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第二章 ダンジョン調査
殿下の目的
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ギルドへとやって来た私、ガルシアさん、アミレアさん、アルビオ殿下は、ギルドマスターの部屋でテーブルを囲んでいた。そして、今回の件などについての話が始まる。
「取りあえず、先に伝えておくが、今回のスタンピードでギルドが負担した金は、王国から支払う。すぐに用意する事は出来なかったから、後日運ばせる予定だ。一応、ここの領主の資産からも出す予定ではいる。そのつもりでいてくれ」
「それは助かります」
ギルドが資金難になるかの瀬戸際だったけど、これでどうにかなりそう。でも、これを伝えるだけのために、アルビオ殿下が来るわけない。何か、他にヤバい事情があるはず。ガルシアさんに対して、厄介ごとだってアルビオ殿下が言っていたし。
「では、本題に入る前に、さっきの騒ぎについて聞こう。まずは、アイリスから話してくれるか?」
「分かりました。えっと……最初に私が学校で教師と揉めまして。その教師が、領主の推薦で働いていたらしく、解雇した腹いせにあのような事になったみたいです」
私は、簡潔に今回起こった事を話した。私とラグナル先生の悶着から始まって、領軍との模擬戦になるなんて誰も予想出来ないよね。
「……アミレア。それは正しいのか?」
「はい。一つも間違いはありません」
アルビオ殿下は、大きくため息をつく。今回の騒動は、一領主のやることではないからだと思う。思いっきり呆れているんだ。
「まぁ、おかげで、この国の大きな膿を取り除く事が出来た。スタンピードの不始末と合わせて、爵位は剥奪。下手すれば、処刑もあり得るだろう。この街の新しい領主の選出をしなくてはな。いっそのこと、ガルシアがやるか?」
アルビオ殿下がガルシアさんを見ながらそう言った。巫山戯て言っているようにも見えるけど、私はなんとなく本気で言っている感じがした。
「ご冗談を」
ガルシアさんは、すぐに断った。まぁ、ギルドマスターの業務で大変だから、それ以上の業務をしたいと思わないんだろうね。
「だろうな。ともかく、アイリスには悪い事をしたな。後日、この件の詫びの品を贈る。何か欲しいものはあるか?」
アルビオ殿下にそう言われた。突然そんな事を言われてもすぐに返事をすることは出来ない。今すぐに必要なものもないし、正直王都に何があるかどうかも知らないので、パッと思いつかないのだ。
「えっと……適当なもので……」
「適当か……なら、そうさせてもらおう。アミレア、しばらくはお前が領主代理を務めろ。簡単なものだけでいい」
「畏まりました」
どうやら、アミレアさんが領主の代わりを務めるみたい。領軍の中でも優秀な人だから、適任だと思う。結構面倒くさい事だと思うけど、アミレアさんは一切の文句や迷いを口にしなかった。殿下の命令って事もあるのかもしれない。
「よし、今度こそ本題に入るぞ」
アルビオ殿下がそう口にしたので、私は部屋を後にしようとした。すると、アルビオ殿下に、
「アイリスも聞いていい。どうせ、職員には知らされることだ」
と言われたので、上げた腰を下ろす。
「実は、ガルシア達に手伝ってもらいたいことがある」
「手伝ってもらいたい事ですか……」
ガルシアさんの顔が少し強張る。ここからが、アルビオ殿下の言っていた厄介事だからだと思う。
「ああ。ここら一帯の大規模調査を行う。そのための調査員として、職員と冒険者の中から何人か見繕ってもらいたい」
「大規模調査ですか。大体どのくらいの規模になるのでしょうか?」
確かに、大規模と言われただけでは、どのくらいの規模になるか分からない。規模によって、見繕う人数が変わるからね。
「この街周辺全域だ。複数のダンジョンで、同時にスタンピードが起こった理由を探る。それとダンジョン内の調査も行うぞ。スタンピードが起こったダンジョンだだ。そっちでも調査をしただろうが、一応、もう一度、大々的に行う事になった。初めての事象だからな。他の地域でもこういうことが起こらないように、徹底的に調べる事になっている。調査期間短縮のために、出来ればそっちだけでも、百人以上欲しいところだ」
