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第二章 ダンジョン調査
あの光景の絵
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悪夢と夢で見た光景を描くために、家の中にある自分の私室に来た。リリアさんやキティさんが来てからは、三人でいることが多くなったから、あまり使っていないけどね。机の上を片付けて、紙を置く。そして、買ってきた画材を広げていった。
「さてと、あの景色を描くか……まずは悪夢の方からしよう」
私は、赤い絵の具と黒い絵の具を出して、紙に塗っていく。出来上がった絵は、周囲に赤い血が飛び散り、人々が苦しんでいる地獄のような絵だった。
「う~ん、やっぱり知らない場所だ。一体どこなんだろう?」
絵に描いてみても、その場所がどこのなのか分からない。建物で判断したいけど、建物自体が倒壊していたりするので、全く参考にならない。本当に知らない景色なんだと思う。
「うん、多分上手く描けてる……多分。よし! 次の絵を描いてみよう」
次は、黒が中心となる絵を描く。所々に赤い点などを描いていく。それは、血であり、くすぶっている火でもある。夜の中で起っている出来事なんだと思う。
「よし、次!」
今度は、最初と同じように、赤が中心となる。燃えさかる街に逃げ惑う人達。この絵も見たことのない景色を描いたものだ。そもそも燃えさかる街なんて、見た事がある人の方が少ない気がする。
「こんな感じかな。一応、悪夢で見た光景は全部描いたけど、実際に描いて見てみると、本当によく分からないなぁ。呪いで悪夢を見るようになったとはいえ、なんで、こんなものも見えるようになるんだろう。私の知らない光景と鳴り響く悲鳴、怒号。一体どこのものなんだろう? 後は、いつのものなんだろう?」
自分で絵に描いていて、ふとそう思った。どこのものという疑問は最初からあったけど、いつのものかという疑問は、あまり気にならなかったんだ。戦闘中にそんなに考える暇無かったっていうのもある。
「もしかして、これから先の未来? でも、未来の光景を見る悪夢なんてあるのかな? 過去の方が見る可能性が高いと思うけど」
過去にあった出来事を悪夢として見るなら分かるけど、未来の出来事を悪夢として見るっていうのは、珍しいと思う。
(予知夢……いや、悪夢の呪いの発作で、予知夢を見るなんて色々とおかしい。何かの影響で、呪いに変化があったのかもしれないけど、悪夢そのものから変わる事はあり得ないんじゃないかな……)
そんな風に考えていると、部屋の扉がノックされた。すぐに返事をする。
「はい」
「アイリス、夜ご飯出来た」
「あ、あれ!?」
窓を見てみると、外から入ってきている光が薄暗いものに変わっている。昼から夜に完全に変わっていた。絵を描くのに夢中になっていて、全然気が付かなかった。
「すみません。すぐに行きます」
「ん」
絵の具を片付けて、一度洗面所に寄る。絵の具の付いた手を洗って、リビングに向かった。リビングでは、既にキティさんとリリアさんが席に着いていた。
「リリアさん、おかえりなさい。すみません、待たせてしまって。キティさんもご飯を作ってくれてありがとうございます」
「ただいま。全然大丈夫だよ。事情は、キティから聞いていたから」
「ん。どういたしまして」
私達は、キティさんが作ってくれた料理を食べ始める。食事中の話題は、私が病院で伝えられた事柄になった。
「上で、悪夢の絵を描いていたんだよね? 後で、アイリスちゃんが描いた絵を見せてくれる?」
「はい、良いですけど、綺麗な絵ではありませんよ? 悪夢の方の絵なので」
「うん。でも、何か分かるかもしれないし。ただ、私は、アイリスちゃんと年齢があまり変わらないから、分からない可能性の方が高いかもしれないけど」
「なら、私の方が役に立てるかも。向こうの国で生まれて、こっちまで来たから、二人よりも多く色々見てる」
