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第五章 姫様と宰相
カレーとタコ焼きとノーハンドパイズリ♡
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リカさんの店へ「転移」すると、コリンさんとベンさん、ビーフさん兄弟に村長とナナさんニーナさんも居た。
コリンさんとベンさんはテーブル席に座り、セドム村組はカウンター席に座っている。
ビーフ「ああ、タカシさん。どうしたんですか?」
どうしたかは俺が聞きたい。
もう開店しているのか?
リカ「お帰りなさい、タカシさん♪ 開店は明日なんですが、ビーフさん達が様子を見に来てくれて⋯♪」
明日開店と聞いて、自分が作った野菜を使った料理が気になったビーフさん兄弟と、セドム村の飲食店第1号の様子が気になった眠そうな村長とニーナさん、ナナさんも来たそうだ。
ベンさん達は、店の設備に不備が無いかの確認をしに来たらしいが、本当はオムライスを食べたみんなに自慢され、どうしても食べたくなって来たそうだ。
仕事が終わったら建築組のみんなも来るみたいだが、ジョーイ社長の指示で仕事を抜けて一足先にオムライスを食べていいのは2人にしてくれと言われたので、建築組の中で壮絶なジャンケン大会があったらしい。
リカ「みなさんに初めて出す料理はオムライスがいいと思ったので、仕上げを教えてください、タカシ先生♪」
料理上手なリカさんに先生呼びをされると、自分の好きな料理しか作れない俺としては微妙だが、やはり興奮してしまうな。
「ではお客様。オムライスという料理を作りますので、もう少しお待ちください」
今から作るので、待たせてしまったお客さんに対する感じで冗談ぽく言ってみた。
ビーフ「いくらでも待ちますから、お米を使ったオムライスという料理をお願いします!」
村長「お、おむ⋯zzz」
ナナ「お昼に一口食べたオムライス、もっと食べてみたいですぅ♪」
すでに風呂へ入ったみたいで、村長は半分寝ているな。
ビーフさん兄弟は自分達が作ったお米を使った料理で、しかも初めて食べるから審査員みたいな表情をしているが、楽しみで仕方ないといった感じだ。
とりあえずファプールを収納から出してピーラーで皮を剥き、切り分けて全員分出した。
順番が違うが、オムライスが出来るまでのデザートだ。
鶏モモ肉と皮を使った肉食獣人向けと、鶏胸肉とニンジン多めの草食獣人向けのチキンライスはリカさんが作っていたので、リカさんに教えながらフワフワオムレツを作ってチキンライスの上に乗せ、みんなの見ている前でオムレツを切ってふわとろオムライスが完成した。
オムレツを切った時、予想通り歓声が上がったので、インパクトドライバーを使った時のベンさんのようなドヤ顔をしてしまった。
オムライスの匂いで目が覚めたのか、村長も嬉しそうに食べている。
そのままお客のみんなにはオムライスを食べていてもらい、俺はリカさんに牛丼とカツ丼、親子丼に焼飯と、米を使った料理を教えた。
まだコロッケとかプリン、カルパッチョやポテトサラダもあるが、もう夕方なので明日教えると約束した。
ベンさん達お客さん第1号はオムライスを絶賛してくれて、今からジョーイ建築会社のみんなも来るというので、リカさんに無理しないよう言って、俺はユナの家へ「転移」した。
「あっ、お帰りなさい、タカシさん♪」
ユナがキッチンに居て迎えてくれたが、そのまま近付いて来てお帰りのキスをねだられたので、抱き締めて濃厚なキスをした。
「んちゅっ、ただいま。エマちゃんは?」
「エマはリカさんのお店を手伝いたいって残りましたが、夜には帰って来ます」
早速リカさんのお店を手伝いに行ったのか。
あまり無理はして欲しくないが、料理をするのは楽しいと言っていたし、無理をすると俺が心配するのは分かっているから大丈夫だろう。
ユーリは今日も仕事が終わったら来るらしいので、ユナと一緒に夕食を作ろう。
カレーを作ってみたいが、俺が作るカレーにはジューサーが必要だ。
タマネギを微塵切りにして、飴色より濃くなるまで炒めてからジューサーでペーストにする。
ニンジンと豚バラ肉も薄く切って炒めてから同じようにペーストにして、それを鍋で2時間ほど煮込んで溶かし、そこにカレールーを入れて弱火で30分くらい煮込み、隠し味にソースとインスタントコーヒーを入れて一晩置く。
カレーに関しては、いろんなレシピを作った事がある。
このカレーの作り方をしてから、普通に作ったカレーが物足りなくなった。
しかし作るのに3時間と一晩かかるので、暇な休日に大量に作って冷凍していた。
ジューサーとフードプロセッサーは明日受け取る予定だが、今からジューサー1台だけでも取りに行ってみるか。
「ユナと一緒に作ってみたい料理があって、それには注文している道具が必要だから、ちょっとだけ待ってて」
「私と一緒に⋯♡ はい♪」
ユナと一緒に作りたいと言ったのが嬉しかったみたいだ。
本当に些細な事で喜んでくれるな。
東区へ「転移」して金属加工会社へ行くと、「まだ全部出来ていません」と申し訳なさそうに言われたが、「どうしてもジューサー1台だけ今日欲しい」と言うと、「1台なら大丈夫です!」と言いながらジューサーを1台出してくれた。
金属加工会社の社長はセンバンさんというビーバー族の獣人男性で、ジョーイ社長とは親友らしい。
「注文通りですよ。予定より早く受け取りに来てすみません」
「いえいえ。タカシさんの注文ですし、新しい構造の物を作るのは刺激になって楽しいです」
ジューサーやフードプロセッサーは、職人心を擽ったようだ。
センバンさんにお礼を言って、前払いで代金の金貨15枚を渡した。
設計費なども含まれるので高価だが、商品化するならもっと安く作れるらしいので、これも商品化してもいいが、俺が魔法を付与して魔道具になったら、あまり安値で販売する訳にもいかない。
商品化はよく考えてからにしよう。
ジューサーを持ってユナの家に「転移」して帰ると、またユナがお帰りのキスをねだってきた。
お帰りのキスを理由に俺とキス出来ると思って嬉しそうだが、キスやエッチならいつでもしてあげるのにな。
キスをしながらおっぱいも堪能し、キッチンに並んでカレーを作っていく。
サーグの実で本当にカレーが出来るか不安なので、とりあえずお湯を沸かしてサーグの実を入れて溶かしてみた。
「凄くいい匂いがします! 塩辛い実なのに、お湯に溶かすと美味しそうですね!」
カレーの匂いを嗅いで、ユナのお腹がグゥゥ~と鳴った。
夕食時にカレーの匂いを嗅いだら腹が鳴っても仕方ないよな。
ちょっと味見してみるとカレーはカレーだが、水が多めのシャバシャバカレー、またはスープカレーのようだった。
味は悪くないがとろみが足りない。
サーグが足りないのかと思ったが、これは小麦粉が足りないんだろう。
加える順番が違うが、小麦粉を入れると丁度いい感じになった。
しかしサーグは本当に凄い実だな。
小麦粉を加えただけで、元の世界で俺が好きだったカレールーになった。
どう進化したらこんな実が出来る植物に育つんだ!
