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第七話 東京ってそんなに怖い街ですか?
03
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「……それで泣いてたのね、朱莉さん。しかも携帯置いてきたのかー……」
家の近くを全力で走っていたら、ワンコのお散歩をしていた優弥さんと正面衝突した。
彼は心底驚いた様子だったけれど「あらあら、まあまあ、……どうしたのさ?」と彼の家に招いてくれた。彼のお父さんとお母さんも「あらあら、まあまあ」と言って、私を夕飯の席に座らせてくれた。ワンコは私の膝に乗ってくれた。そうしてみんなして優しく事情を聞いてくれるので、絶海さんの元々のお仕事のことは曖昧にごまかして絶海さんのしたことを説明すると、「登場人物全員、不器用すぎるなあ」と優弥さんは笑った。
「内部生の悪いところが出ちゃったんだな。悪気はないんだけど素直すぎるというか……マア、うちの生徒ならそんなことで友達やめたりしないから大丈夫だよ。だからそろそろ泣くのはおやめよ、朱莉さん」
ぷにぷにと頬をつつかれたので恐る恐る顔を上げると「ほら、チーンってしな」とティッシュで鼻を拭かれた。ありがたくティッシュを何枚かいただいて鼻をかみ、ハンカチで涙をぬぐう。
「ありがとう。ごめんなさい、優弥さん……突然来てしまって……」
「絶海さんと喧嘩したら来なよって言ったの俺だよ?」
よしよしと言いながら、彼は私の頭を撫でてくれた。その手付きが優しくて、ようやくほっと息を吐けた。
しかし私が泣き止むと彼はすぐ「じゃあ絶海さんに電話するから」と言い出した。
「だめよ!」
「だめじゃないよ。絶海さん、胃袋ちぎれるぐらい心配しているだろうから」
「そうかもしれないけど……でも、だって……怒られるもの……」
「怒られるときは俺も怒られてあげる。この間と一緒だよ。そしたら怖くないでしょ? 帰りたくないならうちに泊まってもいいけど、その前にどこにいるかは伝えさせて。俺、朱莉さんのことも好きだけど同じぐらい絶海さんのことも好きなんだよ」
優弥さんの言葉は最もだった。少し考えれば、絶海さんが今どんなに心配かなんてすぐわかるのだ。
「……うん、わかった、……」
優弥さんは私の前で絶海さんに電話をかけてくれた。私は彼の背中にしがみついて、スマホから漏れる絶海さんの声を聞くことにした。
『よかった、……無事なんだな?』
「たくさん泣いたみたいですけどね」
『……迎えに行くから、もう少し預かってくれるか?』
「そりゃもちろん」
『ヒロ! 朱莉が見つかった。……ああ、すまんな、もう大丈夫だ。ああ、……うん、ちゃんと説明すればわかってくれると思う。そしたらみんなに紹介する。すまないな、……ァア? ……そんなものまで私が壊したのか? 揉み消しておいてくれ……』
「絶海さん」
『ン、なんだい?』
「泣かすなら、朱莉さんは俺がもらいますよ?」
『……ハ?』
「朱莉さんは友達ほしいってずっと言ってたでしょう? それに、あなたに心配かけないように、ちょっとしたことでも報告してたでしょう? 心配も度を過ぎると暴力です」
優弥さんの顔を見ると彼は真剣な目をしていた。いつもすぐふざけてみせるのに、今日は私のために真剣に絶海さんにお話ししてくれている。
何故かこんなときなのにドキドキした。
『……たしかに。きみの言う通りだ。……あとで朱莉に謝るよ』
「はい。じゃあお迎えをお待ちしてますね」
『ああ、……きみにも今度お礼を。欲しいものがあれば言ってくれ』
「俺が欲しいのは前にも言いましたけどあなたですよ、絶海さん。……って言ったら俺と付き合ってくれます?」
『きみはすぐふざけるから駄目だな。朱莉はやれん』
「そりゃ残念。早く迎えに来てくださいね」
優弥さんはクスクス笑ってから電話を切った。その横顔がなんとなく寂しそうで「絶海さんが好きなの?」と聞くと、彼は目を丸くして「まさか!」と真顔で否定した。
「やめてよ。そんなことを朱莉さんに言われるのは凹む」