本当に大規模な調査だ。今回、スタンピードが起こったダンジョンは五つ。それらに加えて、周辺をくまなく調査するとなると、百人単位になるのも仕方ない。人数を減らせば、調査の結果が出るまで時間が掛かるので、下手するともっと動員する可能性があるかもしれない。
「その費用は……?」
「勿論、国から出る。先程も言ったが、他の地域にも起こり得るかもしれない事だからな。陛下からも了承を頂いている」
同時多発スタンピードの原因は、今のところ明らかになっていない。その原因を突き止める事なので、陛下も資金を出し渋るなんて事はないだろう。第一、そんな大規模な調査をする資金は、ギルドにはない。出せと言われても出せないので、国持ちで助かったとも言える。
「なるほど、分かりました。協力的な者を選出しましょう。件の調査は、いつ頃から行う予定なのですか?」
「今日から一週間を準備期間として、その翌日からだな。こっちで連れてきた奴等も、ここまでの移動でも消耗はしているからな。それまでに選出してくれ」
「分かりました」
話がトントン拍子に進んでいった。一週間後には、この大規模調査が始まる。ただでさえ、スタンピードの後処理などで疲れているガルシアさんに、また新しい仕事が追加された。ガルシアさんの顔が、部屋に入った当初よりも消耗して見えるのは、きっと気のせいではないだろう。
「アミレアも、そのつもりでいてくれ。アミレア自身は、この街に残ってもらう事になるが、領軍には協力してもらう。この一週間で領軍を鍛え直す必要はありそうだがな」
「そうですね。私からもお願い申し上げます。では、私は諸々の処理を行いますので、ここで失礼させて頂きます」
「あっ、じゃあ、私も一緒に失礼します」
「ああ、二人とも今日はご苦労だったな。アイリスは、調査を頼むことになだろうから、そのつもりでいてくれ」
やっぱり、私もこの調査に参加することになるみたいだ。それなら、キティさんも一緒になると思う。家に帰ったら、伝えておこう。
「はい、分かりました。では、失礼します」
私は、アミレアさんに続いて部屋から出て行った。あのままいても抜け出すタイミングを逃すだけだったので、アミレアさんが出て行くのに合わさせてもらった。アミレアさんと一緒に歩いていると、アミレアさんが申し訳なさそうに口を開いた。
「アイリスさん、今日は大変申し訳ありませんでした」
「いえ、元はと言えば、私が原因を作ったようなものですし、アミレアさんのせいではありませんよ」
「そう言って貰えるのは助かります。こちらとしては、止めきれなかったのが悔やまれるところです。では、私は仕事に掛かるので失礼します。また後日、お時間のある日に、お茶でも如何ですか?」
「時間が空いている時だったら良いですよ」
「分かりました。では」
私達は、ギルドを出たところで別れた。アミレアさんは領主の館の方に、私は自宅の方に戻った。
「ただいま」
「おかえり、アイリス。思ったよりも早かった」
キティさんが、出迎えてくれながらそう言う。確かに、色々な問題があったにしては、かなり早く帰って来れたかもしれない。
「色々とありまして、穏便?に済みました」
「ふぅん、何があったの?」
私は、今日起こった事をキティさんに大まかに説明した。
「ん。まぁ、無事で良かった。調査は、私も同行することになると思う」
「そうですね。私もそう思います。まさか、こんなに頻繁に調査に行くことになるとは思いませんでしたけどね……」
「確かに、最近は異常に多い。前は、一ヶ月に一回ぐらいだったと思う。それでも定期的に調査をして、異変がないかどうか確かめるくらいだった」
「同時多発スタンピードが起こったから仕方ないのかもしれないですけどね」
一週間後には、また調査を行う事になる。ギルドに入った時は、調査はもっと少ないと思っていたけど、早くも四回目の調査だ。そんなに頻繁に頼まれると思っていなかったから、色々な戸惑いはあったけど、仕事だから頑張らないといけない。
(でも、大規模調査か。何か少し嫌な予感がしないでもないなぁ。この一週間は、英気を養う事に集中しよう)
