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第三章 拐われた獣人女性の救出
タカシ誘惑計画
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名前 種族 年齢 バストサイズ ケモ耳の色
エリダ 狐族 26歳 Fカップ 狐色 (リーダー的存在)
リカ 犬族 23歳 Eカップ クリーム色
モナミ ウサギ族 24歳 Eカップ 茶色
リムナ ロバ族 22歳 Eカップ 薄茶色
メイ 猫族 21歳 Eカップ 白色 (元セドム村)
マミ 熊族 23歳 Eカップ 黒色 (元セドム村)
イブ 犬族 24歳 Eカップ 白地に黒の斑点(元セドム村)
クララ 羊族 24歳 Gカップ クリーム色
メル 馬族 26歳 Fカップ 茶色 (副リーダー的存在)
ララ 猫族 21歳 Eカップ 茶色
ロリー 鹿族 18歳 Eカップ 茶色
ミミ カンガルー族 24歳 Eカップ 薄茶色
ノンノ 虎族 19歳 Gカップ 黄色
ラン チーター族 19歳 Eカップ 黄色
レム ライオン族 22歳 Fカップ 金色
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タカシがエマちゃんを送って行った後のセドム村では、助け出された獣人女性達が、お風呂屋の脱衣場で嬉しそうに服を脱いでいた。
リカ「お風呂なんて久しぶりだね♪」
リムナ「あの変態オヤジの屋敷では、1度も入れてもらえなかったもんね!」
モナミ「出来たばかりだから、脱衣場も凄く綺麗で豪華だわ。タカシ様、私達の為に社長に頼んでくれたのかしら⋯♡」
メイ「タカシ様⋯⋯素敵過ぎ♡♡」
全員「「「 うん⋯⋯♡♡♡ 」」」
マミ「あれ? エリダさんは?」
リカ「エリダさんに会いたがっている人が居て、今夜だけその人の所にタカシ様が送って行ってくださるって」
マミ「そうなんだ。じゃぁその人の所でお風呂に入れればいいね」
そんな話をしていると、お風呂場の方から悲鳴が聞こえてきた。
クララ「きゃぁぁぁぁ♡♡♡」
ララ「何!? クララ、どうしたの?」
クララ「みんな見て! お湯が出てる所!」
服を脱ぎ終わっている人も、脱ぎかけの人も、クララの嬉しそうな悲鳴に驚いて、お風呂場の中を覗き込んだ。
全員「「「 きゃぁぁぁぁぁ♡♡♡ 」」」
モナミ「タカシ様だわ♡ タカシ様がお湯を⋯裸で⋯⋯♡♡♡」
服を脱いでる人は我先にと、脱ぎかけの人は、慌てて脱いで風呂場に入って行った。
ララ「タカシ様の⋯石像♡」
ロリー「裸で⋯壺を担いでらっしゃる♡」
リカがタカシの石像に近づこうと、湯船に足を入れようとした瞬間、後ろから声がかかった。
エリダ「リカ! 掛け湯くらいしてから入りなさい! お風呂のマナーよ!」
ニーナと一緒に脱衣場に入って来たエリダが、リカを窘める。
リカ「エリダさん⋯。ごめんなさい。でも⋯でも⋯これ見て、エリダさん!」
エリダ「えっ?⋯⋯⋯⋯きゃぁぁぁぁ♡♡ タカシ様の⋯⋯裸♡♡」
エリダが服を着たまま湯船に飛び込みそうになったので、今度はリカがエリダを窘める。
リカ「エリダさん! 掛け湯をするのがマナーですよ! というか服くらい脱いでください!」
エリダ「あ⋯⋯ごめんなさい。だってタカシ様が⋯♡」
それから全員がすぐに掛け湯をして湯船に入った。広い湯船だが16人も入れば流石にいっぱいだ。しかしみんな石像の近くに集まっている。
ニーナ「その石像は、王都の東区にある獣人居住区にお風呂屋を作った時、その居住区の獣人女性全員の希望で作った物と同じなんだそうです。その話を聞いたこの村の獣人女性達も、全員そのデザインがいいって言って⋯。タカシ様は少し恥ずかしそうにしてらしたけど、拐われていた獣人女性達もきっと喜んでくれるって言って説得しました♡」
モナミ「タカシ様、王都の獣人居住区にもお風呂屋を⋯♡」
ミミ「お風呂に入れない獣人女性の気持ちを、よく考えてくださってるわ♡」
リカ「そう言えばエリダさん。会いたがっている人が居るからって、タカシ様に送ってもらうんじゃなかったの?」
エリダ「うん。でもタカシ様が、その子が待っている宿屋はこの時間だと、お風呂は終わってるだろうから、お風呂に入ってきていいって。連絡したらまた迎えに来てくださるって⋯」
レム「なんて優しい人間の男性なのかしら♡ エリダさんのお風呂に入りたいって気持ちを察してくださったのよ♡」
エリダ「私もそう思ったわ♡」
ノンノ「ちょっとラン! 何してるの! ずるいわよ!」
その声にみんながランを見ると、タカシの石像にランが抱き付いていた。
ラン「我慢できなくなっちゃって⋯⋯つい♡」
ニーナ「ふふふ♡ 王都の獣人居住区でも、抱き付く獣人女性が続出したと聞いていますし、この村でも⋯♡ でも1人ずつにしないと、流石に壊れるって作ってくれた人が言ってましたから、順番にお願いします」
エリダ「私、タカシ様が待ってくださってるから先でいい?」
リカ「それは仕方ないね。タカシ様を待たせる訳にはいかないわ。じゃぁみんなはジャンケンで順番決めよう」
こうしてお風呂で楽しく白熱したジャンケン大会が始まった。みんながジャンケンに熱中してる間に、エリダはタカシの石像に抱き付いて、胸を押し付けキスをしていた。完全にタカシに欲情している。
それを見たジャンケン大会で2番を勝ち取ったクララが、エリダを石像から引き剥がし、同じように石像に抱き付きキスをして、大きなおっぱいを石像の顔に押し付ける。
そこからは順番に全員が抱き付いてキスをしたり、胸を押し付けたりして、最後はニーナも抱き付いていた。
みんなが石像の近くでゆったり浸かりながら、タカシの話をしていたが、エリダはタカシをあまり待たせてもいけないし、なにより石像に抱き付いた事で、早くタカシに会いたくなり、先に湯船から出て身体を洗い出した。
エリダ「みんな気持ちはわかるけど、のぼせない内に上がりなさい。もう夜遅いんだし、ニーナさんにも悪いわよ」
ニーナ「確かに、のぼせないように気をつけてください。私はタカシ様に言われてお昼寝したので大丈夫ですが、みなさんはもう眠いでしょう? お風呂から上がったら、みなさんの服のサイズや必要な物を聞いておいて欲しいと、タカシ様に頼まれていますから、ほどほどにして上がりましょう。明日もまた入れますから♡」
リカ「はい。すみません、はしゃいでしまって⋯」
ニーナ「いえ、気持ちはわかりますから♡」
メイ「確かに少し眠くなってきたわね」
ロリー「私、ちょっとのぼせてきたかも⋯」
メイ「名残惜しいけど、みんな上がって順番に身体を洗いましょう」
のぼせてきた順番に湯船から上がり、5人ずつ身体を洗っていく。待っている獣人女性は、のぼせないように風呂の淵に腰掛けて、タカシの石像を見ながら話をしていた。すると先に身体を洗い終わったエリダが、風呂場から出る時にみんなに言った。
エリダ「じゃあ私は先に上がって、本物のタカシ様に抱き付いて送ってもらってくるわ♡ みんなまた明日♪」
エリダはそう言い残して、脱衣場に消えて行った。みんなは「ずるい!」とか「自分だけ!」とか言って騒いでいる。この光景をタカシが見たら、欲情とかエッチな気持ちとか抜きにして、楽しそうだと喜んでいるだろう。
イブ「エリダさん、いいなぁ⋯。でもタカシ様、獣人女性の私達がくっついても、少しも嫌そうじゃなかったね」
レム「うん。エマちゃんなんて、ずっとくっついてたし。そんな人間の男性、聞いた事ないわ」
ラン「それに最初に地下室に来られた時、エマちゃんの耳を優しく撫でてあげてた」
ノンノ「あれは羨ましかったわねぇ⋯」
全員「「「⋯⋯うん♡♡ 」」」
リカ「ニーナさん。エリダさんの服のサイズ聞きました? もしまだなら、私が知ってるので」
ニーナ「大丈夫ですよ。ここに来る前に聞きましたから」
リカ『タカシ様に早く会いたいから、忘れているのかと思った。でも羨ましいなぁ。私も本物のタカシ様に抱き付いて、胸を押し付けたい。チャンスはタカシ様と一緒に魔法で移動する時しかない。意味も無く抱き付いたりしたら、絶対に嫌われちゃう』
身体を洗い終わった者から順番に脱衣場に行き、身体を拭いて服を着た。屋敷の使用人の服を着ると、少しテンションが下がったが、みんな「明日になればタカシ様が服を買ってきてくれるから、これを着るのも最後だ」と思い直し、また嬉しくなった。
それから全員で、匿ってもらう家屋に向かった。ニーナが玄関を開け、1人ずつ家の中に入って行く。中はかなり広く、キッチンと大きなテーブルがあり、全員で囲んで食事ができるように作られている。奥の扉を開けると、トイレと洗面台が3つあった。
