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第一章 異世界の獣人女性

欲情の理由とこの国の事情

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 家に入ると、ユナが収納魔法を付与した背負い袋(収納袋)から次々とファプールやら山菜やらを、収納魔法を付与した木箱(収納箱)に移していた。
 ファプールを入れる手が止まらない。いったい何個取って来たのか。
 それから薬草用の収納箱に薬草を移していった。重宝してくれて何よりだ。

 ユナが昼食の下拵えにかかったので、俺はリビングのソファーに座り、また無種魔法の魔法書を読んでいた。
 無種魔法は意外にも、各魔法種の攻撃魔法より戦闘で使えそうな物が多い。
「バリア」という魔法攻撃も物理攻撃も弾く魔法や、相手の動きを遅くする「ディレイ」、相手の動きを封じる「レストレイント」など、いつか役に立ちそうだ。
 それを使えるように発動する言葉を探していく。対象指定が出るまでいろんな言葉を念じていき、使えるようになった。

 無種魔法の言葉をいろいろ念じていると、下拵えを終えたユナが俺の隣に座ってきた。

「タカシさん。今朝ミーシャと⋯してましたよね?」

げっ!やはり気付いてたのか。いや見ていたのかも知れんな。

「あ、あの⋯ユナ? あれはその⋯すまん。つい⋯我慢できなくてだな⋯」

「別に怒ってませんよ。でも⋯私にも⋯ね♡」

「怒ってないなら良かった。ユナに嫌われたら悲しい」

「私がタカシさんを嫌うなんて、天地がひっくり返ってもないです♡ こんなに優しくて素敵な人間の男性を、嫌いになれる獣人女性なんていませんよ♡」

「ありがとう。それにしてもミーシャって⋯寝付きがいいの? 朝、チンポ入れても起きなかったよ」

「あの子はリーダーなのによく寝坊するんです。だから他のパーティーメンバーが起こしに行って、水をかけたりしないと起きないです」

 ユナが俺にもたれかかってきて、首筋の匂いをクンクンと嗅ぎだしたので、頭を撫で狐耳を弄ると欲情した顔でギュッと抱きついてきた。
 大きな胸が俺の胸で潰れる。

「今更なんだけど、ユナって狐の獣人?」

「ふふ♡ ほんとに今更ですね。狐で合ってますよ」

「耳も尻尾もフサフサしてて可愛いな」

「嬉しい♡ 獣人の耳や尻尾を可愛いって言う人間なんて、タカシさんくらいですよ」

 なんでなんだろうな。この世界の人間の感覚が理解できない。
 人間の男に欲情するのも理由があるのだろうが不思議だ。人間の俺がいくらエッチな事しても怒るどころか喜ぶだけだし、今朝だって寝てるミーシャに、断りもなくチンポを入れても幸せだと言っていた。

「タカシさ~ん、エッチしたくなっちゃいました♡ダメですか? タカシさんのおチンポ⋯欲しいです♡」

 朝の事もあって、ユナが欲情して甘えてくる。しかし今日はいろいろ聞きたい。

「ユナ。ちょっといろいろ知りたい事があるんだ。エッチはちょっと待ってくれ」

「えぇ~。ミーシャだけして私はダメなんですか~? 私、今日はまだタカシさんの精子、貰ってないです♡」

 1度欲情するとダメだな。俺もエッチしたいが、今日は疑問をいろいろ解消しときたい。
 昨日、アイリやミーシャがギルドに騙された事がかなり気になる。何かあってからでは遅い。ユナが騙されて死んだりしたら、ギルドに殴り込みそうだ。

「う、うん。その前に今日はいろいろ話をしないか? ちょっと聞きたい事があるんだ」

「触りながらじゃダメですか?♡」

「また我慢できなくなっちゃうから、ね?」

「⋯⋯⋯」

 狐耳がペタンと伏せてしまった。ヤバいな⋯。

「ユナ? 今日は昼から薬の精製の予定だったよね? それ今日はお休みにしないか?」

「お休み?」

 コテンっと首を傾げるユナ。かわいい。

「うん。お昼御飯食べたらいっぱいエッチしてあげるから、午後は寝室でイチャイチャしよう。だから今はちょっとだけ我慢して?」

「⋯はい♡ せめてこのまま抱きついててもいいですか?」

「ああ、それくらいなら大丈夫だ」

 あまり獣人女性の欲情の事や、ギルドのハーフエルフの事を聞くのは嫌がるかもしれないが、この世界で生きていく上で知っておかないといけない。

「ユナ。答えたくなかったら答えなくてもいい。でも俺はユナを絶対嫌いになったりしないから、できるだけ教えて欲しい」

「はい。何でも聞いてください。私はタカシさんを信じてますから」

 急に真剣になった俺に、ユナは狐耳を立てて真面目な顔になった。

「まず、獣人が人間に憧れてる事、ユナ達獣人女性が人間の男に欲情する理由を知りたい」

「はい。それは⋯神話の話になってしまうのですが、獣人の進化に関係するらしいのです。元々獣人というのは、獣と人間の間に生まれた種族だと云われています。獣と人間の間に子供が生まれ、その子供がまた人間と交配する事で、徐々に人間に近い今の獣人の姿になったと云われています」

