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一周年の吸血少女
条件付き全知
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そんな事を思いながら歩いていたら、すぐに世界樹の根元まで着いた。楽しい時間は過ぎるのが早いなぁ。
「ラウネいる?」
『ハク姉いらっしゃいなの。その子は誰なの?』
「フェンリルだよ。こっちはラウネだよ」
ラウネとフェンリルは、互いに頭を下げて挨拶をした。
「ラウネにお願いがあるんだけど、世界樹の根元に現れた泉に案内してくれない?」
『うんなの。でも、三つあるの』
「あれ? そうなの? まぁ、いいや。全部案内してくれる?」
『うんなの』
三つあるとなると、どれを飲めば良いのか分からない。なので、取り敢えず、全部飲む事にした。そもそも何で泉の水を飲まないといけないのだろうか。そんな疑問を覚えつつ、ラウネに付いていく。すると、一つ目の泉に着いた。溜まっている量は、そこまで多くない。何なら、レインの泉の方が大きい。
さすがに全部飲めとは言っていなかったと思うので、手で一杯掬って飲む。特に何も起こらない。
「次に行こう」
『うんなの』
そうして次の泉に連れて行ってもらう。次の泉の水は、さっきよりも多く溜まっていた。それも一杯だけ掬って飲む。すると、急に【熾天使翼】が広がった。
「何だろう……でも、飲んでみて分かった。この泉には神聖な力があるね」
『世界樹にここの力が広がっているみたいなの』
「だよね。ここの水を出しているのも世界樹っぽいから、循環させている感じかな」
『レインが管理してくれるの。だから、大丈夫だとは思うの』
「なら、安心だね。それじゃあ、最後の泉に案内してくれる?」
『うんなの!』
そうして最後の泉に着いた。この泉は二番目の泉と同じくらいの大きさだった。その泉の水を飲む。
「ん? んんっ……!?」
突然視界が暗転した。身体から感覚がなくなり、暗闇の中に残される。気絶状態になっているのだ。多分、すぐにラウネが気付くし、フェンリルもいるからどこに移動はしてくれるはず。あっ、フェンリルのこと、アカリ達に伝えてなかった。浮かれすぎていたかな。まぁ、レインかラウネが説明してくれるか。いや、フェンリルは喋られるから、フェンリル自身が説明出来るか。この気絶状態と睡眠状態の時が、このゲームの一番退屈な時間だ。
この時間でも唯一出来るスキル整理でもしておくかな。装備は弄れないけど、スキルの収得、進化、統合は出来る。それを利用して、装備スキルの切り替えをするみたいな事も出来るみたいだけど、下手すると装備が外れるだけになるので、あまりやる事はないかな。
────────────────────
ハク:【武芸千般Lv100】【二刀の極みLv100】【武闘術Lv100】【始祖の吸血鬼Lv100】【大地武装Lv100】【暴風武装Lv100】【氷結破砕Lv100】【黒腐侵蝕Lv100】【万能探知Lv100】【エネルギー吸収Lv31】【死神鎌Lv52】【魚群招来Lv25】【反転熱線Lv20】【鬼王Lv36】【黒鬼気Lv100】
控え:【聖剣Lv6】【鋏Lv100】【三叉槍Lv100】【金砕棒Lv5】【魔力弓Lv6】【矢生成Lv6】【鋼鉄牙Lv6】【鋼鉄爪Lv6】【氷結爪Lv100】【竜爪Lv100】【岩竜爪Lv100】【剛爪Lv100】【棘拳Lv100】【武闘気Lv100】【爆熱闘気Lv100】【硬化闘気Lv1】【敏捷闘気Lv100】【銃Lv100】【突撃銃Lv93】【散弾銃Lv85】【狙撃銃Lv6】【機関銃Lv6】【大砲Lv8】【電磁加速砲Lv6】
