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第一章 異世界の獣人女性

ミーシャの指名依頼と魔物討伐

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 翌朝、ユナと朝食を食べていると、玄関のドアノッカーの音が鳴った。

「ユナ、ミーシャだけど」

「ミーシャ、開いてるから入って」

 ミーシャが俺とユナが朝食をとっているキッチンに入って来た。

「おはようございます、タカシさん♡ ユナもおはよう♪」

「おはよう、ミーシャ」

「ミーシャ、おはよう♪ どうしたの? こんなに早く」

「ちょっとアイリを探してて、もしかしたらここに居るかと思って来たんだけど⋯」

 アイリは昨日、ユーリの家で俺とセックスして失神したから、そのまま泊まったんだろう。

「今日は来てないよ」

「たぶんユーリの家に泊まっていると思うよ」

「え? なんでタカシさんがアイリの居場所知ってるんですか? それにユーリの事も⋯」

 また余計な事言ってしまったな。いや、アイリを探してるなら黙ってるのも悪い。

「昨日ちょっとね。それよりどうしたの? アイリに用事? あ、依頼かな」

「まあ座りなよ。朝食まだなら一緒に食べる?」

「いや朝食はもう食べたから⋯」

 そう言ってユナの隣に座った。

「またギルドから指名の依頼が来て⋯。報酬はいいし、マダラモンキーの討伐依頼だからそんなに難しくないんだけど、この間の事もあるから、受けないようにアイリに忠告しとこうと思って⋯」

 また騙されて強い魔物が出る危険な場所に行かされるって事か。ギルドのハーフエルフ職員め! いい加減にしろよな。いや、悪いのは軍隊の役人だったか。
 マダラモンキーは魔物図鑑で見た。斑模様の大きなマントヒヒみたいな猿だ。ミーシャにこの国の事情を聞かないといけないから、ちょうど良かった。

「その依頼、受けてみないか?」

「え? でも⋯」

「ミーシャが依頼を受けて、後で俺と合流して一緒に討伐に行こう。危なかったら俺が手を貸すよ。ミーシャの戦ってるカッコイイ姿も見てみたいし」

「カッコイイとか⋯♡♡ あ、いえ、危ないですよ。またギルドが騙してるなら、どんな危険な魔物が出て来るか⋯」

「大丈夫だ。自分で言うのも何だが、俺が一緒に行けば魔物ごときに怖がる事はないよ。俺もいい加減、ギルドのハーフエルフ職員のやり方は許せない。それにちょっとミーシャに聞きたい事もあるし」

「タカシさんが、そうおっしゃるなら⋯」

「確かにガイズベアーを一撃で倒したタカシさんなら⋯でもタカシさんに何かあったら、私⋯」

「大丈夫だよユナ。俺には転移魔法があるから、危なくなったらミーシャと一緒に転移して逃げる」

「ああ、そうでしたね。でも気をつけてくださいね」

「転移⋯魔法?」

 朝食を食べ終え、転移魔法がよくわかってないミーシャと家を出る。ユナは俺が収納箱を作ってから、薬草を採集しまくって収納箱に入れているので、しばらく取りに行く必要がないし、作ってみたい魔物の内臓から作る薬がたくさんあるらしく、しばらく家に引き籠るという。
 指名依頼のマダラモンキーがいる場所は、いつもの森ではなく、この街の隣のカルシェという村らしい。村にマダラモンキーが出て畑を荒し、村人を襲い死人も出ているという話だ。

 指名依頼を受ける為、ミーシャがギルドに入って行った。しばらく外で待っていると、ミーシャが出てきたので後に付いて行く。街の方へ行くようだ。

 街に入ったのでミーシャに聞くと、カルシェ村はこの街を抜けて、街道を1時間ほど歩いた場所にあるという。街道に出た時、ミーシャと一緒に歩きながら「探索魔法」と念じてカルシェ村を探す。歩いて1時間の距離なら表示されるだろう。
 頭に浮かんだ地図を見ると、今歩いている街道の先に、家がポツポツある小さな村らしき場所が見える。村の手前の街道に意識を集中すると、今いる街道と変わらない風景が見えた。
 俺はミーシャの手を恋人繋ぎで握り、今見えた風景をイメージして村の手前の街道に転移した。

