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第四章 料理と仕事

揚げ物料理三昧とエッチなお店

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 ユナにツレナイを捌いてもらい、ユーリとミーシャにはニンジンの皮を剥いてもらう。
 俺はハーストイーグルのモモ肉と、チキンバンバンのモモ肉と胸肉を一口サイズに切っていく。チキン南蛮用に大きなサイズも3枚ほど切り、ササミ肉は筋を取ってカツにする。
 チキンバンバンの唐揚げがメインだが、ミーシャやキャロはカツが食べたいだろう。ササミカツ、豚カツ、バッファローのビーフカツを作ろう。余ったら収納しておけばいいしな。
 肉ばかりだとユーリが可哀想だから、ニンジンのコロッケとかいいかもな。タマネギはダメな気がするから、キャベツを混ぜて作ってみよう。

 アイリがジャガイモを持って帰って来るまでに、ユーリに教えてニンジンチップスを揚げてもらい、その間にミーシャと唐揚げの仕込みをする。ユナにはツレナイに塩を振ってもらって、串を刺してもらった。
 ユナにニンジンを湯がいてもらっている間に、俺はミーシャと庭に出てツレナイを串焼きにしていく。予想より忙しいので、ミーシャに細かく教えてツレナイの串焼きを見ていてもらい、キッチンに戻る。
 ニンジンチップスが大量に揚げ終わっていたので、油に「洗浄」をかけて唐揚げを揚げていく。チキンバンバンとハーストイーグルを分けて揚げ、皿に盛って収納した頃、アイリが帰って来て、収納鞄からジャガイモが大量に入った箱を出してくれた。

「ありがとうアイリ」

アイリ「いえ、お安い御用です♪ リボンはどうするんですか?」

「それはな⋯⋯」

 みんなの前で言いにくいので「念話」で伝える。

『今度エッチする時、アイリに着けて欲しかったんだ』

アイリ「タカシさん⋯⋯♡」

 アイリが欲情してしまった。ミーシャの家に泊まったら多分バレるから、後で言っておかないとな。

 ユナとユーリとアイリに、ジャガイモの皮を剥いてもらっている間に、庭に行って焼けたツレナイの串焼きを収納する。ミーシャが上手く串を回してくれていたので、凄く美味しそうに出来たな。

「ありがとうミーシャ」

ミーシャ「はい。この串焼きは、火からの距離や焼き加減が難しいんですね。タカシさんが簡単に作ってらしたから、勘違いしてました」

 そう。串焼きは強火の遠火が大事だ。キャンプで鍛えた腕が役に立ったな。

「凄く美味しそうに焼けてるから大丈夫だ。リリとターニャが喜んでくれるよ」

ミーシャ「あの子達の事を考えてくれて、ありがとうございます。やっぱり優しい⋯⋯♡」

 猫科だから食べさせてやりたい。いつか海の魚、特に白身魚を食べさせてあげよう。鰹を捕って鰹節も作りたいな。

 ミーシャとキッチンに戻って、ユナに1番大きな鍋を収納箱から出してもらい、また庭に戻ってチキンバンバンの鶏ガラを、ニンニク、シャンガ、ネギと一緒に煮込む。森が近いので、一応「防壁」を庭全体にかけておき、ミーシャに沸騰したら呼んでくれるよう頼んで、またキッチンに戻る。

 ユナにポテトチップの揚げ方を教えているので、ユナとアイリに任せて、俺はユーリとニンジンコロッケの下拵えをする。茹で上がったニンジンを潰し、キャベツの微塵切りと牛乳を混ぜて塩と胡椒をしたら、小麦粉、卵、パン粉をつけるついでに、豚カツなどの下拵えもしておく。
 ミーシャに呼ばれたので庭へ行き、火を中火にして灰汁を取る。ミーシャに教えて灰汁を取ってもらい、またキッチンに戻ると、大量のポテトチップが出来上がっていて、ユナ達が食べたそうだったので、瓶に詰めてもらいながら食べてもらい、ミーシャの所にも持って行ってもらった。
 興味津々なユーリとニンジンコロッケを揚げていき、カツも3種類揚げて、チキンバンバンのチキン南蛮も揚げて収納した。ユーリが凄く食べたそうだったが、明日まで我慢してもらおう。その方が美味しいと感じるはずだ。