【魔導神Lv6】【溶岩魔法才能Lv5】【天候魔法才能Lv14】【大地魔法才能Lv15】【暴風魔法才能Lv13】【雷霆魔法才能Lv14】【闇魔法才能Lv58】【付加呪加才能Lv18】【状態異常才能Lv15】【死霊術Lv48】【死霊誘引Lv37】
【支配(火)Lv100】【無限火Lv100】【根源(水)】【完全支配(水)Lv21】【根源(風)】【根源(雷)】【支配(雷)Lv43】【無限雷Lv56】【支配(光)Lv27】【無限光Lv38】【支配(闇)Lv26】【無限闇Lv36】【吸血鋭牙Lv100】【根源(血)】【完全支配(血)Lv100】【根源(影)】【完全支配(影)Lv31】【植物操作Lv25】【支配(毒)Lv32】【無限毒Lv53】【操縛糸Lv95】【重力操作Lv100】【眷属創造Lv100】【物体操作Lv48】
【HPMP超強化Lv100】【物理超強化Lv100】【器用さ強化Lv100】【運強化Lv100】【神体能力強化Lv100】【五感超強化Lv100】【頑強顎門Lv100】【反発弾性強化Lv100】【骨格強化Lv100】【機動性強化Lv100】【ベクトル制御Lv27】【鷹の目Lv61】【神力(封)】
【毒耐性Lv100】【麻痺耐性Lv90】【呪い耐性Lv60】【沈黙耐性Lv100】【暗闇耐性Lv43】【怒り耐性Lv16】【眠り耐性Lv38】【混乱耐性Lv100】【魅了耐性Lv100】【出血耐性Lv6】【気絶耐性Lv38】
【夜霧の執行者Lv100】【雨隠れLv56】【明暗順応Lv100】【金剛不壊Lv23】【韋駄天走Lv100】【悪路走行Lv100】【天翔Lv38】【暴飲暴食Lv100】【悪食Lv100】【飢餓Lv36】【貯蔵Lv100】【心眼開放Lv100】【精神統一Lv100】【適応Lv100】【熔解Lv8】【溶岩遊泳Lv12】
【神炎Lv100】【氷炎Lv100】【土水息吹Lv100】【氷雷息吹Lv100】【岩炎息吹Lv100】【岩風息吹Lv100】【炎牙Lv100】【噴火Lv100】【熱血Lv100】【氷牙Lv100】【氷霧Lv5】【冷血Lv100】【風纏Lv1】【雷化Lv66】【狂戦士化Lv70】【激昂Lv8】【繭Lv35】【強靭絹糸Lv100】【魔力糸Lv100】【ドラミングLv24】【虫翅Lv8】【比翼Lv12】【鋼鉄翼Lv47】【魔力翼Lv100】【炎翼Lv100】【水氷翼Lv5】【浮遊Lv100】【粘体Lv100】【断熱体Lv100】【模倣Lv44】【幻影Lv100】【超再生Lv51】【超反応Lv100】【解錠Lv39】【暗闇の魔眼Lv100】【混乱の魔眼Lv100】【宝石創造Lv87】【鉱石創造Lv90】【水晶創造Lv86】【竜紋Lv56】【混沌Lv100】【悪夢Lv100】【絶望Lv100】【堕落Lv5】【断罪Lv5】
【竜王核Lv31】【竜王咆哮Lv28】【竜王息吹Lv100】【炎竜王息吹Lv12】【水竜王息吹Lv13】【竜王血Lv100】【竜王鎧Lv70】【炎竜鎧Lv54】【水神竜Lv100】【岩竜鎧Lv100】【竜王翼Lv31】【精霊体Lv100】【魔王Lv100】【色欲悪魔Lv100】【色欲の大罪Lv100】【嫉妬悪魔Lv100】【嫉妬の大罪Lv100】【悪魔王翼Lv71】【聖王Lv100】【熾天使Lv100】【熾天使翼Lv100】【魔聖融合Lv100】【属性結合Lv100】
【機織りLv36】【糸紡ぎLv37】
【水中戦闘術Lv71】【掘削Lv23】【竜騎Lv92】【農業Lv70】【テイマーLv100】【神族に愛されし者Lv25】【統帥Lv100】【総合言語学Lv26】【プリセット】【巨狼の怪物との契約】【海神のお守り】【炉の神の祝福】【伊邪那美の祝福】【木花咲弥姫の祝福】【北欧主神の祝福】