ニーナ「寝室は地下にあり、全員分のベッドを用意する予定です。社長の話では、怪しい者が村に来た時、ここは村の集会所という事にするので、このような作りになっているらしいです。地下の方は、まだ内装と入口の仕掛けが出来てないので、今日はテーブルを端に寄せて、布団で寝てください。みなさんを1日でも早く助け出したくて、1階だけでも完成させようと急いで作ってくれました」
メル「ありがとうございます。明日みんなで、改めて社長にお礼を言います」
リカ「凄く広いし綺麗♡ キッチンも素敵だし、みんなで一緒に食事できるのもいいね♪」
ミミ「トイレが3つもあるから安心ね♪」
イブ「地下だけど、完成したらベッドで寝れるなんて⋯♡」
クララ「ガーランドに見つかったら大変だから、みんな一緒に居れる方がいいね。社長さん、よく考えてらっしゃるわ」
ニーナ「タカシ様がおっしゃるには、王都から離れてるし、魔物だらけで壊滅していたこの村に、すぐに追っ手がかかるとは思えないので、しばらくは大丈夫だろうと。もし怪しい者が来たら、地下に隠れれば見付からないように、地下への入口が隠れる作りにするそうです」
モナミ「凄いですね。職人さん達の気持ちが伝わってきます」
ニーナ「とりあえず、細かい事は明日にしましょう。みなさんもう眠いでしょうから、先ほど言っていた、服のサイズと必要な物を教えてください。明日私が、タカシ様と王都に買いに行ってきますので♡」
ニーナはタカシと2人っきりで買い物に行く事を思い、少し頬を赤くして微笑んでしまった。
ララ「タカシ様と⋯⋯2人で買い物♡」
ノンノ「羨ましい⋯♡ あっ⋯す、すみません」
ニーナ「い、いえ、私こそ、つい頬が緩んでしまって⋯。みなさんは王都で買い物をする訳にはいかないので、しばらく我慢してください。その代り、好きな服や下着を買って来ますから、あまり遠慮せず言ってください。タカシ様は、遠慮されると逆に困ってしまうとおっしゃってました。この村の住人も、1人4着ずつ買ってもらったので、みなさんも4着ずつにしましょう」
リカ「よ、4着も買ってもらえるんだ⋯♡ 私達が見付かったら、タカシ様に迷惑がかかるから、買い物に行けないのは仕方ですよ。それにガーランドの屋敷に居るより、何倍も楽しい♪」
リムナ「そうよ。あのオヤジにお仕置きされる事もないし、あんな粗末な物を見せられる事もない。それだけでも嬉しいわ」
クララ「好きな服や下着って、どんなのでもいいんですか? 私、胸が大きいから、服が難しくって⋯」
ノンノ「私も⋯。た、タカシ様は、どんな服が好みなのかしら? 胸の谷間が見えるような服は嫌いかな?」
ミミ「それ、凄く気になるね。どうせなら、タカシ様が見てくれるような可愛い服がいいなぁ。それともセクシーなのがいいかしら♡」
レム「あんまり肌の露出がある服は、タカシ様が嫌がるかも。私達獣人だよ。いくら優しいタカシ様でも、人間の男性が獣人女性のセクシーな服なんて⋯⋯」
ニーナ「多分ですが、そんな事ないですよ。タカシ様は獣人女性に嫌悪感が無い人間だとおっしゃってました。それに獣人女性の知り合いもたくさん居るって⋯」
ラン「そ、それなら、セクシーな服や下着の方がいいんじゃない? タカシ様に見てもらえるかも♡」
マミ「そう言えばタカシ様、エリダさんやリカの下着を嫌な顔せずに手に取って、魔法を付与してらしたわ⋯♡」
リカ「ニーナさん! 私はレースのセクシーなの! サイズはSです。色は黒と紫と赤と白。服は⋯⋯」
ロリー「わ、私は可愛い下着で! サイズはSです。色は白とピンクと水色と、白と水色の縞模様を。服は⋯」
ララ「ロリーは可愛い系でアピールするのね。なら私は⋯」
メル「ちょっとみんな落ちついて! ニーナさんが困ってるわ。わざわざ買いに行ってくれるのに⋯。それに下着を見せる機会なんて無いでしょう?」
イブ「ニーナごめん。でもメルさん、もし風でスカートが捲れて、タカシ様に下着を見られたら? その時、変な下着だったらって考えると⋯⋯」
メル「た、確かに⋯。じゃあさっきのジャンケンの順番で、1人ずつ言いましょう。ニーナさん、書くの大変でしょうから、私も手伝います」
ニーナ「はい。お願いします」
リカ「今エリダさんから連絡が来たわ。エリダさんもセクシーなデザインに変更してくれって。気が付いたみたいね」
メル「エリダ、相変わらずしっかりしてるわね」
この時ニーナは、自分もセクシーな下着にしておくべきだったと後悔した。この間王都の服屋で選んだ下着は、可愛いが普通のデザインの物ばかりだ。買いに行った時に、1枚だけでもお願いしてみようと思うニーナであった。
その頃、アイリスと再会したエリダは⋯⋯。
「エリダ姉さん⋯ううっ⋯無事で良かった⋯」
「うん。アイリスも元気そうで良かった⋯」
エリダは自分の胸に顔をうずめ、泣きながら抱き付いているアイリスの頭を、優しく撫でていた。
しばらくして泣き止んだアイリスと、タカシが置いていってくれた料理を食べながら、積もる話をしていく。
「わぁぁ♡ タカシさんが置いていってくれた料理、凄く美味しいね♪」
「うん、本当に♡ タカシ様がおっしゃってたけど、私と一緒に拐われていた、狐族の子のお姉さんが作ってくれた料理らしいわ」
「そうなんだ。やっぱり獣人の人達は優しいね。なのにハーフエルフは⋯⋯」
「アイリスは相変わらず獣人に優しいね。安心したわ。でもアイリスはどうしてタカシ様と知り合いなの?」
「そ、それは⋯。エリダ姉さんごめんなさい! 怒らないで聞いて欲しいんだけど⋯⋯」
「⋯⋯うん」
「私、拐われてしまったエリダ姉さんを、なんとか助け出したくて、軍隊の諜報部に入ったの。ハーフエルフだから、すぐに採用されたわ。でも私がエリダ姉さんの為に出来る事なんてなくて、わかったのはガーランドの屋敷で働かされてるって事だけで⋯」
「私なんかの為に、なんてバカな事を⋯⋯」
「今はこの街のギルドで職員をしてる。でも時々軍隊に、強い冒険者を軍隊に勧誘するよう命令が来るの。私は1度も勧誘した事無いんだけど、そしたら軍隊に解雇されそうになったの。解雇が嫌ならプラチナドラゴンっていう、誰も倒せない魔物の討伐ができる冒険者を探して、指名依頼をしろって命令された」
「でも、それならそのまま解雇されて、軍隊を辞めれば良かったじゃない!」
「解雇されたら、エリダ姉さんが無事かどうかすらわからなくなると思って⋯。そんな時、タカシさんがギルドに来たの。タカシさんはその時はまだ冒険者じゃなかったんだけど、収納魔法が使えるし、強い魔物を綺麗に倒してギルドで換金してた。しばらくすると、大量に強い魔物や価値の高い素材を持ち込むようになって⋯。そしたら上司が冒険者に勧誘しようとしたんだけど、タカシさんその時はきっぱり断ったの。何日かして強いタカシさんならって思って、私がその指名依頼を頼んだら、すぐには受けて貰えなかったんだけど、冒険者登録はしてもいいって言ってくれて⋯。冒険者に登録してくれたら、タカシさんの事、少しはわかると思ったから嬉しくって⋯♡」
「タカシ様、どうして急に⋯。でもそんな危険な依頼をタカシ様にするなんて⋯」
「もちろん危険だから、十分気をつけてって言ったし、タカシさんが依頼を受ける前に魔物の事を調べて、倒せそうに無いなら受けないって。獣人女性のエリダ姉さんならわかると思うけど、私、その⋯⋯タカシさんを初めて見た時から、少し欲情してしまって⋯。なんて素敵な人間の男性なんだろうって♡」
「それはわかるわぁ⋯♡ タカシ様、素敵だもんね♡」
「でもギルドのハーフエルフ職員が軍隊の諜報部だって事は、あまり誰も口にしないけど知られてて、タカシさんはそんな私に凄く冷たくて⋯。私、それが耐えられないくらい辛かった。でもタカシさんは、そんな私の様子を察して、他のギルド職員に聞かれたくない話があるなら聞くからって言ってくれたから、思い切ってタカシさんに全て話したの。そしたらタカシさんの大事な人の妹も拐われているから、エリダ姉さんの事は自分に任せて欲しいって⋯。タカシさん、獣人女性を差別するガーランドが許せないって言ってた」
「そうだったの⋯。じゃあもう軍隊の諜報部は辞められるわね。私も安心だわ」
「うん。でも今のタイミングで辞めると、怪しまれるかも知れないし、少しでもタカシさんの役に立ちたいから、しばらくは諜報部に居るつもり」
「確かに私達が居なくなってすぐに辞めるのは、疑われるかも知れないわね。でもいつか辞めてね」
「うん」
「それより気になったんだけど、タカシ様は大事な人の妹も拐われてるって言ったの? エマちゃんのお姉さんだから、その人って当然獣人女性よね?」
「そう言ってたわ。タカシさんは堂々と獣人女性と仲良くギルド来ていたし、一緒に居た獣人女性冒険者達も堂々としてた。それにタカシさんから聞いた訳じゃないけど、その獣人女性冒険者の受けた依頼を手伝っていたと思う」
「冒険者達って⋯⋯1人じゃないの?」
「私が見た時は、ライオン族と狼族の獣人女性冒険者と一緒だったわ。だから狐族の獣人女性も居るのよ。この美味しい料理を作ってくれた人が⋯」