「はぁぁ♡♡ ⋯⋯え? え?」

 突然、俺に手を握られ真っ赤になって喜んでいたミーシャが、同じような風景の街道とはいえ、理解できずパニックになっている。俺は手を握ったまま、転移魔法の説明をして何とか落ち着かせた。

「そんな魔法があるなんて⋯。朝言ってたのは、遠くに一瞬で移動できる魔法だったんですね」

「まあそういう事だ。だから危なかったら転移すれば逃げられる」

「でも手を握らなければ、一緒に転移できないのでは?」

 誰かと一緒に転移する時は、なんとなく不安で手を握って転移していたが、対象指定をするから手を握らなくてもできる。

「いや、転移魔法は転移する対象を指定するから、手を握らなくても大丈夫だ」

「じゃあ何で手を?」

「俺がミーシャと手を繋いで歩きたかったから⋯」

「タカシさん⋯♡」

 そうして短い距離だが、村に入るまでミーシャと手を繋いで歩いた。

 村に入って村長に話を聞くと、マダラモンキーは村の畑の農作物を荒し、家畜を襲い、近くの山にある巣に持って帰るという話で、ボスの他に何匹かいると言う。しかもその山には、ガイズベアーも生息しているらしい。ギルドが狙ったのは、ガイズベアーにミーシャ達を襲わせるつもりだったのだろう。

「そういう事か」

「やっぱり⋯。ガイズベアーがいるなんて一言も聞いてないです。村長が知ってる事をギルドが知らない訳ないですから」

「まあ大丈夫だ。金になるから、ガイズベアーも一緒に討伐してしまおう。ミーシャはマダラモンキーのボスを頼む」

「わかりました。私もタカシさんの戦ってる姿を見てみたいです♡」

「これはカッコ悪いとこ見せられないな」

「タカシさんは、いつも素敵ですよ♡」

 討伐前に緊張感もなく、イチャイチャと山へ向かった。山道を少し登った所で、

「ミーシャ。俺が魔法でマダラモンキーを探すから、付いて来てくれ」

「そ、そんな魔法も使えるんですか!? タカシさん凄過ぎですよ!」

「これはユナにも言ったんだが慣れてくれ。俺はそういう人間だと思ってもらうしかない」

「は、はい」

 探索魔法でマダラモンキーを探すと、山の中腹の一際大きな木に11匹居た。大きいのが木の上に1匹いるから、こいつがボスだろう。ついでにガイズベアーも探してみると、その木の近くの洞穴に3匹居た。生息場所が近すぎる。
 こいつら共存してないか? ガイズベアーの方が遥かに強いはずだから、もしかしたらガイズベアーにマダラモンキーが扱き使われいるのかもしれない。別種なのにそんな事があるのだろうか? 弱肉強食の世界だから有り得るのかな。

 ミーシャにマダラモンキーの木があると説明し、そこに向かって登っていく。ミーシャは大剣を背中から抜き、いつでも戦闘に移れるようにしている。大きな剣だが重くないのだろうか? 
 俺も仕込み刀を出して杖代わりにしている。ミーシャがそんなに細い剣で大丈夫なのかと言いたげだが、何も言わない。まあ見ておきなさい、女神のチート武器の切れ味を。

 大きな木が見えて来た時、周りからキーキーと猿の鳴き声が聞こえ、あっという間に囲まれていた。探索魔法で調べると、ボスは木の上に1匹でいるようだ。俺は飛び掛かってきた1匹のマダラモンキーに「遅延」と念じた。
 この魔法は相手の動きを遅くする魔法だが、なぜか対象指定が出ない。無種魔法は対象指定が出るはずなんだが、いくら言葉を言い換えても出なかった。しかし「遅延」と念じると、一緒に家に居たユナの動きが遅くなった。だから使えるはずだ。