サーグはカレールーで間違い無いのが分かったので、ユナにタマネギを微塵切りにしてもらう。
「ユナはタマネギを切っても涙が出ないの?」
「はい。昔は目が痛くなりましたけど、もう慣れました。でもタカシさんがプレゼントしてくれた指輪のお陰で、エマも大丈夫になったって喜んでいましたよ」
ユナ達に危険が迫ったら「防壁」が発動するから、跳ねた油とかだけじゃなく、タマネギの刺激すら跳ね返すのか。
あっ! テフロン加工のような、焦げ付かないフライパンが、付与魔法で作れないか考えていたのを思い出した。
「バリア」を付与して、熱だけを通すように「設定」し、タマネギの微塵切りを少し入れてみると、タマネギがフライパンから飛び出してしまった。
「わっ! 何をしたんですか?」
「焦げ付かないフライパンを作ってみようと思って、『バリア』の魔法を付与してみたんだけど、これじゃダメみたいだ」
「焦げ付かない!? そんなフライパンがあったら凄いですぅ♪」
失敗したのに、なぜかユナは期待している感じだ。
もう1度「設定」で、「バリア」の強さを弱くしてタマネギを入れたが、まだ強いみたいなので、「バリア」の強さを最弱にすると上手くいった。
これなら鍋でもお米が炊けるな。
「このフライパンで、茶色よりちょっと焦げるくらいまでタマネギを炒めて」
「はい♪」
焦げ付かないフライパンを使ってみたかったようで、ユナが嬉しそうに返事をした。
ユナは料理が好きだから、便利な調理用品を作ると喜んでくれるな。
ジューサーやフードプロセッサーを見せたらビックリするだろう。
ユナがタマネギを炒めている間に、俺はニンジンを薄く切って、豚バラ肉の角切りを作り、ユナと並んで隣のコンロで炒めていく。
「このくらいですか?」
「もう少し焦げるくらいまで炒めて」
普通なら炒め過ぎなので、ユナがちょっとビックリしている。
でも出来上がったカレーを食べた時のユナを思い浮かべると、今から楽しみでワクワクしてしまう。
タマネギとニンジンが丁度いい具合に炒め終わったので、収納からジューサーを出して、底の回転刃に「扇風」の魔法を付与し、ジューサーのボタンを押すと作動するよう「設定」した。
「この中に炒めたタマネギを入れて」
「はい。これは何の魔道具ですか?」
ユナが興味津々に聞いてくる。
この期待に満ちた表情はたまらないな。
ユナが炒めてくれたタマネギをジューサーに入れて蓋をして、ジューサーのボタンを押すと、元の世界のジューサーと同じ感じで炒めたタマネギのペーストが出来ていく。
「これはジューサーという魔道具で、食材を細かく切り刻んでジュースみたいにする物なんだ。タマネギだからジュースとして飲む訳じゃないけど、ファプールみたいな果実を入れたらジュースが簡単に出来る。ハンバーガー屋台で販売するジュースは、今朝いっぱい採った果実を使って、これで作ろうと思ってね」
「す、凄いですぅ! 果実をこれで調理してシュワシュワを混ぜれば、たぶん凄く美味しいジュースが出来ると思います」
果実炭酸ジュースに辿り着くとは、流石ユナだな。
「試作品も作りたいから、ユナ先生に味見の協力をしてもらいたい」
「あはっ♪ 楽しみでワクワクします」
タマネギのペーストが出来たので鍋に入れ、ニンジンもペーストにして、焼いた豚バラ肉の角切りと小麦粉、水を入れて煮込む。
「このまま1時間ほど煮込んでからサーグの実を入れて、隠し味にソースとカフインを入れたら出来上がりだから、その間に果実ジュースを作ろう」
「はい♪」
ユナにファプールの皮を剥いてもらっている間に、収納から前にお湯の出る魔道具を作ろうとして失敗したヤカンを出した。
無種魔法の魔法書で炭酸水の事を調べると、「スパーキングウォーター」という分かりやすい魔法があった。
「酸素」の魔法があったから、「二酸化炭素」と「水」の魔法を付与して作るのかと思っていたが、「炭酸水」の魔法があるようだ。
ヤカンの付与を取り消して、「炭酸水」の魔法を付与してコップに注いだ。
シュワシュワしているので飲んでみると、元の世界で飲んだことのある強炭酸水だった。
俺の魔法は効果が高くなるみたいだから、炭酸水も強炭酸水になってしまうみたいだ。
でも強炭酸ジュースの方が美味しいと思ってもらえるかもな。
ファプールをジューサーでペースト状にした物と強炭酸水を1:1で混ぜてユナに飲んでもらうと、「凄く美味しいです!」と絶賛してくれた。
でももう一口飲んでじっくり味わい、真剣な表情で少し考え込んでしまった。
「シュワシュワが強くて美味しいので、ファプールを少し減らした方がいいかも知れません。でも獣人なら種族によるかも⋯。甘い果実が好きな種族なら、ファプールの甘さが強い方が美味しいと思うんですけど、ハンバーガーやフライドポテトの味を考えると⋯。あっ、でも⋯う~ん⋯」
料理好きで俺の役に立ちたいユナ先生は、種族別の好みまで真剣に考え込んでしまった。
何より俺の為になりたいって気持ちが伝わってきて、今すぐ抱き締めて可愛い狐耳を甘噛みしたい衝動に駆られてしまうな。
「ファプールは年中収穫出来そうだから濃くてもいいけど、誰でも好きそうな濃さってどのくらい?」
「そうですねぇ⋯。私達狐族は、獣人の中でも好みがあまり無い種族で、他種族と好きな食べ物の好みが変わらないので、ハンバーガーを食べながら飲むなら、ファプールとシュワシュワを1:2くらいが丁度いいと思います」
狐族は他種族と好みが一緒なのか。
一般的に好まれる味の方がいいし、冷えやすいチップ氷も入れるから、ファプールと炭酸水と氷を1:1:1にしよう。
初めは濃くて、だんだん氷が溶けて味が薄くなるが、それでいい気がする。
ハンバーガーは収穫箱から出来立てを販売して、ジュースは屋台の中で作るシステムにするか。
それから今朝採った葡萄と梨とマンゴーの強炭酸ジュースも作った。
葡萄と梨は濃いめ、ファプールとマンゴーは薄めの配合が丁度いいみたいだ。
「どれも美味しくて、買う時に迷う人がたくさん居そうですね」
「そうだな。まあ次に買う楽しみが出来るから、それでいいと思うよ」
木のコップは500個発注済みで明日取りに行くから、後はグーテンベルクでメニュー表を受け取れば、ハンバーガー屋台の準備は完了だな。
ジュースの試作をしている内に1時間くらい経ったので、煮込んでいた鍋にサーグの実を入れて、かき混ぜながら15分煮込み、ソースとカフインを入れてカレーが完成した。
「凄く美味しそうで、我慢できないです♪」
「これを炊きたてのお米に掛けて食べるんだけど、このまま一晩置いた方が美味しくなる」