「私も料理得意だからわかるけど、この料理には愛情が詰まってる。きっとタカシ様の為に作ったから、こんなに美味しいんだわ。どんなお姉さんなのかしら?」
「それはわからないけど、狐族の子のお姉さんだから、エリダ姉さんと同じ狐族の獣人女性よ」
「羨ましい⋯⋯。私も、自分の作った料理をタカシ様に食べてもらいたい♡」
「うん。凄く羨ましいね⋯」
「そう言えば、私達を匿ってくれる村に行ったら、大きなお風呂屋さんが作ってあったの」
「エリダ姉さんがお風呂に入りたそうだったから、お風呂から上がるまで少しだけ待っててって言われたから知ってるよ。久しぶりにお風呂に入れて良かったね」
「やっぱりタカシ様、私の気持ちを察してらしたのね♡ それでね、中に入ったら女湯のお湯が出る所が、タカシ様が裸で壺を担いでる石像だったの♡ 壺からお湯が出てたわ。それで私達、裸で順番に抱き付いちゃって⋯♡」
アイリス『エリダ姉さん、完全にタカシさんに欲情してるわ。タカシさんの話をしてると、拐われて酷い目にあっていたとは思えないくらい嬉しそう。でも今まで辛い想いをしてきたんだから、幸せになって欲しいな。タカシさん、エリダ姉さんとセックスしてくれないかな? ちょっと強引だったけど、私の小さい胸を触っただけでおチンポ硬くしてくれてたし、胸の大きなエリダ姉さんなら、きっとタカシさんもおチンポ硬くしてくれるはず。これは私が一肌脱ぐしかないわ。あわよくは私もその時一緒に、また⋯⋯♡♡』
エリダ「しかも明日は村の獣人女性と、王都で私達の服や下着を買ってきてくれるって⋯。もう⋯素敵過ぎ、タカシ様♡」
アイリス「なら、セクシーな服を買って貰った方がいいよ。下着も大胆なヤツを。きっと他の獣人女性達はセクシーなのお願いしてるよ」
「そ、そうかな? タカシ様、人間の男性だから、獣人女性のセクシーな服なんて⋯⋯いや、違うわ! タカシ様の大事な人は狐族の獣人女性だから、きっとその方が喜んでくれるかも♡ 私、普通のお願いしちゃった⋯」
「今から連絡してみようか? 私、タカシさんに連絡できる魔道具持ってるから」
「大丈夫よ。私が今穿いてる下着でも連絡できるから。そうだ! 確かタカシ様、私の下着を嫌な顔せず手に取って、魔法を付与してくれてた。ならセクシーな下着の方が⋯♡ タカシ様はもうお休みになってるかも知れないから、同じ助けられた子に連絡してみるわ」
こうしてタカシの知らない内に、女性達のタカシ誘惑計画が進んでいたのだった。
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翌朝目が覚めると、ユーリの胸に顔をうずめていた。寝る前と同じ体勢だ。ただ、チンポがユーリに握られていて、優しく扱かれていた。俺はそのまま唇に当たる乳首に吸い付いて、舌でほじくった。
「あんっ♡ タカシさん、おはようございます♡」
「ちゅぅぅぅっぷは⋯⋯おはよう、ユーリ」
ユーリの手が激しくなったので、爆乳を両手で揉みながら、ユーリと話す。
「ううっ!⋯ユーリ、今日の仕事は?」
「んっあぁっ♡⋯今日はお昼からの出勤にしてもらいました♡ タカシさんと少しでも一緒にいたくって⋯♡」
「はぁ⋯くぅぅ!⋯なら大丈夫だな。俺も昼から王都に行かないといけないから⋯はあっうっ!⋯このまま王都の宿屋に行こうか?」
「あふっんっ⋯はい♡」
そのまま爆乳を揉みながら、王都の宿屋のベッドに転移した。
「タカシさん、いっぱい掛けてくださいね♡」
「ああ。身体中に掛けてあげるからね」
「はい♡ ユナの話では、30分くらい置いてからお風呂に入れば、効果抜群らしいです♡」
「そうか。ならあまり時間もないし、パイズリから始めよう。ウィードネクターを使って」
「タカシさん、ヌルヌルパイズリが気に入ったんですね♡ 嬉しい♡」
「うん。あれをお風呂で使ってして欲しい事があるから、大量に買って来るよ」
「ふふふ♡」
それからヌルヌルパイズリで、爆乳と顔と耳に出し、正常位でお腹と腕に出し、太股素股で脚に出し、バックでお尻と尻尾と背中に出した。
ユーリは精子まみれのまま、嬉しそうに立っている。これをやると、立ってるしかない。俺は自分とベッドやシーツに「洗浄」をかけ、収納からユナの焼き立てのパンを出して、自分で食べたり、ユーリに食べさせたりしていた。ユーリは俺に「あ~ん」と言って食べさせて貰ったのが、かなり嬉しかったらしく、ニコニコしながら「おかわり♡」と言っていた。パンに少し精子が付いてしまっても、気にする事なく「美味しい♡」と言って食べていた。なんだろう、この変態プレイは⋯⋯。
30分くらい経ったので、一緒にお風呂に入って身体を洗った。ユーリは「タカシさんの精子、勿体ない」と言っていたが、乾いてカピカピになってしまっているので、こればかりは仕方ない。途中でまた勃起してしまったので、今度は中に出してお風呂を上がった。ユーリは凄く満足そうな顔をしていた。すでに前よりウサギ耳がモフモフしてきている気がする。
昼前になったので、ユーリと一緒に家に転移し、濃厚なキスをしてからセドム村に再転移した。
そのまま村長の家に行くと、外でニーナさんが待ってくれていた。なんか凄くニコニコしている。
「タカシ様♡」
「ニーナさん。待たせてしまったようで、すみません」
「いえ、そんな事ないですよ♡ 私が楽しみで待ちきれなかっただけですから♡」
女性は買い物が好きだから、他人の服でも嬉しいんだな。
「みんなの希望は聞いていただけました?」
「はい♡ みなさんには、あまり遠慮しないように言いましたから、私達と同じく1人4着ずつお願いしていいですか?」
「もちろん。もっとたくさんでも大丈夫ですよ。辛い想いをしてきた人達だから、服くらいいくらでも。それより、なんか面倒な事を頼んで、すみませんでした」
「とんでもないです。タカシ様に頼りにされて、とっても嬉しいですから⋯♡」
頬が赤いし、目が欲情しいる。ニーナさんも魔物だらけだったこの村で、辛い想いをしてきた獣人女性だから、幸せにしてあげたいな。
「じゃあ早速王都に行きましょう。一旦王都の外の森に転移してから、王都の人が居ない所に再転移しますから、俺に掴まっていてくださいね」
「はい⋯♡♡」
嬉しそうに返事をして、ニーナさんが俺の腕では無く、身体に抱き付いてきた。明らかに胸を思い切り押し付けて、俺の胸に顔をうずめ、クンクンと匂いの嗅いでいる。なんだこの大胆な行動は? この子、こんなに大胆な性格だったかな? 振り払う訳にもいかないので、そのまま王都近くの森に転移した。
ニーナさんはずっと抱き付いたままだ。流石にこのまま王都の街を歩くのは不味いな。「探索魔法」で南区の人が居ない路地を探して、とりあえず転移した。
「ニーナさん、着きましたから少し離れてもらえますか?」
「あ⋯⋯⋯ごめんなさい⋯⋯」
ニーナさんが凄く悲しそうな顔をしてしまった。欲情している獣人女性に対して、離れてくれは良くなかったか? アイリスも俺に冷たくされるのが耐えられなくて、全て話したくらいだし、気をつけないとダメだな。俺はニーナさんの手を恋人繋ぎで握った。
「ここからは、こうして服屋まで行きましょうか?」
「⋯⋯タカシ様♡♡ はい!♡⋯⋯はい!♡」
ニーナさんは涙を浮かべて、嬉しそうに手に握り返し、俺の腕に寄り添って胸を押し付けて来た。柔らかい。ノーブラだから、乳首の感触まで伝わってくる。
これは浮気じゃない。辛い想いをしてきた獣人女性達の為だ。ユナ達もわかってくれるだろう⋯⋯わかってくれるよね?⋯⋯わかってくれるだろうか?⋯⋯1度正直に聞いてみよう。この世界で獣人女性の欲情を叶えてあげられるのは俺だけだ。それに助けたりして、獣人女性を欲情させてしまった責任もある。ユナ達が本気で嫌がったら、流石に止めよう。ユナ達に嫌われるのだけは、俺も耐えられない。
服屋に行く途中、お腹が減ったので、昼食を食べに飯屋へ入り、ニーナさんと向かい合って座った。周りの客は、驚いた顔でチラチラ見ているが、ニーナさんに気にしないよう言って食事をし、デザートに甘いケーキを頼んだ。途中でニーナさんに頼まれて、お互いのケーキを食べさせ合った。今日は本当に大胆だな。
飯屋を出て、南区の人達に変な目で見られながら、服屋までイチャイチャ歩いた。服屋の中に入ると、いつものハーフエルフの女性店員と犬族のプリムさんが迎えてくれた。ハーフエルフの女性店員は顔が少し赤い。欲情してるのかな? 今日は人間の女性店員は居ないようだ。
この店にはセドム村の獣人女性の服を買いに、1度ニーナさんと来ているが、今日は手を繋いで入店してきたので、2人が少しだけ驚きながも羨ましそうにしている。獣人女性に嫌悪感を持ってなさそうな、ハーフエルフの女性店員の事が、前から気になっていたので「鑑定」してみると、『リーネ ハーフエルフ ♀ 21歳 魔法種水魔法 風邪』と出た。風邪引いてるから顔が赤かったのか!