 念じると、襲って来ていたマダラモンキーの動きがゆっくりになった。ほとんど止まっているくらい遅い。ふと周りを見ると、ミーシャの動きも、他のマダラモンキーの動きも、散っている葉っぱの落下速度さえ遅い。俺以外の時間が遅延する魔法らしい。だから対象指定が出なかったのか。

 俺は、ゆっくりとしか動いてない周りのマダラモンキーを、仕込み刀で全部真っ二つに斬り伏せた。「遅延」の魔法とチート武器、最強のコンビな気がする。
 マダラモンキーの肉は食えないし、討伐部位は牙だが、あまり金にならない。討伐依頼報酬は高いらしいが、暴れるだけの割の悪い迷惑な魔物だ。
「遅延」を解除すると、ミーシャが何が起こったかわからず、あたふたしていた。

「あ、あの⋯え?⋯タカシさん、何したんですか?」

「ボス以外全部斬ったよ。さあ残るはボス1匹だ。ヤツは木の上にいるから、ミーシャに任せるよ」

「は、はい!」

 ミーシャはパニックになりながらも、何とか気を引き締め、大剣を構えて木に近付いていった。マダラモンキーなら難しくないと言っていたから大丈夫だろう。
 ミーシャが木に近付くと、マダラモンキーのボスが木の上から飛び下りて来た。さっき斬り伏せたヤツより筋肉質で大きい。

 大きな声で威嚇しているボスにミーシャが突っ込んで行って、大剣で胴を斬りつけた。しかしボスは大剣を素手で受け止め、ミーシャから奪おうとしている。
 慌てる事なくミーシャが大剣を素早く引くと、ボスの掌が指ごと飛んで血が吹き出した。剣の刃は叩くのではなく引いて切る物。流石Aランクの冒険者だ。ボスが暴れながら遠吠えのような鳴き方をした。すると木の後ろからガイズベアーが3匹現れた。

「ミーシャ! あいつらは俺に任せて、ボスに集中してくれ!」

「はい!」

 さっきの「遅延」を使えば楽勝だが、他の魔法もガイズベアーに試してみたい。俺はガイズベアーの所まで飛んで行き、仕込み刀を抜き放ち、斬擊で手前の1匹の首を飛ばした。
 それから「石の大槍」と3回念じ、石の大槍を3つまとめて2匹目に飛ばして倒した。
 すると残ったガイズベアーが大きな体で飛び掛かって来たので、咄嗟に腹を蹴ると、木を薙ぎ倒しながら5メートルほど吹っ飛んだ。はあ? 何この蹴りの威力。タミールと相撲を取った時も思ったが、俺自身の筋力どうなってるんだろ? ユナの胸を強く揉んでも普通の握力っぽいのに、攻撃の時だけ筋力上がるのかな? 女神様よう、ちゃんと説明しといてくれよ。これに関しては、まだ謎だな。このまま試しに、ガイズベアーと素手で戦ってるみる度胸は俺には無い。ミーシャの方も気になるし、さっさと片付けよう。
 ガイズベアーに近付いていくと、俺に向かって両手を振り下ろしてきたので、「拘束」と念じて目の前のガイズベアーを指定し、動きが止まったのを確認して「氷の大剣」と念じ、ミーシャの大剣よりも更に大きなキラキラした氷の大剣をガイズベアーの心臓に突き刺した。こいつらは金になるので、3匹ともそのまま収納する。