私はそう決意した。せっかくの休みなのに、結局二日も、戦闘を行っている。全然休めた気がしないよ。明日からは、普通に仕事があるけど、普通の生活に戻れるだけ有り難いかな。
こんな状況だから仕方ないけど、いつになったら、平和に暮らすことが出来るんだろう……
「取りあえず、先に伝えておくが、今回のスタンピードでギルドが負担した金は、王国から支払う。すぐに用意する事は出来なかったから、後日運ばせる予定だ。一応、ここの領主の資産からも出す予定ではいる。そのつもりでいてくれ」
「それは助かります」
ギルドが資金難になるかの瀬戸際だったけど、これでどうにかなりそう。でも、これを伝えるだけのために、アルビオ殿下が来るわけない。何か、他にヤバい事情があるはず。ガルシアさんに対して、厄介ごとだってアルビオ殿下が言っていたし。
「では、本題に入る前に、さっきの騒ぎについて聞こう。まずは、アイリスから話してくれるか?」
「分かりました。えっと……最初に私が学校で教師と揉めまして。その教師が、領主の推薦で働いていたらしく、解雇した腹いせにあのような事になったみたいです」
私は、簡潔に今回起こった事を話した。私とラグナル先生の悶着から始まって、領軍との模擬戦になるなんて誰も予想出来ないよね。
「……アミレア。それは正しいのか?」
「はい。一つも間違いはありません」
アルビオ殿下は、大きくため息をつく。今回の騒動は、一領主のやることではないからだと思う。思いっきり呆れているんだ。
「まぁ、おかげで、この国の大きな膿を取り除く事が出来た。スタンピードの不始末と合わせて、爵位は剥奪。下手すれば、処刑もあり得るだろう。この街の新しい領主の選出をしなくてはな。いっそのこと、ガルシアがやるか?」
アルビオ殿下がガルシアさんを見ながらそう言った。巫山戯て言っているようにも見えるけど、私はなんとなく本気で言っている感じがした。
「ご冗談を」
ガルシアさんは、すぐに断った。まぁ、ギルドマスターの業務で大変だから、それ以上の業務をしたいと思わないんだろうね。
「だろうな。ともかく、アイリスには悪い事をしたな。後日、この件の詫びの品を贈る。何か欲しいものはあるか?」
アルビオ殿下にそう言われた。突然そんな事を言われてもすぐに返事をすることは出来ない。今すぐに必要なものもないし、正直王都に何があるかどうかも知らないので、パッと思いつかないのだ。
「えっと……適当なもので……」
「適当か……なら、そうさせてもらおう。アミレア、しばらくはお前が領主代理を務めろ。簡単なものだけでいい」
「畏まりました」
どうやら、アミレアさんが領主の代わりを務めるみたい。領軍の中でも優秀な人だから、適任だと思う。結構面倒くさい事だと思うけど、アミレアさんは一切の文句や迷いを口にしなかった。殿下の命令って事もあるのかもしれない。
「よし、今度こそ本題に入るぞ」
アルビオ殿下がそう口にしたので、私は部屋を後にしようとした。すると、アルビオ殿下に、
「アイリスも聞いていい。どうせ、職員には知らされることだ」
と言われたので、上げた腰を下ろす。
「実は、ガルシア達に手伝ってもらいたいことがある」
「手伝ってもらいたい事ですか……」
ガルシアさんの顔が少し強張る。ここからが、アルビオ殿下の言っていた厄介事だからだと思う。
「ああ。ここら一帯の大規模調査を行う。そのための調査員として、職員と冒険者の中から何人か見繕ってもらいたい」
「大規模調査ですか。大体どのくらいの規模になるのでしょうか?」
確かに、大規模と言われただけでは、どのくらいの規模になるか分からない。規模によって、見繕う人数が変わるからね。
「この街周辺全域だ。複数のダンジョンで、同時にスタンピードが起こった理由を探る。それとダンジョン内の調査も行うぞ。スタンピードが起こったダンジョンだだ。そっちでも調査をしただろうが、一応、もう一度、大々的に行う事になった。初めての事象だからな。他の地域でもこういうことが起こらないように、徹底的に調べる事になっている。調査期間短縮のために、出来ればそっちだけでも、百人以上欲しいところだ」
本当に大規模な調査だ。今回、スタンピードが起こったダンジョンは五つ。それらに加えて、周辺をくまなく調査するとなると、百人単位になるのも仕方ない。人数を減らせば、調査の結果が出るまで時間が掛かるので、下手するともっと動員する可能性があるかもしれない。