「ええっ! 明日まで我慢ですか?」
「いや、まあすぐ食べても美味しいよ。夕食は違う料理にしようと思ってたんだけど、このまま食べる?」
「う~ん⋯⋯う~ん⋯食べたいですけど、一晩置いた方が美味しいなら⋯⋯あっ! 明日にはミーシャ達も帰って来ますから、頑張って明日まで我慢します!」
相当カレーが食べたそうだな。
でもユナの言う通り、明日の夕食まで待って、ミーシャ達5人と一緒に食べよう。
今日の夕食は、屋台で販売するタコ焼きを試してみたい。
カレーの屋台というのもいいが、米がそんなに手に入らない。
俺の精子の効果を使えば収穫出来るだろうが、またビーフさん達に田植えをしてもらわないと無理だしな。
収納から鰹干しを出して野菜カンナで薄く削っていく。
「鰹干しを薄く削るんですか?」
「うん。これをお湯に浸すと、美味しい出汁が取れるんだ。俺の居た所では基本的な出汁になるから、ユナにはよく覚えておいてほしい」
鰹出汁を使って、ユナにいろんな和食を作ってほしい。
しかしもっと薄く削りたいから、明日ラルフさんに頼んで鰹節専用の道具を作ってもらうべきだな。
少し分厚いが鰹節が出来たので、お湯を沸かして煮詰めていく。
荒節みたいな厚さだから、ちょっと煮込んだ方がいいだろう。
出汁が出来たので目の細かいザルで濾し、魔法で常温に冷やして小麦粉と混ぜた。
次にオクトパースを収納から出すと、予想通りユナが気持ち悪そうにした。
「今から作る料理に入れるんだけど、食べてみたら絶対美味しいから楽しみにしてて」
「は、はい⋯」
流石に信じられないという表情だが、俺の作る料理には興味津々だ。
料理名を「オクトパース焼き」にすると気持ち悪がられるから、普通にタコ焼きで売り出そう。
紅生姜は無いので、ユナに皮を剥いてもらった生姜をフードプロセッサーで細かくする。
「これはフードプロセッサーといって、食材を細かくする魔道具だよ。ミンチ肉も簡単に作れるんだ」
「凄く便利ですね!」
天かすは前に天ぷらを揚げた時に取っておいたのがあるので、ユナにネギを切ってもらい、タコ焼きの準備が完了した。
タコ焼き用の鉄板を出して火魔法を付与し、「バリア」の魔法も付与して焦げ付かないタコ焼き用の鉄板が完成したので、コンロの上に固定してタコ焼きを作っていく。
「丸い穴がたくさんありますね。どんな料理か凄く楽しみです♪」
生地を流し入れて、タコ、天かす、生姜、ネギを入れて、頃合いを見計らって竹串でひっくり返していく。
千枚通しも明日ラルフさんに作ってもらおう。
「凄く器用にひっくり返しますね!」
俺は関西人だから、タコ焼き作りは当たり前に出来る。
「こうやってひっくり返して、はみ出た生地を上手く中へ入れていくんだ」
オクトパースを入れた時は気持ち悪がっていたユナだが、丸くコロコロとしたタコ焼きの調理方法と、食べたことの無い俺が作ったタコ焼きを早く食べてみたそうで、ヨダレが垂れそうな可愛い表情になっている。
焼けてきたので仕上げにコロコロと転がして、焦げ目が付いて形が整ったので、竹串で取って皿に盛ってタコ焼きソースっぽい味の醤汁ソースをかけ、鰹節をフードプロセッサーで粉状にした物をかけた。
これにマヨネーズをかけるかどうかは、お客に選んでもらおう。
「これも屋台で販売する予定だから、食べてみて改善点を教えてほしい」
「はい♪」
「あっ、熱いから気を付けてね。熱いけど、ハフハフしながら食べるのが美味しい料理だから」
「いただきま~す♪ ふぅーふぅー、あむっ、んっ、あふっ、はふっ、んふっ、んんっ!コリコリして、中はトロトロで、 凄く⋯んあっ、美味しいです♪」
熱いがかなり気にいったみたいだ。
熱い物をハフハフ言いながら食べるユナは可愛いな。
俺も1つ食べてみたが、久しぶりに食べるタコ焼きは涙が出るほど美味しかった。
関西人だから、粉物料理は幼い頃から馴染みがあるからだろう。
ソースもあるから、今度お好み焼きも作ってみよう。
「今日の夕食はタコ焼きにしよう。小麦粉の料理だから、これだけでお腹いっぱいになると思うよ」
「はい♪ これは絶対売れますし、間違いなくエマも大好きですよ!」
姉だから、妹が好きな味が分かるんだな。
「ユナ達はこういう味が好き?」
「確かに狐族が好きな味ですが、これはみんな好きですよ。ソースが美味しいですし、オクトパースのコリコリした食感と味がたまらないです♪」
やはりタコ焼きソースは美味しいみたいだから、マヨネーズをかけたらアイリ達も喜びそうだな。
一応みんなには中身がオクトパースだとは言わずに1つ食べてもらってから教えようと言うと、エマちゃんはオクトパースを知らないから大丈夫だが、ミーシャとアイリとユーリは知っているから、言わないでとりあえず一口食べさせてから教えた方がいいと言われた。
コレットは海が近くに無いから、海の生物なんてエマちゃんは知らないんだなと思ったが、ミーシャ達はニンチンがオクトパースの骨で作られていると知っているかららしい。
なるほどな。
壁に付けた時計で時間を確認すると、まだ6時半だったので、ユーリやエマちゃんが帰ってくるまでに、リビングに設置した50インチテレビに新しい演劇を登録した。
タコ焼きを食べながら美味しいジュースも飲みたいので、販売予定のファプールと葡萄と梨とマンゴーの炭酸ジュースを作って冷蔵庫の魔道具で冷やしておいた。
ユーリの本屋は夜7時には終わるが、リカさんのお店が今日は何時に終わるか分からないので、リカさんに「念話」で聞いてみる。
リカ『村長さんとビーフさんが、オムライスをツマミにお酒が飲みたいと言うので出したら、リムナやレムまで飲みたいって言いだして、ニールさん達も一杯だけ飲ませてくれって言いだしてしまって、今は酒場になってしまいました。でもみんな楽しそうで嬉しいです♪』
どうやら酒場になってしまったらしい。
それはそれで、みんなが楽しく過ごしてくれたら嬉しいな。
俺が行くと、雇い主に気を遣って飲みにくいだろうから、好きに飲んでてもらおう。
『エマちゃんをそろそろ帰してもらっても大丈夫?』
リカ『あっ、はい。私も言ったんですが、7時半くらいまでは手伝いたいって言うので、そのくらいには帰します』
居酒屋状態になってるみたいだから、リカさんは慣れていても、エマちゃんにはちょっとキツいだろう。
早くエマちゃんがタコ焼きを食べた感想を聞いてみたい。
夜に新しい演劇を観るつもりだから、キャメルポップコーンも作って、ユーリとエマちゃんが帰って来るまでユナとまったりするか。