SP:245
────────────────────
【硬化闘気】:闘気を全身に張り巡らせて、防御力を上昇させる。
────────────────────
何か【硬化闘気】が収得出来るようになったから、一応取っておいた。それ以外は、取り敢えず、そのままにしておく。まだレベルを上げられるスキルも多いからだ。結局、特にこれといった事も出来ず、十分くらい経った。
それだけ経ってようやく意識が戻った。戻った時に最初に見えたのは、アカリの顔だった。ついでに、自室の天井が見えるから、ちゃんと運んでくれたらしい。目を覚ましたのと同時に、軽い頭痛の残りみたいなのを感じた。
「痛つつ……」
「大丈夫?」
「大丈夫。へ?」
頭痛はすぐに引いたけど、その直後にウィンドウが出てきた。
『知恵の泉を飲んだことにより、北欧主神オーディンとの経路を確立しました。スキル【北欧主神の全知】を収得します』
オーディンさんが泉の水を飲めと言ったのは、これを得させるためだったのかな。
────────────────────
【北欧主神の全知】:北欧主神オーディンとの念話を可能とする。また、使いのフギンとムニンの目印となる。控えでも効果を発揮する。
────────────────────
オーディンさんと念話するためだけのスキルみたい。使いのフギンとムニンというのもよく分からないので、結局よく分からないスキルを手に入れたって感じだ。
『ふむ。本当にミーミルの泉と同種のものだったか』
「うわっ!? びっくりした!」
「へ!? な、何が?」
急にオーディンさんの声が頭に響いてきて驚いたら、その反応でアカリも驚いていた。取り敢えず、アカリには手振りでちょっと待つように伝える。
『頭の中で話せば、こちらに聞こえる』
『こ、こんな感じですか?』
『そうだ。基本的に、こちらから繋げる事は少ないだろう。念話で伝えるのが難しければ、ムニンとフギンを送る。貴様に危険が訪れたならば、こちらで援護もしてやろう』
『その代わり、フェンリルの制御をしっかりとしろって事ですよね?』
『その通りだ。何か訊きたい事があれば、頭の中で念じろ』
オーディンさんが言うと、ブツッという音がした。多分、電話と同じで念話が切れた音なのだと思う。
態々こんな事をした理由が分かった。フェンリルが何かをした時に、即座に警告するためだ。その代わりに、オーディンさんの知識が使えるというのは大きいのかな。
「新しいスキルで、神様と念話で繋がれる事になった」
「えぇ……そのスキルを得る仮定で気絶しちゃったの?」
「みたいだね。知恵の泉を飲んだかららしいよ。オーディンって神様」
「北欧神話の主神だったっけ? 全知の神様だった気がする。あっ、だから、知恵の泉なんだね。というか、どんな繋がりがあれば、主神と友達になるの?」
「ふっふっふ。私がフェンリルの封印を解いたからだね! 念願のもふもふだよ!」
「うん。ラウネちゃんと一緒にハクちゃんを背負ってきたよ。ご丁寧に挨拶してくれたし、部屋の前で待ってるよ」
「そうなの? フェンリル」
私が呼び掛けると、部屋の扉が開いて、フェンリルが入ってきた。
「……えっ? どうやって開けたの?」
『前脚で開けられたが、別の方法が良かっただろうか』
「ううん。器用なんだね」
『大分鈍っているがな。それよりも大丈夫なのか。急に倒れたが』
「うん。オーディンさんと念話で繋がったってだけ」
『そうか。やはり迷惑を掛けたな』
「ううん。気にしないで。それよりも! まずはブラッシングだよ! いや、その前にお風呂に入ろう! 身体を洗ってさっぱりすれば、もっと良い毛並みになるはず!」