 ふぅー、忙しかった~! 庭の鶏白湯スープは、後は煮込むだけだから2時間ほど放っておこう。

「みんな手伝ってくれてありがとう」

ユナ「いえ、エマの誕生日パーティーの為に、ありがとうございます♪」

ミーシャ「タカシさんと一緒に料理するの、凄く楽しかったです♪」

ユーリ「ニンジンころっけ? 凄く楽しみです。私の為にありがとうございます♪」

アイリ「明日が楽しみ過ぎる~!」

 みんな嬉しそうにしている。忙しくて忘れていたが、綺麗になった好きなケモ耳美女に囲まれてチンポがヤバい。夜にミーシャとするまで我慢しないと、5Pなんてしたら理性が飛ぶ。

「みんな汗かいただろう? お風呂に入ってくる?」

アイリ「タカシさんも一緒に⋯⋯♡」

「いや、綺麗になったみんなと入ったら、絶対理性が飛んじゃうから、少しだけ慣れるまで止めておくよ」

ユーリ「タカシさん⋯⋯♡」

ユナ「じゃあ順番に入って。その間に昼食を作っておくから」

 ユナがそう言うと、みんな納得してくれた。明日の為に美味しい料理を作ったが、ポテトチップやニンジンチップスしか食べてないし、アイリやミーシャはギルドの依頼に行って腹ペコだ。性欲より食欲が勝ったみたいだな。

 ユナにハーストイーグルの肉を渡して、鶏肉ソテーを作ってもらう。唐揚げは明日のお楽しみだ。俺はミーシャ達とお風呂に行って、シャワーの使い方を説明しておく。


「込める魔力量でお湯の勢いを変えられるから、泡を流す時に使ってみて。そこのフックに付ければ、上からお湯を浴びながら髪を両手で洗えるからね」

アイリ「す、凄く便利な魔道具ですね!」

ユーリ「そう言えば、台所にも水やお湯が出る魔道具が付いてましたね。ユナが当たり前のように使ってたから、驚くのを忘れてましたよ」

ミーシャ「それに、庭から中へ戻った時に気付いたんですが、ユナの家の中が凄く涼しいんです。これも魔道具ですか?」

アイリ、ユーリ「「そう言えば⋯⋯!」」

 みんな料理が忙しくて気付いてなかったみたいだな。改めて驚いている。

「ああ。エアコンっていう、冷たい風が出て部屋を涼しくする魔道具で、リビングの壁に付けてある。台所の水やお湯が出る魔道具も、建築屋の人に頼んで大量に作ってもらって、俺が魔法を付与したんだ。みんなの分もあるから、持って帰っていいよ」

ミーシャ達「「「ありがとうございます♪」」」

「尻尾の毛がフサフサした獣人女性が暑さに弱いって知らなかったから、みんなが心配でね。エアコンはタンスの上に置いて使えるけど、水やお湯が出る魔道具は設置しないといけないから、借家に付けていいかどうか⋯⋯」

アイリ「確かに⋯⋯」

ミーシャ「魔法で出した水が好きなだけ飲めるなんて、凄く贅沢ですが⋯⋯」

ユーリ「私の家は大家さんに言えば大丈夫だと思います」

「アイリとミーシャの家にも取り付けられるように、建築屋の人に相談してみるから、少し我慢してくれる?」

ミーシャ、アイリ「「はい♪」」

 台所の淵に挟んで設置できるようにすれば大丈夫だろう。エアコンも脚を付けて、突っ張り棒の要領で固定すればタンスが無くても設置できる。タンスの上に置くと、エアコンは結露しなくても、タンスが冷えて結露する可能性があるからな。