こうして、リリアさんとキティさんが私の絵を見る事になった。正直、見ていて気分の良いものではないと思うけど、二人の厚意に甘える事にした。これで、何か分かると良いんだけど。
ご飯を食べ終わった私達は、洗い物を終えた後、私の部屋に向かった。
「これが、私の見た悪夢の発作の絵です。まだ、一部だけですが」
「……!!」
リリアさんが息を呑んだのが分かった。悪夢の内容を説明した事はあるけど、それは言葉でしか伝わっていない。明確なイメージをする事が出来ていなかったのかもしれない。でも、こうして絵として見せられたら、嫌でも認識出来てしまう。悪夢の恐怖を……
「これは……戦争?」
キティさんは、三つの絵を見ながらそう言った。
「確かに、そうかもしれません。戦争と言われれば、この阿鼻叫喚もピンときます。悲鳴や怒号もあり得ますから」
「でも、戦争って何十年も前に終わっているよね?」
「ん。それをアイリスが見る理由が分からない」
確かに、仮に私が見たものが戦争の光景だったとして、何故それを私が見ることになるんだろう。それに、リリアさんの言うとおり、戦争は何十年も昔に終わっている。つまり、私は戦争について概要くらいしか知らない。
「呪いに詳しくないから分からないけど、見る悪夢の種類に傾向とかあるの?」
「アイリスちゃんの事があって調べてみたけど、その人が抱えている事を見る事が多いらしいよ。それがなければ、普通の悪夢……皆が見たくないと思うようなもの見るって感じかな。これを見たら、後者を見ているって感じがするけど」
確かに、こんな地獄絵図は誰も見たくないと思う。ただ、本当にあった戦争の事なら、色々とおかしくなるかもしれない。見たくない光景ではあるけど、そのものは見ないはず。
「ん? この建物……」
キティさんが、最初に描いた崩壊した建物を見てそう呟いた。
「何か覚えがあるんですか?」
「どこか見たことがある気がする。思い出せないけど」
「じゃあ、ずっと昔に見たんですかね? それだと、この国の東側になりそうですね」
「ん。多分そう」
キティさんは、東隣の国から来たらしいので、朧気にしか覚えていないのなら、そっち方面にいた時の可能性が高い。
「アンジュさんに見せたら、進展しそうではありますね」
「ん。それとガルシアに見せるのも良いかも。色々と見て回っているし」
「なるほど」
キティさんと話している間、リリアさんは黙ったままだった。どうしたんだろうと見てみると、何か真剣な顔で考え込んでいた。
「リリアさん、どうかしましたか?」
「う~ん、何かじっと見ていたら、どこかで見たことがある気がするんだけど……」
「リリアさんもですか?」
二人が共通して知っている事の可能性が出て来た。ただ、二人の共通点は、スルーニアに住んでいるくらいのものだ。だから、即座に何かって事は思いつかない。
「うん。でも、直接この光景を見たんじゃないんだよね。どっかの絵画だった気がするんだ」
「絵画……そうだ。私も絵で見た。でも、私が見たのは壁画だった」
「じゃあ、私が見たのは、壁画を模写したものだったのかな? どこで見たんだっけ……美術館とかじゃなかった気がするんだけど……」
リリアさんが、うんうんと唸っている。
「あっ! これ学校で見たんだ!」
「学校で?」
リリアさんは、私と一緒の学校に通っていた。つまり、私も見ているということになる。
「こんな絵ありましたっけ?」
「美術室の隅に飾ってあったんだよ。アイリスちゃんは、戦闘技能の授業を受けていたから、あまり行っていないんじゃない?」
「確かに、そうですね。数えるくらいしか行った事ないかもしれません」
「だよね。確か、美術室にあったんだよ。まさか、模写だとは思わなかったけど」
リリアさんは、授業で何度も美術室に行っていたみたい。だから、私と違って、記憶に残っていたんだ。
「じゃあ、私は、絵画の内容を見ていたという事になるんですかね?」
「でも、確実というわけじゃない。私は、その記憶があったというだけ」
「私の知っている絵画は、もうちょっと色々と描かれていた気がするよ。多分、これは、その絵画の一部かな?」
私が描いた絵から、色々な推測が出てきた。今一番有力なのは、学校に描いてあったという絵だ。この休みを利用して、少し学校に行ってみようかな。新しいことが分かるかもしれないし。
「さてと、あの景色を描くか……まずは悪夢の方からしよう」
私は、赤い絵の具と黒い絵の具を出して、紙に塗っていく。出来上がった絵は、周囲に赤い血が飛び散り、人々が苦しんでいる地獄のような絵だった。
「う~ん、やっぱり知らない場所だ。一体どこなんだろう?」
絵に描いてみても、その場所がどこのなのか分からない。建物で判断したいけど、建物自体が倒壊していたりするので、全く参考にならない。本当に知らない景色なんだと思う。
「うん、多分上手く描けてる……多分。よし! 次の絵を描いてみよう」
次は、黒が中心となる絵を描く。所々に赤い点などを描いていく。それは、血であり、くすぶっている火でもある。夜の中で起っている出来事なんだと思う。
「よし、次!」
今度は、最初と同じように、赤が中心となる。燃えさかる街に逃げ惑う人達。この絵も見たことのない景色を描いたものだ。そもそも燃えさかる街なんて、見た事がある人の方が少ない気がする。
「こんな感じかな。一応、悪夢で見た光景は全部描いたけど、実際に描いて見てみると、本当によく分からないなぁ。呪いで悪夢を見るようになったとはいえ、なんで、こんなものも見えるようになるんだろう。私の知らない光景と鳴り響く悲鳴、怒号。一体どこのものなんだろう? 後は、いつのものなんだろう?」
自分で絵に描いていて、ふとそう思った。どこのものという疑問は最初からあったけど、いつのものかという疑問は、あまり気にならなかったんだ。戦闘中にそんなに考える暇無かったっていうのもある。
「もしかして、これから先の未来? でも、未来の光景を見る悪夢なんてあるのかな? 過去の方が見る可能性が高いと思うけど」
過去にあった出来事を悪夢として見るなら分かるけど、未来の出来事を悪夢として見るっていうのは、珍しいと思う。
(予知夢……いや、悪夢の呪いの発作で、予知夢を見るなんて色々とおかしい。何かの影響で、呪いに変化があったのかもしれないけど、悪夢そのものから変わる事はあり得ないんじゃないかな……)
そんな風に考えていると、部屋の扉がノックされた。すぐに返事をする。
「はい」
「アイリス、夜ご飯出来た」
「あ、あれ!?」
窓を見てみると、外から入ってきている光が薄暗いものに変わっている。昼から夜に完全に変わっていた。絵を描くのに夢中になっていて、全然気が付かなかった。
「すみません。すぐに行きます」
「ん」
絵の具を片付けて、一度洗面所に寄る。絵の具の付いた手を洗って、リビングに向かった。リビングでは、既にキティさんとリリアさんが席に着いていた。
「リリアさん、おかえりなさい。すみません、待たせてしまって。キティさんもご飯を作ってくれてありがとうございます」
「ただいま。全然大丈夫だよ。事情は、キティから聞いていたから」
「ん。どういたしまして」
私達は、キティさんが作ってくれた料理を食べ始める。食事中の話題は、私が病院で伝えられた事柄になった。
「上で、悪夢の絵を描いていたんだよね? 後で、アイリスちゃんが描いた絵を見せてくれる?」
「はい、良いですけど、綺麗な絵ではありませんよ? 悪夢の方の絵なので」
「うん。でも、何か分かるかもしれないし。ただ、私は、アイリスちゃんと年齢があまり変わらないから、分からない可能性の方が高いかもしれないけど」
「なら、私の方が役に立てるかも。向こうの国で生まれて、こっちまで来たから、二人よりも多く色々見てる」
こうして、リリアさんとキティさんが私の絵を見る事になった。正直、見ていて気分の良いものではないと思うけど、二人の厚意に甘える事にした。これで、何か分かると良いんだけど。
ご飯を食べ終わった私達は、洗い物を終えた後、私の部屋に向かった。
「これが、私の見た悪夢の発作の絵です。まだ、一部だけですが」
「……!!」