 獣と人間の子供。それが進化した姿がいまの獣人か⋯。ふむふむ。

「ですので獣人は、少しでも人間の姿に近づきたいと本能的に思う気持ちがあり、憧れがあるのです。獣人女性は人間と交わり、進化した姿の子供を産みたいと、子供はできなくても本能で思ってしまうのです。同じように獣人の男性も人間の女性と交わりたいと。ハーフエルフが人間に欲情するのも同じ理由です。ハーフエルフもエルフと人間の子供ですから」

 なるほど。しかし元々は子供ができたのに、今は獣人と人間の間に子供はできない。

「しかし獣人もハーフエルフも、今の姿が完成形、進化の最後で、それ以上進化できないので子供ができなくなったと云われています。あと⋯その⋯」

 ん? ユナが躊躇っている。言いにくい事かな?

「タカシさん。獣人女性の事⋯私の事を本当に嫌いにならないでください。軽蔑しないでくださいね」

「絶対に嫌いにならないし軽蔑しない。約束する。昼からたくさんエッチしよ?」

 俺はユナを安心させるように、目を見てはっきりと言った。

「獣人同士のエッチは、セックスではなく交尾なんです。交尾は長くても2分くらいで終わります。獣人は15歳くらいになると発情期が訪れ、獣人同士集まり発情した獣人の男女で交尾を行うのです。交尾なのでタカシさんとのセックスとは全く違う物で、入れて精液を射精するだけの行為。それにその⋯⋯獣人の男性の性器は、大きくなっても私の人差し指くらい小さいのが普通なのです。発情期の発情は交尾1回で終わり、子供を身籠らなかったら、夫婦でない限り次の発情期まで交尾をする事はありません」

 ええ! 獣人の男、可哀想だな。いや当人にしたら普通サイズだから気にしてないのか。
 しかし獣人の男性も人間の女性に欲情するなら、人間の女性は獣人の男性の性器では満足できないだろうな。
 ユナも発情期に交尾をしたという事か。それで言いにくかったのかな。処女じゃなかったみたいだし。
 そもそもユナは20歳くらいだから、処女じゃなくても不思議はないし俺は気にならない。

「ですから人間の男性とのセックスに憧れ欲情するのです。子孫を残す目的だけの交尾ではなく、愛に溢れたセックスがしてみたいと。しかし人間の男性が獣人の女性に欲情する事はなく、あまり関わる事も無いので、獣人の女性はその欲情を持て余して日々過ごしているのです」

「そういう事か⋯なるほど。ユナは子供を身籠らなかったの?」

「はい。交尾では身籠る確率が低いので、何度も交尾しないと子供ができる事はないです。獣人同士の夫婦なら発情期に何度も交尾をするので子供ができるのですが、私は発情期の時に1度しか交尾しなかったので。発情期には本能だけで交尾を求めてしまうので、相手の獣人男性もあまり知らない方でした。私の時も、交尾が終わると発情がなくなり、頭が冷静になって、あまり知らない獣人男性の子供を身籠りたくなかったので、それ以上交尾をする気はなくなりました」

「次の発情期が来たら、また交尾したくなっちゃう?」

「はい。でもタカシさんが側にいてくださるなら大丈夫です。 発情期がきてもタカシさんがセックスしてくれれば発情は収まります」

「なら何の問題もない。話してくれてありがとうな、ユナ」

 俺はユナをギュッと抱き締めた。

「はい♡ タカシさんがタカシさんで良かったです♡」

 後はギルドの事だな。

「今日、ギルドに行って収納してた魔物を10体ほど換金してきた。金貨1000枚くらいになったよ。ただ目を付けられただろうけど」

「金貨1000枚!? 凄いですね。何年も遊んで暮らせますよ。 しかし目を付けられたのは間違いないでしょうね。大丈夫ですか? 心配です」

「ギルドのハーフエルフの職員に、応接室で話をしたいと言われて、冒険者登録をして欲しいと言われた。もちろん断ったけど」

「冒険者になったら王都の軍隊に勧誘されます。それが目的でしょう」

「あと、魔物を一気にたくさん持ってこられるとギルドの金が無くなるから、持ってくる間隔を開けてくれと言われた」

「それは仕方ないですね。金貨1000枚なんて払ったら、他の冒険者に払う報酬がなくなりますよ。王金貨も白金貨もギルドには無いでしょうし」

「王金貨?」

「魔王国ガイントの貨幣は、銅貨10枚で銀貨1枚、銀貨100枚で金貨1枚、金貨1000枚で白金貨1枚、白金貨10枚で王金貨1枚になります。白金貨や王金貨は大商人などしか使う事がないのであまり流通しませんし、庶民には使いにくい貨幣ですから、収納魔法が使えるタカシさんなら金貨で持ってた方がいいですよ」

