447 / 456
東方の守護者の吸血少女
山の神様
しおりを挟む
サクヤさんの案内で、桜の森の奥にある山へと着いた。サクヤさんは、そのまま山の中に入っていくので、私もそのまま付いていく事になった。勝手に入っても良かったのかな。
「サクヤさん、私、完全に部外者ですけど、勝手に入って大丈夫ですか?」
「私がいるので大丈夫ですよ。このまま山頂まで行きましょう」
「はい」
サクヤさんが大丈夫と言うので、多分大丈夫なのだろう。サクヤさんが傍にいる時に攻撃をされる事はないと思うし。そのまま山頂まで登っていく。山頂は、神社のような和風の建物が建っていた。鳥居はないけど。
「ここが父の家です。お父様、サクヤです」
サクヤさんがそう言うと、家の扉が開いて、中から恰幅の良い神様が出て来た。短いけど濃い髭を貯えている。
「本当にサクヤだな。地上に降りたのではなかったのか?」
「はい。今日は、友人に神界を案内しようと思い帰省してきました。またすぐに帰る事にはなりますが」
「ほう。サクヤが友人を……ん? 君は……中々に変わった中身をしているな」
「あっ、初めまして。ハクと申します。一応、神の力に加えて、吸血鬼、天使、悪魔、鬼、精霊、竜の力を持っています」
「悪魔の……なるほど。まぁ、サクヤが連れてきたのなら信用が出来るのだろう。それに……それは母上の祝福か」
サクヤさんのお父さんは、イザナミさんから貰った祝福にも気付いた。
「はい。イザナミさんのいる黄泉比良坂にも行けるので」
「ふむ。なるほどな。おっと、私の自己紹介がまだだったな。私の名はオオヤマツミ。サクヤの父でイザナミの息子だ。そして、山の神でもある」
「よろしくお願いします」
「ああ。せっかくだ。二人とも中に入ると良い。歓迎しよう」
オオヤマツミさんの家に入って、お茶を振る舞われる。飲んでみると、サクヤさんのところで飲むお茶とよく似ていた。だけど、ちょっとだけ、こっちの方が濃い気がする。
「サクヤさんのところで出るお茶よりも濃いですね」
「ほう。そうなのか?」
「はい。私のところは渋みを抑えていますから」
「これも神茶なんですか?」
「うむ。その通りだ」
同じ神茶でも違いが出るのは茶葉の種類か淹れ方の違いか。でも、美味しいから良いか。
「母上はご健勝か?」
「はい。元気そうですよ。最近は、サクヤさんとの文通が楽しいみたいで、何度も読み返していました」
「そ、そうか」
オオヤマツミさんは、意外という風に少し驚いた表情をしていた。オオヤマツミさんの知っているイザナミさんからは想像も付かないって感じかな。
「改めて、母と娘が世話になった。感謝する。そして、これからもよろしく頼む」
「はい。私も色々と話せて楽しいので」
「そうか。それなら良かった。その礼と言ってはなんだが、私からも祝福を授けよう」
「えっ!? な、何か、皆さんポンポン授けてくれますけど、そんなに沢山祝福されて大丈夫なものなんですか?」
若干怖くなってきたので確認してみる。すると、オオヤマツミさんは大きな声で笑った。
「はっはっはっ! 問題ない。祝福を授けられて死んだものなどおらん。何なら、全ての神から祝福を授かっても変わらんよ。普通は多くの祝福を持てば、権威を得ようと考えるものだがな」
「そうなんですか?」
「残念ながら、そう言った例はいくつかあります。神からの祝福を得た事で、その神の使者などと嘯いて取り入ろうするなどです。私はハクさんがそう言った方ではないと知っていますので、安心して祝福を授けられました」
「なるほど」
神の代行者とか適当を言っても、祝福という説得力があるから、他の人達は信じてしまう。そういう事が色々な場所で起こっていたのかもしれない。皆は、私がそういう事をしないと信じて祝福をくれたのかな。結構気軽にお礼としてくれたりしていた気もするけど。
「では、祝福を授ける」
オオヤマツミさんがそう言うと、目の前にウィンドウが出て祝福を授けられた事が分かった。授けられたのは、【大山津見の祝福】というものだった。
────────────────────
【大山津見の祝福】:山において、素材となるアイテムを見つけやすくなる。山における農業などに補正が入る。山の精が力を貸してくれる事がある。控えでも効果を発揮する。
────────────────────
山の神様というだけあって、山関連の効果だった。アカリと相談してギルドエリアにも山を作って、農業を始めてみようかな。
「ありがとうございます」
「ああ。これからよろしく頼む」
「はい。よろしくお願いします」
こうして、オオヤマツミさんとも友人となった。結構良い神様っぽいから、仲良くは出来そう。
