ケモ耳女性達とハーレムライフ

錏陀羅龍

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第四章 料理と仕事

お箸と唐揚げ定食♡

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 なんとかエアコンと水道の付与が終わった頃、ラルフさんが完成したお箸を持って来てくれた。

ラルフ「タカシさん! とりあえず2本完成しました。ど⋯⋯どうですか?」

 ラルフさんが持って来てくれた物は、お箸に拘りがある俺からして、完璧な完成度だった。昔おじいちゃんに頼まれて、修学旅行で行った京都の老舗で買ったお箸にそっくりだ。漆塗りみたいな光沢まである。
 掴み易さを試す為、収納からポップコーンを出して、お箸で摘まんで食べてみる。⋯⋯うん、掴み易い! 意外に百均とかでも売っているのだが、職人の作った物はやはり違う。ラルフさんは、俺の手の大きさや指の長さまで把握して作ってくれたんだな。
 改めてジョーイ建築会社の社員の腕に感心する。少数精鋭で凄い会社だ。それに獣人の文化的な事もあるんだろうが、ジョーイ社長を中心にお互いの腕を尊重し合っていて、仲のいい会社だな。
 投資するつもりなんて無かったが、ラルロンドの言っていた通り、俺が出資者になって支えてあげよう。チート能力があって、簡単に金を稼げる俺は、こういう事をやってあげたい。

「完璧な出来で、俺が求めていたお箸ですよ。流石ラルフさんですね! 頼んで良かった」

ラルフ「凄く嬉しいです! 職人として、最高の賛辞ですよ! あ、あの⋯⋯食べてらっしゃる物は何ですか?」

 感激してくれたが、それよりポップコーンに興味あるみたいだ。

「これはポップコーンといって、普通のトウモロコシじゃない物をフライパンで焦げないように焙って作ったお菓子です。普通は手掴みで食べる物なので、美味しいから食べてみてください」

 ラルフさんがポップコーンを3粒ほど手で掴んで口に放り込む。かなり食べてみたかったみたいだ。

ラルフ「う、美味い! こんな美味しいお菓子、食べた事ないですよ! 凄くお酒に合いそうだ!」

 酒のツマミか⋯。この世界の人は、ウィスキーみたいな強い酒を水で割って飲むのが普通なのか、アルコール度数が高い酒が好きだ。俺はビールや酎ハイみたいな軽い酒の方が唐揚げとかと合うから、度数の高い酒は苦手だ。前に豚の獣人の中華屋で呑んだ、コーラみたいな酒の方が好きだな。まあ、あまり酒は飲まないが⋯⋯。

「こんなお菓子もありますよ」

 俺は収納から、ポテトチップの入った瓶を出してラルフさんに勧めた。仕事中なので、酒まで出す訳にはいかない。
 ラルフさんが興味津々にポテトチップを食べる。

ラルフ「んんっ! パリパリした食感で、凄く美味しいです! これは何ですか?」

「これはジャガイモを薄く切って、熱した大量の油の中に入れて調理した物で、ポテトチップといいます。油で揚げるっていう料理方法です」

ラルフ「油で⋯⋯アゲル⋯。凄いです! 魚とかアゲたら、凄く美味しそうですね!」

 ラルフさんは猫族だから、やっぱり魚が好きなんだな。しかし猫族なら、唐揚げも好きだろう。俺は収納から唐揚げも出して勧めてみた。

ラルフ「ん~~! これ、凄く美味しいです! こっちはめちゃくちゃエールに合いそうだ! これは何ていう料理ですか?」

 やはり唐揚げも気に入ってくれた。エールって、確かビールみたいな物だよな。俺が飲んだコーラ味の酒はエールなのかも知れない。

「それは唐揚げといって、鶏肉に下味を付けて、小麦粉や片栗粉をまぶして油で揚げた物です。確かにエールに合いますね」

ラルフ「はい! こんな美味しい料理、食べた事ないです! 今度の休みが楽しみになってきましたよ」

 週末に飲むつもりだな。それもサラリーマンぽくて楽しい生活だ。唐揚げやポテトチップを作れないだろうから、たくさん作って、エールと一緒に週末に渡してあげよう。

「なら週末に、エールと唐揚げやポテトチップを用意しておきます。仕事をして、休みは酒を飲んで楽しく過ごしてくれたら、俺は凄く嬉しいです」

ラルフ「それ、凄くヤル気が出ますよ! タカシさんて本当に多才で、神様みたいな人ですね!」

 また神様に⋯⋯。まあ好きに思っててもらおう。俺からしたら、凄く使い易いお箸を作ってくれたラルフさんの方が凄いと思う。
 ラルフさんと話していると、コリンさんが休憩所に入ってきた。