『あ、ああ……』
「ハクちゃん、これを装備してね」
私が大興奮でフェンリルの頭を撫でていると、アカリが何かをくれた。それは、ワンピースタイプの水着だった。露出が極端に抑えられるようになっている。フェンリルはオスみたいだから、こっちの水着を着ろって事かな。
私としては、フェンリルを男としてではなく、もふもふとして見ているので、特に気にしていなかったけど、アカリは気にするみたい。そこは気を付けないといけないかな。
フェンリルを連れてお風呂に行き、アカリがくれた水着に着替えて、フェンリルを洗っていく。身体を小さくしてくれているので、こっちも洗いやすい。
「これでよし! わぷっ!?」
フェンリルが身体を震わせて水を弾いてくるので、私の方がびっしょりになった。
『むっ、すまん』
「ううん。水気は大分取れたけど、乾燥はしないか。温風を出して乾かすね」
右手に【神炎】を出して、左手から風を出して温風に変える。これで、ドライヤーみたいな感じになるはず。
「熱くない?」
『ああ。そもそも我も炎を出す事が出来るからな。このくらいの熱さは問題ない』
「そうなんだ。炎を無効化出来る?」
『さすがに無理だ。ほぼ効かないと思えば良い』
「そっか。火炙りにしなくて良かったよ」
『貴様は、時折恐ろしい思考をするな』
「そうかな? よし! 乾いた! ど~ん!」
乾いてふわふわになったフェンリルに飛びつく。やっぱり、私の見立て通り。しっかりと手入れをすれば、玉藻ちゃんを越える毛並みを手に入れられる。後は丁寧にブラッシングするだけだ。
『……やはり変わっているな』
その呟きが何を指しているのか分からないけど、そこを追及するよりも、このもふもふを堪能する方が遙かに重要なので何も言わなかった。
「ラウネいる?」
『ハク姉いらっしゃいなの。その子は誰なの?』
「フェンリルだよ。こっちはラウネだよ」
ラウネとフェンリルは、互いに頭を下げて挨拶をした。
「ラウネにお願いがあるんだけど、世界樹の根元に現れた泉に案内してくれない?」
『うんなの。でも、三つあるの』
「あれ? そうなの? まぁ、いいや。全部案内してくれる?」
『うんなの』
三つあるとなると、どれを飲めば良いのか分からない。なので、取り敢えず、全部飲む事にした。そもそも何で泉の水を飲まないといけないのだろうか。そんな疑問を覚えつつ、ラウネに付いていく。すると、一つ目の泉に着いた。溜まっている量は、そこまで多くない。何なら、レインの泉の方が大きい。
さすがに全部飲めとは言っていなかったと思うので、手で一杯掬って飲む。特に何も起こらない。
「次に行こう」
『うんなの』
そうして次の泉に連れて行ってもらう。次の泉の水は、さっきよりも多く溜まっていた。それも一杯だけ掬って飲む。すると、急に【熾天使翼】が広がった。
「何だろう……でも、飲んでみて分かった。この泉には神聖な力があるね」
『世界樹にここの力が広がっているみたいなの』
「だよね。ここの水を出しているのも世界樹っぽいから、循環させている感じかな」
『レインが管理してくれるの。だから、大丈夫だとは思うの』
「なら、安心だね。それじゃあ、最後の泉に案内してくれる?」
『うんなの!』
そうして最後の泉に着いた。この泉は二番目の泉と同じくらいの大きさだった。その泉の水を飲む。
「ん? んんっ……!?」
突然視界が暗転した。身体から感覚がなくなり、暗闇の中に残される。気絶状態になっているのだ。多分、すぐにラウネが気付くし、フェンリルもいるからどこに移動はしてくれるはず。あっ、フェンリルのこと、アカリ達に伝えてなかった。浮かれすぎていたかな。まぁ、レインかラウネが説明してくれるか。いや、フェンリルは喋られるから、フェンリル自身が説明出来るか。この気絶状態と睡眠状態の時が、このゲームの一番退屈な時間だ。
