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一周年の吸血少女
郵便配達
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サクヤさんの返信は、イザナミさんよりも早く書き終わった。イザナミさんは、何と書いたらいいのか迷いながらだったけど、サクヤさんはイザナミさんの手紙という返信する上での重要な要素を持っているので、前提条件が違う。
多分、イザナミさんのサクヤさんへの返信も前より早く書けると思う。
「あっ、それとこれも持っていってください」
そう言ってサクヤさんから渡されたのは、桜の枝だった。サクヤさんを象徴するようなものだから、イザナミさんに届けたいのかな。
「それにしても、イザナミ様は、お話に聞いていたよりも硬い方ではないようですね」
「そうですか?」
結構堅苦しい喋り方をしている話し方をしていたような気がする。いや、時々口調が変わっていた事があったかも。サクヤさんの手紙に書いている言葉が、少し砕けているものなら、時々見せていた部分が素って事なのかな。
「はい。久しぶりの客人でしっかりと威厳を保てているか心配になっているそうです」
「威厳自体はあったと思いますよ。怖いとかは思いませんでしたけど」
「その方が良いかもしれませんね。必要以上に恐れられるよりも接しやすいでしょうから。イザナミ様も同様に考えられていると思います。威厳は保ちたいですが、恐れられたいとは思っていないでしょうから」
「う~ん……どうにかして、素を引き出せたら嬉しいんですけど……」
「それなら時間の問題だと思いますよ」
ニコニコとしながらサクヤさんがそう言うので、本当に時間の問題な気がしてくる。何も根拠はないけど。
「それじゃあ、私はここで失礼しますね。この返信も届けたいので」
「はい。本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします」
「お任せ下さい」
サクヤさんは輝かんばかりの笑顔に見送られて、黄泉比良坂に戻る。普通に帰ってきたからか、シコメさんがあわあわと大慌てだった。私が帰されてきたと思ったのかな。
「ちゃんとサクヤさんからの返信を受け取ってますよ」
そう言うと、シコメさんはホッと安堵していた。シコメさんに案内されて、イザナミさんの元に戻る。
「もう戻ったのか」
「はい。サクヤさんも嬉しそうにしていましたよ。これが返信です。それと、サクヤさんからの贈り物です」
イザナミさんに手紙と桜の枝を渡す。桜の枝を受け取ったイザナミさんは、慈しむように桜の枝を見た後、シコメさんに渡した。シコメさんは、丁寧に受け取って、花瓶に挿して部屋に飾った。その間に、イザナミさんはサクヤさんからの手紙を読んでいた。サクヤさんと同じように二回くらい読み直してから、私の方を見る。そして、手紙と私を交互に三回程見ていた。サクヤさんが、私について何か書いたのかな。もしかしたら、時間の問題と言っていたのは、手紙にしたためたからって事なのかな。
少し難しそうな表情をした後、小さく息を吐いた。
「贈り物も含めて、サクヤとの仲介をしてくれてありがとう。おかげで、つまらない黄泉の暮らしに楽しみが出来た。サクヤの文にも書いてあったけれど、こっちに寄ったついでに届けるで構わないから」
「あ、はい」
さっきまでの硬い口調じゃなくて、少し柔らかくなっているので、思わず笑ってしまう。それを見て、イザナミさんが眉を寄せた。
「何が面白い?」
「いえ、サクヤさんの言うとおりだったなと思っただけです」
「全く……取り敢えず、この返信はよく考えてから書くから今日はもう帰って良い」
「あ、はい。失礼します。あ、そうだ。今度、食べたい料理とかってありますか? 持ってくるときの参考にしたいんですが」
「外の料理なら何でも良い」
「分かりました」
イザナミさんと別れて、私はギルドエリアへと戻った。そして、フレ姉にテイムモンスターの卵についてのメッセージを送る。すると、通話の形で返ってきた。
『テイムモンスターの卵を見つけたのか?』
「ううん。ニクスの卵はあるけど、食料素材扱いだから違うでしょ?」
『ああ、それとは違うものだ。ただ、見つかったという情報は一つのみだな。それもまだ孵っていねぇらしいがな』
「どこで見つかったの?」
『エリアに落ちていたらしいが、他のプレイヤーがそこを調べても見つかってねぇみてぇだな。私も見に行ったが、それらしきものは見つかなかった』
「そうなんだ。じゃあ、情報そのものが嘘の可能性も?」
『あるだろうな。ハクは、何からその情報を得たんだ?』
「スキル」
私の答えを聞いて、フレ姉が黙り込む。何か考えているみたい。
『スキルに明記されていた。それで間違いねぇな?』
「うん」
『なら、実在していたと考えた方が良いだろうな。そもそもテイムモンスターの卵という名称が気になる。普通だったら、特定のモンスターの名前が出るだろう?』
「確かに……」