コリン「タカシさん、さっき頼まれたエアコンが出来ました。服屋に設置するならと思って、白く塗っておきましたから、確認してもらえますか?」

 流石だ! 何も言わなくても、服屋に設置する事を考えて白にしてくれたとは。俺はそこまで頭が回ってなかったな。
 
「はい。あ、他のエアコンや水の出るパイプの付与は終わってますから、取り付けをお願いします」


 天井用のエアコンを見に行くと、やはり完璧な仕事だった。白といっても、パールホワイトのような綺麗な色なので、ケイトさんの服屋にピッタリだ。
 しかしよく考えたら、作る前にケイトさんに確認しておくべきだったな。遠慮するだろうから、上手い説得を考えておかないと⋯。

「完璧ですよ! 綺麗な白で服屋にピッタリです」

コリン「気に入ってもらえて良かったです。この綺麗な白にしたのは、ニールの発想なんですよ」

 ニールさんは、やはりセンスが凄いな。リモコンも確認すると、同じ白で塗られていて、ボタンの所だけ綺麗な青色の⋯⋯俺のお箸と同じ色で作ってあった。これ、魔吸木だな。この世界の文字で「運転/停止」と綺麗に掘って書いてある。

コリン「ボタンの部分は、お箸を作る時に切り出した魔吸木で出来てます。高級素材の魔吸木の切れ端を捨てるのは勿体ないですし、色も綺麗なので」

 かなり高級感のあるリモコンだが、見た目が綺麗だからこの方がいいだろう。
 
「こっちも完璧ですよ。ありがとうございます」

 天井用のエアコンに魔法を付与し、「設定」で「1番のエアコン」と追加した。次にリモコンに「1番のエアコンと連動」と「設定」し、各ボタンの細かい役割も「設定」した。
 試しにリモコンでエアコンを起動すると、元の世界のリモコンと同じように使えた。羽まで動かせるか不安だったが、「設定」だけで動くように出来たのには驚いた。何でも出来るんじゃないか?
 しかしコリンさんを見ると、固まっていた。また驚かせてしまったようだ。まあその内慣れてくれるだろう。

 もう日が暮れるから、先に服屋へ行ってエアコンを付けておきたいので、俺はベンさんに「念話」した。

『ベンさん。タカシですが、またエアコンの取り付けをお願いできますか?』

ベン『はい、設置はお任せください!』

 ベンさんが嬉しそうに答える。みんな俺に頼りにされるのが嬉しいんだな。頼み事がし易くて助かる。

 ベンさんと王都に「転移」して、服屋に向かう。

「急にまたお願いして大丈夫でしたか?」

ベン「はい。親方やみんなも手が空いていましたから、魔薄膜の製造は順調ですよ」

 魔薄膜を作る道具を見てみたが、思った通り和紙を作る道具と同じような物だった。詳しく聞くと魔薄膜を作る道具は、他にも和紙のような物や、いろんなシート状の物を作る事が出来るので、社員の人達なら誰でも使えるらしい。

 服屋に着いたので中に入ると、お客は誰も居なくて、プリムさんとリーネさんが店を片付けていた。

プリム「あ、タカシさん♪ いらっしゃいませ」

リーネ「いらっしゃいませ♪ 今日は早めに店を閉めて、準備している所なんですよ」

 もうすぐ日が暮れるから、そろそろだもんな。2人はミミさんに逢えるのが嬉しいんだろう。ケイトさんが居ないな。もしかしてオーダーメイドの服の製作に没頭して、裁縫室に籠っていたりして⋯。

「ケイトさんは裁縫室ですか?」

プリム「はい。タカシさんに頼まれた服の裁縫に熱中しています。でも無理しないように、閉店後はすぐ帰るように言っているので大丈夫です」

 やはり熱中していたようだ。まあ無理はしてないみたいだから大丈夫だろう。

リーネ「店長にご用事ですか?」

「ええ。ちょっとお店に取り付けてあげたい魔道具があるんです」

 リーネさんがケイトさんを呼びに行ってくれた。裁縫室に行こうかと思ったが、フリフリのメイド服は完成するまで見ない方がいいので、店の中で待っているとケイトさんが出て来てくれた。

ケイト「いらっしゃいませタカシ様。今日は早めに閉店しますから、もう少ししたら来てもらっても大丈夫です。あ、この間は凄く便利なブローチをありがとうございました」

「いえいえ、オーダーメイドの服は急がなくても大丈夫なので、無理せず、服が出来たら連絡してもらえればと思ったので」

ケイト「気を遣って頂いてありがとうございます。プリム達が心配するので気を付けます」

「それよりちょっとこの店に取り付けてあげたい魔道具がありまして⋯⋯」

 俺は小さいエアコンを収納から出して、試しに起動させてみせた。

ケイト「わっ! 凄く冷たい風が⋯⋯」

「これはエアコンといって、部屋を冷やす魔道具なんです。お店用の天井に付ける大きな物があるので、設置してもいいですか? 暑くなってきましたから、これでお店の中を冷やせば、お客さんも快適に服が選べると思いますし、プリムさんは獣人女性だから暑さに少し弱いでしょう?」