カレーは冷めてから製氷の魔道具に入れておこう。
リビングのソファーに座ると、ユナが紅茶の入ったカップを2つ持って隣に座ってくれた。
「ミーシャ達には悪いけど、夜は新しい演劇を観ような」
「はい、凄く楽しみです♪ ミーシャ達は明日のお昼くらいには帰ってくるらしいので、明日のお昼にサーグの料理を食べますか?」
カレーを早く食べてみたくて仕方ないみたいだ。
「そうだな。あれはカレーという料理で、ちょっと辛いけど、それが美味しいんだ」
リカさんのお店で出す時は、カレーという料理名で出した方がいいだろう。
「カレーもタコ焼きも演劇も楽しみで、タカシさんのお陰で幸せです♪」
愛しい女性が幸せなのは最高に嬉しいな。
ユナは欲情しているのか、おっぱいを二の腕で寄せて谷間を強調してくる。
そんなことをされたらチンポを挟みたくなるじゃないか。
リビングの柱に取り付けた時計を見るとまだ7時前だったので、寄せられた谷間に指を突っ込んでみた。
「あんっ、タカシさん♡」
「谷間がセクシーで、可愛い服だね」
「タカシさんに遠慮なくエッチなことしてほしくて⋯♡」
俺がまだ少し遠慮しているのが伝わっているから、わざとエッチな服を着ているのか。
「遠慮というか、エッチなことがしたくなったからって、いきなり触るのはマナー違反だと思うんだ。それに可愛いユナを見るとすぐエッチしたくなって、一日中エッチなことばかりしてしまうだろうから、少しは我慢しないとな。でもここへ帰って来た時はエッチなこともするし、イチャイチャもしような」
「タカシさん⋯♡ 最近凄くイチャイチャしてくださるから、みんな凄く嬉しかったんです。ユナは一日中でも嬉しいですけど、確かにお料理やお掃除、お洗濯も出来ないくらい夢中になっちゃうのは⋯⋯うん、あっ、なるほど、そうですね」
ユナも俺の言っている意味が解ったようだ。
俺は女神に与えてもらった賢者タイムの無い無限の精力があるし、ユナ達獣人女性やハーフエルフ女性もエッチに貪欲で、俺がエッチしたいと言ったらいくらでもしたいと言うほど精力が凄い。
自堕落な生活になってしまうのは目に見えている。
朝と夜はエッチするとして、昼間は忙しいから自重するべきだな。
しかしエッチし放題の世界へ俺を転生させた女神は、何が狙いなんだろう。
俺が童貞なのにスケベ過ぎることを知っていて転生させたのか、女神の予想以上に俺がスケベなだけなのか⋯。
「パイズリしていいですか?♡」
胸の谷間に指を突っ込んだままだったので、ユナが我慢出来なくなってパイズリしたくなったようだ。
「うん。谷間がイヤらしいから、服の下からチンポ突っ込んでいい?」
着衣パイズリをしてほしくなったので、胸の下まで服を捲ってもらい、谷間にウィードネクターを少し垂らしてパイズリしてもらう。
「あっ、はい♪ あの⋯手を握ってください♡」
ん? ああ、ノーハンド着衣パイズリをしたいのか。
「ユーリに聞いた?」
「はい。タブレットで観せてもらって、羨ましくって⋯♡」
ノーハンド恋人繋ぎパイズリは、かなりイチャイチャした感じだからな。
イヤらしい映像が撮れそうなので、目で録画してから、服の下から谷間に向かってチンポを突っ込むと、ユナが二の腕でおっぱいを寄せてくれたので、両手を恋人繋ぎで握った。
「いっぱい出してくださいね♡」
ユナ達は顔に精子がかかっても喜んでくれるから、いつも思い切り射精できる。
ちょっと動きにくそうなので、俺が下から腰を突き上げていく。
──ぬちゃっ、ぬちゅっ、にちゅっ、ちゅぷっ
イヤらしい音と共に、亀頭に快感が走る。
このパイズリは見た目もイヤらしいし、谷間から亀頭が飛び出すのがよく見える。
「んっ⋯あはっ♡ 気持ちいいですか?♡」
「はぁ⋯んっ、ああ、気持ちいいよ。ユナのおっぱい最高だ!」
ユナは床に膝を突いて身体を前に倒し、俺はソファーからお尻がはみ出るくらい浅く座っている。
眺めは最高だし気持ちいいが、ユナは膝が痛いかも知れないし、俺も少し無理がある体勢だな。
明日ラルフさんに頼んで、パイズリ専用の椅子も作ってもらおう。
ダブルパイズリ、トリプルパイズリもしやすいように、俺1人が座れて背もたれの角度も調整出来て、ユナ達の膝に負担がかからないように、椅子の下にフカフカの素材を貼ってもらおう。
パイズリ専用椅子を思い付いてしまうとは、俺は何て変態⋯⋯いや、パイズリマニアなんだ。
「このパイズリ、凄くエッチで幸せです♡ タカシさんと手を繋いで、タカシさんの気持ち良さそうな様子を見ながら⋯♡」
確かに俺の感じている情けない表情がよく見える体勢だな。
今更恥ずかしがっても仕方ないし、ユナ達が喜んでくれるなら、あまり気にしないでおこう。
精子が競り上がってくる感覚がチンポに走り、イヤらしい谷間でチンポがビクビクと跳ねる。
「んっ、あっ、んん~っ!」
チンポがビクビクしているのを谷間から感じとって、ユナがおっぱいで俺の腰の動きを止めた。
パイズリ特訓をするつもりか?
「ううっ! き、気持ちいいっ!」
「んふっ♡ 1回だけ我慢してくださいね♡」
これはたぶん、いっぱい射精してほしいからだな。
ユナは特別俺の精子が好きだから、大量に射精するパイズリ特訓にハマったのかも知れない。
ユナの両手を強く握り、射精感を一旦耐える。
「んっ、はぁ⋯あはっ、おチンチンがビクビクして、んはぁっ、たまらないです♡」
極上の谷間で射精感を耐えながらユナを見ると、嬉しそうな目で俺の顔を見ていた。
やはり俺の情けない表情が興奮するみたいだ。
まあ俺もユナ達の感じてる表情で興奮するから、感覚的に同じなんだろう。
射精感が少し治まってチンポのビクビクが止まると、手を握ったままユナが上半身を起こしたので、またチンポを谷間に向かって突き上げていく。
着衣パイズリは興奮するな。
いつでもおっぱいを見せてくれるけど、逆に乳首を隠されるのも興奮する。
おっぱいの可能性は無限だ!
俺は何て変態なおっぱい星人なんだ。
「んっ、あはっ♡ 次はそのまま、いっぱい出してくださいね♡」
射精の許可をもらったので、激しく腰を突き上げていく。
精子が飛び散っても「洗浄」があるし、ユナをいくら汚しても喜んでくれるから、思い切り射精しよう。
「んっ、あっ、はぁ⋯はぁ⋯ユナ、イキそうだ! んっ、出すよ? んっイクッ⋯あぁイクッ! うっ⋯ああっ、くぅぅぅっ!!!」
──ドピュッ! ビュッ! ビュルルッ! ドピュッビュルルルッ!
谷間から飛び出した精子は、ユナの頭まで飛んでユナの顔全体に飛び散った。
最高のパイズリ射精だ!