 ミーシャ達が服を脱ぎ出したので、必死で目を反らしながらキッチンに戻ってユナを手伝う。今思い出したが、チキン南蛮にはタルタルソースがあった方がいいから、先ずはマヨネーズを作らないといけないな。
 ハーストイーグルの卵をボウルに割って、卵黄と塩と酢を泡立て器でかき混ぜてから、ユナにゆっくりと油を垂らしてもらう。めちゃくちゃ混ぜないといけないから、そういう魔道具が欲しいな。
 かなりかき混ぜて、何とかマヨネーズが完成した。ハーストイーグルの卵だからかなりの量になったが、収納しておけば賞味期限は無い。

「これは⋯⋯卵のソースですか?」

「マヨネーズっていうんだ。ちょっと味見してみて」

 俺が指で掬ってユナに「あ~ん」というと、嬉しそうに俺の指をしゃぶった。イヤらしい。

「んん!! す、凄く美味しい! こんなソース、食べた事ないです。 濃厚でねっとりしてて、何にでも合いそうですね!」

 ユナがマヨネーズに興奮している。マヨネーズを初めて食べたら、そんなリアクションになるかもな。

「このままでも美味しいんだけど、もうひと手間加えて、さっき作った揚げ物料理に合うソースを作りたいんだ」

 ユナに手伝ってもらい、タルタルソースが完成したので収納しておく。トンカツソースも欲しいが、作り方が全くわからないから仕方ない。


ユーリ「わぁぁぁ、涼しい!」

アイリ「お風呂上がりに部屋が涼しいと気持ちいいね!」

ミーシャ「本当! 流石タカシさんの魔道具だわ」

 丁度ミーシャ達が風呂から上がってきた。みんなケイトさんの服屋で買った、可愛い服を着ているな。

「シャワーはどうだった?」

ユーリ「凄く気持ち良かったです♪」

ミーシャ「シャワーだけでも部屋に欲しくなりました」

 そうか。シャワールームだけ作って設置すれば、借家でも汗を流せるな。排水設備も、排水溝に「転移」を付与すれば大丈夫な気がする。考えておこう。

アイリ「シャワーって、アソコに当てると凄くて⋯⋯♡」

ミーシャ「まったく、あんたは⋯⋯」

アソコ「ミーシャだって気持ち良さそうだったじゃない!」

 お風呂で何をしていたのか⋯⋯。しかしシャワーのエッチな使い方にすぐ気付くとは、流石変態アイリだな。

 とりあえず出来上がった昼食を収納して、ユナがお風呂に入って、俺は「洗浄」をかけて済ませた。
 ユナがお風呂から上がるのを待ってる内に、前から約束していたエッチな道具が売っている店に行こうという話になり、エマちゃんも誘う事にした。

『エマちゃん。タカシだけど⋯⋯』

『はい。どうしたんですか?』

『今アイリ達と話してて、街のエッチな道具が売ってるお店に行こうって話になったから、エマちゃんも行く?』

『はい! タカシさんと行ってみたいです』

『なら昼食はみんなと食べるだろうから、食べ終わったら帰って来て』

『はい♪』

 エマちゃんとの「念話」が終わった頃、ユナがお風呂から上がってきたので、みんなで昼食にする。ユナも可愛い服に着替えてるな。俺もそろそろ新しい服を買うか。

ユナ「みんな、今日のパンは薄味にしてみたから、料理と交互に食べるんじゃなくて、一緒に食べてみて」

 昨日唐揚げとご飯を一緒に食べて、早速薄味のパンを焼いたのか。流石ユナだな。細長いパンだから、ホットドッグみたいにしたらいいんじゃないか?

アイリ「一緒に? 口の中で混ざっちゃうんじゃない?」

「パンが薄味だと、一緒に食べたら美味しいんだ。パンの真ん中に切れ目を入れて、そこに鶏肉のソテーや野菜を挟んで食べてみて」

ユナ「あ、そういう食べ方があるんですね!」

 薄味のパンっていう発想がないから、サンドイッチも無いんだろうな。

ユーリ「薄味のパンだから⋯⋯」

 見本を見せる為、俺はパンの真ん中に切れ目を入れ、間に鶏肉のソテーと野菜を入れて、最後にソテーの汁をかけて頬張った。おお! これは美味しいな。パンもいい感じだし、ソテーの味も丁度いい。