ケイト「お、お店の中を冷やす魔道具!? 凄いです! そんな便利な魔道具があるなんて⋯⋯。でもかなり高価なのでは⋯⋯」

プリム「タカシさん、私の事を心配して⋯⋯♡」

 高価な魔道具を押し売りする悪徳販売員と勘違いされているし、プリムさんが少し欲情し始めている。

「いえ、お金は要りませんよ。みんなに楽しく服を選んで欲しいから、一足先に来て付けておきたいだけですから。それにこれは試供品なので、ケイトさんのお店で使ってもらえると凄く助かるんです」

ケイト「試供品ですか⋯⋯なるほど。それなら是非お願いします♪」

 考えていた説得する為の話をすると、上手く納得してくれた。俺が助かると言ったら遠慮しないと思ったので、こういう時は嘘も方便だ! 
 天井を指差して、ケイトさんに設置する場所を確認してもらい、ベンさんにエアコンを取り付けてもらう。リーネさんが店の扉の鍵を閉めて、閉店準備をしているので、もう客は入って来ないだろう。

「今から俺の魔法で、ベンさんとエアコンを浮かせますから、取り付けをお願いします」

ベン「え?」

 俺は「飛行」と念じてベンさんとエアコンを浮かび上がらせ、店の天井にエアコンを固定した。

ベン「う、浮いてる⋯⋯!?」

「落ちないから大丈夫ですよ。天井のその辺りに取り付けできますか?」

ベン「は、はい。ちょっと調べますね」

 かなり驚きながらも、ベンさんは天井を軽く叩きながら、設置する場所を確かめている。

ベン「タカシさん。エアコンを一度降ろして、私をもう少し右側へお願いします」

 言われた通りに操作すると、ベンさんが天井を叩きながらペンで印を付けていった。天井の柱の位置を調べていたようだ。天井に設置するから、落ちないように柱に頑丈に取り付ける必要がある。

 しばらく天井を調べていたベンさんが、一度降ろしてくれと言うので、ベンさんを降ろして話を聞くと、落ちたら危ないので天井に埋め込んだ方がいいと言う。ケイトさんに確認すると、「タカシさんとベンさんにお任せします」と言われたので、セドム村からラルフさんも連れてきて、本格的な工事をしてもらった。と言っても、15分くらいで綺麗に取り付けてしまう2人。何度も言うが、仕事が早過ぎる。
 ケイトさん達に一通り使い方を説明してリモコンで起動してもらうと、驚きながらも凄く喜んでくれた。
 次に裁縫室にも取り付ける為、製作中のオーダーメイド服を隠してもらい、小さいエアコンを取り付けてもらった。これで快適に仕事が出来るだろう。

ケイト「あんな便利な魔道具を、本当に貰ってしまっていいんですか?」

「あれは建築屋の人に作ってもらって、俺が魔法を付与した物です。100台くらいあるので、ミミさん達を匿っている村の家にも付けましたし、さっき言った通り試供品なので遠慮は要りません」

ケイト「ありがとうございます。あの⋯⋯今日はエマちゃんも来ますか?」

 ん? ケイトさんもしかして、エマちゃんがお気に入りなのかな? ケモ耳好きだろうし⋯⋯。

「来る予定ではないですが、呼びましょうか?」

ケイト「少しだけオーダーメイドの服を合わせておきたいので、お願いします♪」

 顔がニヨニヨしているから間違いない。エマちゃんは可愛いからなぁ。

 とりあえずエアコンの設置が終わったので、一旦セドム村に帰ろう。ベンさん達も今日の仕事は終わりだろうし。

「じゃあまた、みんなの夕食が終わったら来ますね。今日はよろしくお願いします」

ケイト「はい♪ 閉店したら連絡します」

 エマちゃんが来るからなのか、ミミさんに逢えるからなのか、ケイトさんは凄く嬉しそうに返事をした。たぶん両方だろう。

 ベンさん達とセドム村に帰り、俺はみんなの家屋へ、ベンさん達は東区に社長達と帰る為、休憩所の前で別れた。
 家屋へ向かっていると、ビーフさんとトールさんに会ったので、畑に水を撒く為のシャワーを渡して使い方を説明した。

ビーフ「す、凄く便利な魔道具ですね!」

トール「畑に魔法で出した水を撒くなんて、凄く贅沢ですよ!」

「井戸や川から水を汲んで来て、畑に撒くのは大変でしょうから、是非使ってください」

 田んぼは川から水路で水を引いているからいいが、畑は大変だ。水は重いしな。山から湧いているから、川の水の方が作物にはいいかも知れないが、魔法で出した水も不純物がないからいいだろう。
 2人にお礼を言われて、また神様にされてしまったが、もう開き直っておこう。