フレ姉の話を聞く限りでは、掲示板に書かれていたのもテイムモンスターの卵となっていたはず。スキルだけなら、全部総じてという風に考える事も出来たけど、その二つが一致してしまえば、最初からそういうアイテムなのだと考えられる。
『つまり、ランダム要素のあるものなんだろう。だから、テイムモンスターが多いハクのところでも見つかってねぇ。親が決まってんなら、出て来るモンスターも自ずと決まるもんだからな。手に入る場所は、エリア内の特別な場所……あるいは、何かしらのクエスト報酬ってのも考えられる。まぁ、私よりもハクの方が見つけられんだろ。このゲームだったら、ハクの方が嗅ぎつけるのが上手ぇんだからな』
今のところ、それらしいアイテムを見つけていないけど、私だって全ての場所を隈無く探せているわけじゃない。どこかしらの隠れ里を見逃している可能性はあるし、本当に細かい部分に隠されているとしたら、見逃している事も十分あり得る。残りの可能性のクエストだけど、特殊なクエスト以外を、あまり受けていないから全く分からない。アイテム探しに集中しすぎているからかな。そういうのは見逃しがちだ。
まぁ、それはさておき、一つ不本意な言葉があった。
「人を犬みたいに……あっ、そういえば、フェンリルって見つかった?」
私よりも戦いに明け暮れるフレ姉なら、遭遇している事もあるだろうと思い訊いてみた。
『あ? フェンリル? 見てねぇな。てか、ハクの方が攻略してあるエリアの数は上だろ。どこまで終わらせたんだ?』
「マッピングとか面で言ったら、北以外は終わってるよ。次から北に行くつもり」
『ほれ見ろ。環境無視して動ける分、私達よりも探索スピードは早ぇんだ。フェンリルを見つけるとしたら、自分の可能性が高ぇと思っとけ。それと、いつでもテイム出来るように素材は持っておけよ』
「素材って?」
『……そういや、普通にテイムした経験は?』
「アカリがシルクとミルクをテイムした時に見ただけだから、自分ではないよ」
『全く……取り敢えず、狼系のモンスターになる可能性は高ぇから、肉でも用意しておけ。だが、フェンリルだからな……特殊なテイム方法の可能性も高ぇか。まぁ、備えあれば憂い無しだ。準備だけは欠かさずにな』
確かに、普段のアイテム欄だと生肉系の素材はないし、そういうのを入れておいた方がいいのかな。フレ姉の言う通り、狼なら肉だろうし、竜の肉でも入れておこう。後は、適当な骨もあって良いかな。
「うん。じゃあ、教えてくれてありがとう」
『おう。そろそろログアウトしろよ。夕飯だろ』
「そうだね。またね」
『ああ、またな』
今日はバイトがお昼過ぎまであった関係で、そこまで長くログイン出来なかったけど、実りのある時間だった。
多分、イザナミさんのサクヤさんへの返信も前より早く書けると思う。
「あっ、それとこれも持っていってください」
そう言ってサクヤさんから渡されたのは、桜の枝だった。サクヤさんを象徴するようなものだから、イザナミさんに届けたいのかな。
「それにしても、イザナミ様は、お話に聞いていたよりも硬い方ではないようですね」
「そうですか?」
結構堅苦しい喋り方をしている話し方をしていたような気がする。いや、時々口調が変わっていた事があったかも。サクヤさんの手紙に書いている言葉が、少し砕けているものなら、時々見せていた部分が素って事なのかな。
「はい。久しぶりの客人でしっかりと威厳を保てているか心配になっているそうです」
「威厳自体はあったと思いますよ。怖いとかは思いませんでしたけど」
「その方が良いかもしれませんね。必要以上に恐れられるよりも接しやすいでしょうから。イザナミ様も同様に考えられていると思います。威厳は保ちたいですが、恐れられたいとは思っていないでしょうから」
「う~ん……どうにかして、素を引き出せたら嬉しいんですけど……」
「それなら時間の問題だと思いますよ」
ニコニコとしながらサクヤさんがそう言うので、本当に時間の問題な気がしてくる。何も根拠はないけど。
「それじゃあ、私はここで失礼しますね。この返信も届けたいので」
「はい。本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします」
「お任せ下さい」
サクヤさんは輝かんばかりの笑顔に見送られて、黄泉比良坂に戻る。普通に帰ってきたからか、シコメさんがあわあわと大慌てだった。私が帰されてきたと思ったのかな。
「ちゃんとサクヤさんからの返信を受け取ってますよ」
そう言うと、シコメさんはホッと安堵していた。シコメさんに案内されて、イザナミさんの元に戻る。
「もう戻ったのか」
「はい。サクヤさんも嬉しそうにしていましたよ。これが返信です。それと、サクヤさんからの贈り物です」
イザナミさんに手紙と桜の枝を渡す。桜の枝を受け取ったイザナミさんは、慈しむように桜の枝を見た後、シコメさんに渡した。シコメさんは、丁寧に受け取って、花瓶に挿して部屋に飾った。その間に、イザナミさんはサクヤさんからの手紙を読んでいた。サクヤさんと同じように二回くらい読み直してから、私の方を見る。そして、手紙と私を交互に三回程見ていた。サクヤさんが、私について何か書いたのかな。もしかしたら、時間の問題と言っていたのは、手紙にしたためたからって事なのかな。