「また服を見せて貰いますね。ニーナさん、遠慮せずにバンバン選んで!」
「はい♡」
嬉しそうに返事をして、ニーナさんは服が大量に置いてあるコーナーへ行った。
「い、いつもありがとうございます♡ ご自由にご覧ください♡」
プリムさんが頬を赤くしながら言ってきた。俺はリーネさんの側へ行って話し掛ける。
「風邪ひいてるみたいだけど、大丈夫?」
「え? あっ⋯⋯ご心配して頂いて、ありがとうございます♡ 大丈夫です♡」
「休んだ方が良かったんじゃないか?」
「今日は店長が北区に行っているので、私が休むとプリム1人になってしまいますから⋯」
やはり獣人女性のプリムさんを気遣う、優しいハーフエルフ女性だ。あの人間の女性店員は店長なのか。仕事で北区に行っているのなら、別に無理をさせている訳ではなさそうだな。あの店長も異種族を差別しない、いい人なんだろう。
「だから休んでって言ったのに⋯。私なら大丈夫だから、今日はもう早退して」
「休むほど酷くないから大丈夫よ。ありがとうプリム」
いい関係だな。俺はリーネさんの頭に手を翳し、「病気の治癒」と念じて風邪を治した。そのままリーネさんの額に手を当て、熱が無いか確める。
「どうかな? まだ辛い?」
「はぁぁぁ♡♡ あ⋯⋯治ってます!」
「良かった。もう大丈夫そうだね」
「わ、私の為に貴重な治癒魔法を、ありがとうございます♡ 以前もプリムの怪我を治してくださって⋯♡」
「あ、あの⋯お客様♡ 大変失礼なのですが、お名前を教えて頂けませんか?♡」
「俺はアカギ タカシと言います。タカシでいいです」
「「タカシ⋯様♡♡」」
2人とも完全に欲情してしまった。こうなるのはわかっていたけど、病気なのに無理して接客している人を放っておけないから、仕方ないよな。
ニーナさんの方を見ると、持ちきれない程の服を抱えていた。いかん! 女性と買い物している時の荷物持ちは男の仕事だ! しかし多過ぎる。エマちゃん以外だから15人分か。
そう言えばエマちゃんにも買ってあげないと、服に困ってるかも知れないな。昔の服のサイズが合えばいいが、ユナに似て可愛いから、新しい服を買ってあげたい。ユナが買う前に、俺好みの可愛い服を⋯⋯。はっ! 何を考えるんだ俺は! ユナの大事な妹なのに⋯⋯。
今はそれよりニーナさんの荷物持ちだ。精算する前だから、収納する訳にはいかない。この間はどうしたんだろう?と思ったが、とりあえずニーナさんの所に行った。
「ニーナさん、ごめんね。任せちゃって⋯。服が多過ぎて大変でしょう」
「は、はい。流石にちょっと⋯。それよりタカシ様。店員さんの病気を治してあげてましたね♡ なんてお優しい⋯♡ あのハーフエルフの店員さん、この間来た時も、獣人の私に優しくしてくれて凄く嬉しかったので、その人の病気を治してくれて私も嬉しくなりました♡ タカシ様って本当に⋯⋯♡♡」
放ったらかしにしてたのに、逆に欲情させてしまった。俺は本当の意味で、この世界の文化を理解する必要があるようだ。1度ユナ達4人と勉強会を開こう。その後複数プレイになるのは覚悟の上だ。アイリスにもハーフエルフの欲情の事を、詳しく聞いた方がいい気がする。
そんなアホな心配をしていると、プリムさんとリーネさんが慌てて走ってきた。
「お客様! 申し訳ございません。服はこちらへ⋯」
「申し訳ありません。私達、少しその⋯⋯♡」
2人が言いにくそうにしていると、ニーナさんが2人に答えた。
「いえいえ、仕方ないですよ♡ 私もお2人の気持ちが痛い程わかりますから⋯♡」
「「⋯⋯お客様♡♡」」
なんだこの一体感。俺だけ蚊帳の外な気がする。いや、俺は難聴鈍感主人公じゃないから、なんとなくわかるが⋯。
それからニーナさんと店員2人は、凄く仲良さそうに盛り上がっていた。お客様じゃなく、お互い名前で呼び合っている。俺はどうしたらいいのか⋯⋯。
他に客が居ないので貸し切り状態だ。いつも俺達以外居ないな。たまたまなのか? 後でわかったが、北区の貴族御用達の店と繋がりがあるらしく、南区の女性服店の中では高級店なので、みんな給料日に来るという。しかしセールとかもしているので、普段から儲かっているらしい。あの人間の女性店長は、遣り手の店長さんなんだな。
服を店の大きなカートに入れ、次は下着コーナーへ向かう。なぜか店員2人も一緒だ。男の俺は居ていいのだろうか? カートの中をよく見ると、布面積が少ない服が多い気がする。遠慮して、安い服を選んでいるのだろうか? 折角だし、宝石を高く買い取って貰ったら、また大金が手に入るので、あまり遠慮して欲しくないんだが⋯⋯。
下着コーナーへ行くと、ニーナさんが申し訳なさそうに言ってきた。
「タカシ様。あの⋯後1枚でいいので、私に下着を買って頂けませんか?」
何を遠慮しているのか。下着の1枚や2枚、アクセサリー程高くないし、この店の服全部買っても、金貨500枚もしないだろう。店ごと買っても白金貨1枚でお釣りが来そうだ。そんな事しないけど⋯。
ここで俺は、1つ気になっていた事があったので、条件を付けてみる事にした。
「何で遠慮してるのかわからないけど、何枚でも買っていいよ。でも1つだけお願いがある」
「タカシ様のお願いなら、どんな事でも⋯♡♡」
「俺の事は、『タカシさん』って呼んで欲しいな。様を付けて呼ばれる程、俺は偉い人間じゃないし、可愛い女性に『タカシ様』なんて呼ばれたら、なんか壁を感じる。だからそう呼んで。2人もね!」
「タ、タカシ⋯さん⋯♡♡」
ニーナさんは何とか呼んでくれたが、店員2人は、かなり抵抗があるようだ。店員と客という立場が壁になっているのかな? それに俺はお得意様だし、店長が居ない間に勝手お得意様と仲良くなるのは、2人が怒られるかも知れない。
しかし俺はこの店の店員と仲良くする事は、自分にとってプラスな気がする。この世界ではなかなか居ない、他種族を差別しない店員だ。それに店長の人間の女性も、きっといい人だ。ここはちょっと強引に話してみよう。
「接客上抵抗があるのはわかるけど、俺がそう呼んで接客して欲しいんだ! その方が服の事を相談しやすい。店長にも、そう言っておいて欲しいな。俺は女性の服の事がわからないから、女性服を買う時はお客と店員じゃなくて、本当の意見が知りたいんだ。だからお願い!」
そう言うと店員2人は、納得して口を開いた。
「「 ⋯タカシ⋯さん♡♡ 」」
よしよし、これでいい。助け出した他の獣人女性達にも、ニーナさんから言ってもらおう。どうも様を付けられると、くすぐったい。
それからニーナさんが、みんなの希望の下着を選んでいたが、店員2人とコソコソ話しながら、レースの透けたエッチな下着や、凄く可愛い下着などを選んでカートに入れていた。獣人女性は、普段からあんなエッチ下着を着けているのか! 折角なので、店員2人にもプレゼントする事にして、下着を選んで貰おうとするとニーナさんまで参戦して、「タカシさんが私に着けて欲しい、興奮する下着を選んで欲しいです!」と、ハッキリ言われてしまった。まさか今日買った服全部、俺を興奮させるのが目的か? だから布面積が少なかったのか!