 家屋に着いて中に入ると、リカさんとエリダさんが夕食を作っていて、エマちゃんも手伝っていた。他には誰も居ないな。

リカ「タカシさん、美味しいお菓子をありがとうございました♪」

エリダ「凄く美味しくて、すぐに無くなっちゃいましたよ♪ ジャガイモを油で揚げると、あんなに美味しいお菓子になるんですね!」

「気に入ってくれて良かったよ。また作ってあげるから、楽しみにしてて。みんなは何処に行ったの?」

エマ「みんな服屋に連れて行ってもらう前に、お風呂に入っておきたいって、今はお風呂屋へ行ってます」

 ストリップショーをする気だから、お風呂で身体を綺麗に⋯⋯って事だろうな。リカさんとエリダさんは、もうお風呂に入っているようだ。エマちゃんはさっき俺と一緒に2回お風呂に入ったから、今日はもう入らないだろう。

「あ、エマちゃん。さっき服屋にエアコンを取り付けに行ったら、店長さんがエマちゃんのオーダーメイド服を合わせてみたいって言ってたから、みんなと一緒に行こう。ユナには俺から言っておくから」

エマ「そうなんですね。あ、でもお姉ちゃんが夕食を作ってくれていると思うので、一度食べに帰ります」

「このままみんなと一緒に夕食を食べたいんじゃない? ユナの作った夕食は俺が食べておくから大丈夫だよ」

エマ「ならみんなと一緒に食べます♪」

 やっぱりか。まだみんなと一緒に居たそうだったからな。今日はこのまま泊まったらいいんじゃないか? 大好きな姉と一緒に居るのも楽しいだろうが、エリダさん達も一緒に辛い目に遇ってきた、エマちゃんにとっては大事なお姉さん達だ。
 


 俺は夕食を食べに、ユナの家に「転移」した。
 
「ただいま~、ユナ」

「え? タカシさん♪ お帰りなさい。どうしたんですか?」

 また連絡を忘れて「転移」したから、少し驚かせてしまった。

「実はさっき王都の服屋にエアコンを取り付けに行ったら、店長さんに、オーダーメイドの服を1度エマちゃんに合わせてみたいって言われたんだ。だから今日の夜はエマちゃんも服屋に連れて行くよ」

「そうなんですね。なら是非連れて行ってあげてください」

「うん。それでエマちゃん、久しぶりにみんなと遊んだり、外に出られて楽しそうだったから、今日はそのままみんなの家屋に泊まらせてあげたいんだけど、いいかな?」

「はい。エマもエリダさん達と一緒に居たいでしょうから。でも寝間着とか困ると思うので、お泊まりセットを渡してもらえますか?」

「わかった。エマちゃんの収納鞄があると思うから、必要な物を入れてあげて。あ、夕食もみんなと食べたそうだったから、ユナが作ってくれた夕食は俺が食べるよ」

「そうなんですね。なら丁度良かったです。実はお米が少しだけ手に入ったので、タカシさんの為にお米を炊く練習をしようと思っていたんです♪」

 お米は知っていると言ってたから、何処かに売っているんだな。丁度お箸も作ってもらったし、唐揚げもある。夕食が楽しみになってきた。

「なら炊き方を教えてあげるよ。凄く楽しみだ!」


 ユナがエマちゃんの部屋へ行って、いろいろお泊まりグッズを入れた収納鞄を持ってきたので、収納して2人でキッチンに向かった。
 
 お米は2合くらいだったが、俺がたくさん食べたいから丁度いい量だ。しかしあまり手に入らないみたいだな。まあ米よりパンを食べるのが普通みたいだから仕方ない。
 去年採れたお米だろうが、無農薬だから美味いだろう。ただ精米機がある訳じゃないから、よく洗った方がいいな。

「まず、お米をボウルに入れて水を注ぐ。で、最初の水はすぐに捨てて⋯⋯、これを手でかき混ぜて洗うんだ。お米には糠という物が付いてるから、それをよく落とさないと美味しくない」

「はい、先生!」

 また先生呼びを⋯⋯。さっきいっぱいエッチしたのに、俺の精子工場が量産を開始しそうだ。お前ら働き過ぎだぞ!

「米を傷まないように何度もかき混ぜて、また水を注いで白く濁った水を捨てる。これを何度か繰り返すんだけど、あまり透明になるまで洗うと、米の旨味まで落ちちゃうから⋯⋯う~んっと、このくらいかな。このお米なら、だいたい4回くらい。それで今の季節なら、水に30分くらい浸しておく」

「なるほど⋯⋯。はい、先生♪」

 メモしながら真剣に聞いているが、顔がニヤニヤしている。ユナも俺を先生と呼んでいるのが楽しいみたいだな。
 あ、魔法で糠だけ「転移」させれば、米も洗えるし、無農薬の糠が採れる。糠があれば糠漬けが作れる。漬け物なんて作ったら、草食の獣人が凄く喜んでくれそうだ。ビーフさんなんてハマってしまうかもな。糠漬けの作り方は婆ちゃんに教えてもらったから大丈夫だし。

「お米を炊くのは普通の鍋だと難しいから、土を焼いて作った鍋とかあるかな?」

 土鍋があればいいんだが⋯⋯。

「粘土鍋ですか? ちょっと待ってくださいね」

 粘土鍋? たぶん粘土質の土から作るから、名前が違うだけで同じだろう。皿や壺とかは、土を捏ねて焼いた物もあるしな。
 ユナが収納箱から出してくれたのは、思った通りの土鍋だった。鍋を食べる文化はあるのかな?