目で録画したから、後でこっそり観てみよう。
エマ「あっ⋯⋯はぁ⋯はぁ⋯タカシ⋯しゃま♡」
いつの間にかエマちゃんが帰ってきていて、今のノーハンドパイズリを見ていたようだ。
コリンさんとベンさんはテーブル席に座り、セドム村組はカウンター席に座っている。
ビーフ「ああ、タカシさん。どうしたんですか?」
どうしたかは俺が聞きたい。
もう開店しているのか?
リカ「お帰りなさい、タカシさん♪ 開店は明日なんですが、ビーフさん達が様子を見に来てくれて⋯♪」
明日開店と聞いて、自分が作った野菜を使った料理が気になったビーフさん兄弟と、セドム村の飲食店第1号の様子が気になった眠そうな村長とニーナさん、ナナさんも来たそうだ。
ベンさん達は、店の設備に不備が無いかの確認をしに来たらしいが、本当はオムライスを食べたみんなに自慢され、どうしても食べたくなって来たそうだ。
仕事が終わったら建築組のみんなも来るみたいだが、ジョーイ社長の指示で仕事を抜けて一足先にオムライスを食べていいのは2人にしてくれと言われたので、建築組の中で壮絶なジャンケン大会があったらしい。
リカ「みなさんに初めて出す料理はオムライスがいいと思ったので、仕上げを教えてください、タカシ先生♪」
料理上手なリカさんに先生呼びをされると、自分の好きな料理しか作れない俺としては微妙だが、やはり興奮してしまうな。
「ではお客様。オムライスという料理を作りますので、もう少しお待ちください」
今から作るので、待たせてしまったお客さんに対する感じで冗談ぽく言ってみた。
ビーフ「いくらでも待ちますから、お米を使ったオムライスという料理をお願いします!」
村長「お、おむ⋯zzz」
ナナ「お昼に一口食べたオムライス、もっと食べてみたいですぅ♪」
すでに風呂へ入ったみたいで、村長は半分寝ているな。
ビーフさん兄弟は自分達が作ったお米を使った料理で、しかも初めて食べるから審査員みたいな表情をしているが、楽しみで仕方ないといった感じだ。
とりあえずファプールを収納から出してピーラーで皮を剥き、切り分けて全員分出した。
順番が違うが、オムライスが出来るまでのデザートだ。
鶏モモ肉と皮を使った肉食獣人向けと、鶏胸肉とニンジン多めの草食獣人向けのチキンライスはリカさんが作っていたので、リカさんに教えながらフワフワオムレツを作ってチキンライスの上に乗せ、みんなの見ている前でオムレツを切ってふわとろオムライスが完成した。
オムレツを切った時、予想通り歓声が上がったので、インパクトドライバーを使った時のベンさんのようなドヤ顔をしてしまった。
オムライスの匂いで目が覚めたのか、村長も嬉しそうに食べている。
そのままお客のみんなにはオムライスを食べていてもらい、俺はリカさんに牛丼とカツ丼、親子丼に焼飯と、米を使った料理を教えた。
まだコロッケとかプリン、カルパッチョやポテトサラダもあるが、もう夕方なので明日教えると約束した。
ベンさん達お客さん第1号はオムライスを絶賛してくれて、今からジョーイ建築会社のみんなも来るというので、リカさんに無理しないよう言って、俺はユナの家へ「転移」した。
「あっ、お帰りなさい、タカシさん♪」
ユナがキッチンに居て迎えてくれたが、そのまま近付いて来てお帰りのキスをねだられたので、抱き締めて濃厚なキスをした。
「んちゅっ、ただいま。エマちゃんは?」
「エマはリカさんのお店を手伝いたいって残りましたが、夜には帰って来ます」
早速リカさんのお店を手伝いに行ったのか。
あまり無理はして欲しくないが、料理をするのは楽しいと言っていたし、無理をすると俺が心配するのは分かっているから大丈夫だろう。
ユーリは今日も仕事が終わったら来るらしいので、ユナと一緒に夕食を作ろう。
カレーを作ってみたいが、俺が作るカレーにはジューサーが必要だ。
タマネギを微塵切りにして、飴色より濃くなるまで炒めてからジューサーでペーストにする。
ニンジンと豚バラ肉も薄く切って炒めてから同じようにペーストにして、それを鍋で2時間ほど煮込んで溶かし、そこにカレールーを入れて弱火で30分くらい煮込み、隠し味にソースとインスタントコーヒーを入れて一晩置く。
カレーに関しては、いろんなレシピを作った事がある。
このカレーの作り方をしてから、普通に作ったカレーが物足りなくなった。
しかし作るのに3時間と一晩かかるので、暇な休日に大量に作って冷凍していた。
ジューサーとフードプロセッサーは明日受け取る予定だが、今からジューサー1台だけでも取りに行ってみるか。
「ユナと一緒に作ってみたい料理があって、それには注文している道具が必要だから、ちょっとだけ待ってて」
「私と一緒に⋯♡ はい♪」
ユナと一緒に作りたいと言ったのが嬉しかったみたいだ。
本当に些細な事で喜んでくれるな。
東区へ「転移」して金属加工会社へ行くと、「まだ全部出来ていません」と申し訳なさそうに言われたが、「どうしてもジューサー1台だけ今日欲しい」と言うと、「1台なら大丈夫です!」と言いながらジューサーを1台出してくれた。
金属加工会社の社長はセンバンさんというビーバー族の獣人男性で、ジョーイ社長とは親友らしい。
「注文通りですよ。予定より早く受け取りに来てすみません」
「いえいえ。タカシさんの注文ですし、新しい構造の物を作るのは刺激になって楽しいです」
ジューサーやフードプロセッサーは、職人心を擽ったようだ。
センバンさんにお礼を言って、前払いで代金の金貨15枚を渡した。
設計費なども含まれるので高価だが、商品化するならもっと安く作れるらしいので、これも商品化してもいいが、俺が魔法を付与して魔道具になったら、あまり安値で販売する訳にもいかない。
商品化はよく考えてからにしよう。
ジューサーを持ってユナの家に「転移」して帰ると、またユナがお帰りのキスをねだってきた。
お帰りのキスを理由に俺とキス出来ると思って嬉しそうだが、キスやエッチならいつでもしてあげるのにな。
キスをしながらおっぱいも堪能し、キッチンに並んでカレーを作っていく。
サーグの実で本当にカレーが出来るか不安なので、とりあえずお湯を沸かしてサーグの実を入れて溶かしてみた。
「凄くいい匂いがします! 塩辛い実なのに、お湯に溶かすと美味しそうですね!」
カレーの匂いを嗅いで、ユナのお腹がグゥゥ~と鳴った。
夕食時にカレーの匂いを嗅いだら腹が鳴っても仕方ないよな。
ちょっと味見してみるとカレーはカレーだが、水が多めのシャバシャバカレー、またはスープカレーのようだった。
味は悪くないがとろみが足りない。
サーグが足りないのかと思ったが、これは小麦粉が足りないんだろう。
加える順番が違うが、小麦粉を入れると丁度いい感じになった。
しかしサーグは本当に凄い実だな。
小麦粉を加えただけで、元の世界で俺が好きだったカレールーになった。
どう進化したらこんな実が出来る植物に育つんだ!
