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一周年の吸血少女

光の誕生日

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 翌日も廃都市エリアの探索を続ける。そこでもう一つのUSBメモリを見つけた。これで計六つのUSBメモリを手に入れた。その日はそれでログアウトした。そして平日の間に軽くレベル上げをしておく。

────────────────────

ハク:【武芸千般Lv100】【二刀の極みLv100】【武闘術Lv100】【始祖の吸血鬼Lv100】【大地武装Lv100】【暴風武装Lv100】【雷電武装Lv100】【光明武装Lv100】【暗黒武装Lv100】【加重闘法Lv100】【万能探知Lv96】【蒼天Lv100】【天聖Lv100】【邪鬼Lv81】【鬼Lv100】

控え:【聖剣Lv1】【鋏Lv62】【三叉槍Lv65】【氷結爪Lv41】【竜爪Lv61】【岩竜爪Lv50】【剛爪Lv68】【棘拳Lv60】【武闘気Lv100】【爆熱闘気Lv100】【敏捷闘気Lv100】【銃Lv21】【突撃銃Lv22】【散弾銃Lv18】【機関銃Lv1】【大砲Lv3】
【魔導王Lv19】【溶岩魔法才能Lv3】【天候魔法才能Lv12】【大地魔法才能Lv13】【暴風魔法才能Lv11】【雷霆魔法才能Lv12】【闇魔法才能Lv51】【付加呪加才能Lv15】【状態異常才能Lv13】【死霊術Lv43】【死霊誘引Lv31】
【支配(火)Lv100】【無限火Lv100】【支配(水)Lv100】【無限水Lv100】【吸血鋭牙Lv80】【根源(血)】【完全支配(血)Lv100】【支配(影)Lv68】【無限影Lv78】【植物操作Lv13】【操縛糸Lv30】【重力操作Lv100】【眷属創造Lv100】
【HPMP超強化Lv100】【物理超強化Lv100】【魔法超強化Lv28】【器用さ強化Lv100】【運強化Lv100】【神体能力強化Lv100】【五感超強化Lv88】【頑強顎門Lv100】【反発弾性強化Lv71】【骨格強化Lv100】【機動性強化Lv100】【神力(封)】
【毒耐性Lv100】【麻痺耐性Lv54】【呪い耐性Lv31】【沈黙耐性Lv66】【暗闇耐性Lv1】【怒り耐性Lv11】【眠り耐性Lv1】【混乱耐性Lv70】【魅了耐性Lv95】【出血耐性Lv1】【気絶耐性Lv11】
【夜霧の執行者Lv100】【堅牢堅固Lv100】【茨鎧Lv66】【腐食鎧Lv69】【雨隠れLv51】【明暗順応Lv100】【回転Lv100】【遠心力Lv100】【韋駄天走Lv100】【悪路走行Lv100】【跳躍Lv78】【飛翔Lv100】【慣性制御Lv100】【暴飲暴食Lv100】【悪食Lv100】【貯蔵Lv100】【心眼開放Lv100】【精神統一Lv38】【適応Lv100】
【神炎Lv100】【氷炎Lv60】【水氷息吹Lv55】【土水息吹Lv57】【氷雷息吹Lv100】【岩炎息吹Lv55】【岩風息吹Lv95】【蒼炎息吹Lv100】【炎牙Lv80】【噴火Lv45】【熱血Lv91】【氷牙Lv41】【水流レーザーLv55】【氷結破砕Lv55】【冷血Lv96】【蓄放電Lv71】【電光石火Lv100】【疾風迅雷Lv100】【雷脚Lv100】【猛毒牙Lv100】【猛毒鎧Lv80】【猛毒触手Lv64】【猛毒墨Lv65】【猛毒生成Lv100】【猛毒血Lv100】【麻痺毒牙Lv48】【麻痺血Lv100】【奪声牙Lv48】【呪毒牙Lv48】【奪明牙Lv48】【狂戦士化Lv58】【発狂Lv20】【猪突猛進Lv100】【繭Lv28】【強靭絹糸Lv81】【魔力糸Lv78】【ドラミングLv18】【超圧縮Lv100】【念力Lv65】【射出Lv100】【虫翅Lv2】【白翼Lv100】【黒翼Lv38】【鋼鉄翼Lv20】【魔力翼Lv68】【炎翼Lv43】【浮遊Lv100】【珊瑚砲Lv70】【黒腐侵蝕Lv50】【粘体Lv78】【断熱体Lv80】【模倣Lv39】【感染Lv55】【死神鎌Lv20】【幻影Lv25】【再生Lv87】【超反応Lv100】【解錠Lv34】【暗闇の魔眼Lv90】【混乱の魔眼Lv55】【宝石創造Lv35】【鉱石創造Lv35】【水晶創造Lv35】【竜紋Lv31】【混沌Lv18】【悪夢Lv17】【絶望Lv16】【エネルギー吸収Lv1】
【鬼気Lv100】【黒鬼気Lv100】【竜王息吹Lv100】【竜王血Lv100】【竜王鎧Lv15】【炎竜鎧Lv1】【水神竜Lv35】【岩竜鎧Lv60】【竜翼Lv100】【精霊体Lv100】【魔王Lv100】【色欲悪魔Lv56】【色欲の大罪Lv66】【嫉妬悪魔Lv48】【嫉妬の大罪Lv50】【悪魔王翼Lv35】【聖王Lv100】【熾天使Lv100】【熾天使翼Lv100】【魔聖融合Lv100】【属性結合Lv100】
【機織りLv31】【糸紡ぎLv32】
【水中戦闘術Lv51】【掘削Lv18】【竜騎Lv71】【農家Lv100】【果樹Lv100】【稲作Lv100】【畑作Lv100】【花卉Lv100】【茸栽培Lv100】【畜産Lv100】【解体Lv100】【酪農Lv100】【羊飼いLv100】【養鶏Lv100】【養豚Lv100】【養蜂Lv77】【木こりLv68】【テイマーLv48】【精霊に愛されし者Lv68】【神獣使いLv61】【統帥Lv58】【言語学Lv100】【古代言語学Lv100】【現代言語学Lv100】【プリセット】【海神のお守り】
SP:-337