「これは以前アイリが持ってきた物なんですが、これで作る料理をギルドの依頼先で食べたらしくて、私に作って欲しいって頼まれたんですけど、アイリの説明がよくわからなくて、結局作れませんでした。それでそのままアイリが置いていったんですが、お米を炊くのに使えるなら良かったです」

 アイリ⋯⋯。残念美人なヤツだな。今度会ったら、どんな料理か俺も聞いてみよう。ただの鍋ならユナが作れないとは思えないが、出汁が少し難しいか。あとはおでんとか? いやそれは無いな。
 土鍋はメンテが手間だが、使い込めば強くなる。テフロン加工の鍋があれば簡単なんだが、この世界には無いだろう。

「これは使った後の処理が大変だけど、お米を炊くには最適だから大丈夫だ。これでお米を炊こう」

「はい、タカシ先生♪」

 ダメだ。また勃起してきた。流石にあれだけエッチしてから何時間も経ってないのに、先生と言われただけで勃起していたら、ユナは良くても俺の大事な何かが欠落する。

悪魔『またユナのオマンコに挿れたいんだろう? 服屋に行く前にもう1回くらい出しとけよ。ユナが嫌がる訳ねーって!』

天使『さっき姉妹相手に出したばかりでしょ! 流石にユナも呆れるって! まぁ⋯断らないとは思うけど、ちょっとはユナの事も考えなさい!』

 また悪魔と天使が言い荒らそっている。いや、これは俺の心の声だ。我慢できなくなったらお願いしてみよう。しかし今射精させてもらったとしても、服屋で15人のストリップショーを見せられて勃起しない自信がない。やはり勃起が目立たない服を着ていくべきだな。

 ユナが唐揚げを仕込んでる間に30分くらい経ったので、米を炊きながら唐揚げを揚げて、夕食が完成した。夕食を作っている間、ユナの視線が俺のチンポに突き刺さっていてヤバかった。揺れるおっぱいを見ている俺の視線って、こんな感じなんだな。でも好きな女性に見られるのは嫌じゃない。

「わぁぁ♪ 白くて艶々で、凄く美味しそう。お米は知ってましたが、食べるのは初めてなので楽しみです」

 ユナが土鍋の蓋を開けて、凄く期待した顔をしている。あまりお焦げもできず上手く炊けたな。やはり元の世界の土鍋と変わらないようだ。
 唐揚げとご飯とユナの作ったスープをテーブルに並べて、ユナと向かい合って夕食にする。

「じゃあ食べよう。いただきま~す」

「いただきま~す♪」

 俺は収納から魔吸木製のお箸を出して、唐揚げを一口食べ、ご飯を掻き込む。

「ん~! 美味い! やっぱりお米はいいな」

「タカシさん。その細い棒は何ですか?」

「これはお箸といって、俺の居た国で食事をする時に使う道具だよ。前から欲しかったから、建築会社の職人さんに魔吸木で作ってもらったんだ。あ、エアコンを離れた所からでも操作できるように、リモコンていう物も作ってもらったから、手が届かなくても大丈夫になったよ」

「オハシ⋯⋯。凄く器用に物を挟むんですね。それに魔吸木で出来てるなんて⋯⋯。私の事を考えて、便利なリモコン?という物を作ってもらって、ありがとうございます」

 お箸は慣れないと使うのが難しいから、ユナはフォークで食べればいい。お箸なんて、日本独特の物だしな。

「んん~~! タカシさんと同じように、唐揚げとお米を一緒に食べたら、凄く美味しいです! お米自体は甘くて美味しいですが、あまり味は無いんですね」

「そうだ。あまり味が無いパンと同じだな。でも味が無い分、上手に炊けばどんな料理にも合うんだ。でも俺が好きなだけだから、ユナはパンを食べたらいい。別に俺に合わせる必要はないよ」

 唐揚げパンというのはあまり聞いた事ないが、カツサンドとかあるから、トンカツやハンバーグ、コロッケとかなら合うだろう。

「なるほど⋯。余計な味が付いてない分、おかずの味を邪魔しないんですね。そんな発想は思い付かなかったです」

 何かユナが予想外に感心している。この世界の飯屋は、バスケットにパンがたくさん入っていて、パンは自由に食べてくださいっていうのが普通で、パン自体に甘い味が付いている。おかずとパンを交互に食べて、口の中で混ざるような食べ方はしないみたいだし、ユナ達もそうだ。
 しかしそれは、行儀が悪いというのもあるかも知れないが、パンの味が濃いから、別々に食べないと口の中で変な味になるからだろう。パンが主流なら、ハンバーガーとかホットドッグみたいな物の方が喜んでくれそうだな。また商売に繋がりそうな発想が⋯⋯。