「そうなの……でも寂しそうだったから……」
「そりゃ寂しいよ。折角来てくれたのに朱莉さん、今日帰っちゃうのかーって……」
「え? 泊めてくれるの?」
彼は困ったように眉を下げると、振り返って私の肩を掴んだ。
「あのね、朱莉さん。俺はテキトーなやつなの。テキトーでいいの。テキトーに頭よくて、テキトーに要領よくて、テキトーに生きていきたいの」
「そうなの? 親御さんの前で言っていいの、それ?」
「だから、これ以上は好きにならせないで。あなたに本気になりたくないんだよ。本気で好きになるのってしんどいから」
――ガツン、と胸になにか刺さった気がした。
頭の中でなにか壮大な音楽が流れている。顔が熱い。顔だけじゃなくて、体も全部熱くなっている。
優弥さんが不思議そうに私の顔を見た。
「……朱莉さん、聞いてる?」
「ウ、ウン……」
「聞いてないの?」
「き、聞いて、聞いてるけど、その、……ア、私、……」
「なに? よく聞こえない」
ス、と彼が私の顔を寄せた瞬間に、頭の中でなにかが破裂した。咄嗟に彼を突き飛ばし「駄目よ、近づかないで! 好きになっちゃうもの!」と叫んでいた。
「……へ?」
「れっ、恋愛は絶海さんに相談しないと怒られちゃうから! 絶海さん来るまであっち向いてて! その格好いい顔をこっちに向けないで!」
「え、いや、それは最早告白じゃないの? ……おかんもおとんも笑ってないでさー……えぇ……俺はどうしたらいいのさ……ずるいなあ……」
「ウウウウー」
私は呻きながらリビングの隅っこに座った。優弥さんは「もー、仕方ないなー」と言ってパーカーを半分脱いで顔を隠し、絶海さんが来るまで私の背中を撫でてくれたが全く逆効果だった。
しかしそんなことがあったおかげで、私は迎えに来てくれた絶海さんに気まずさを感じることなく飛びつき「遅い‼」と叫ぶことができた。そんな私に絶海さんは驚いた様子だったけれどすぐに「すまない」と謝ってくれたので、全部チャラになった。
優弥さんはクスクス笑っていたけれど、その顔すら格好よく見えてしまって『こんなのが恋ならこんな厄介なものはいらない』と思った。
それが私の、東京での初めての夏だった。
家の近くを全力で走っていたら、ワンコのお散歩をしていた優弥さんと正面衝突した。
彼は心底驚いた様子だったけれど「あらあら、まあまあ、……どうしたのさ?」と彼の家に招いてくれた。彼のお父さんとお母さんも「あらあら、まあまあ」と言って、私を夕飯の席に座らせてくれた。ワンコは私の膝に乗ってくれた。そうしてみんなして優しく事情を聞いてくれるので、絶海さんの元々のお仕事のことは曖昧にごまかして絶海さんのしたことを説明すると、「登場人物全員、不器用すぎるなあ」と優弥さんは笑った。
「内部生の悪いところが出ちゃったんだな。悪気はないんだけど素直すぎるというか……マア、うちの生徒ならそんなことで友達やめたりしないから大丈夫だよ。だからそろそろ泣くのはおやめよ、朱莉さん」
ぷにぷにと頬をつつかれたので恐る恐る顔を上げると「ほら、チーンってしな」とティッシュで鼻を拭かれた。ありがたくティッシュを何枚かいただいて鼻をかみ、ハンカチで涙をぬぐう。
「ありがとう。ごめんなさい、優弥さん……突然来てしまって……」
「絶海さんと喧嘩したら来なよって言ったの俺だよ?」
よしよしと言いながら、彼は私の頭を撫でてくれた。その手付きが優しくて、ようやくほっと息を吐けた。
しかし私が泣き止むと彼はすぐ「じゃあ絶海さんに電話するから」と言い出した。
「だめよ!」
「だめじゃないよ。絶海さん、胃袋ちぎれるぐらい心配しているだろうから」
「そうかもしれないけど……でも、だって……怒られるもの……」
「怒られるときは俺も怒られてあげる。この間と一緒だよ。そしたら怖くないでしょ? 帰りたくないならうちに泊まってもいいけど、その前にどこにいるかは伝えさせて。俺、朱莉さんのことも好きだけど同じぐらい絶海さんのことも好きなんだよ」
優弥さんの言葉は最もだった。少し考えれば、絶海さんが今どんなに心配かなんてすぐわかるのだ。
「……うん、わかった、……」
