も身を乗り出すようにのぞき込んできた。
採点表には『第60回島根県高等学校総合体育大会 登山大会 団体女子(B隊)成績一覧表』と見出しがあり、うちのチームと五竜さんのチームの項目別の得点が書かれていた。
体力一日20点(八重13点・松江20点)
体力二日20点(八重15点・松江19点)
歩行技術10点(八重 8点・松江 9点)
装 備 5点(八重 5点・松江 3点)
設営撤収 5点(八重 5点・松江 3点)
炊 事 5点(八重 5点・松江 5点)
天気図 4点(八重 4点・松江 3点)
自然観察 4点(八重 4点・松江 4点)
救 急 4点(八重 3点・松江 4点)
気 象 4点(八重 4点・松江 3点)
計画書 2点(八重 2点・松江 2点)
行動記録 2点(八重 2点・松江 2点)
読 図10点(八重10点・松江 8点)
マナー 5点(八重 5点・松江 2点)
計 100点(八重85点・松江:87点)
「あれ? 思ったより点差が離れてないよ?」
五竜さんはすごく強そうなオーラを振りまいていたので、もっと圧倒的な点差があるものだと思っていた。
項目がずらっと並んでると、本当にいろんなことをしてきたんだなと感慨深くなるし、意外にもたくさんの項目で満点が取れている。
「……むしろ、ほとんどの項目でうちが勝ってるな。……なのに体力の差がデカすぎるっ」
確かに体力点だけで十一点も差がついてる。
なんだかんだ言っても体育会系の大会だけはあって、体力の配点が重視されてるらしい。
体力自慢を集めた五竜さんの作戦は大当たりだったのだ。
「……天音さんはですねぇ。ずっとヒヤヒヤしながら、みなさんを見てたんですよ~」
つくしさんが言うと、五竜さんが困った顔をした。
「つくしさん。……バラされては困ります。わたくしのキャラというものがありますので」
「そうなんだ~。てっきり百合を愛でているだけだと思ってましたっ」
「もちろん、百合も愛でておりましたがね。八重垣の高得点の秘訣は、やはりあなた方の絆のおかげです。その確信がありましたので……、正直なところ、脅威でしたよ」
五竜さんの口からそんな言葉が出ると、驚いてしまう。
なんだかライバルとして認められている感じがしてうれしくなった。
「まあ……。今回の我が校の失点は、わたくしのせいで起きた事故のせいです。マナーでの減点と、装備品の不足による減点が、その代償ですよ」
五竜さんが言う通り、その二項目が減っていた。
装備の得点を見ていると、その下にある『設営撤収』の得点も目に入ってくる。
これはテントを張る審査のことだ。
松江国引高校は二点も減っているので、五竜さんの失敗を誘った私の作戦が影響しているだろう。
私の視線に気が付いたのか、五竜さんは苦笑する。
「……単純に負けたと思ったのは、テントの設営ですね。ましろさんの誘惑に負けました」
「えへへ~。五竜さんにしか通じないけどね!」
「反省しきりですよ。誘惑に慣れるためにも百合作品を読み漁り、いっそう耐性をつけなくては!」
五竜さんは珍しく鼻息を荒くする。
彼女の百合にかける情熱はすごいな……。
私は目を丸くしきりだった。
ふと見ると、成績表を見て美嶺が悶えている。
「……っていうか、アタシの救急の点、負けてる……。テストで減点されてるの、うちではアタシだけだぁ……」
「気にしないでいいよぉ。ゴールできたのは美嶺ちゃんのおかげなんだもん」
「うん。……美嶺さんは、すごい」
「そうだよっ」
本当にそう。
ほたかさんの言う通り、美嶺がいなかったら私たちはゴールできなかったのかもしれない。
ほとんどの項目で満点が取れてて、こんなにも接戦だったのだ。
私が好きなみんなは、本当にすごいと思った。
「もうちょっとで勝てたかと思うと……、なんか私、悔しくなってきました……」