 終始感心しながらお米と唐揚げを食べていたユナが、たまに「パンの味は薄い方が⋯⋯」とか言いながら、2人とも夕食を終えた。久しぶりの唐揚げ定食は最高だったな。またお米が手に入ったら、今度は卵かけご飯とかも食べよう。
 肉食の獣人には牛丼や親子丼、猫族の獣人なら海鮮丼とか凄く喜んでくれそうだ。草食の獣人には漬け物がいいだろう。セドム村の田んぼには、もう苗が植えられていたから、秋になるのが楽しみだ。

 ユナと2人で洗い物をしていると、ケイトさんから「念話」が来た。

『タカシ様。店は閉店しましたが、今から少し夕食を食べに行っていいですか?』

 今まで閉店準備、というかみんなが来るから、その為の準備をしてくれていたんだろう。

『はい、もちろん。急がなくていいですから、夕食はゆっくり食べてください』

『ありがとうございます。夕食が終わって店に戻ったら、また連絡させていただきます』

「念話」していたので、ユナが不思議そうに俺を見ていた。

「今店長さんから連絡があって、今から夕食を食べに行くから、終わったらまた連絡しますって。みんなが来るから、頑張って準備してくれていたみたいだ」

「そうなんですね。なら⋯⋯もう少し時間がありますね♡」

 ユナがまた欲情している。今日の夜はエマちゃんが居ないから寂しいかも知れないし、俺も15人分のストリップショーを見る前に、もう1回射精しておいた方がいい。
 洗い物が終わったので、2人でソファーに座ってお茶を飲む。食後のまったりタイムだ。ユナとこうしてイチャイチャした時間を過ごすのも幸せだな。ユナが抱き付いて来たので、耳を撫でてあげる。

「あ、ユナ。エマちゃんがみんなとお風呂に入ったら、身体が綺麗になってる事がバレるだろう? 何て言い訳したらいいかな?」

「確かに⋯⋯。前にみなさんとセドム村のお風呂に入った時、私達もみなさんに肌のケアの仕方を聞かれて、私は調合師なので、自分で調合した物を肌に塗ってるって言いました」

 大丈夫なのかな?それ。

「でもそう言っちゃったら、ユナがみんなに調合したケア用品をねだられたんじゃない?」

「はい。それで咄嗟に、幻の薬草を調合しているから、なかなか手に入らないって言ったら、みなさん諦めてくれました。でも本当に自分で調合した物を肌に塗ってますし、それにはタカシさんが採って来てくれた『精霊草』が入っているんです」

 流石調合師。嘘のような嘘じゃない言い訳で、上手く誤魔化したな。

「なるほど。じゃあエマちゃんにも、そう誤魔化すように言っておいた方がいいな」

「エマにも、聞かれたらそう言うように言ってあるので大丈夫ですよ」

 抜かりないな。ついでに気になっていた事も聞いてみよう。

「そう言えばユナ達って、俺に精子を掛けられるの、嫌じゃないの? 顔や髪が汚れちゃうだろ?」

「嫌な訳ないです。あ、精子を顔や身体に掛けてもらうのって、その人の物にされたって意味があるらしいんです。エッチな本の知識ですが、獣人女性の間では有名な話なんですよ。だから素敵な人間の男性に精子を掛けられて、嫌な獣人女性はいません。ましてや大好きなタカシさんの精子ですから♡」

 凄い文化、というか凄いエロ本だな。マーキングみたいな事だろうか。

「俺としては、可愛いユナの顔を汚してしまって、ちょっと罪悪感があるんだ。何か酷い事をしているみたいで⋯。でも俺の精子が垂れたユナの顔を見ると、イヤらしくて興奮するのも事実だけどね」

「ふふっ♡ タカシさんは優しいから、そう思ってしまうんですね。ユナはオマンコに出してもらって、口からも飲ませてもらうと、タカシさんの精子が上からも下からも身体に入ってきて、凄く幸せな気持ちになります♡」

 ユナがエロい事を言うので、完全に勃起してしまった。

「ユナはもう気付いてると思うけど、俺がエッチしてあげてるんじゃなくて、俺がユナとエッチしたいからしてるんだよ。俺、凄くスケベだから⋯⋯」

「はい♡ タカシさんがエッチな人間男性で凄く嬉しいです。でも、タカシさんが例えエッチしてくれなくても、ユナはタカシさんの側に居られるだけで幸せです♡」

「ユナ⋯⋯。あ、さっきエマちゃんが、俺のおチンチンをおっぱいで挟めるなんて、凄く嬉しいし幸せって言ってたけど、パイズリすると嬉しいの?」

「はい♡ 獣人女性は発情期までに胸が大きくなりますから、素敵な人間の男性に胸を褒めてもらったり、揉んだり吸ったりされたいって思ってます。だからタカシさんに出会った夜に、おっぱいで挟んでって言われて、ユナ凄く嬉しかったんですよ♡」

 そんな理由があったのか。何となく納得した。ケモ耳好きでおっぱい星人の俺にとっては最高の世界だな。もう遠慮なくお願いしてみよう。
 俺は何も言わず、いきなりズボンとパンツを脱いだ。勃起したチンポが飛び出して、ユナがうっとりしている。