サーグはカレールーで間違い無いのが分かったので、ユナにタマネギを微塵切りにしてもらう。
「ユナはタマネギを切っても涙が出ないの?」
「はい。昔は目が痛くなりましたけど、もう慣れました。でもタカシさんがプレゼントしてくれた指輪のお陰で、エマも大丈夫になったって喜んでいましたよ」
ユナ達に危険が迫ったら「防壁」が発動するから、跳ねた油とかだけじゃなく、タマネギの刺激すら跳ね返すのか。
あっ! テフロン加工のような、焦げ付かないフライパンが、付与魔法で作れないか考えていたのを思い出した。
「バリア」を付与して、熱だけを通すように「設定」し、タマネギの微塵切りを少し入れてみると、タマネギがフライパンから飛び出してしまった。
「わっ! 何をしたんですか?」
「焦げ付かないフライパンを作ってみようと思って、『バリア』の魔法を付与してみたんだけど、これじゃダメみたいだ」
「焦げ付かない!? そんなフライパンがあったら凄いですぅ♪」
失敗したのに、なぜかユナは期待している感じだ。
もう1度「設定」で、「バリア」の強さを弱くしてタマネギを入れたが、まだ強いみたいなので、「バリア」の強さを最弱にすると上手くいった。
これなら鍋でもお米が炊けるな。
「このフライパンで、茶色よりちょっと焦げるくらいまでタマネギを炒めて」
「はい♪」
焦げ付かないフライパンを使ってみたかったようで、ユナが嬉しそうに返事をした。
ユナは料理が好きだから、便利な調理用品を作ると喜んでくれるな。
ジューサーやフードプロセッサーを見せたらビックリするだろう。
ユナがタマネギを炒めている間に、俺はニンジンを薄く切って、豚バラ肉の角切りを作り、ユナと並んで隣のコンロで炒めていく。
「このくらいですか?」
「もう少し焦げるくらいまで炒めて」
普通なら炒め過ぎなので、ユナがちょっとビックリしている。
でも出来上がったカレーを食べた時のユナを思い浮かべると、今から楽しみでワクワクしてしまう。
タマネギとニンジンが丁度いい具合に炒め終わったので、収納からジューサーを出して、底の回転刃に「扇風」の魔法を付与し、ジューサーのボタンを押すと作動するよう「設定」した。
「この中に炒めたタマネギを入れて」
「はい。これは何の魔道具ですか?」
ユナが興味津々に聞いてくる。
この期待に満ちた表情はたまらないな。
ユナが炒めてくれたタマネギをジューサーに入れて蓋をして、ジューサーのボタンを押すと、元の世界のジューサーと同じ感じで炒めたタマネギのペーストが出来ていく。
「これはジューサーという魔道具で、食材を細かく切り刻んでジュースみたいにする物なんだ。タマネギだからジュースとして飲む訳じゃないけど、ファプールみたいな果実を入れたらジュースが簡単に出来る。ハンバーガー屋台で販売するジュースは、今朝いっぱい採った果実を使って、これで作ろうと思ってね」
「す、凄いですぅ! 果実をこれで調理してシュワシュワを混ぜれば、たぶん凄く美味しいジュースが出来ると思います」
果実炭酸ジュースに辿り着くとは、流石ユナだな。
「試作品も作りたいから、ユナ先生に味見の協力をしてもらいたい」
「あはっ♪ 楽しみでワクワクします」
タマネギのペーストが出来たので鍋に入れ、ニンジンもペーストにして、焼いた豚バラ肉の角切りと小麦粉、水を入れて煮込む。
「このまま1時間ほど煮込んでからサーグの実を入れて、隠し味にソースとカフインを入れたら出来上がりだから、その間に果実ジュースを作ろう」
「はい♪」
ユナにファプールの皮を剥いてもらっている間に、収納から前にお湯の出る魔道具を作ろうとして失敗したヤカンを出した。
無種魔法の魔法書で炭酸水の事を調べると、「スパーキングウォーター」という分かりやすい魔法があった。
「酸素」の魔法があったから、「二酸化炭素」と「水」の魔法を付与して作るのかと思っていたが、「炭酸水」の魔法があるようだ。
ヤカンの付与を取り消して、「炭酸水」の魔法を付与してコップに注いだ。
シュワシュワしているので飲んでみると、元の世界で飲んだことのある強炭酸水だった。
俺の魔法は効果が高くなるみたいだから、炭酸水も強炭酸水になってしまうみたいだ。
でも強炭酸ジュースの方が美味しいと思ってもらえるかもな。
ファプールをジューサーでペースト状にした物と強炭酸水を1:1で混ぜてユナに飲んでもらうと、「凄く美味しいです!」と絶賛してくれた。
でももう一口飲んでじっくり味わい、真剣な表情で少し考え込んでしまった。
「シュワシュワが強くて美味しいので、ファプールを少し減らした方がいいかも知れません。でも獣人なら種族によるかも⋯。甘い果実が好きな種族なら、ファプールの甘さが強い方が美味しいと思うんですけど、ハンバーガーやフライドポテトの味を考えると⋯。あっ、でも⋯う~ん⋯」
料理好きで俺の役に立ちたいユナ先生は、種族別の好みまで真剣に考え込んでしまった。
何より俺の為になりたいって気持ちが伝わってきて、今すぐ抱き締めて可愛い狐耳を甘噛みしたい衝動に駆られてしまうな。
「ファプールは年中収穫出来そうだから濃くてもいいけど、誰でも好きそうな濃さってどのくらい?」
「そうですねぇ⋯。私達狐族は、獣人の中でも好みがあまり無い種族で、他種族と好きな食べ物の好みが変わらないので、ハンバーガーを食べながら飲むなら、ファプールとシュワシュワを1:2くらいが丁度いいと思います」
狐族は他種族と好みが一緒なのか。
一般的に好まれる味の方がいいし、冷えやすいチップ氷も入れるから、ファプールと炭酸水と氷を1:1:1にしよう。
初めは濃くて、だんだん氷が溶けて味が薄くなるが、それでいい気がする。
ハンバーガーは収穫箱から出来立てを販売して、ジュースは屋台の中で作るシステムにするか。
それから今朝採った葡萄と梨とマンゴーの強炭酸ジュースも作った。
葡萄と梨は濃いめ、ファプールとマンゴーは薄めの配合が丁度いいみたいだ。
「どれも美味しくて、買う時に迷う人がたくさん居そうですね」
「そうだな。まあ次に買う楽しみが出来るから、それでいいと思うよ」
木のコップは500個発注済みで明日取りに行くから、後はグーテンベルクでメニュー表を受け取れば、ハンバーガー屋台の準備は完了だな。
ジュースの試作をしている内に1時間くらい経ったので、煮込んでいた鍋にサーグの実を入れて、かき混ぜながら15分煮込み、ソースとカフインを入れてカレーが完成した。
「凄く美味しそうで、我慢できないです♪」
「これを炊きたてのお米に掛けて食べるんだけど、このまま一晩置いた方が美味しくなる」
「ええっ! 明日まで我慢ですか?」
