悪役令嬢は銃を握って生きていく

 パーピュア・フォン・コチニールはクメルジャ王国の公爵家令嬢。

 しかし、政略結婚の相手である王子は子爵家の令嬢と恋仲になってしまい、婚約解消を言い渡されてしまう。

 貴族派と王族派との政略結婚、しかもそこには国内の巨大マフィアの思想まで絡まる極めて重要な案件だった。
 この一件で王族派とマフィアの策略にハマったコチニール家は滅亡。
 唯一生き残ったパーピュアは海を渡り世界最悪の街『トルーチュ』に逃げ延びる。

 各国の悪党共が蠢く街で前世の知識と生まれ持った能力、そして『遺物』と呼ばれる銃火器を振り回し生き延びた彼女は数年後、街でもトップクラスの危険人物に成り上がっていた。

 今、彼女の裏切り者達に『落とし前』を付ける戦いが始まる。
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