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第八局【運命の雀荘編】
8巡目◉麻雀地獄
しおりを挟む(最近、熱心に読んでくれてる女の子がいるな…… それも3人も…)
近頃はブログを投稿する度に熱心に読んでくれる読者が確実に多数いて、それが富士2号店で働く南上虎徹の日々の励みになっていた。
(アキラくんに自慢しなきゃ)そう思って職場に向かった。
カランコロン
「おはようございます!」
「おはようございまーす」
まだ時刻は9時40分だが西川晃はもう先に来て制服に着替えていた。コテツもまずはさっさと更衣室に入る。
着替えて出てきて真っ先にアキラの所に行くと挨拶も抜きにして話しはじめた。
「なあ、聞いてくれよ。最近ブログが若い女の子達に人気なんだよ。いやあ嬉しいよなぁ」
「コテツくんてブログで何書いてるの」
「麻雀のこと」
「だよねえ。それなのに若い女の子の読者層にヒットするのか」
「おれくらいになると文面からもイケメンが滲み出るからな。挨拶は『ごきげんよう』だし」
「ハイハイ… その調子で文豪目指して頑張ってくれよ」
「文豪兼雀豪か、やってやるさ」
そうコテツは言っていた、しかしその後本物の文豪になるのはコテツよりもアキラなのだが、その話はまた別の所で。
9時55分
全体挨拶をする時間だ。ホールに向かって全員整列。
「「いらっしゃいませ!!」」
さて、今日も楽しい麻雀地獄の始まりだ!
この頃は富士2号店が盛況し始めた頃で、長いこと片番営業をしていた時期を終えて24時間で回していた。その遅番には並木邦夫や椎名良祐という実力あるスタッフが揃っていて、佐藤卓もその中にいた。伝説の雀荘と後に言われることになる富士2号店に麻雀に選ばれし者たちが集結しつつあった。
「本走入ります! よろしくお願いします!」
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