「そういや、このままオオクニヌシの元には行くのか?」
「いえ、あまり動き回ると危ない目に遭う可能性もあるので」
「そうか。なら、寧ろ会いに行っておけ。先にオオクニヌシに認められておけば、後々の面倒のいくつかは簡単に解決できるだろう」
「なるほど……分かりました。ハクさんもよろしいですか?」
「はい。よくわかりませんが、面倒ごとが簡単に解決できるのであれば、私もその方が良いです」
「では、参りましょう」
サクヤさんとオオヤマツミさんの家を後にして、山を下りていく。
「それで、これからどこに向かうんですか?」
オオクニヌシという神様の元に向かう事は分かるけど、それがどこなのかは分かっていない。
「オオクニヌシ様の宮殿です。中つ国の統治を退き隠居している場所ですね。元々私達をまとめる役割を担っていましたので、オオクニヌシ様に認められれば、同じように認めてくれる神も増えると思います」
「なるほど。そんなに偉い神様なんですね」
「はい。まぁ、それよりも上の神様もいるのですが」
「へぇ~、そうなんですね」
もっと上の神様というと、アマテラスとかかな。私が知っている中だと、結構偉い神様だったはず。
「そちらにもお目通りが叶えば良いのですが、さすがに、私ではそこまでの伝手はございませんので」
「いえ、気にしないでください。自分で言うのもなんですが、私は、そういう縁に恵まれてるみたいなので、普通に出会うかもしれませんし」
「ふふふ、そうですね。ハクさんが持つ縁は異常ですから」
このゲーム内におけるNPCとの縁は、かなり恵まれている。そうじゃなきゃ、そもそも神界に来る事も出来なかったわけだし。
「もしかしたら、こうして歩いている間に出会ってしまうかもしれませんよ」
「そうなったら、ハクさんの縁の力を、もっと信じてしまいますね。これから会うオオクニヌシ様も縁結びと国造りを司る神なので、相性が良いかもしれないですね」
「へぇ~、もう恋人がいる私にはあまり関係なさそう……」
「いえいえ、そういった縁もありますが、もっと広い意味での縁です。例えば、友人としての縁などですね。なので、ハクさんが持つ縁も強化されるかもしれませんよ」
「ああ、なるほど。このまま本当に縁が私の力になるのかな」
「何の話をしておるのじゃ」
「ん? 私の神の力が何を司るものになるのかなって」
「ほう。面白い話じゃのう」
「うん。吸血鬼としては神秘を得てるからね。どんなものになるのかたの……し……み……」
言葉が途切れ途切れになる。のじゃ口調だし、玉藻ちゃんと話すように返事をしていたけど、ここに玉藻ちゃんはいない。だって、ここは神界だから神の力を持っていないと来られないから。つまり、こののじゃ口調は、人や妖怪じゃなくて神様。そして、サクヤさんがいつの間にか頭を下げているという事は、かなり上位の神様だ。
恐る恐る声の方、つまりサクヤさんがいる方とは逆の方に首を向けると、物凄い煌びやかな着物を着た女性が微笑んでいた。
「サクヤさん、私、完全に部外者ですけど、勝手に入って大丈夫ですか?」
「私がいるので大丈夫ですよ。このまま山頂まで行きましょう」
「はい」
サクヤさんが大丈夫と言うので、多分大丈夫なのだろう。サクヤさんが傍にいる時に攻撃をされる事はないと思うし。そのまま山頂まで登っていく。山頂は、神社のような和風の建物が建っていた。鳥居はないけど。
「ここが父の家です。お父様、サクヤです」
サクヤさんがそう言うと、家の扉が開いて、中から恰幅の良い神様が出て来た。短いけど濃い髭を貯えている。
「本当にサクヤだな。地上に降りたのではなかったのか?」
「はい。今日は、友人に神界を案内しようと思い帰省してきました。またすぐに帰る事にはなりますが」
「ほう。サクヤが友人を……ん? 君は……中々に変わった中身をしているな」
「あっ、初めまして。ハクと申します。一応、神の力に加えて、吸血鬼、天使、悪魔、鬼、精霊、竜の力を持っています」
「悪魔の……なるほど。まぁ、サクヤが連れてきたのなら信用が出来るのだろう。それに……それは母上の祝福か」
サクヤさんのお父さんは、イザナミさんから貰った祝福にも気付いた。
「はい。イザナミさんのいる黄泉比良坂にも行けるので」
「ふむ。なるほどな。おっと、私の自己紹介がまだだったな。私の名はオオヤマツミ。サクヤの父でイザナミの息子だ。そして、山の神でもある」
「よろしくお願いします」
「ああ。せっかくだ。二人とも中に入ると良い。歓迎しよう」