アイリ「わ、私もやってみる~!」

ミーシャ「私も!」

ユーリ「美味しそう⋯⋯」

 ユナがパンに切れ目を入れてくれると、みんなが俺の真似をして、鶏肉のソテーをひと口サイズに切って挟んだ。ユーリはニンジンやキャベツの千切りを挟んでいる。

「あ、ユーリはこのソースを掛けてみて。マヨネーズっていうんだけど、野菜に凄く合うから」

ユーリ「はい♪」

 マヨネーズの入った瓶を渡すと、期待した顔で俺の言った通り、マヨネーズをスプーンで掬って挟んだ野菜に掛けた。他のみんなもマヨネーズを興味津々に見ている。

ユナ「あの、タカシさん。マヨネーズを鶏肉ソテーに掛けたら、美味しくないですか?」

 マヨネーズと鶏肉ソテー、合うな。チキンバーガーとか、マヨネーズが掛かってるしな。

「いや、美味しいと思うから掛けてみて」

 ユーリがマヨネーズの瓶を渡すと、みんなも期待した顔でマヨネーズを掛けていった。みんな早く食べたらいいのに、何故か待てをされた犬のような表情で俺を見ているので、「食べて!」と言った。

みんな「「「いただきま~す♪」」」

 みんな大きな口を開けてかぶりついた。

みんな「「「んんん~~!!」」」

 かなり美味しそうな表情で、まるで俺のチンポを初めて挿れた時みたいだ。アイリが言っていた、また味覚に革命を起こしてしまったか?

ミーシャ「凄い⋯⋯!」

ユナ「口の中が⋯⋯!」

ユーリ「野菜にまよねーず⋯⋯、凄過ぎ!!」

アイリ「むぐぅ、はむっ、ん~!んん~!!」

 みんな気に入ったようだ。アイリはマヨネーズが頬に着いて、イヤらしい感じになっている。マヨネーズって、エロいな。早くミーシャの顔に精子をぶっかけたくなってきた。

ユーリ「この食べ方、美味し過ぎますよ」

ミーシャ「ギルドの依頼に行く時、お弁当として持っていきたいです」

アイリ「あむっ、んぐ、んんっ、おいひぃぃ~♪」

 アイリは口回りをマヨネーズだらけにしながら夢中で食べている。

ミーシャ「アイリ、口がマヨネーズだらけになってるよ!」

アイリ「らっておいひくふぇ⋯⋯んっんく」

「喉に詰まっちゃうぞ! 誰も取らないから、落ち着いて食べて」

 残念美人だがアイリらしい。好きな女性に喜んでもらえると嬉しいな。

ユナ「この食べ方もマヨネーズも、全部流行りそうですね」

 また商売になるな。金に困ってないから、東区で仕事に困ってる人が居たら、屋台で売る事を薦めてもいい。商売のアイデアはたくさんあった方が助かる。

 みんなで美味しく昼食を食べていると、「念話」が飛んできた。

『タカシさん、キャロです。聞こえますか?』

『聞こえるよ。どうしたの?』

『あの、モナミさんに会いたくって⋯⋯』

 依頼が終わったら会わせてあげるって言っていたのを忘れてた。さっき言ってくれたら良かったのに、遠慮してたのかな?