俺は開き直って、紐パンやレースの透けたエッチなの、それと可愛い系を希望していた人も居たので、縞パンと白で小さなピンクのリボンが付いたベタな萌え系、苺柄、猫柄を選んでおいた。俺が下着フェチだと思われそうだな⋯。
その後、下着を試着したニーナさんが、下着だけの姿で俺に見せたり、店員2人まで試着して俺に見せたりして、勃起を我慢しつつ、なんとか買い物を終えた。
店を出て、面倒な事を任せてしまったお礼に、ニーナさんに「念話」を付与したアクセサリーを買ってあげる為、宝石屋へ行った。驚く店員に勧められて、赤い宝石が付いたイヤリングをプレゼントすると、ニーナさんは涙ぐんで喜んでいた。
悪いがセドム村に帰ってからの事は、ニーナさんに一旦任せよう。俺が入るとややこしい事になりそうだ。服も買ったし、地下室も今日か明日には完成するだろう。
ジョーイ社長の会社の給料を、そろそろ考えておこう。遠慮が面倒だから、相場を調べて、俺が決めた方がいいな。
エリダ 狐族 26歳 Fカップ 狐色 (リーダー的存在)
リカ 犬族 23歳 Eカップ クリーム色
モナミ ウサギ族 24歳 Eカップ 茶色
リムナ ロバ族 22歳 Eカップ 薄茶色
メイ 猫族 21歳 Eカップ 白色 (元セドム村)
マミ 熊族 23歳 Eカップ 黒色 (元セドム村)
イブ 犬族 24歳 Eカップ 白地に黒の斑点(元セドム村)
クララ 羊族 24歳 Gカップ クリーム色
メル 馬族 26歳 Fカップ 茶色 (副リーダー的存在)
ララ 猫族 21歳 Eカップ 茶色
ロリー 鹿族 18歳 Eカップ 茶色
ミミ カンガルー族 24歳 Eカップ 薄茶色
ノンノ 虎族 19歳 Gカップ 黄色
ラン チーター族 19歳 Eカップ 黄色
レム ライオン族 22歳 Fカップ 金色
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タカシがエマちゃんを送って行った後のセドム村では、助け出された獣人女性達が、お風呂屋の脱衣場で嬉しそうに服を脱いでいた。
リカ「お風呂なんて久しぶりだね♪」
リムナ「あの変態オヤジの屋敷では、1度も入れてもらえなかったもんね!」
モナミ「出来たばかりだから、脱衣場も凄く綺麗で豪華だわ。タカシ様、私達の為に社長に頼んでくれたのかしら⋯♡」
メイ「タカシ様⋯⋯素敵過ぎ♡♡」
全員「「「 うん⋯⋯♡♡♡ 」」」
マミ「あれ? エリダさんは?」
リカ「エリダさんに会いたがっている人が居て、今夜だけその人の所にタカシ様が送って行ってくださるって」
マミ「そうなんだ。じゃぁその人の所でお風呂に入れればいいね」
そんな話をしていると、お風呂場の方から悲鳴が聞こえてきた。
クララ「きゃぁぁぁぁ♡♡♡」
ララ「何!? クララ、どうしたの?」
クララ「みんな見て! お湯が出てる所!」
服を脱ぎ終わっている人も、脱ぎかけの人も、クララの嬉しそうな悲鳴に驚いて、お風呂場の中を覗き込んだ。
全員「「「 きゃぁぁぁぁぁ♡♡♡ 」」」
モナミ「タカシ様だわ♡ タカシ様がお湯を⋯裸で⋯⋯♡♡♡」
服を脱いでる人は我先にと、脱ぎかけの人は、慌てて脱いで風呂場に入って行った。
ララ「タカシ様の⋯石像♡」
ロリー「裸で⋯壺を担いでらっしゃる♡」
リカがタカシの石像に近づこうと、湯船に足を入れようとした瞬間、後ろから声がかかった。
エリダ「リカ! 掛け湯くらいしてから入りなさい! お風呂のマナーよ!」
ニーナと一緒に脱衣場に入って来たエリダが、リカを窘める。
リカ「エリダさん⋯。ごめんなさい。でも⋯でも⋯これ見て、エリダさん!」
エリダ「えっ?⋯⋯⋯⋯きゃぁぁぁぁ♡♡ タカシ様の⋯⋯裸♡♡」
エリダが服を着たまま湯船に飛び込みそうになったので、今度はリカがエリダを窘める。
リカ「エリダさん! 掛け湯をするのがマナーですよ! というか服くらい脱いでください!」
エリダ「あ⋯⋯ごめんなさい。だってタカシ様が⋯♡」
それから全員がすぐに掛け湯をして湯船に入った。広い湯船だが16人も入れば流石にいっぱいだ。しかしみんな石像の近くに集まっている。
ニーナ「その石像は、王都の東区にある獣人居住区にお風呂屋を作った時、その居住区の獣人女性全員の希望で作った物と同じなんだそうです。その話を聞いたこの村の獣人女性達も、全員そのデザインがいいって言って⋯。タカシ様は少し恥ずかしそうにしてらしたけど、拐われていた獣人女性達もきっと喜んでくれるって言って説得しました♡」
モナミ「タカシ様、王都の獣人居住区にもお風呂屋を⋯♡」
ミミ「お風呂に入れない獣人女性の気持ちを、よく考えてくださってるわ♡」
リカ「そう言えばエリダさん。会いたがっている人が居るからって、タカシ様に送ってもらうんじゃなかったの?」
エリダ「うん。でもタカシ様が、その子が待っている宿屋はこの時間だと、お風呂は終わってるだろうから、お風呂に入ってきていいって。連絡したらまた迎えに来てくださるって⋯」
レム「なんて優しい人間の男性なのかしら♡ エリダさんのお風呂に入りたいって気持ちを察してくださったのよ♡」
エリダ「私もそう思ったわ♡」
ノンノ「ちょっとラン! 何してるの! ずるいわよ!」
その声にみんながランを見ると、タカシの石像にランが抱き付いていた。
ラン「我慢できなくなっちゃって⋯⋯つい♡」
ニーナ「ふふふ♡ 王都の獣人居住区でも、抱き付く獣人女性が続出したと聞いていますし、この村でも⋯♡ でも1人ずつにしないと、流石に壊れるって作ってくれた人が言ってましたから、順番にお願いします」
エリダ「私、タカシ様が待ってくださってるから先でいい?」
リカ「それは仕方ないね。タカシ様を待たせる訳にはいかないわ。じゃぁみんなはジャンケンで順番決めよう」
こうしてお風呂で楽しく白熱したジャンケン大会が始まった。みんながジャンケンに熱中してる間に、エリダはタカシの石像に抱き付いて、胸を押し付けキスをしていた。完全にタカシに欲情している。
それを見たジャンケン大会で2番を勝ち取ったクララが、エリダを石像から引き剥がし、同じように石像に抱き付きキスをして、大きなおっぱいを石像の顔に押し付ける。
そこからは順番に全員が抱き付いてキスをしたり、胸を押し付けたりして、最後はニーナも抱き付いていた。
みんなが石像の近くでゆったり浸かりながら、タカシの話をしていたが、エリダはタカシをあまり待たせてもいけないし、なにより石像に抱き付いた事で、早くタカシに会いたくなり、先に湯船から出て身体を洗い出した。
エリダ「みんな気持ちはわかるけど、のぼせない内に上がりなさい。もう夜遅いんだし、ニーナさんにも悪いわよ」
ニーナ「確かに、のぼせないように気をつけてください。私はタカシ様に言われてお昼寝したので大丈夫ですが、みなさんはもう眠いでしょう? お風呂から上がったら、みなさんの服のサイズや必要な物を聞いておいて欲しいと、タカシ様に頼まれていますから、ほどほどにして上がりましょう。明日もまた入れますから♡」
リカ「はい。すみません、はしゃいでしまって⋯」
ニーナ「いえ、気持ちはわかりますから♡」
メイ「確かに少し眠くなってきたわね」
ロリー「私、ちょっとのぼせてきたかも⋯」
メイ「名残惜しいけど、みんな上がって順番に身体を洗いましょう」
のぼせてきた順番に湯船から上がり、5人ずつ身体を洗っていく。待っている獣人女性は、のぼせないように風呂の淵に腰掛けて、タカシの石像を見ながら話をしていた。すると先に身体を洗い終わったエリダが、風呂場から出る時にみんなに言った。
エリダ「じゃあ私は先に上がって、本物のタカシ様に抱き付いて送ってもらってくるわ♡ みんなまた明日♪」
エリダはそう言い残して、脱衣場に消えて行った。みんなは「ずるい!」とか「自分だけ!」とか言って騒いでいる。この光景をタカシが見たら、欲情とかエッチな気持ちとか抜きにして、楽しそうだと喜んでいるだろう。
イブ「エリダさん、いいなぁ⋯。でもタカシ様、獣人女性の私達がくっついても、少しも嫌そうじゃなかったね」
レム「うん。エマちゃんなんて、ずっとくっついてたし。そんな人間の男性、聞いた事ないわ」
ラン「それに最初に地下室に来られた時、エマちゃんの耳を優しく撫でてあげてた」
ノンノ「あれは羨ましかったわねぇ⋯」
全員「「「⋯⋯うん♡♡ 」」」
リカ「ニーナさん。エリダさんの服のサイズ聞きました? もしまだなら、私が知ってるので」
ニーナ「大丈夫ですよ。ここに来る前に聞きましたから」
リカ『タカシ様に早く会いたいから、忘れているのかと思った。でも羨ましいなぁ。私も本物のタカシ様に抱き付いて、胸を押し付けたい。チャンスはタカシ様と一緒に魔法で移動する時しかない。意味も無く抱き付いたりしたら、絶対に嫌われちゃう』
身体を洗い終わった者から順番に脱衣場に行き、身体を拭いて服を着た。屋敷の使用人の服を着ると、少しテンションが下がったが、みんな「明日になればタカシ様が服を買ってきてくれるから、これを着るのも最後だ」と思い直し、また嬉しくなった。