この時間でも唯一出来るスキル整理でもしておくかな。装備は弄れないけど、スキルの収得、進化、統合は出来る。それを利用して、装備スキルの切り替えをするみたいな事も出来るみたいだけど、下手すると装備が外れるだけになるので、あまりやる事はないかな。
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ハク:【武芸千般Lv100】【二刀の極みLv100】【武闘術Lv100】【始祖の吸血鬼Lv100】【大地武装Lv100】【暴風武装Lv100】【氷結破砕Lv100】【黒腐侵蝕Lv100】【万能探知Lv100】【エネルギー吸収Lv31】【死神鎌Lv52】【魚群招来Lv25】【反転熱線Lv20】【鬼王Lv36】【黒鬼気Lv100】
控え:【聖剣Lv6】【鋏Lv100】【三叉槍Lv100】【金砕棒Lv5】【魔力弓Lv6】【矢生成Lv6】【鋼鉄牙Lv6】【鋼鉄爪Lv6】【氷結爪Lv100】【竜爪Lv100】【岩竜爪Lv100】【剛爪Lv100】【棘拳Lv100】【武闘気Lv100】【爆熱闘気Lv100】【硬化闘気Lv1】【敏捷闘気Lv100】【銃Lv100】【突撃銃Lv93】【散弾銃Lv85】【狙撃銃Lv6】【機関銃Lv6】【大砲Lv8】【電磁加速砲Lv6】
【魔導神Lv6】【溶岩魔法才能Lv5】【天候魔法才能Lv14】【大地魔法才能Lv15】【暴風魔法才能Lv13】【雷霆魔法才能Lv14】【闇魔法才能Lv58】【付加呪加才能Lv18】【状態異常才能Lv15】【死霊術Lv48】【死霊誘引Lv37】
【支配(火)Lv100】【無限火Lv100】【根源(水)】【完全支配(水)Lv21】【根源(風)】【根源(雷)】【支配(雷)Lv43】【無限雷Lv56】【支配(光)Lv27】【無限光Lv38】【支配(闇)Lv26】【無限闇Lv36】【吸血鋭牙Lv100】【根源(血)】【完全支配(血)Lv100】【根源(影)】【完全支配(影)Lv31】【植物操作Lv25】【支配(毒)Lv32】【無限毒Lv53】【操縛糸Lv95】【重力操作Lv100】【眷属創造Lv100】【物体操作Lv48】
【HPMP超強化Lv100】【物理超強化Lv100】【器用さ強化Lv100】【運強化Lv100】【神体能力強化Lv100】【五感超強化Lv100】【頑強顎門Lv100】【反発弾性強化Lv100】【骨格強化Lv100】【機動性強化Lv100】【ベクトル制御Lv27】【鷹の目Lv61】【神力(封)】
【毒耐性Lv100】【麻痺耐性Lv90】【呪い耐性Lv60】【沈黙耐性Lv100】【暗闇耐性Lv43】【怒り耐性Lv16】【眠り耐性Lv38】【混乱耐性Lv100】【魅了耐性Lv100】【出血耐性Lv6】【気絶耐性Lv38】
【夜霧の執行者Lv100】【雨隠れLv56】【明暗順応Lv100】【金剛不壊Lv23】【韋駄天走Lv100】【悪路走行Lv100】【天翔Lv38】【暴飲暴食Lv100】【悪食Lv100】【飢餓Lv36】【貯蔵Lv100】【心眼開放Lv100】【精神統一Lv100】【適応Lv100】【熔解Lv8】【溶岩遊泳Lv12】