 ミーシャの方を見ると、とっくにボスを倒して俺の戦いを見ていたようで、キラキラした尊敬するような目で見つめていた。

「これで依頼完了だな。お疲れミーシャ。怪我はしてない?」

「はい、タカシさんのおかげで。聞きたい事が山ほどありますが、タカシさんはそういう人なんですね。慣れるように頑張ります」

 頑張る事なのか? 
 依頼完了の証明にボスの牙を剥ぎ取り、他のマダラモンキーの牙も全部剥ぎ取る。あまり金にはならないだろうな。

「嫌味な意味で、ギルドにガイズベアーの討伐部位も持っていく?」

「それ、ちょっと気分いいですね。でもタカシさんが倒した物ですし⋯」

「いやいや、別に気にしなくていいよ。討伐成功祝いにあげるから、換金すればいい。それにギルドに報告した後、時間があったらミーシャに聞きたい事があるんだ」

「ありがとうございます。今日の仕事は終わりですから、何でも聞いてください」

 俺達は山を下り、村長にマダラモンキーを全部討伐した事を報告して街道へ出た。村から離れて、転移する為にギルドの周辺で人の居ない所を探すと、盗賊らしきヤツがたくさん居たので、仕方なくギルドに近い街の路地に2人で転移した。

「実はミーシャに、王都の軍隊と魔王の関係の話で、知ってる事を聞きたいんだ。ユナにミーシャが一時期調べてたって聞いたから⋯」

「⋯はい、いいですよ。でも軍隊の事なんて、あまり人に聞かれると良くないですから、私の家に来ますか?」

「そうだな。カフェで話せる内容じゃないよな」

 ちょっとエッチな期待をしてしまっているが、とにかく話を聞かないと。

 ミーシャがギルドに入って依頼完了の報告をしに行った。ギルドの外で待っていると、また盗賊が絡んできたので、素手でぶっ飛ばしてやった。見事に言葉通り飛んで行ったが、大丈夫かな。
 ミーシャが出てきたので、またギルドから離れるまで離れて街に向かう。これも早くなんとかしたい。いっそ冒険者登録するか。後でミーシャに相談してみよう。討伐報酬と新鮮なガイズベアーの剥ぎ取り部位で儲かったらしく、ミーシャがニコニコしている。
 街のメイン通りより1本入った、裏通りの大きな3階建ての建物にミーシャと一緒に入る。この建物はアパートみたいな物で、部屋を借りているという。アイリも2階に住んでるらしい。3階まで階段で上がり、廊下を端まで進む。

「ここが私の住んでる部屋です。どうぞ♪」

「お邪魔しま~す」

 部屋は1LDKで、ユーリの家よりちょっと広い。トイレ付きで、1階に共同の風呂があるらしい。この世界で一人暮しなら、いい部屋になるだろう。角部屋だし、共同だが風呂もあるし。

「タカシさん、そこに座ってゆっくりしててください。何か飲み物を入れてきますから♪」

「ありがとう」

 リビングには魔物の毛皮の敷物が敷いてある。炬燵のようなテーブルが有り、壁際に魔物の毛皮でできたクッションがあるので、クッションが腰に当たるように壁にもたれて座った。何の魔物かわからないが、フカフカしてて気持ちいい。
 ミーシャがキッチンでお湯を沸かして、寝室に入って行った。

 しばらくすると、白いタンクトップに水色のホットパンツ姿のミーシャが、カフインが入ったカップを2人分持ってリビング現れた。ユナが言っていたが、獣人は寒さに強い種族らしい。テーブルにカップを置いて俺の横に座った。
 タンクトップの下で乳首が勃って主張している。ホットパンツから伸びる綺麗な脚も、鍛えられていて魅力的だ。チンポに血が集まりだす。ミーシャも俺の視線に気付いて、目をうっとりさせ欲情し始めている。いかんいかん。とりあえず話を聞かないと。

「は、話なんだが、ユナからいろいろ聞いたんだけど、ユナにもわからない事があって⋯。他国を侵略しようとする宰相を魔王が止めない理由を知りたい。魔王は悪い魔族なのか?」

「魔王様は国民を第一に考えている素晴らしい方です。ただ宰相のマードッグが⋯」
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