「ましろちゃん、どうしたの? 競争、嫌いだったんじゃ……」
「うちの点数を見るとほとんど完璧だったのに、体力点が低かったのは私の体力不足が原因だったんだなって思って……」
「違う。ボクも体力がない」
千景さんはそう言うけど、お仕事があるし、仕方ないと思う。
でも、そんな千景さんも奮起して朝のトレーニングをはじめたのだ。
競争が苦手なんて言ってられない。
なんだか気分が高まってきた。
「千景さん! もっともっと朝練しましょ! みんなの頑張りにちゃんと報いたいですっ!」
「うん。ましろさんと……がんばる」
私と千景さんはうなづきあう。
その様子を見て、ほたかさんと美嶺は微笑んだ。
「体力がついてきたら、わたしたちと一緒に走ろうねっ」
「あぅぅ……。がんばります」
「はははっ。鍛え上げるぞぉ~」
「美嶺さん。……お手柔らかに……」
青空の下に笑い声が響き渡った。
△ ▲ △ ▲ △
松江国引高校のみんなと一緒に記念写真を撮った後、五竜さんは一冊の冊子をまじまじと見つめていた。
「おやおや……。おやおやおや。これは素晴らしい絵ではありませんか」
よく見ると、それはうちの学校の計画書。
五竜さんが見つめているのは、私が描いた表紙のイラストだった。
「な、なんで五竜さんがうちの計画書を持ってるのっ?」
「あれ。言ってなかったっけ? 他校との計画書の交換は伝統行事なんだよ~。そのために、個人情報を全部消したバージョンも作ってあるのっ」
そう言うほたかさんの手には、松江国引高校の計画書がある。
「この絵はましろさんの作品ですね?」
「う……うん」
うなづくと、五竜さんは「さすが」と言いながらうなった。
「我が校には絵が描ける者がいませんので、文字だけで寂しいものです。成績表の上では計画書は同点でしたが……、表紙だけは圧倒的な負けを認めましょう」
「すごいです、ましろさん」
「うまいです、ましろさん」
「うん。……すごくラブラブな雰囲気を感じますよ~」
両神姉妹もつくしさんも、表紙をのぞき込みながら感嘆の声を上げる。
ラブラブだなんて言われると、すごく恥ずかしくなってきた。
おかしいな……。美嶺に指摘されたから、頬の赤らみは消したはずなんだけど……。
ひょっとしたらイラストを仕上げる段階で、ラブの気持ちがしみこんでしまったかもしれない。
「あぅぅ。そんな……いたってノーマルな絵ですよぉ」
そう言いながらも、顔からは汗が噴き出て大変だ。
慌てて帽子で顔を仰いでいると、五竜さんの眼鏡がきらりと光る。
「ましろさんの絵の力。ますます欲しくなりました」
「ご……五竜さん?」
「わたくしたちが勝った時の約束……。覚えていますか?」
そうだ。
そうだった……。
五竜さんプロデュースで百合作品を描く約束と、うちの校長先生によるムキムキマッチョ計画を思い出す。
負けは負け。
あぅぅ。試練はまだ終わらないようです……。
そこでは閉会式と表彰式がとりおこなわれ、松江国引高校へ優勝旗が送られたのだった。
青空の下で、赤い優勝旗が風に揺らめいている。
ついに、インターハイの県予選が終わりを告げた。
「私たちは準優勝かぁ~」
私はほたかさんが持つ準優勝の盾をしみじみと見る。
これまでの人生で『準』とは言え『優勝』の二文字を見ることなんてなかったので、これは案外悪くない。
「いやいや。女子は二チームしかないから、ドベってことだぞ」
「あぅぅ。じゅ、準優勝って言ったほうが、カッコよくない?」
「悔しさは変わんねぇよ~」
美嶺は頬っぺたを膨らませながら、悔しそうに眉をへの字に曲げる。
その様子を見て、ほたかさんは申し訳なさそうにつぶやいた。
「美嶺ちゃん、ごめんね……。わたしがバテたせいだよ……」
「いやっ! 別に梓川さんを責めてるわけじゃないっすよ~」