【神炎Lv100】【氷炎Lv100】【土水息吹Lv100】【氷雷息吹Lv100】【岩炎息吹Lv100】【岩風息吹Lv100】【炎牙Lv100】【噴火Lv100】【熱血Lv100】【氷牙Lv100】【氷霧Lv5】【冷血Lv100】【風纏Lv1】【雷化Lv66】【狂戦士化Lv70】【激昂Lv8】【繭Lv35】【強靭絹糸Lv100】【魔力糸Lv100】【ドラミングLv24】【虫翅Lv8】【比翼Lv12】【鋼鉄翼Lv47】【魔力翼Lv100】【炎翼Lv100】【水氷翼Lv5】【浮遊Lv100】【粘体Lv100】【断熱体Lv100】【模倣Lv44】【幻影Lv100】【超再生Lv51】【超反応Lv100】【解錠Lv39】【暗闇の魔眼Lv100】【混乱の魔眼Lv100】【宝石創造Lv87】【鉱石創造Lv90】【水晶創造Lv86】【竜紋Lv56】【混沌Lv100】【悪夢Lv100】【絶望Lv100】【堕落Lv5】【断罪Lv5】
【竜王核Lv31】【竜王咆哮Lv28】【竜王息吹Lv100】【炎竜王息吹Lv12】【水竜王息吹Lv13】【竜王血Lv100】【竜王鎧Lv70】【炎竜鎧Lv54】【水神竜Lv100】【岩竜鎧Lv100】【竜王翼Lv31】【精霊体Lv100】【魔王Lv100】【色欲悪魔Lv100】【色欲の大罪Lv100】【嫉妬悪魔Lv100】【嫉妬の大罪Lv100】【悪魔王翼Lv71】【聖王Lv100】【熾天使Lv100】【熾天使翼Lv100】【魔聖融合Lv100】【属性結合Lv100】
【機織りLv36】【糸紡ぎLv37】
【水中戦闘術Lv71】【掘削Lv23】【竜騎Lv92】【農業Lv70】【テイマーLv100】【神族に愛されし者Lv25】【統帥Lv100】【総合言語学Lv26】【プリセット】【巨狼の怪物との契約】【海神のお守り】【炉の神の祝福】【伊邪那美の祝福】【木花咲弥姫の祝福】【北欧主神の祝福】
SP:245
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【硬化闘気】:闘気を全身に張り巡らせて、防御力を上昇させる。
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何か【硬化闘気】が収得出来るようになったから、一応取っておいた。それ以外は、取り敢えず、そのままにしておく。まだレベルを上げられるスキルも多いからだ。結局、特にこれといった事も出来ず、十分くらい経った。
それだけ経ってようやく意識が戻った。戻った時に最初に見えたのは、アカリの顔だった。ついでに、自室の天井が見えるから、ちゃんと運んでくれたらしい。目を覚ましたのと同時に、軽い頭痛の残りみたいなのを感じた。
「痛つつ……」
「大丈夫?」
「大丈夫。へ?」
頭痛はすぐに引いたけど、その直後にウィンドウが出てきた。
『知恵の泉を飲んだことにより、北欧主神オーディンとの経路を確立しました。スキル【北欧主神の全知】を収得します』
オーディンさんが泉の水を飲めと言ったのは、これを得させるためだったのかな。
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【北欧主神の全知】:北欧主神オーディンとの念話を可能とする。また、使いのフギンとムニンの目印となる。控えでも効果を発揮する。
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オーディンさんと念話するためだけのスキルみたい。使いのフギンとムニンというのもよく分からないので、結局よく分からないスキルを手に入れたって感じだ。
『ふむ。本当にミーミルの泉と同種のものだったか』
「うわっ!? びっくりした!」
「へ!? な、何が?」
急にオーディンさんの声が頭に響いてきて驚いたら、その反応でアカリも驚いていた。取り敢えず、アカリには手振りでちょっと待つように伝える。
『頭の中で話せば、こちらに聞こえる』
『こ、こんな感じですか?』