「ユナ、フェラチオして」

「⋯⋯はい♡♡」

 凄く嬉しそうに返事をして、ユナがソファーに座っている俺の股の間に入り、床に膝を付いてチンポを握った。あまり遠慮なくエッチな事を頼んだ方が嬉しいみたいだな。AVみたいな事を要求してみよう。

「はぅむっ、ちゅるっ、ぢゅるるっんっん、また、いっぱい出してくださいね♡ んちゅっ、んんっふ、ちゅぷっんっんっ、れろっぢゅるる♡」

「んんっ、気持ちいいよ。ユナ、俺が射精したら、精子を飲まずに口に溜めてみてくれるか? はぁ⋯んっ!」

「んっんんっぷぅ、ふぁい♡ ちゅっぢゅっぷっ、んんっ、んっあふっぢゅぞぞぞ♡」

 ユナがフェラをしながら器用に服を脱いで、極上のおっぱいを露出させた。乳首がビンビンに勃っていて、揉んでくれと言っているようだ。
 俺は左手で遠慮なく胸を揉んで、右手で狐耳を撫でた。するとユナが嬉しそうに微笑んで、狐耳がピクピクッと動いた。何これ? めちゃくちゃ可愛い。

「はぁ⋯んんっ! あぅっ⋯⋯凄く気持ちいいよ、ユナ。耳、ピクピクって動かせる?」

「んっんふっ、え? こ、こうですか?」

 ユナがチンポをシコシコと扱きながら、狐耳をピクピクと動かした。可愛いな。思わず俺のチンポもビクビクッと跳ねる。

「次は耳を伏せてみて」

「ふふ⋯♡ こうですか?」

 ユナの狐耳が、しょんぼりした時のようにペタンと伏せた。これも可愛い。

「結構自由に動かせるの? んっ⋯はぁ⋯」

「はい♡ 獣人は耳に感情が出る種族ですし、耳が凄く敏感ですから。あ、人間は耳を動かせないんでしたね。私が耳を動かす度に、タカシさんのおチンチンがビクンビクンって⋯♡ 耳を動かすと興奮しますか?♡」

「興奮するというか、凄く可愛くて、つい見ちゃうんだ。俺、獣人の耳や尻尾が好きだから」

「人間の女性で、獣人の耳や尻尾が好きって人はたまに居ますが、男性はタカシさんくらいですよ。本当に素敵♡ 大好き♡ はむっぢゅるるっ、ぢゅぞっぢゅぷっんっんっん♡」

 耳と尻尾が好きと言われて感情が高まったのか、ユナが激しくフェラを再開した。時々上目遣いで俺を見ながら、狐耳をピクンピクンと動かしてくれる。これはたまらんな。今までケモ耳が動くと無意識に見てしまっていたから、わざと動かされると目が離せなくなってしまう。

「はぁ⋯んっ⋯はぁ⋯、それ⋯そこいい! ああっ!」

「んんっふ♡ ここれふね♡ あふっれろれるっんんっぢゅるるっ、んちゅっあぁむ⋯ちゅぞぞっ♡」

 カリを舌で強く擦りあげられ、玉まで揉まれているので、精子工場が出荷準備を始めてしまった。ピクピク動くモフモフの狐耳を見ながらおっぱいを激しく揉むと、ユナは俺がおっぱいを揉みやすいように、口だけでチンポを扱きあげてくれる。

「ああっ! んっ⋯もう⋯イキそう⋯! はぁ⋯んっ⋯はぁ⋯ユナ、飲まないでね!」

「んっんっんっちゅぷっ、ふぁい♡ んんっぢゅぽっぢゅっ、んっらして♡ んふっぢゅぞっ、んっふっぢゅるっ♡」

「あぅっくぅぅ、あぁイクッ! んっあっ⋯⋯はぁ⋯あぁっ⋯ううっ!!!」

──ドビュル! ドピュピュッ!ビュルルルル! ビュッ!ビュルルル!