少し難しそうな表情をした後、小さく息を吐いた。
「贈り物も含めて、サクヤとの仲介をしてくれてありがとう。おかげで、つまらない黄泉の暮らしに楽しみが出来た。サクヤの文にも書いてあったけれど、こっちに寄ったついでに届けるで構わないから」
「あ、はい」
さっきまでの硬い口調じゃなくて、少し柔らかくなっているので、思わず笑ってしまう。それを見て、イザナミさんが眉を寄せた。
「何が面白い?」
「いえ、サクヤさんの言うとおりだったなと思っただけです」
「全く……取り敢えず、この返信はよく考えてから書くから今日はもう帰って良い」
「あ、はい。失礼します。あ、そうだ。今度、食べたい料理とかってありますか? 持ってくるときの参考にしたいんですが」
「外の料理なら何でも良い」
「分かりました」
イザナミさんと別れて、私はギルドエリアへと戻った。そして、フレ姉にテイムモンスターの卵についてのメッセージを送る。すると、通話の形で返ってきた。
『テイムモンスターの卵を見つけたのか?』
「ううん。ニクスの卵はあるけど、食料素材扱いだから違うでしょ?」
『ああ、それとは違うものだ。ただ、見つかったという情報は一つのみだな。それもまだ孵っていねぇらしいがな』
「どこで見つかったの?」
『エリアに落ちていたらしいが、他のプレイヤーがそこを調べても見つかってねぇみてぇだな。私も見に行ったが、それらしきものは見つかなかった』
「そうなんだ。じゃあ、情報そのものが嘘の可能性も?」
『あるだろうな。ハクは、何からその情報を得たんだ?』
「スキル」
私の答えを聞いて、フレ姉が黙り込む。何か考えているみたい。
『スキルに明記されていた。それで間違いねぇな?』
「うん」
『なら、実在していたと考えた方が良いだろうな。そもそもテイムモンスターの卵という名称が気になる。普通だったら、特定のモンスターの名前が出るだろう?』
「確かに……」
フレ姉の話を聞く限りでは、掲示板に書かれていたのもテイムモンスターの卵となっていたはず。スキルだけなら、全部総じてという風に考える事も出来たけど、その二つが一致してしまえば、最初からそういうアイテムなのだと考えられる。
『つまり、ランダム要素のあるものなんだろう。だから、テイムモンスターが多いハクのところでも見つかってねぇ。親が決まってんなら、出て来るモンスターも自ずと決まるもんだからな。手に入る場所は、エリア内の特別な場所……あるいは、何かしらのクエスト報酬ってのも考えられる。まぁ、私よりもハクの方が見つけられんだろ。このゲームだったら、ハクの方が嗅ぎつけるのが上手ぇんだからな』
今のところ、それらしいアイテムを見つけていないけど、私だって全ての場所を隈無く探せているわけじゃない。どこかしらの隠れ里を見逃している可能性はあるし、本当に細かい部分に隠されているとしたら、見逃している事も十分あり得る。残りの可能性のクエストだけど、特殊なクエスト以外を、あまり受けていないから全く分からない。アイテム探しに集中しすぎているからかな。そういうのは見逃しがちだ。
まぁ、それはさておき、一つ不本意な言葉があった。
「人を犬みたいに……あっ、そういえば、フェンリルって見つかった?」
私よりも戦いに明け暮れるフレ姉なら、遭遇している事もあるだろうと思い訊いてみた。
『あ? フェンリル? 見てねぇな。てか、ハクの方が攻略してあるエリアの数は上だろ。どこまで終わらせたんだ?』
「マッピングとか面で言ったら、北以外は終わってるよ。次から北に行くつもり」
『ほれ見ろ。環境無視して動ける分、私達よりも探索スピードは早ぇんだ。フェンリルを見つけるとしたら、自分の可能性が高ぇと思っとけ。それと、いつでもテイム出来るように素材は持っておけよ』
「素材って?」
『……そういや、普通にテイムした経験は?』
「アカリがシルクとミルクをテイムした時に見ただけだから、自分ではないよ」
『全く……取り敢えず、狼系のモンスターになる可能性は高ぇから、肉でも用意しておけ。だが、フェンリルだからな……特殊なテイム方法の可能性も高ぇか。まぁ、備えあれば憂い無しだ。準備だけは欠かさずにな』
確かに、普段のアイテム欄だと生肉系の素材はないし、そういうのを入れておいた方がいいのかな。フレ姉の言う通り、狼なら肉だろうし、竜の肉でも入れておこう。後は、適当な骨もあって良いかな。
「うん。じゃあ、教えてくれてありがとう」
『おう。そろそろログアウトしろよ。夕飯だろ』
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今日はバイトがお昼過ぎまであった関係で、そこまで長くログイン出来なかったけど、実りのある時間だった。
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