『そうだ。基本的に、こちらから繋げる事は少ないだろう。念話で伝えるのが難しければ、ムニンとフギンを送る。貴様に危険が訪れたならば、こちらで援護もしてやろう』
『その代わり、フェンリルの制御をしっかりとしろって事ですよね?』
『その通りだ。何か訊きたい事があれば、頭の中で念じろ』
オーディンさんが言うと、ブツッという音がした。多分、電話と同じで念話が切れた音なのだと思う。
態々こんな事をした理由が分かった。フェンリルが何かをした時に、即座に警告するためだ。その代わりに、オーディンさんの知識が使えるというのは大きいのかな。
「新しいスキルで、神様と念話で繋がれる事になった」
「えぇ……そのスキルを得る仮定で気絶しちゃったの?」
「みたいだね。知恵の泉を飲んだかららしいよ。オーディンって神様」
「北欧神話の主神だったっけ? 全知の神様だった気がする。あっ、だから、知恵の泉なんだね。というか、どんな繋がりがあれば、主神と友達になるの?」
「ふっふっふ。私がフェンリルの封印を解いたからだね! 念願のもふもふだよ!」
「うん。ラウネちゃんと一緒にハクちゃんを背負ってきたよ。ご丁寧に挨拶してくれたし、部屋の前で待ってるよ」
「そうなの? フェンリル」
私が呼び掛けると、部屋の扉が開いて、フェンリルが入ってきた。
「……えっ? どうやって開けたの?」
『前脚で開けられたが、別の方法が良かっただろうか』
「ううん。器用なんだね」
『大分鈍っているがな。それよりも大丈夫なのか。急に倒れたが』
「うん。オーディンさんと念話で繋がったってだけ」
『そうか。やはり迷惑を掛けたな』
「ううん。気にしないで。それよりも! まずはブラッシングだよ! いや、その前にお風呂に入ろう! 身体を洗ってさっぱりすれば、もっと良い毛並みになるはず!」
『あ、ああ……』
「ハクちゃん、これを装備してね」
私が大興奮でフェンリルの頭を撫でていると、アカリが何かをくれた。それは、ワンピースタイプの水着だった。露出が極端に抑えられるようになっている。フェンリルはオスみたいだから、こっちの水着を着ろって事かな。
私としては、フェンリルを男としてではなく、もふもふとして見ているので、特に気にしていなかったけど、アカリは気にするみたい。そこは気を付けないといけないかな。
フェンリルを連れてお風呂に行き、アカリがくれた水着に着替えて、フェンリルを洗っていく。身体を小さくしてくれているので、こっちも洗いやすい。
「これでよし! わぷっ!?」
フェンリルが身体を震わせて水を弾いてくるので、私の方がびっしょりになった。
『むっ、すまん』
「ううん。水気は大分取れたけど、乾燥はしないか。温風を出して乾かすね」
右手に【神炎】を出して、左手から風を出して温風に変える。これで、ドライヤーみたいな感じになるはず。
「熱くない?」
『ああ。そもそも我も炎を出す事が出来るからな。このくらいの熱さは問題ない』
「そうなんだ。炎を無効化出来る?」
『さすがに無理だ。ほぼ効かないと思えば良い』
「そっか。火炙りにしなくて良かったよ」
『貴様は、時折恐ろしい思考をするな』
「そうかな? よし! 乾いた! ど~ん!」
乾いてふわふわになったフェンリルに飛びつく。やっぱり、私の見立て通り。しっかりと手入れをすれば、玉藻ちゃんを越える毛並みを手に入れられる。後は丁寧にブラッシングするだけだ。
『……やはり変わっているな』
その呟きが何を指しているのか分からないけど、そこを追及するよりも、このもふもふを堪能する方が遙かに重要なので何も言わなかった。
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