 え? さらっと言われたがこの国、魔王国ガイントって言うのか。収納魔法を見られるのも避けたいから、収納魔法を付与した財布でも作るか。

「銅貨の下はないの?」

「銅貨の下は銅粒になりますが、これも使い道がなかなか無いですね」

 銅貨も見た事ないな。あの豚の料理屋とか本屋のエロ本とか、銀貨で何枚とかの値段だったしな。

「ずっと気になっているんだが、ギルドのハーフエルフ職員がユナたち獣人の冒険者を騙す理由は何? 獣人を差別してるにしても、ギルド職員が冒険者を騙して命を落とす程の依頼を出すのは納得できない」

「前にギルドのハーフエルフ職員は王都の軍隊のスパイみたいなもので、強い冒険者を王都の軍隊に引き抜きの勧誘をするって言いましたよね。それでミーシャもAランクの冒険者で強いので、勧誘されたんですよ。でもミーシャは断ったんです。そしたら王都のギルド職員が来て、軍隊に入れと脅され、いろいろ嫌がらせをされたり、襲われそうになったりしたんです。襲われた時は返り討ちにしたんですが、その事を逆恨みした王都の軍隊の役人が、この街のギルドのハーフエルフ職員に指示を出しているようです」

「ユナが俺と出会った時、ガイズベアーに襲われてたのは? あの時もギルドに騙されたって言ってたよね?」

「私は自分で言うのもなんですが、薬の調合が他の調合師より上手なんです。昔から興味があってかなり勉強して頑張ったから。それで私も王都の軍隊の薬学担当に勧誘されたんですが、私も断ったのと、ミーシャの友達だって事もあって、地味な嫌がらせが始まったんです」

 なんだそれ! 腹立つなぁ。あまり怒る方じゃない俺でも流石に腹立つぞ。

「その、王都の軍隊に入りたくない理由は?」

「王都の軍隊は近隣の国を侵略しようとする宰相とそれを後押しする軍の大将が支配している集団で、勧誘された冒険者は軍隊に入ると、人を簡単に殺す訓練を強いられると聞いてます」

「この国の王様、魔王だったか。魔王はなんで止めさせないんだ? 魔王は国民に慕われるいい王様なんだろ? なら他国を侵略するなんてしないんじゃないか?」

「そこは私にもよくわからないんです。魔王様は他国を侵略する為に戦争をして、国民を危険に晒すような事をする魔族じゃないと聞いてます。でも人伝に聞いただけで、私も魔王様なんて直接見た事もないですから」

 う~ん、そこが謎だな。今聞いた話では、その軍隊が全部悪い気がするが。

「あ、でもミーシャなら何か知ってるかもしれません。一時期調べてましたから」

「そうか⋯。それは今度ミーシャに会ったら聞いてみるよ。それとあと一つだけ。前に聞いたかも知れないが、ギルドの近くであそこまでユナ達と他人のふりをしないとダメな理由は? ギルドの周辺に盗賊やならず者が多いのが関係してる?」

「それは⋯タカシさんが私達と知り合いだと思われると、ギルドのハーフエルフ職員にタカシさんも嫌がらせされるかも知れないからというのと、その⋯⋯獣人の女性に嫌悪感を持たない人間の男性のタカシさんを、他の獣人女性に取られたくない⋯というのが本音です」

 あらら。そんなかわいい理由か。なら別にいいんじゃないか?
 俺は冒険者登録してないから、ギルドが嫌がらせなんてできないだろうし、軍隊の勧誘にしても名前も知らない、たまに素材を売りに来るだけの俺を勧誘しようもないだろう。

「ギルドの周辺に盗賊や悪いヤツが多いのは?」

「ギルドの周辺にいる盗賊は、ギルドに嫌がらせをされて辞めた元冒険者がほとんどで、ギルドに人が近付きにくいようにする為に、ギルドに来た者に盗賊まがいの事をしているようです。軍隊に勧誘を受けた高ランクの元冒険者なので、強い盗賊が多く群れてて、絡まれるとギルドの近くの人気のない所に連れていかれて、身ぐるみ剥がされるらしいです」

 そんな理由か。敵の多いギルドだな。あの腰を抜かしてた狼の獣人男も高ランクの元冒険者だったのかな。

「わかった。いっぱい質問しちゃってごめんな。いろいろ疑問に思ってた事が解消したよ。ありがとう、ユナ」

「どういたしまして♡ そろそろお昼御飯にしましょう。早く食べてそれから⋯♡♡」

「そうだな。我慢させちゃったお詫びに、今日はいっぱい甘えていいよ。ユナのしたい事、何でもしてあげるから♡」

「⋯はい♡♡」

 ユナが頬を赤く染めてニヨニヨした顔を隠すため、キッチンの方へ向き昼食を作りに行ったが、モフモフの尻尾をブンブン振っているので、気持ちがただ漏れだ。かわいいなぁ⋯。

 しかし他国を侵略する軍隊か⋯。こりゃ問題が大きいな。
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