その時、優勝旗を担ぎながら五竜さんがやってきた。
「そうですね。梓川さんがバテた時の減点は確かにありますが、全体の中では大きな問題ではありませんでしたよ」
「五竜っ!」
「梓川さんの遅れは一時的なものでしたし、どちらかというと、登山全体を通しての体力不足が目立ったようですね。それでも八重垣高校は随分と健闘されました」
まるで審査員のような口ぶりだ。
「どうしてそんなに詳しくわかるの?」
不思議に思って聞いてみると、「成績表ですよ」と言って、五竜さんは一枚の紙をピラピラと揺らめかせている。
すると千景さんも同じ紙を取り出した。
「これ……うちの学校の分」
「み、見ていいですか?」
私は千景さんから成績表を受け取り、まじまじと見る。
美嶺も身を乗り出すようにのぞき込んできた。
採点表には『第60回島根県高等学校総合体育大会 登山大会 団体女子(B隊)成績一覧表』と見出しがあり、うちのチームと五竜さんのチームの項目別の得点が書かれていた。
体力一日20点(八重13点・松江20点)
体力二日20点(八重15点・松江19点)
歩行技術10点(八重 8点・松江 9点)
装 備 5点(八重 5点・松江 3点)
設営撤収 5点(八重 5点・松江 3点)
炊 事 5点(八重 5点・松江 5点)
天気図 4点(八重 4点・松江 3点)
自然観察 4点(八重 4点・松江 4点)
救 急 4点(八重 3点・松江 4点)
気 象 4点(八重 4点・松江 3点)
計画書 2点(八重 2点・松江 2点)
行動記録 2点(八重 2点・松江 2点)
読 図10点(八重10点・松江 8点)
マナー 5点(八重 5点・松江 2点)
計 100点(八重85点・松江:87点)
「あれ? 思ったより点差が離れてないよ?」
五竜さんはすごく強そうなオーラを振りまいていたので、もっと圧倒的な点差があるものだと思っていた。
項目がずらっと並んでると、本当にいろんなことをしてきたんだなと感慨深くなるし、意外にもたくさんの項目で満点が取れている。
「……むしろ、ほとんどの項目でうちが勝ってるな。……なのに体力の差がデカすぎるっ」
確かに体力点だけで十一点も差がついてる。
なんだかんだ言っても体育会系の大会だけはあって、体力の配点が重視されてるらしい。
体力自慢を集めた五竜さんの作戦は大当たりだったのだ。
「……天音さんはですねぇ。ずっとヒヤヒヤしながら、みなさんを見てたんですよ~」
つくしさんが言うと、五竜さんが困った顔をした。
「つくしさん。……バラされては困ります。わたくしのキャラというものがありますので」
「そうなんだ~。てっきり百合を愛でているだけだと思ってましたっ」
「もちろん、百合も愛でておりましたがね。八重垣の高得点の秘訣は、やはりあなた方の絆のおかげです。その確信がありましたので……、正直なところ、脅威でしたよ」
五竜さんの口からそんな言葉が出ると、驚いてしまう。
なんだかライバルとして認められている感じがしてうれしくなった。
「まあ……。今回の我が校の失点は、わたくしのせいで起きた事故のせいです。マナーでの減点と、装備品の不足による減点が、その代償ですよ」
五竜さんが言う通り、その二項目が減っていた。
装備の得点を見ていると、その下にある『設営撤収』の得点も目に入ってくる。
これはテントを張る審査のことだ。
松江国引高校は二点も減っているので、五竜さんの失敗を誘った私の作戦が影響しているだろう。
私の視線に気が付いたのか、五竜さんは苦笑する。
「……単純に負けたと思ったのは、テントの設営ですね。ましろさんの誘惑に負けました」
「えへへ~。五竜さんにしか通じないけどね!」
「反省しきりですよ。誘惑に慣れるためにも百合作品を読み漁り、いっそう耐性をつけなくては!」