それから全員で、匿ってもらう家屋に向かった。ニーナが玄関を開け、1人ずつ家の中に入って行く。中はかなり広く、キッチンと大きなテーブルがあり、全員で囲んで食事ができるように作られている。奥の扉を開けると、トイレと洗面台が3つあった。
ニーナ「寝室は地下にあり、全員分のベッドを用意する予定です。社長の話では、怪しい者が村に来た時、ここは村の集会所という事にするので、このような作りになっているらしいです。地下の方は、まだ内装と入口の仕掛けが出来てないので、今日はテーブルを端に寄せて、布団で寝てください。みなさんを1日でも早く助け出したくて、1階だけでも完成させようと急いで作ってくれました」
メル「ありがとうございます。明日みんなで、改めて社長にお礼を言います」
リカ「凄く広いし綺麗♡ キッチンも素敵だし、みんなで一緒に食事できるのもいいね♪」
ミミ「トイレが3つもあるから安心ね♪」
イブ「地下だけど、完成したらベッドで寝れるなんて⋯♡」
クララ「ガーランドに見つかったら大変だから、みんな一緒に居れる方がいいね。社長さん、よく考えてらっしゃるわ」
ニーナ「タカシ様がおっしゃるには、王都から離れてるし、魔物だらけで壊滅していたこの村に、すぐに追っ手がかかるとは思えないので、しばらくは大丈夫だろうと。もし怪しい者が来たら、地下に隠れれば見付からないように、地下への入口が隠れる作りにするそうです」
モナミ「凄いですね。職人さん達の気持ちが伝わってきます」
ニーナ「とりあえず、細かい事は明日にしましょう。みなさんもう眠いでしょうから、先ほど言っていた、服のサイズと必要な物を教えてください。明日私が、タカシ様と王都に買いに行ってきますので♡」
ニーナはタカシと2人っきりで買い物に行く事を思い、少し頬を赤くして微笑んでしまった。
ララ「タカシ様と⋯⋯2人で買い物♡」
ノンノ「羨ましい⋯♡ あっ⋯す、すみません」
ニーナ「い、いえ、私こそ、つい頬が緩んでしまって⋯。みなさんは王都で買い物をする訳にはいかないので、しばらく我慢してください。その代り、好きな服や下着を買って来ますから、あまり遠慮せず言ってください。タカシ様は、遠慮されると逆に困ってしまうとおっしゃってました。この村の住人も、1人4着ずつ買ってもらったので、みなさんも4着ずつにしましょう」
リカ「よ、4着も買ってもらえるんだ⋯♡ 私達が見付かったら、タカシ様に迷惑がかかるから、買い物に行けないのは仕方ですよ。それにガーランドの屋敷に居るより、何倍も楽しい♪」
リムナ「そうよ。あのオヤジにお仕置きされる事もないし、あんな粗末な物を見せられる事もない。それだけでも嬉しいわ」
クララ「好きな服や下着って、どんなのでもいいんですか? 私、胸が大きいから、服が難しくって⋯」
ノンノ「私も⋯。た、タカシ様は、どんな服が好みなのかしら? 胸の谷間が見えるような服は嫌いかな?」
ミミ「それ、凄く気になるね。どうせなら、タカシ様が見てくれるような可愛い服がいいなぁ。それともセクシーなのがいいかしら♡」
レム「あんまり肌の露出がある服は、タカシ様が嫌がるかも。私達獣人だよ。いくら優しいタカシ様でも、人間の男性が獣人女性のセクシーな服なんて⋯⋯」
ニーナ「多分ですが、そんな事ないですよ。タカシ様は獣人女性に嫌悪感が無い人間だとおっしゃってました。それに獣人女性の知り合いもたくさん居るって⋯」
ラン「そ、それなら、セクシーな服や下着の方がいいんじゃない? タカシ様に見てもらえるかも♡」
マミ「そう言えばタカシ様、エリダさんやリカの下着を嫌な顔せずに手に取って、魔法を付与してらしたわ⋯♡」
リカ「ニーナさん! 私はレースのセクシーなの! サイズはSです。色は黒と紫と赤と白。服は⋯⋯」
ロリー「わ、私は可愛い下着で! サイズはSです。色は白とピンクと水色と、白と水色の縞模様を。服は⋯」
ララ「ロリーは可愛い系でアピールするのね。なら私は⋯」
メル「ちょっとみんな落ちついて! ニーナさんが困ってるわ。わざわざ買いに行ってくれるのに⋯。それに下着を見せる機会なんて無いでしょう?」
イブ「ニーナごめん。でもメルさん、もし風でスカートが捲れて、タカシ様に下着を見られたら? その時、変な下着だったらって考えると⋯⋯」
メル「た、確かに⋯。じゃあさっきのジャンケンの順番で、1人ずつ言いましょう。ニーナさん、書くの大変でしょうから、私も手伝います」
ニーナ「はい。お願いします」
リカ「今エリダさんから連絡が来たわ。エリダさんもセクシーなデザインに変更してくれって。気が付いたみたいね」
メル「エリダ、相変わらずしっかりしてるわね」
この時ニーナは、自分もセクシーな下着にしておくべきだったと後悔した。この間王都の服屋で選んだ下着は、可愛いが普通のデザインの物ばかりだ。買いに行った時に、1枚だけでもお願いしてみようと思うニーナであった。
その頃、アイリスと再会したエリダは⋯⋯。
「エリダ姉さん⋯ううっ⋯無事で良かった⋯」
「うん。アイリスも元気そうで良かった⋯」
エリダは自分の胸に顔をうずめ、泣きながら抱き付いているアイリスの頭を、優しく撫でていた。
しばらくして泣き止んだアイリスと、タカシが置いていってくれた料理を食べながら、積もる話をしていく。
「わぁぁ♡ タカシさんが置いていってくれた料理、凄く美味しいね♪」
「うん、本当に♡ タカシ様がおっしゃってたけど、私と一緒に拐われていた、狐族の子のお姉さんが作ってくれた料理らしいわ」
「そうなんだ。やっぱり獣人の人達は優しいね。なのにハーフエルフは⋯⋯」
「アイリスは相変わらず獣人に優しいね。安心したわ。でもアイリスはどうしてタカシ様と知り合いなの?」
「そ、それは⋯。エリダ姉さんごめんなさい! 怒らないで聞いて欲しいんだけど⋯⋯」
「⋯⋯うん」
「私、拐われてしまったエリダ姉さんを、なんとか助け出したくて、軍隊の諜報部に入ったの。ハーフエルフだから、すぐに採用されたわ。でも私がエリダ姉さんの為に出来る事なんてなくて、わかったのはガーランドの屋敷で働かされてるって事だけで⋯」
「私なんかの為に、なんてバカな事を⋯⋯」
「今はこの街のギルドで職員をしてる。でも時々軍隊に、強い冒険者を軍隊に勧誘するよう命令が来るの。私は1度も勧誘した事無いんだけど、そしたら軍隊に解雇されそうになったの。解雇が嫌ならプラチナドラゴンっていう、誰も倒せない魔物の討伐ができる冒険者を探して、指名依頼をしろって命令された」
「でも、それならそのまま解雇されて、軍隊を辞めれば良かったじゃない!」
「解雇されたら、エリダ姉さんが無事かどうかすらわからなくなると思って⋯。そんな時、タカシさんがギルドに来たの。タカシさんはその時はまだ冒険者じゃなかったんだけど、収納魔法が使えるし、強い魔物を綺麗に倒してギルドで換金してた。しばらくすると、大量に強い魔物や価値の高い素材を持ち込むようになって⋯。そしたら上司が冒険者に勧誘しようとしたんだけど、タカシさんその時はきっぱり断ったの。何日かして強いタカシさんならって思って、私がその指名依頼を頼んだら、すぐには受けて貰えなかったんだけど、冒険者登録はしてもいいって言ってくれて⋯。冒険者に登録してくれたら、タカシさんの事、少しはわかると思ったから嬉しくって⋯♡」
「タカシ様、どうして急に⋯。でもそんな危険な依頼をタカシ様にするなんて⋯」
「もちろん危険だから、十分気をつけてって言ったし、タカシさんが依頼を受ける前に魔物の事を調べて、倒せそうに無いなら受けないって。獣人女性のエリダ姉さんならわかると思うけど、私、その⋯⋯タカシさんを初めて見た時から、少し欲情してしまって⋯。なんて素敵な人間の男性なんだろうって♡」
「それはわかるわぁ⋯♡ タカシ様、素敵だもんね♡」
「でもギルドのハーフエルフ職員が軍隊の諜報部だって事は、あまり誰も口にしないけど知られてて、タカシさんはそんな私に凄く冷たくて⋯。私、それが耐えられないくらい辛かった。でもタカシさんは、そんな私の様子を察して、他のギルド職員に聞かれたくない話があるなら聞くからって言ってくれたから、思い切ってタカシさんに全て話したの。そしたらタカシさんの大事な人の妹も拐われているから、エリダ姉さんの事は自分に任せて欲しいって⋯。タカシさん、獣人女性を差別するガーランドが許せないって言ってた」
「そうだったの⋯。じゃあもう軍隊の諜報部は辞められるわね。私も安心だわ」
「うん。でも今のタイミングで辞めると、怪しまれるかも知れないし、少しでもタカシさんの役に立ちたいから、しばらくは諜報部に居るつもり」
「確かに私達が居なくなってすぐに辞めるのは、疑われるかも知れないわね。でもいつか辞めてね」
「うん」
「それより気になったんだけど、タカシ様は大事な人の妹も拐われてるって言ったの? エマちゃんのお姉さんだから、その人って当然獣人女性よね?」
「そう言ってたわ。タカシさんは堂々と獣人女性と仲良くギルド来ていたし、一緒に居た獣人女性冒険者達も堂々としてた。それにタカシさんから聞いた訳じゃないけど、その獣人女性冒険者の受けた依頼を手伝っていたと思う」