「その費用は……?」
「勿論、国から出る。先程も言ったが、他の地域にも起こり得るかもしれない事だからな。陛下からも了承を頂いている」
同時多発スタンピードの原因は、今のところ明らかになっていない。その原因を突き止める事なので、陛下も資金を出し渋るなんて事はないだろう。第一、そんな大規模な調査をする資金は、ギルドにはない。出せと言われても出せないので、国持ちで助かったとも言える。
「なるほど、分かりました。協力的な者を選出しましょう。件の調査は、いつ頃から行う予定なのですか?」
「今日から一週間を準備期間として、その翌日からだな。こっちで連れてきた奴等も、ここまでの移動でも消耗はしているからな。それまでに選出してくれ」
「分かりました」
話がトントン拍子に進んでいった。一週間後には、この大規模調査が始まる。ただでさえ、スタンピードの後処理などで疲れているガルシアさんに、また新しい仕事が追加された。ガルシアさんの顔が、部屋に入った当初よりも消耗して見えるのは、きっと気のせいではないだろう。
「アミレアも、そのつもりでいてくれ。アミレア自身は、この街に残ってもらう事になるが、領軍には協力してもらう。この一週間で領軍を鍛え直す必要はありそうだがな」
「そうですね。私からもお願い申し上げます。では、私は諸々の処理を行いますので、ここで失礼させて頂きます」
「あっ、じゃあ、私も一緒に失礼します」
「ああ、二人とも今日はご苦労だったな。アイリスは、調査を頼むことになだろうから、そのつもりでいてくれ」
やっぱり、私もこの調査に参加することになるみたいだ。それなら、キティさんも一緒になると思う。家に帰ったら、伝えておこう。
「はい、分かりました。では、失礼します」
私は、アミレアさんに続いて部屋から出て行った。あのままいても抜け出すタイミングを逃すだけだったので、アミレアさんが出て行くのに合わさせてもらった。アミレアさんと一緒に歩いていると、アミレアさんが申し訳なさそうに口を開いた。
「アイリスさん、今日は大変申し訳ありませんでした」
「いえ、元はと言えば、私が原因を作ったようなものですし、アミレアさんのせいではありませんよ」
「そう言って貰えるのは助かります。こちらとしては、止めきれなかったのが悔やまれるところです。では、私は仕事に掛かるので失礼します。また後日、お時間のある日に、お茶でも如何ですか?」
「時間が空いている時だったら良いですよ」
「分かりました。では」
私達は、ギルドを出たところで別れた。アミレアさんは領主の館の方に、私は自宅の方に戻った。
「ただいま」
「おかえり、アイリス。思ったよりも早かった」
キティさんが、出迎えてくれながらそう言う。確かに、色々な問題があったにしては、かなり早く帰って来れたかもしれない。
「色々とありまして、穏便?に済みました」
「ふぅん、何があったの?」
私は、今日起こった事をキティさんに大まかに説明した。
「ん。まぁ、無事で良かった。調査は、私も同行することになると思う」
「そうですね。私もそう思います。まさか、こんなに頻繁に調査に行くことになるとは思いませんでしたけどね……」
「確かに、最近は異常に多い。前は、一ヶ月に一回ぐらいだったと思う。それでも定期的に調査をして、異変がないかどうか確かめるくらいだった」
「同時多発スタンピードが起こったから仕方ないのかもしれないですけどね」
一週間後には、また調査を行う事になる。ギルドに入った時は、調査はもっと少ないと思っていたけど、早くも四回目の調査だ。そんなに頻繁に頼まれると思っていなかったから、色々な戸惑いはあったけど、仕事だから頑張らないといけない。
(でも、大規模調査か。何か少し嫌な予感がしないでもないなぁ。この一週間は、英気を養う事に集中しよう)
私はそう決意した。せっかくの休みなのに、結局二日も、戦闘を行っている。全然休めた気がしないよ。明日からは、普通に仕事があるけど、普通の生活に戻れるだけ有り難いかな。
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