五竜さんは珍しく鼻息を荒くする。
彼女の百合にかける情熱はすごいな……。
私は目を丸くしきりだった。
ふと見ると、成績表を見て美嶺が悶えている。
「……っていうか、アタシの救急の点、負けてる……。テストで減点されてるの、うちではアタシだけだぁ……」
「気にしないでいいよぉ。ゴールできたのは美嶺ちゃんのおかげなんだもん」
「うん。……美嶺さんは、すごい」
「そうだよっ」
本当にそう。
ほたかさんの言う通り、美嶺がいなかったら私たちはゴールできなかったのかもしれない。
ほとんどの項目で満点が取れてて、こんなにも接戦だったのだ。
私が好きなみんなは、本当にすごいと思った。
「もうちょっとで勝てたかと思うと……、なんか私、悔しくなってきました……」
「ましろちゃん、どうしたの? 競争、嫌いだったんじゃ……」
「うちの点数を見るとほとんど完璧だったのに、体力点が低かったのは私の体力不足が原因だったんだなって思って……」
「違う。ボクも体力がない」
千景さんはそう言うけど、お仕事があるし、仕方ないと思う。
でも、そんな千景さんも奮起して朝のトレーニングをはじめたのだ。
競争が苦手なんて言ってられない。
なんだか気分が高まってきた。
「千景さん! もっともっと朝練しましょ! みんなの頑張りにちゃんと報いたいですっ!」
「うん。ましろさんと……がんばる」
私と千景さんはうなづきあう。
その様子を見て、ほたかさんと美嶺は微笑んだ。
「体力がついてきたら、わたしたちと一緒に走ろうねっ」
「あぅぅ……。がんばります」
「はははっ。鍛え上げるぞぉ~」
「美嶺さん。……お手柔らかに……」
青空の下に笑い声が響き渡った。
△ ▲ △ ▲ △
松江国引高校のみんなと一緒に記念写真を撮った後、五竜さんは一冊の冊子をまじまじと見つめていた。
「おやおや……。おやおやおや。これは素晴らしい絵ではありませんか」
よく見ると、それはうちの学校の計画書。
五竜さんが見つめているのは、私が描いた表紙のイラストだった。
「な、なんで五竜さんがうちの計画書を持ってるのっ?」
「あれ。言ってなかったっけ? 他校との計画書の交換は伝統行事なんだよ~。そのために、個人情報を全部消したバージョンも作ってあるのっ」
そう言うほたかさんの手には、松江国引高校の計画書がある。
「この絵はましろさんの作品ですね?」
「う……うん」
うなづくと、五竜さんは「さすが」と言いながらうなった。
「我が校には絵が描ける者がいませんので、文字だけで寂しいものです。成績表の上では計画書は同点でしたが……、表紙だけは圧倒的な負けを認めましょう」
「すごいです、ましろさん」
「うまいです、ましろさん」
「うん。……すごくラブラブな雰囲気を感じますよ~」
両神姉妹もつくしさんも、表紙をのぞき込みながら感嘆の声を上げる。
ラブラブだなんて言われると、すごく恥ずかしくなってきた。
おかしいな……。美嶺に指摘されたから、頬の赤らみは消したはずなんだけど……。
ひょっとしたらイラストを仕上げる段階で、ラブの気持ちがしみこんでしまったかもしれない。
「あぅぅ。そんな……いたってノーマルな絵ですよぉ」
そう言いながらも、顔からは汗が噴き出て大変だ。
慌てて帽子で顔を仰いでいると、五竜さんの眼鏡がきらりと光る。
「ましろさんの絵の力。ますます欲しくなりました」
「ご……五竜さん?」
「わたくしたちが勝った時の約束……。覚えていますか?」
そうだ。
そうだった……。
五竜さんプロデュースで百合作品を描く約束と、うちの校長先生によるムキムキマッチョ計画を思い出す。
負けは負け。
あぅぅ。試練はまだ終わらないようです……。
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