「冒険者達って⋯⋯1人じゃないの?」
「私が見た時は、ライオン族と狼族の獣人女性冒険者と一緒だったわ。だから狐族の獣人女性も居るのよ。この美味しい料理を作ってくれた人が⋯」
「私も料理得意だからわかるけど、この料理には愛情が詰まってる。きっとタカシ様の為に作ったから、こんなに美味しいんだわ。どんなお姉さんなのかしら?」
「それはわからないけど、狐族の子のお姉さんだから、エリダ姉さんと同じ狐族の獣人女性よ」
「羨ましい⋯⋯。私も、自分の作った料理をタカシ様に食べてもらいたい♡」
「うん。凄く羨ましいね⋯」
「そう言えば、私達を匿ってくれる村に行ったら、大きなお風呂屋さんが作ってあったの」
「エリダ姉さんがお風呂に入りたそうだったから、お風呂から上がるまで少しだけ待っててって言われたから知ってるよ。久しぶりにお風呂に入れて良かったね」
「やっぱりタカシ様、私の気持ちを察してらしたのね♡ それでね、中に入ったら女湯のお湯が出る所が、タカシ様が裸で壺を担いでる石像だったの♡ 壺からお湯が出てたわ。それで私達、裸で順番に抱き付いちゃって⋯♡」
アイリス『エリダ姉さん、完全にタカシさんに欲情してるわ。タカシさんの話をしてると、拐われて酷い目にあっていたとは思えないくらい嬉しそう。でも今まで辛い想いをしてきたんだから、幸せになって欲しいな。タカシさん、エリダ姉さんとセックスしてくれないかな? ちょっと強引だったけど、私の小さい胸を触っただけでおチンポ硬くしてくれてたし、胸の大きなエリダ姉さんなら、きっとタカシさんもおチンポ硬くしてくれるはず。これは私が一肌脱ぐしかないわ。あわよくは私もその時一緒に、また⋯⋯♡♡』
エリダ「しかも明日は村の獣人女性と、王都で私達の服や下着を買ってきてくれるって⋯。もう⋯素敵過ぎ、タカシ様♡」
アイリス「なら、セクシーな服を買って貰った方がいいよ。下着も大胆なヤツを。きっと他の獣人女性達はセクシーなのお願いしてるよ」
「そ、そうかな? タカシ様、人間の男性だから、獣人女性のセクシーな服なんて⋯⋯いや、違うわ! タカシ様の大事な人は狐族の獣人女性だから、きっとその方が喜んでくれるかも♡ 私、普通のお願いしちゃった⋯」
「今から連絡してみようか? 私、タカシさんに連絡できる魔道具持ってるから」
「大丈夫よ。私が今穿いてる下着でも連絡できるから。そうだ! 確かタカシ様、私の下着を嫌な顔せず手に取って、魔法を付与してくれてた。ならセクシーな下着の方が⋯♡ タカシ様はもうお休みになってるかも知れないから、同じ助けられた子に連絡してみるわ」
こうしてタカシの知らない内に、女性達のタカシ誘惑計画が進んでいたのだった。
************************
翌朝目が覚めると、ユーリの胸に顔をうずめていた。寝る前と同じ体勢だ。ただ、チンポがユーリに握られていて、優しく扱かれていた。俺はそのまま唇に当たる乳首に吸い付いて、舌でほじくった。
「あんっ♡ タカシさん、おはようございます♡」
「ちゅぅぅぅっぷは⋯⋯おはよう、ユーリ」
ユーリの手が激しくなったので、爆乳を両手で揉みながら、ユーリと話す。
「ううっ!⋯ユーリ、今日の仕事は?」
「んっあぁっ♡⋯今日はお昼からの出勤にしてもらいました♡ タカシさんと少しでも一緒にいたくって⋯♡」
「はぁ⋯くぅぅ!⋯なら大丈夫だな。俺も昼から王都に行かないといけないから⋯はあっうっ!⋯このまま王都の宿屋に行こうか?」
「あふっんっ⋯はい♡」
そのまま爆乳を揉みながら、王都の宿屋のベッドに転移した。
「タカシさん、いっぱい掛けてくださいね♡」
「ああ。身体中に掛けてあげるからね」
「はい♡ ユナの話では、30分くらい置いてからお風呂に入れば、効果抜群らしいです♡」
「そうか。ならあまり時間もないし、パイズリから始めよう。ウィードネクターを使って」
「タカシさん、ヌルヌルパイズリが気に入ったんですね♡ 嬉しい♡」
「うん。あれをお風呂で使ってして欲しい事があるから、大量に買って来るよ」
「ふふふ♡」
それからヌルヌルパイズリで、爆乳と顔と耳に出し、正常位でお腹と腕に出し、太股素股で脚に出し、バックでお尻と尻尾と背中に出した。
ユーリは精子まみれのまま、嬉しそうに立っている。これをやると、立ってるしかない。俺は自分とベッドやシーツに「洗浄」をかけ、収納からユナの焼き立てのパンを出して、自分で食べたり、ユーリに食べさせたりしていた。ユーリは俺に「あ~ん」と言って食べさせて貰ったのが、かなり嬉しかったらしく、ニコニコしながら「おかわり♡」と言っていた。パンに少し精子が付いてしまっても、気にする事なく「美味しい♡」と言って食べていた。なんだろう、この変態プレイは⋯⋯。
30分くらい経ったので、一緒にお風呂に入って身体を洗った。ユーリは「タカシさんの精子、勿体ない」と言っていたが、乾いてカピカピになってしまっているので、こればかりは仕方ない。途中でまた勃起してしまったので、今度は中に出してお風呂を上がった。ユーリは凄く満足そうな顔をしていた。すでに前よりウサギ耳がモフモフしてきている気がする。
昼前になったので、ユーリと一緒に家に転移し、濃厚なキスをしてからセドム村に再転移した。
そのまま村長の家に行くと、外でニーナさんが待ってくれていた。なんか凄くニコニコしている。
「タカシ様♡」
「ニーナさん。待たせてしまったようで、すみません」
「いえ、そんな事ないですよ♡ 私が楽しみで待ちきれなかっただけですから♡」
女性は買い物が好きだから、他人の服でも嬉しいんだな。
「みんなの希望は聞いていただけました?」
「はい♡ みなさんには、あまり遠慮しないように言いましたから、私達と同じく1人4着ずつお願いしていいですか?」
「もちろん。もっとたくさんでも大丈夫ですよ。辛い想いをしてきた人達だから、服くらいいくらでも。それより、なんか面倒な事を頼んで、すみませんでした」
「とんでもないです。タカシ様に頼りにされて、とっても嬉しいですから⋯♡」
頬が赤いし、目が欲情しいる。ニーナさんも魔物だらけだったこの村で、辛い想いをしてきた獣人女性だから、幸せにしてあげたいな。
「じゃあ早速王都に行きましょう。一旦王都の外の森に転移してから、王都の人が居ない所に再転移しますから、俺に掴まっていてくださいね」
「はい⋯♡♡」
嬉しそうに返事をして、ニーナさんが俺の腕では無く、身体に抱き付いてきた。明らかに胸を思い切り押し付けて、俺の胸に顔をうずめ、クンクンと匂いの嗅いでいる。なんだこの大胆な行動は? この子、こんなに大胆な性格だったかな? 振り払う訳にもいかないので、そのまま王都近くの森に転移した。
ニーナさんはずっと抱き付いたままだ。流石にこのまま王都の街を歩くのは不味いな。「探索魔法」で南区の人が居ない路地を探して、とりあえず転移した。
「ニーナさん、着きましたから少し離れてもらえますか?」
「あ⋯⋯⋯ごめんなさい⋯⋯」
ニーナさんが凄く悲しそうな顔をしてしまった。欲情している獣人女性に対して、離れてくれは良くなかったか? アイリスも俺に冷たくされるのが耐えられなくて、全て話したくらいだし、気をつけないとダメだな。俺はニーナさんの手を恋人繋ぎで握った。
「ここからは、こうして服屋まで行きましょうか?」
「⋯⋯タカシ様♡♡ はい!♡⋯⋯はい!♡」
ニーナさんは涙を浮かべて、嬉しそうに手に握り返し、俺の腕に寄り添って胸を押し付けて来た。柔らかい。ノーブラだから、乳首の感触まで伝わってくる。
これは浮気じゃない。辛い想いをしてきた獣人女性達の為だ。ユナ達もわかってくれるだろう⋯⋯わかってくれるよね?⋯⋯わかってくれるだろうか?⋯⋯1度正直に聞いてみよう。この世界で獣人女性の欲情を叶えてあげられるのは俺だけだ。それに助けたりして、獣人女性を欲情させてしまった責任もある。ユナ達が本気で嫌がったら、流石に止めよう。ユナ達に嫌われるのだけは、俺も耐えられない。
服屋に行く途中、お腹が減ったので、昼食を食べに飯屋へ入り、ニーナさんと向かい合って座った。周りの客は、驚いた顔でチラチラ見ているが、ニーナさんに気にしないよう言って食事をし、デザートに甘いケーキを頼んだ。途中でニーナさんに頼まれて、お互いのケーキを食べさせ合った。今日は本当に大胆だな。
飯屋を出て、南区の人達に変な目で見られながら、服屋までイチャイチャ歩いた。服屋の中に入ると、いつものハーフエルフの女性店員と犬族のプリムさんが迎えてくれた。ハーフエルフの女性店員は顔が少し赤い。欲情してるのかな? 今日は人間の女性店員は居ないようだ。
この店にはセドム村の獣人女性の服を買いに、1度ニーナさんと来ているが、今日は手を繋いで入店してきたので、2人が少しだけ驚きながも羨ましそうにしている。獣人女性に嫌悪感を持ってなさそうな、ハーフエルフの女性店員の事が、前から気になっていたので「鑑定」してみると、『リーネ ハーフエルフ ♀ 21歳 魔法種水魔法 風邪』と出た。風邪引いてるから顔が赤かったのか!