優弥さんは私の前で絶海さんに電話をかけてくれた。私は彼の背中にしがみついて、スマホから漏れる絶海さんの声を聞くことにした。
『よかった、……無事なんだな?』
「たくさん泣いたみたいですけどね」
『……迎えに行くから、もう少し預かってくれるか?』
「そりゃもちろん」
『ヒロ! 朱莉が見つかった。……ああ、すまんな、もう大丈夫だ。ああ、……うん、ちゃんと説明すればわかってくれると思う。そしたらみんなに紹介する。すまないな、……ァア? ……そんなものまで私が壊したのか? 揉み消しておいてくれ……』
「絶海さん」
『ン、なんだい?』
「泣かすなら、朱莉さんは俺がもらいますよ?」
『……ハ?』
「朱莉さんは友達ほしいってずっと言ってたでしょう? それに、あなたに心配かけないように、ちょっとしたことでも報告してたでしょう? 心配も度を過ぎると暴力です」
優弥さんの顔を見ると彼は真剣な目をしていた。いつもすぐふざけてみせるのに、今日は私のために真剣に絶海さんにお話ししてくれている。
何故かこんなときなのにドキドキした。
『……たしかに。きみの言う通りだ。……あとで朱莉に謝るよ』
「はい。じゃあお迎えをお待ちしてますね」
『ああ、……きみにも今度お礼を。欲しいものがあれば言ってくれ』
「俺が欲しいのは前にも言いましたけどあなたですよ、絶海さん。……って言ったら俺と付き合ってくれます?」
『きみはすぐふざけるから駄目だな。朱莉はやれん』
「そりゃ残念。早く迎えに来てくださいね」
優弥さんはクスクス笑ってから電話を切った。その横顔がなんとなく寂しそうで「絶海さんが好きなの?」と聞くと、彼は目を丸くして「まさか!」と真顔で否定した。
「やめてよ。そんなことを朱莉さんに言われるのは凹む」
「そうなの……でも寂しそうだったから……」
「そりゃ寂しいよ。折角来てくれたのに朱莉さん、今日帰っちゃうのかーって……」
「え? 泊めてくれるの?」
彼は困ったように眉を下げると、振り返って私の肩を掴んだ。
「あのね、朱莉さん。俺はテキトーなやつなの。テキトーでいいの。テキトーに頭よくて、テキトーに要領よくて、テキトーに生きていきたいの」
「そうなの? 親御さんの前で言っていいの、それ?」
「だから、これ以上は好きにならせないで。あなたに本気になりたくないんだよ。本気で好きになるのってしんどいから」
――ガツン、と胸になにか刺さった気がした。
頭の中でなにか壮大な音楽が流れている。顔が熱い。顔だけじゃなくて、体も全部熱くなっている。
優弥さんが不思議そうに私の顔を見た。
「……朱莉さん、聞いてる?」
「ウ、ウン……」
「聞いてないの?」
「き、聞いて、聞いてるけど、その、……ア、私、……」
「なに? よく聞こえない」
ス、と彼が私の顔を寄せた瞬間に、頭の中でなにかが破裂した。咄嗟に彼を突き飛ばし「駄目よ、近づかないで! 好きになっちゃうもの!」と叫んでいた。
「……へ?」
「れっ、恋愛は絶海さんに相談しないと怒られちゃうから! 絶海さん来るまであっち向いてて! その格好いい顔をこっちに向けないで!」
「え、いや、それは最早告白じゃないの? ……おかんもおとんも笑ってないでさー……えぇ……俺はどうしたらいいのさ……ずるいなあ……」
「ウウウウー」
私は呻きながらリビングの隅っこに座った。優弥さんは「もー、仕方ないなー」と言ってパーカーを半分脱いで顔を隠し、絶海さんが来るまで私の背中を撫でてくれたが全く逆効果だった。
しかしそんなことがあったおかげで、私は迎えに来てくれた絶海さんに気まずさを感じることなく飛びつき「遅い‼」と叫ぶことができた。そんな私に絶海さんは驚いた様子だったけれどすぐに「すまない」と謝ってくれたので、全部チャラになった。
優弥さんはクスクス笑っていたけれど、その顔すら格好よく見えてしまって『こんなのが恋ならこんな厄介なものはいらない』と思った。
それが私の、東京での初めての夏だった。
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