オオヤマツミさんの家に入って、お茶を振る舞われる。飲んでみると、サクヤさんのところで飲むお茶とよく似ていた。だけど、ちょっとだけ、こっちの方が濃い気がする。
「サクヤさんのところで出るお茶よりも濃いですね」
「ほう。そうなのか?」
「はい。私のところは渋みを抑えていますから」
「これも神茶なんですか?」
「うむ。その通りだ」
同じ神茶でも違いが出るのは茶葉の種類か淹れ方の違いか。でも、美味しいから良いか。
「母上はご健勝か?」
「はい。元気そうですよ。最近は、サクヤさんとの文通が楽しいみたいで、何度も読み返していました」
「そ、そうか」
オオヤマツミさんは、意外という風に少し驚いた表情をしていた。オオヤマツミさんの知っているイザナミさんからは想像も付かないって感じかな。
「改めて、母と娘が世話になった。感謝する。そして、これからもよろしく頼む」
「はい。私も色々と話せて楽しいので」
「そうか。それなら良かった。その礼と言ってはなんだが、私からも祝福を授けよう」
「えっ!? な、何か、皆さんポンポン授けてくれますけど、そんなに沢山祝福されて大丈夫なものなんですか?」
若干怖くなってきたので確認してみる。すると、オオヤマツミさんは大きな声で笑った。
「はっはっはっ! 問題ない。祝福を授けられて死んだものなどおらん。何なら、全ての神から祝福を授かっても変わらんよ。普通は多くの祝福を持てば、権威を得ようと考えるものだがな」
「そうなんですか?」
「残念ながら、そう言った例はいくつかあります。神からの祝福を得た事で、その神の使者などと嘯いて取り入ろうするなどです。私はハクさんがそう言った方ではないと知っていますので、安心して祝福を授けられました」
「なるほど」
神の代行者とか適当を言っても、祝福という説得力があるから、他の人達は信じてしまう。そういう事が色々な場所で起こっていたのかもしれない。皆は、私がそういう事をしないと信じて祝福をくれたのかな。結構気軽にお礼としてくれたりしていた気もするけど。
「では、祝福を授ける」
オオヤマツミさんがそう言うと、目の前にウィンドウが出て祝福を授けられた事が分かった。授けられたのは、【大山津見の祝福】というものだった。
────────────────────
【大山津見の祝福】:山において、素材となるアイテムを見つけやすくなる。山における農業などに補正が入る。山の精が力を貸してくれる事がある。控えでも効果を発揮する。
────────────────────
山の神様というだけあって、山関連の効果だった。アカリと相談してギルドエリアにも山を作って、農業を始めてみようかな。
「ありがとうございます」
「ああ。これからよろしく頼む」
「はい。よろしくお願いします」
こうして、オオヤマツミさんとも友人となった。結構良い神様っぽいから、仲良くは出来そう。
「そういや、このままオオクニヌシの元には行くのか?」
「いえ、あまり動き回ると危ない目に遭う可能性もあるので」
「そうか。なら、寧ろ会いに行っておけ。先にオオクニヌシに認められておけば、後々の面倒のいくつかは簡単に解決できるだろう」
「なるほど……分かりました。ハクさんもよろしいですか?」
「はい。よくわかりませんが、面倒ごとが簡単に解決できるのであれば、私もその方が良いです」
「では、参りましょう」
サクヤさんとオオヤマツミさんの家を後にして、山を下りていく。
「それで、これからどこに向かうんですか?」
オオクニヌシという神様の元に向かう事は分かるけど、それがどこなのかは分かっていない。
「オオクニヌシ様の宮殿です。中つ国の統治を退き隠居している場所ですね。元々私達をまとめる役割を担っていましたので、オオクニヌシ様に認められれば、同じように認めてくれる神も増えると思います」
「なるほど。そんなに偉い神様なんですね」
「はい。まぁ、それよりも上の神様もいるのですが」
「へぇ~、そうなんですね」
もっと上の神様というと、アマテラスとかかな。私が知っている中だと、結構偉い神様だったはず。
「そちらにもお目通りが叶えば良いのですが、さすがに、私ではそこまでの伝手はございませんので」
「いえ、気にしないでください。自分で言うのもなんですが、私は、そういう縁に恵まれてるみたいなので、普通に出会うかもしれませんし」
「ふふふ、そうですね。ハクさんが持つ縁は異常ですから」
このゲーム内におけるNPCとの縁は、かなり恵まれている。そうじゃなきゃ、そもそも神界に来る事も出来なかったわけだし。
「もしかしたら、こうして歩いている間に出会ってしまうかもしれませんよ」