「また服を見せて貰いますね。ニーナさん、遠慮せずにバンバン選んで!」
「はい♡」
嬉しそうに返事をして、ニーナさんは服が大量に置いてあるコーナーへ行った。
「い、いつもありがとうございます♡ ご自由にご覧ください♡」
プリムさんが頬を赤くしながら言ってきた。俺はリーネさんの側へ行って話し掛ける。
「風邪ひいてるみたいだけど、大丈夫?」
「え? あっ⋯⋯ご心配して頂いて、ありがとうございます♡ 大丈夫です♡」
「休んだ方が良かったんじゃないか?」
「今日は店長が北区に行っているので、私が休むとプリム1人になってしまいますから⋯」
やはり獣人女性のプリムさんを気遣う、優しいハーフエルフ女性だ。あの人間の女性店員は店長なのか。仕事で北区に行っているのなら、別に無理をさせている訳ではなさそうだな。あの店長も異種族を差別しない、いい人なんだろう。
「だから休んでって言ったのに⋯。私なら大丈夫だから、今日はもう早退して」
「休むほど酷くないから大丈夫よ。ありがとうプリム」
いい関係だな。俺はリーネさんの頭に手を翳し、「病気の治癒」と念じて風邪を治した。そのままリーネさんの額に手を当て、熱が無いか確める。
「どうかな? まだ辛い?」
「はぁぁぁ♡♡ あ⋯⋯治ってます!」
「良かった。もう大丈夫そうだね」
「わ、私の為に貴重な治癒魔法を、ありがとうございます♡ 以前もプリムの怪我を治してくださって⋯♡」
「あ、あの⋯お客様♡ 大変失礼なのですが、お名前を教えて頂けませんか?♡」
「俺はアカギ タカシと言います。タカシでいいです」
「「タカシ⋯様♡♡」」
2人とも完全に欲情してしまった。こうなるのはわかっていたけど、病気なのに無理して接客している人を放っておけないから、仕方ないよな。
ニーナさんの方を見ると、持ちきれない程の服を抱えていた。いかん! 女性と買い物している時の荷物持ちは男の仕事だ! しかし多過ぎる。エマちゃん以外だから15人分か。
そう言えばエマちゃんにも買ってあげないと、服に困ってるかも知れないな。昔の服のサイズが合えばいいが、ユナに似て可愛いから、新しい服を買ってあげたい。ユナが買う前に、俺好みの可愛い服を⋯⋯。はっ! 何を考えるんだ俺は! ユナの大事な妹なのに⋯⋯。
今はそれよりニーナさんの荷物持ちだ。精算する前だから、収納する訳にはいかない。この間はどうしたんだろう?と思ったが、とりあえずニーナさんの所に行った。
「ニーナさん、ごめんね。任せちゃって⋯。服が多過ぎて大変でしょう」
「は、はい。流石にちょっと⋯。それよりタカシ様。店員さんの病気を治してあげてましたね♡ なんてお優しい⋯♡ あのハーフエルフの店員さん、この間来た時も、獣人の私に優しくしてくれて凄く嬉しかったので、その人の病気を治してくれて私も嬉しくなりました♡ タカシ様って本当に⋯⋯♡♡」
放ったらかしにしてたのに、逆に欲情させてしまった。俺は本当の意味で、この世界の文化を理解する必要があるようだ。1度ユナ達4人と勉強会を開こう。その後複数プレイになるのは覚悟の上だ。アイリスにもハーフエルフの欲情の事を、詳しく聞いた方がいい気がする。
そんなアホな心配をしていると、プリムさんとリーネさんが慌てて走ってきた。
「お客様! 申し訳ございません。服はこちらへ⋯」
「申し訳ありません。私達、少しその⋯⋯♡」
2人が言いにくそうにしていると、ニーナさんが2人に答えた。
「いえいえ、仕方ないですよ♡ 私もお2人の気持ちが痛い程わかりますから⋯♡」
「「⋯⋯お客様♡♡」」
なんだこの一体感。俺だけ蚊帳の外な気がする。いや、俺は難聴鈍感主人公じゃないから、なんとなくわかるが⋯。
それからニーナさんと店員2人は、凄く仲良さそうに盛り上がっていた。お客様じゃなく、お互い名前で呼び合っている。俺はどうしたらいいのか⋯⋯。
他に客が居ないので貸し切り状態だ。いつも俺達以外居ないな。たまたまなのか? 後でわかったが、北区の貴族御用達の店と繋がりがあるらしく、南区の女性服店の中では高級店なので、みんな給料日に来るという。しかしセールとかもしているので、普段から儲かっているらしい。あの人間の女性店長は、遣り手の店長さんなんだな。
服を店の大きなカートに入れ、次は下着コーナーへ向かう。なぜか店員2人も一緒だ。男の俺は居ていいのだろうか? カートの中をよく見ると、布面積が少ない服が多い気がする。遠慮して、安い服を選んでいるのだろうか? 折角だし、宝石を高く買い取って貰ったら、また大金が手に入るので、あまり遠慮して欲しくないんだが⋯⋯。
下着コーナーへ行くと、ニーナさんが申し訳なさそうに言ってきた。
「タカシ様。あの⋯後1枚でいいので、私に下着を買って頂けませんか?」
何を遠慮しているのか。下着の1枚や2枚、アクセサリー程高くないし、この店の服全部買っても、金貨500枚もしないだろう。店ごと買っても白金貨1枚でお釣りが来そうだ。そんな事しないけど⋯。
ここで俺は、1つ気になっていた事があったので、条件を付けてみる事にした。
「何で遠慮してるのかわからないけど、何枚でも買っていいよ。でも1つだけお願いがある」
「タカシ様のお願いなら、どんな事でも⋯♡♡」
「俺の事は、『タカシさん』って呼んで欲しいな。様を付けて呼ばれる程、俺は偉い人間じゃないし、可愛い女性に『タカシ様』なんて呼ばれたら、なんか壁を感じる。だからそう呼んで。2人もね!」
「タ、タカシ⋯さん⋯♡♡」
ニーナさんは何とか呼んでくれたが、店員2人は、かなり抵抗があるようだ。店員と客という立場が壁になっているのかな? それに俺はお得意様だし、店長が居ない間に勝手お得意様と仲良くなるのは、2人が怒られるかも知れない。
しかし俺はこの店の店員と仲良くする事は、自分にとってプラスな気がする。この世界ではなかなか居ない、他種族を差別しない店員だ。それに店長の人間の女性も、きっといい人だ。ここはちょっと強引に話してみよう。
「接客上抵抗があるのはわかるけど、俺がそう呼んで接客して欲しいんだ! その方が服の事を相談しやすい。店長にも、そう言っておいて欲しいな。俺は女性の服の事がわからないから、女性服を買う時はお客と店員じゃなくて、本当の意見が知りたいんだ。だからお願い!」
そう言うと店員2人は、納得して口を開いた。
「「 ⋯タカシ⋯さん♡♡ 」」
よしよし、これでいい。助け出した他の獣人女性達にも、ニーナさんから言ってもらおう。どうも様を付けられると、くすぐったい。
それからニーナさんが、みんなの希望の下着を選んでいたが、店員2人とコソコソ話しながら、レースの透けたエッチな下着や、凄く可愛い下着などを選んでカートに入れていた。獣人女性は、普段からあんなエッチ下着を着けているのか! 折角なので、店員2人にもプレゼントする事にして、下着を選んで貰おうとするとニーナさんまで参戦して、「タカシさんが私に着けて欲しい、興奮する下着を選んで欲しいです!」と、ハッキリ言われてしまった。まさか今日買った服全部、俺を興奮させるのが目的か? だから布面積が少なかったのか!
俺は開き直って、紐パンやレースの透けたエッチなの、それと可愛い系を希望していた人も居たので、縞パンと白で小さなピンクのリボンが付いたベタな萌え系、苺柄、猫柄を選んでおいた。俺が下着フェチだと思われそうだな⋯。
その後、下着を試着したニーナさんが、下着だけの姿で俺に見せたり、店員2人まで試着して俺に見せたりして、勃起を我慢しつつ、なんとか買い物を終えた。
店を出て、面倒な事を任せてしまったお礼に、ニーナさんに「念話」を付与したアクセサリーを買ってあげる為、宝石屋へ行った。驚く店員に勧められて、赤い宝石が付いたイヤリングをプレゼントすると、ニーナさんは涙ぐんで喜んでいた。
悪いがセドム村に帰ってからの事は、ニーナさんに一旦任せよう。俺が入るとややこしい事になりそうだ。服も買ったし、地下室も今日か明日には完成するだろう。
ジョーイ社長の会社の給料を、そろそろ考えておこう。遠慮が面倒だから、相場を調べて、俺が決めた方がいいな。
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