「んんん~! んっぢゅぞぞぞっ! んんっふぅ、んっく♡ んん~っちゅるるっぢゅぞ♡」

 かなり出たので少し飲み込んだようだが、俺の言った通り精子を口に溜めてくれている。やがて射精が収まると、ユナが鈴口を強く吸って、チンポから口を離した。

「ぢゅっちゅぅぅぅっん⋯⋯♡」

 ユナが口に精子を溜めたまま、嬉しそうに俺を見ている。

「口を開けて精子を見せてみて」

「んっ⋯⋯あぁ~~♡♡」

 口の中いっぱいに白濁した液体が見えて凄くイヤらしい。改めて見ると、もの凄い射精量だ。前に射精してから3時間時間も経ってないのに⋯。

「凄くイヤらしいよ。後で飲んでいいから、1度掌に出してみてくれないか? 俺に見えるように」

 ユナが頷いて両手でお皿を作り、俺の意図がわかっているのか、凄くイヤらしく精子を吐き出した。

「んっ⋯⋯ちゅるる⋯えっふ⋯はぁ⋯はぁ⋯♡ いっぱい、出ましたね♡」

 エロい! AVで見た通りだ。自分の精子だから余計興奮する。それにこんな変態な事をお願いしているのに、かなり嬉しそうだ。

「じゃあ飲んでいいよ」

「はい♡ ぢゅるるっちゅぅぅぅっ、んっく、んんっぢゅる、んんっく、こくんっ⋯⋯ごちそうさまでした♡」

 従順過ぎる。メイド服を着せるのが楽しみだな。

「変態な事をお願いしてごめんね。でも凄く興奮したよ」

「喜んでもらえて良かったです♡ タカシさんの興奮する事、また1つ、いえ2つ知っちゃいました♡」 

 俺がユナの手に「洗浄」を掛けると、そのままユナが正面から抱き付いてきた。

「ユナ、そのまま俺の膝に跨がって。みんなと服屋へ行く前に、もう1回セックスしよう。ユナの1番好きなこの体位で」

「はい♡♡ 今日はいっぱいエッチしてくれて、凄く嬉しいです♡ それにタカシさん最近、ユナにして欲しい事を遠慮なく言ってくれるから、幸せ過ぎて⋯⋯」

「獣人の文化が少しずつわかってきたからね。ユナにエッチな事したくなったら、遠慮なく言うようにするよ」

「はぁぁぁ♡ 凄く嬉しいです♡ んっあぁ、タカシさんのおチンチンが、オマンコに擦れて⋯⋯♡ 時間があまり無いでしょうから、すぐに挿れてもいいですか?♡ ユナ、もう我慢できない♡」

 まだ前戯もしてないのに、フェラをしているだけでグッショリ濡れていたユナのオマンコは、まったく抵抗なく俺のチンポを飲み込んでいった。

 そのまま俺は激しく腰を突き上げ、ユナも激しく腰を振っていたので、2人の動きが共鳴するようにチンポが出し入れされ、2人ともすぐにイってしまった。
 ユナの乳首を吸いながら、おっぱいの感触を顔で味わい、いつものように射精後の余韻に浸っていると、ケイトさんから「念話」が来た。

『タカシ様、お待たせしました。もう来てもらって大丈夫です』

『はい。じゃあ少ししたら行きますので、今日はよろしくお願いします』

 ユナのオマンコにチンポを挿れたまま、何とか普通に返事を返した。前にユーリにフェラをしてもらっていて、エリダさんから「念話」が来た時は、丁度射精する所だったから、喘ぎ声交じりの返事をしてしまった。相手は人間女性のケイトさんだし、気を付けないとな。

「今連絡が入ったから、名残惜しいけど行ってくる。チンポ抜くよ?」

「はい♡ んんっ⋯⋯あっ♡」

 ぬちょっと音がしてチンポが抜けると、ユナがチンポにしゃぶり付いて、お掃除フェラをしてくれた。

「はむっぢゅるるるっ、ちゅぅぅっれろれろっぢゅぅぅぅっぷはっ、綺麗になりました♡」

「いつもありがとう、ユナ。エマちゃんにも教えたの?」

「はい。エマが、タカシさんが喜ぶエッチな事をいろいろ教えてって言うので」

 やっぱりか。エマちゃんは思春期に拐われていたから、エッチに興味津々だもんな。俺も誕生日にいろいろ教えてあげよう。何も知らない子にエッチな事を仕込んでいくみたいで凄く興奮する。 
 でもちゃんと責任は取る。俺はエマちゃんが好きだし、エマちゃんもたぶん俺が好きだ。幸せにしてあげよう。

 自分とユナとソファーに「洗浄」を掛けて、お互いに服を着た。

「今夜は1人だけど大丈夫?」

「はい。今日はタカシさんにいっぱい愛を貰ったので大丈夫です♡」

 確かに愛だな。

「そうか。でも寂しくなったら連絡してね。愛してるよ、ユナ」

「はぁぁぁ♡ ユナも愛してます、タカシさん♡」

 最後に抱き合ってキスをすると、甘い味がした。⋯⋯⋯⋯もしかして、俺の精子か! 複雑な気分だ。精子って、確か苦いんじゃなかったっけ?

「俺の精子って、もしかして甘い?」

「はい。甘くて美味しくて、飲むと身体全体に広がっていく感じで、次の日は元気が湧いてくるんです」

 マジか⋯⋯。俺の精子って、いったいどれだけ万能薬なんだよ! まだ知らないだけで、美肌の他にもいろいろ効果がありそうだな。いや、これ以上考えるのは止めておこう。何か怖くなってきた。

「じゃあ行ってくるよ。エマちゃんの誕生日には、朝から帰ってくるようにするから」

「はい。行ってらっしゃいタカシさん♪」

 ニコニコ顔のユナに手を振りながら、エリダさん達の家屋の玄関前に「転移」した。
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