「そうなったら、ハクさんの縁の力を、もっと信じてしまいますね。これから会うオオクニヌシ様も縁結びと国造りを司る神なので、相性が良いかもしれないですね」
「へぇ~、もう恋人がいる私にはあまり関係なさそう……」
「いえいえ、そういった縁もありますが、もっと広い意味での縁です。例えば、友人としての縁などですね。なので、ハクさんが持つ縁も強化されるかもしれませんよ」
「ああ、なるほど。このまま本当に縁が私の力になるのかな」
「何の話をしておるのじゃ」
「ん? 私の神の力が何を司るものになるのかなって」
「ほう。面白い話じゃのう」
「うん。吸血鬼としては神秘を得てるからね。どんなものになるのかたの……し……み……」
言葉が途切れ途切れになる。のじゃ口調だし、玉藻ちゃんと話すように返事をしていたけど、ここに玉藻ちゃんはいない。だって、ここは神界だから神の力を持っていないと来られないから。つまり、こののじゃ口調は、人や妖怪じゃなくて神様。そして、サクヤさんがいつの間にか頭を下げているという事は、かなり上位の神様だ。
恐る恐る声の方、つまりサクヤさんがいる方とは逆の方に首を向けると、物凄い煌びやかな着物を着た女性が微笑んでいた。
31
お気に入りに追加
171
あなたにおすすめの小説
最前線攻略に疲れた俺は、新作VRMMOを最弱職業で楽しむことにした
水の入ったペットボトル
SF
これまであらゆるMMOを最前線攻略してきたが、もう俺(大川優磨)はこの遊び方に満足してしまった。いや、もう楽しいとすら思えない。
ゲームは楽しむためにするものだと思い出した俺は、新作VRMMOを最弱職業『テイマー』で始めることに。
βテストでは最弱職業だと言われていたテイマーだが、主人公の活躍によって評価が上がっていく?
そんな周りの評価など関係なしに、今日も主人公は楽しむことに全力を出す。
この作品は「カクヨム」様、「小説家になろう」様にも掲載しています。
吸血少女 設定資料集(おまけ付き)
月輪林檎
SF
『吸血少女ののんびり気ままなゲームライフ』のスキルやその技、武具の追加効果などを章ごとに分けて簡潔に説明します。その章で新しく出て来たものを書いていくので、過去の章に出て来ているものは、過去の章から確認してください。
さらに、ハク以外の視点で、ちょっとした話も書くかもしれません。所謂番外編です。
基本的に不定期更新です。
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
最強のギルド職員は平和に暮らしたい
月輪林檎
ファンタジー
【第一章 完】 【第二章 完】
魔物が蔓延り、ダンジョンが乱立する世界。そこでは、冒険者という職業が出来ていた。そして、その冒険者をサポートし、魔物の情報やダンジョンの情報を統括する組織が出来上がった。
その名前は、冒険者ギルド。全ての冒険者はギルドに登録しないといけない。ギルドに所属することで、様々なサポートを受けられ、冒険を円滑なものにする事が出来る。
私、アイリス・ミリアーゼは、十六歳を迎え、長年通った学校を卒業した。そして、目標であったギルド職員に最年少で採用される事になった。騎士団からのスカウトもあったけど、全力で断った。
何故かと言うと…………ギルド職員の給料が、騎士団よりも良いから!
それに、騎士団は自由に出来る時間が少なすぎる。それに比べて、ギルド職員は、ちゃんと休みがあるから、自分の時間を作る事が出来る。これが、選んだ決め手だ。
学校の先生からは、
「戦闘系スキルを、それだけ持っているのにも関わらず、冒険者にならず、騎士団にも入らないのか? 勿体ない」
と言われた。確かに、私は、戦闘系のスキルを多く持っている。でも、だからって、戦うのが好きなわけじゃない。私はもっと平和に暮らしたい!!
VRゲームでも身体は動かしたくない。
姫野 佑
SF
多種多様な武器やスキル、様々な【称号】が存在するが職業という概念が存在しない<Imperial Of Egg>。
古き良きPCゲームとして稼働していた<Imperial Of Egg>もいよいよ完全没入型VRMMO化されることになった。
身体をなるべく動かしたくないと考えている岡田智恵理は<Imperial Of Egg>がVRゲームになるという発表を聞いて気落ちしていた。
しかしゲーム内の親友との会話で落ち着きを取り戻し、<Imperial Of Egg>にログインする。
当作品は小説家になろう様で連載しております。
章が完結次第、一日一話投稿致します。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる