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第四局【プロ雀士編】
13巡目◉テスト勉強
しおりを挟む私、財前マナミ。今度プロ麻雀師団の試験を受けるから只今猛勉強中よ。
カオリに例の数え役満のクイズを出したらやっぱりというか予想はしてたけど、解けなかった。カオリはどこまでも真面目なのでアンカン3つして裸単騎にするなどと言う非現実的な答えには辿り着けないだろうなとは思ったが、案の定だった。カオリはなぞなぞ的な問題は苦手なのだ。しかし、その他の『4人が4人とも②③の2面待ちだった。4人の待ちの形を答えなさい』とか『現在1600の仮テンをしている。手替わりAを引けば8000点。手替わりBなら12000点。手替わりCなら32000点になる仮テンだ。現在の仮テンはどのようなものか答えなさい』といった問題は解けたので頭がカタイというわけでもないのだが。
まあ、マスターが言うには別に満点である必要はないから気負わなくても2人ともきっと合格すると思う。と言われたけど、そんな事言われたら落ちた時恥ずかしいので余計に勉強しとかなきゃとなったわよね。
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財前姉妹がバイト先で勧められてプロ試験を受けようとしている時、もう1人プロ試験を受けようとしている者が麻雀部にいた。井川ミサトである。
ミサトはプライドが高いので落ちた時のことを考えて今回のプロ試験を受けることも誰にも言っていない。ちなみにカオリ達も誰にも言ってないので試験会場で見つけてお互いに驚くことになるのだが。
(プロ試験受かるといいなあ。でも、もし受かったら私とか美人だから大変かしら…… あっという間に人気が出ちゃいそう…… なんてね。下らない心配してないで今日も過去問を繰り返しやってテストに慣れておこう)とミサトは毎日勉強をしてプロ麻雀師団で活躍することを夢見るのであった。
プロテストまであと半月。
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②③待ちの答え
①①①③
②④④④
②②③③
②④⑤⑥⑦⑦⑦
仮テンの答え
2233446688発発①
8000はメンホンチートイ
12000はメンホン二盃口
32000は緑一色
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