『そうだったね。ごめん、エミリーさんが居たから忘れてた』

『いえ、私もギルドの報酬が予想以上に多かったのと、その⋯⋯タカシさんが素敵で忘れてました』

 ああ、そういう事か。金貨100枚も貰ったから、ちょっとパニクってたのかもな。

『じゃあ今からユナの家に来れる? モナミさんの所に送ってあげるよ』

『はい、ありがとうございます』

 キャロとの「念話」を切ってみんなに説明すると、俺に会ったらいろいろ忘れてしまっても仕方ないと言われた。

 しばらくすると玄関がノックされ、キャロが入ってきた。

ユナ「いらっしゃい。昼食はもう食べた?」

キャロ「まだ食べてなくて⋯⋯。なんかみんな、凄く美味しそうな物を食べてますね。パンの間に鶏肉を挟んで⋯⋯じゅるるっ!」

 鶏肉ドッグを見て、キャロがヨダレを垂らしそうになっている。

ユナ「まだあるから、モナミさんの所には食べてから行ったら?」

キャロ「うん! 私も食べたい!」

 ユナが椅子を出してキャロを座らせたので、俺が鶏肉ドッグを作ってあげた。

キャロ「タカシさんに作ってもらえるなんて⋯⋯♪」

「かぶりついて食べてみて」

キャロ「はい! いただきま~す♪ はむっ、んぐっんん⋯⋯んん~~!!」

 予想通りのリアクションだ。キャロは絶賛して夢中で食べている。ユナが収納箱から追加のパンを出したので、俺は普通の鶏の唐揚げを出して挟んであげた。
 チキンバンバンやハーストイーグルの唐揚げは、明日のお楽しみだ。魚好きのリリとターニャの為に、フィッシュフライも作った方がいいな。フィッシュバーガーってのもあるし。

 みんな昼食を食べ終わったので、洗い物を任せてキャロをセドム村に送っていく。

「じゃあちょっとキャロを送ってくるよ」

ユナ「はい。行ってらっしゃ~い♪」

 そう言うと、キャロが大胆に抱き付いてきて、ミーシャとアイリがニヤニヤと見ている。何か言ったのかな?
 とりあえずそのままセドム村に「転移」した。


キャロ「ここがセドム村ですか⋯⋯。畑がたくさんありますね」

「うん。獣人が作った村で、農業が盛んなんだ。拐われてた獣人女性達の生活を少しでも良くしたいから、何か改善点に気付いたら教えて」

キャロ「はい」

 家屋に行くと、みんなまだ昼食中だった。

キャロ「モナミさん⋯⋯」

モナミ「キャロ! 久しぶりね」

キャロ「無事で良かった⋯⋯ううっひっく」

 キャロがモナミさんに抱き付いて泣いていた。よほど心配だったんだな。
 このままキャロも今日はセドム村に泊まってもらう事にして、俺は昼食を食べ終わったエマちゃんと家に帰るか。
 お土産にニンジンチップスとポテトチップを1瓶ずつ渡しておく。

メル「わぁぁぁ、ニンジンのお菓子ですか? 凄く美味しそう♪」

「うん。たくさん作ったから、遠慮なく食べて。じゃあエマちゃん、家に帰ろうか?」

エマ「はい♪」

 エマちゃんが勢いよく俺に抱き付いて、みんなが羨ましそうな顔で見てきた。みんなの相手もしないと切なそうだな。試着室でいろいろしたから、早くセックスしてあげた方がいいかも知れないが、何か切っ掛けが欲しいところだ。

 ユナの家に「転移」すると、みんな出掛ける準備万端だったが、エマちゃんも着替えたいと言うので、その間に庭の白湯スープの様子を見る。
 鍋の蓋を開けると、白濁したスープが出来ていた。意外に早かったな。骨が少し溶けている感じだから、もう十分だろう。

アイリ「わぁぁぁ、これですよ! 私がカルシェ村で食べた粘土鍋料理のスープ」

 いつの間にかアイリが後ろに居て、俺の後ろから鍋を覗いていた。

「エミリーさんに作り方を聞いてね。アイリが食べたがってるって聞いたから、俺も興味があったんだ」

アイリ「私の為に⋯⋯♡ ありがとうございます♪」

 感激して、ちょっと欲情している。今言っておくか⋯。

「アイリ。俺は今日、ミーシャの家に泊まる約束をしてるんだ。アイリの家にもその内泊まりに行くから、今日は我慢してくれるか?」

アイリ「⋯⋯はい♡ タカシさんが泊まりに来てくれるなんて⋯⋯」

「みんな綺麗になってるから早くエッチしたいんだけど、本当に理性が飛んでしまうと思う。でも泊まりに行った時は、アイリのしたい事をしてあげるから、何か考えておいて。変態な事でもいいからな」

アイリ「はい。期待で濡れてきちゃいましたよ♡ あのリボンの事も凄く嬉しくって⋯⋯」

 銀髪ツインテールアイリと変態プレイ、たまらんな。変態なのを気にしてるから、大丈夫だという事を証明してやりたい。

 出来上がった白湯スープ鍋を、「飛行」と念じて浮かばせてキッチンに持って行き、瓶の上に網を置き、して収納した。いつかエアコンの効いた部屋で鶏白湯鍋を作ってあげよう。

 みんなの指輪に「設定」で、危険が迫ったらバリアが自動で発動するように付与し直しておく。
 エマちゃんが可愛い服に着替え終わっていたので、「透明」の魔法をかけてみんなで街の路地に「転移」した。

「お店に入るまで我慢してね」

エマ「はい。タカシさんが手を繋いでくれるから嬉しいです♪」

 見えないが、俺の手を握って胸を腕に押し付けているので、気にしていないようだな。

 アイリとユーリの先導で裏路地に入っていくと、王都の裏通りのようにいろんな店が並んでいた。露店販売してる人もたくさん居る。

「いろんな店があるんだな。後で案内してくれないか?」

アイリ「はい。エッチなお店もたくさんあるんです」

 いや、エッチなお店にって事じゃないんだが⋯⋯。

ユナ「珍しい調味料が売ってる店とかもありますから、食べた事がない料理を作ってくれるタカシさんと一緒に行ってみたいです♪」

「調味料は俺も凄く興味あるよ。トンカツに合うソースが欲しいんだ。あ、俺もそろそろ新しい服を買おうと思ってるから、みんなが選んでくれないか?」

みんな「「「はい♪」」」

ミーシャ「タカシさんの服を選べるなんて⋯⋯」

ユーリ「え、エッチの時に着て欲しい服を選んでもいいですか?」

 ん? 逆コスプレプレイか? ユーリも変態のはずだから、そういうプレイに憧れているのかもな。

「俺もみんなにエッチな服を選んでるから、もちろんいいよ。でも普段着るカッコイイ服も頼むね」

ユーリ「はい♪」

 服のセンスに自信がないし、この世界の服の流行りがさっぱりわからないから、みんな選んでもらった方が助かる。

ミーシャ「タカシさんは鎧みたいな物を装備しないんですか?」

 鎧なぁ。必要性が無いから考えた事無かったけど、一応冒険者らしい装備を買った方がいいのかな? でも動きにくいのは困るから、装備するなら軽装の鎧だな。

「あまり必要性を感じないから、装備するならミーシャ達みたいな簡易鎧かな。もしかしてミーシャ、俺の鎧姿が見たい?」

ミーシャ「え? あ、その⋯⋯はい♡」

 ミーシャは剣マニアだから、鎧フェチなのかも知れない。俺も今夜はミーシャとビキニアーマープレイをするつもりだからお互い様だな。

「なら俺に装備して欲しい、ミーシャが興奮する鎧を選んで。後で防具屋にも行こう」

ミーシャ「⋯⋯っ! はい♪」

 凄く期待した表情で嬉しそうに返事をしたな。やはり女性もコスプレエッチに興味があるんだろう。ミーシャはあまりそういう事を言わないキャラだから、少し我慢してるのかも知れない。今夜はミーシャのしたいエッチをしてあげよう。たくさん顔射した後にだが⋯⋯。

 店が近付くにつれ、みんなが欲情してるのが伝わってくる。14歳のエマちゃんも入店して問題ないのかな? いやそれより、人間男性の俺が入店して、店がパニックにならないらだろうか? ちょっと心配だが、開き直るしかない。

 裏通りの更に裏路地に入ると、いかにもアダルトグッズ店という見た目の建物が現れた。2階建てで意外に大きいな。性欲が強い獣人女性やハーフエルフ女性が居るから、アダルトグッズの需要が高いのかも知れない。

 アイリとユーリが慣れた感じで店のドアを開けて入って行ったので、エマちゃんの「透明」の魔法を解除して、そのまま中に入ると、凄い光景が広がっていた。
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