リリアさんが息を呑んだのが分かった。悪夢の内容を説明した事はあるけど、それは言葉でしか伝わっていない。明確なイメージをする事が出来ていなかったのかもしれない。でも、こうして絵として見せられたら、嫌でも認識出来てしまう。悪夢の恐怖を……
「これは……戦争?」
キティさんは、三つの絵を見ながらそう言った。
「確かに、そうかもしれません。戦争と言われれば、この阿鼻叫喚もピンときます。悲鳴や怒号もあり得ますから」
「でも、戦争って何十年も前に終わっているよね?」
「ん。それをアイリスが見る理由が分からない」
確かに、仮に私が見たものが戦争の光景だったとして、何故それを私が見ることになるんだろう。それに、リリアさんの言うとおり、戦争は何十年も昔に終わっている。つまり、私は戦争について概要くらいしか知らない。
「呪いに詳しくないから分からないけど、見る悪夢の種類に傾向とかあるの?」
「アイリスちゃんの事があって調べてみたけど、その人が抱えている事を見る事が多いらしいよ。それがなければ、普通の悪夢……皆が見たくないと思うようなもの見るって感じかな。これを見たら、後者を見ているって感じがするけど」
確かに、こんな地獄絵図は誰も見たくないと思う。ただ、本当にあった戦争の事なら、色々とおかしくなるかもしれない。見たくない光景ではあるけど、そのものは見ないはず。
「ん? この建物……」
キティさんが、最初に描いた崩壊した建物を見てそう呟いた。
「何か覚えがあるんですか?」
「どこか見たことがある気がする。思い出せないけど」
「じゃあ、ずっと昔に見たんですかね? それだと、この国の東側になりそうですね」
「ん。多分そう」
キティさんは、東隣の国から来たらしいので、朧気にしか覚えていないのなら、そっち方面にいた時の可能性が高い。
「アンジュさんに見せたら、進展しそうではありますね」
「ん。それとガルシアに見せるのも良いかも。色々と見て回っているし」
「なるほど」
キティさんと話している間、リリアさんは黙ったままだった。どうしたんだろうと見てみると、何か真剣な顔で考え込んでいた。
「リリアさん、どうかしましたか?」
「う~ん、何かじっと見ていたら、どこかで見たことがある気がするんだけど……」
「リリアさんもですか?」
二人が共通して知っている事の可能性が出て来た。ただ、二人の共通点は、スルーニアに住んでいるくらいのものだ。だから、即座に何かって事は思いつかない。
「うん。でも、直接この光景を見たんじゃないんだよね。どっかの絵画だった気がするんだ」
「絵画……そうだ。私も絵で見た。でも、私が見たのは壁画だった」
「じゃあ、私が見たのは、壁画を模写したものだったのかな? どこで見たんだっけ……美術館とかじゃなかった気がするんだけど……」
リリアさんが、うんうんと唸っている。
「あっ! これ学校で見たんだ!」
「学校で?」
リリアさんは、私と一緒の学校に通っていた。つまり、私も見ているということになる。
「こんな絵ありましたっけ?」
「美術室の隅に飾ってあったんだよ。アイリスちゃんは、戦闘技能の授業を受けていたから、あまり行っていないんじゃない?」
「確かに、そうですね。数えるくらいしか行った事ないかもしれません」
「だよね。確か、美術室にあったんだよ。まさか、模写だとは思わなかったけど」
リリアさんは、授業で何度も美術室に行っていたみたい。だから、私と違って、記憶に残っていたんだ。
「じゃあ、私は、絵画の内容を見ていたという事になるんですかね?」
「でも、確実というわけじゃない。私は、その記憶があったというだけ」
「私の知っている絵画は、もうちょっと色々と描かれていた気がするよ。多分、これは、その絵画の一部かな?」
私が描いた絵から、色々な推測が出てきた。今一番有力なのは、学校に描いてあったという絵だ。この休みを利用して、少し学校に行ってみようかな。新しいことが分かるかもしれないし。
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