「いや、まあすぐ食べても美味しいよ。夕食は違う料理にしようと思ってたんだけど、このまま食べる?」
「う~ん⋯⋯う~ん⋯食べたいですけど、一晩置いた方が美味しいなら⋯⋯あっ! 明日にはミーシャ達も帰って来ますから、頑張って明日まで我慢します!」
相当カレーが食べたそうだな。
でもユナの言う通り、明日の夕食まで待って、ミーシャ達5人と一緒に食べよう。
今日の夕食は、屋台で販売するタコ焼きを試してみたい。
カレーの屋台というのもいいが、米がそんなに手に入らない。
俺の精子の効果を使えば収穫出来るだろうが、またビーフさん達に田植えをしてもらわないと無理だしな。
収納から鰹干しを出して野菜カンナで薄く削っていく。
「鰹干しを薄く削るんですか?」
「うん。これをお湯に浸すと、美味しい出汁が取れるんだ。俺の居た所では基本的な出汁になるから、ユナにはよく覚えておいてほしい」
鰹出汁を使って、ユナにいろんな和食を作ってほしい。
しかしもっと薄く削りたいから、明日ラルフさんに頼んで鰹節専用の道具を作ってもらうべきだな。
少し分厚いが鰹節が出来たので、お湯を沸かして煮詰めていく。
荒節みたいな厚さだから、ちょっと煮込んだ方がいいだろう。
出汁が出来たので目の細かいザルで濾し、魔法で常温に冷やして小麦粉と混ぜた。
次にオクトパースを収納から出すと、予想通りユナが気持ち悪そうにした。
「今から作る料理に入れるんだけど、食べてみたら絶対美味しいから楽しみにしてて」
「は、はい⋯」
流石に信じられないという表情だが、俺の作る料理には興味津々だ。
料理名を「オクトパース焼き」にすると気持ち悪がられるから、普通にタコ焼きで売り出そう。
紅生姜は無いので、ユナに皮を剥いてもらった生姜をフードプロセッサーで細かくする。
「これはフードプロセッサーといって、食材を細かくする魔道具だよ。ミンチ肉も簡単に作れるんだ」
「凄く便利ですね!」
天かすは前に天ぷらを揚げた時に取っておいたのがあるので、ユナにネギを切ってもらい、タコ焼きの準備が完了した。
タコ焼き用の鉄板を出して火魔法を付与し、「バリア」の魔法も付与して焦げ付かないタコ焼き用の鉄板が完成したので、コンロの上に固定してタコ焼きを作っていく。
「丸い穴がたくさんありますね。どんな料理か凄く楽しみです♪」
生地を流し入れて、タコ、天かす、生姜、ネギを入れて、頃合いを見計らって竹串でひっくり返していく。
千枚通しも明日ラルフさんに作ってもらおう。
「凄く器用にひっくり返しますね!」
俺は関西人だから、タコ焼き作りは当たり前に出来る。
「こうやってひっくり返して、はみ出た生地を上手く中へ入れていくんだ」
オクトパースを入れた時は気持ち悪がっていたユナだが、丸くコロコロとしたタコ焼きの調理方法と、食べたことの無い俺が作ったタコ焼きを早く食べてみたそうで、ヨダレが垂れそうな可愛い表情になっている。
焼けてきたので仕上げにコロコロと転がして、焦げ目が付いて形が整ったので、竹串で取って皿に盛ってタコ焼きソースっぽい味の醤汁ソースをかけ、鰹節をフードプロセッサーで粉状にした物をかけた。
これにマヨネーズをかけるかどうかは、お客に選んでもらおう。
「これも屋台で販売する予定だから、食べてみて改善点を教えてほしい」
「はい♪」
「あっ、熱いから気を付けてね。熱いけど、ハフハフしながら食べるのが美味しい料理だから」
「いただきま~す♪ ふぅーふぅー、あむっ、んっ、あふっ、はふっ、んふっ、んんっ!コリコリして、中はトロトロで、 凄く⋯んあっ、美味しいです♪」
熱いがかなり気にいったみたいだ。
熱い物をハフハフ言いながら食べるユナは可愛いな。
俺も1つ食べてみたが、久しぶりに食べるタコ焼きは涙が出るほど美味しかった。
関西人だから、粉物料理は幼い頃から馴染みがあるからだろう。
ソースもあるから、今度お好み焼きも作ってみよう。
「今日の夕食はタコ焼きにしよう。小麦粉の料理だから、これだけでお腹いっぱいになると思うよ」
「はい♪ これは絶対売れますし、間違いなくエマも大好きですよ!」
姉だから、妹が好きな味が分かるんだな。
「ユナ達はこういう味が好き?」
「確かに狐族が好きな味ですが、これはみんな好きですよ。ソースが美味しいですし、オクトパースのコリコリした食感と味がたまらないです♪」
やはりタコ焼きソースは美味しいみたいだから、マヨネーズをかけたらアイリ達も喜びそうだな。
一応みんなには中身がオクトパースだとは言わずに1つ食べてもらってから教えようと言うと、エマちゃんはオクトパースを知らないから大丈夫だが、ミーシャとアイリとユーリは知っているから、言わないでとりあえず一口食べさせてから教えた方がいいと言われた。
コレットは海が近くに無いから、海の生物なんてエマちゃんは知らないんだなと思ったが、ミーシャ達はニンチンがオクトパースの骨で作られていると知っているかららしい。
なるほどな。
壁に付けた時計で時間を確認すると、まだ6時半だったので、ユーリやエマちゃんが帰ってくるまでに、リビングに設置した50インチテレビに新しい演劇を登録した。
タコ焼きを食べながら美味しいジュースも飲みたいので、販売予定のファプールと葡萄と梨とマンゴーの炭酸ジュースを作って冷蔵庫の魔道具で冷やしておいた。
ユーリの本屋は夜7時には終わるが、リカさんのお店が今日は何時に終わるか分からないので、リカさんに「念話」で聞いてみる。
リカ『村長さんとビーフさんが、オムライスをツマミにお酒が飲みたいと言うので出したら、リムナやレムまで飲みたいって言いだして、ニールさん達も一杯だけ飲ませてくれって言いだしてしまって、今は酒場になってしまいました。でもみんな楽しそうで嬉しいです♪』
どうやら酒場になってしまったらしい。
それはそれで、みんなが楽しく過ごしてくれたら嬉しいな。
俺が行くと、雇い主に気を遣って飲みにくいだろうから、好きに飲んでてもらおう。
『エマちゃんをそろそろ帰してもらっても大丈夫?』
リカ『あっ、はい。私も言ったんですが、7時半くらいまでは手伝いたいって言うので、そのくらいには帰します』
居酒屋状態になってるみたいだから、リカさんは慣れていても、エマちゃんにはちょっとキツいだろう。
早くエマちゃんがタコ焼きを食べた感想を聞いてみたい。
夜に新しい演劇を観るつもりだから、キャメルポップコーンも作って、ユーリとエマちゃんが帰って来るまでユナとまったりするか。
カレーは冷めてから製氷の魔道具に入れておこう。
リビングのソファーに座ると、ユナが紅茶の入ったカップを2つ持って隣に座ってくれた。
「ミーシャ達には悪いけど、夜は新しい演劇を観ような」
「はい、凄く楽しみです♪ ミーシャ達は明日のお昼くらいには帰ってくるらしいので、明日のお昼にサーグの料理を食べますか?」
カレーを早く食べてみたくて仕方ないみたいだ。
「そうだな。あれはカレーという料理で、ちょっと辛いけど、それが美味しいんだ」
リカさんのお店で出す時は、カレーという料理名で出した方がいいだろう。
「カレーもタコ焼きも演劇も楽しみで、タカシさんのお陰で幸せです♪」
愛しい女性が幸せなのは最高に嬉しいな。
ユナは欲情しているのか、おっぱいを二の腕で寄せて谷間を強調してくる。
そんなことをされたらチンポを挟みたくなるじゃないか。
リビングの柱に取り付けた時計を見るとまだ7時前だったので、寄せられた谷間に指を突っ込んでみた。
「あんっ、タカシさん♡」
「谷間がセクシーで、可愛い服だね」
「タカシさんに遠慮なくエッチなことしてほしくて⋯♡」
俺がまだ少し遠慮しているのが伝わっているから、わざとエッチな服を着ているのか。
「遠慮というか、エッチなことがしたくなったからって、いきなり触るのはマナー違反だと思うんだ。それに可愛いユナを見るとすぐエッチしたくなって、一日中エッチなことばかりしてしまうだろうから、少しは我慢しないとな。でもここへ帰って来た時はエッチなこともするし、イチャイチャもしような」
「タカシさん⋯♡ 最近凄くイチャイチャしてくださるから、みんな凄く嬉しかったんです。ユナは一日中でも嬉しいですけど、確かにお料理やお掃除、お洗濯も出来ないくらい夢中になっちゃうのは⋯⋯うん、あっ、なるほど、そうですね」
ユナも俺の言っている意味が解ったようだ。
俺は女神に与えてもらった賢者タイムの無い無限の精力があるし、ユナ達獣人女性やハーフエルフ女性もエッチに貪欲で、俺がエッチしたいと言ったらいくらでもしたいと言うほど精力が凄い。
自堕落な生活になってしまうのは目に見えている。
朝と夜はエッチするとして、昼間は忙しいから自重するべきだな。
しかしエッチし放題の世界へ俺を転生させた女神は、何が狙いなんだろう。
俺が童貞なのにスケベ過ぎることを知っていて転生させたのか、女神の予想以上に俺がスケベなだけなのか⋯。
「パイズリしていいですか?♡」
胸の谷間に指を突っ込んだままだったので、ユナが我慢出来なくなってパイズリしたくなったようだ。
「うん。谷間がイヤらしいから、服の下からチンポ突っ込んでいい?」
着衣パイズリをしてほしくなったので、胸の下まで服を捲ってもらい、谷間にウィードネクターを少し垂らしてパイズリしてもらう。
「あっ、はい♪ あの⋯手を握ってください♡」
ん? ああ、ノーハンド着衣パイズリをしたいのか。
「ユーリに聞いた?」
「はい。タブレットで観せてもらって、羨ましくって⋯♡」
ノーハンド恋人繋ぎパイズリは、かなりイチャイチャした感じだからな。
イヤらしい映像が撮れそうなので、目で録画してから、服の下から谷間に向かってチンポを突っ込むと、ユナが二の腕でおっぱいを寄せてくれたので、両手を恋人繋ぎで握った。
「いっぱい出してくださいね♡」
ユナ達は顔に精子がかかっても喜んでくれるから、いつも思い切り射精できる。
ちょっと動きにくそうなので、俺が下から腰を突き上げていく。
──ぬちゃっ、ぬちゅっ、にちゅっ、ちゅぷっ
イヤらしい音と共に、亀頭に快感が走る。
このパイズリは見た目もイヤらしいし、谷間から亀頭が飛び出すのがよく見える。
「んっ⋯あはっ♡ 気持ちいいですか?♡」
「はぁ⋯んっ、ああ、気持ちいいよ。ユナのおっぱい最高だ!」
ユナは床に膝を突いて身体を前に倒し、俺はソファーからお尻がはみ出るくらい浅く座っている。
眺めは最高だし気持ちいいが、ユナは膝が痛いかも知れないし、俺も少し無理がある体勢だな。
明日ラルフさんに頼んで、パイズリ専用の椅子も作ってもらおう。
ダブルパイズリ、トリプルパイズリもしやすいように、俺1人が座れて背もたれの角度も調整出来て、ユナ達の膝に負担がかからないように、椅子の下にフカフカの素材を貼ってもらおう。
パイズリ専用椅子を思い付いてしまうとは、俺は何て変態⋯⋯いや、パイズリマニアなんだ。
「このパイズリ、凄くエッチで幸せです♡ タカシさんと手を繋いで、タカシさんの気持ち良さそうな様子を見ながら⋯♡」
確かに俺の感じている情けない表情がよく見える体勢だな。
今更恥ずかしがっても仕方ないし、ユナ達が喜んでくれるなら、あまり気にしないでおこう。
精子が競り上がってくる感覚がチンポに走り、イヤらしい谷間でチンポがビクビクと跳ねる。
「んっ、あっ、んん~っ!」
チンポがビクビクしているのを谷間から感じとって、ユナがおっぱいで俺の腰の動きを止めた。
パイズリ特訓をするつもりか?
「ううっ! き、気持ちいいっ!」
「んふっ♡ 1回だけ我慢してくださいね♡」
これはたぶん、いっぱい射精してほしいからだな。
ユナは特別俺の精子が好きだから、大量に射精するパイズリ特訓にハマったのかも知れない。
ユナの両手を強く握り、射精感を一旦耐える。
「んっ、はぁ⋯あはっ、おチンチンがビクビクして、んはぁっ、たまらないです♡」
極上の谷間で射精感を耐えながらユナを見ると、嬉しそうな目で俺の顔を見ていた。
やはり俺の情けない表情が興奮するみたいだ。
まあ俺もユナ達の感じてる表情で興奮するから、感覚的に同じなんだろう。
射精感が少し治まってチンポのビクビクが止まると、手を握ったままユナが上半身を起こしたので、またチンポを谷間に向かって突き上げていく。
着衣パイズリは興奮するな。
いつでもおっぱいを見せてくれるけど、逆に乳首を隠されるのも興奮する。
おっぱいの可能性は無限だ!
俺は何て変態なおっぱい星人なんだ。
「んっ、あはっ♡ 次はそのまま、いっぱい出してくださいね♡」
射精の許可をもらったので、激しく腰を突き上げていく。
精子が飛び散っても「洗浄」があるし、ユナをいくら汚しても喜んでくれるから、思い切り射精しよう。
「んっ、あっ、はぁ⋯はぁ⋯ユナ、イキそうだ! んっ、出すよ? んっイクッ⋯あぁイクッ! うっ⋯ああっ、くぅぅぅっ!!!」
──ドピュッ! ビュッ! ビュルルッ! ドピュッビュルルルッ!
谷間から飛び出した精子は、ユナの頭まで飛んでユナの顔全体に飛び散った。
最高のパイズリ射精だ!
目で録画したから、後でこっそり観てみよう。
エマ「あっ⋯⋯はぁ⋯はぁ⋯タカシ⋯しゃま♡」
いつの間にかエマちゃんが帰ってきていて、今のノーハンドパイズリを見ていたようだ。
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