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 次のイベントまでにマイナスを無くす事は無理そうかな。まぁ、そこは気にせずに頑張る事にする。
 次の土曜日も同じように探索をしてようやく廃都市エリアのビル群を全て探索し終えた。次は地下空間の探索だけど、日曜日は光とのデートなので、また来週の日曜日だ。土曜日はイベントだしね。
 そうして、光とのデートの日がやってきた。待ち合わせ時間の三十分くらい前に着くように駅に向かったのだけど、光は既に待っていた。

「お待たせ」
「ううん。私もさっき来たところ」
「早すぎない?」
「でも、この時間に白ちゃんも来てるじゃん。なら、早く来て正解でしょ?」
「う~ん……まぁ、そっか。それじゃあ行こう」
「うん!」

 光と手を繋いで電車に乗る。そうして、向かった先は動物園だ。今日は、この動物園と美術館を回る予定だ。二ヶ所だけど、二つが近い場所にあるので、そういう事も出来る。

「白ちゃん! パンダだよ!」
「本当だ。タイミングが合って良かった。そういえば、パンダって好きだったっけ?」
「う~ん……特別好きって訳でもないかな。でも、可愛いでしょ?」
「まぁ、そうだね。私は犬系の方が好きだけど」
「本当に無類のフェンリル好きだよね」
「フェンリルっていうかもふもふしてるのが好きなだけだよ。現実世界もあんなもふもふがあればなぁ……」
「羊は?」

 確かに羊はもふもふしている。人工的なもふもふは羊毛が生み出してくれていたりするから、確かに羊も対象は含まれるとは思う。ただ、あのもふもふは個人的には違うという感じがしてしまう。

「違うね。何だろう? 何て言えば良いのかな? もふもふって言っても人形的なもふもふを求めてるんじゃなくて、サラサラとした毛に身体を包み込んで欲しいって感じ」
「ああ、だから、玉藻ちゃんの尻尾とかにメロメロなのね」
「そういう事。現実だと犬の毛並みが好みに近いんだよね」
「でも、白ちゃんは犬とか飼わないよね?」
「うん。ゲーマーだから、構ってあげられないかもじゃん? 特にVRゲームをやってると、現実での出来事なんて分からないわけだし。私としては無責任になっちゃうかなって」
「そうなんだ。それは初めて聞いたかも」
「まぁ、話題ならなかったしね。ほら、次は熊だって」
「おぉ……大っきいね」
「そりゃ熊だしね。こうして遠目に見る分には可愛いって思えるけど、実際に遭遇したら絶望だよね」
「まぁ、動物なんてそんなものでしょ。昔は野良犬もいたくらいだしね。今じゃ、滅多に見る事はないけど」
「狂犬病とかが怖かったみたいだね」
「らしいね」

 そんな風な動物トークをしながら、動物園を見て回った。色々な動物がいるので、その説明を見るのも楽しい。
 その後は、近くにある美術館へと移動する。こっちでは、動物園よりも騒げないので、本当に小さな声で会話する。

「う~ん……全然分からない。芸術って難しいね」
「芸術だしね。そんな難しく考えなくてもいいと思うけど。色が綺麗とかからで良いんじゃない?」
「う~ん。そうだね。もうちょっと気軽に考えてみる」

 そんな風に話ながら、美術館を見て回った後、外に出る事には十五時くらいになっていた。結構遅めのお昼ご飯を食べていると、光から「せっかくだから、博物館にも行ってみようよ」と提案されて、了承した。ちょっと興味もあったし。

「うわっ……でっかい骨だね」
「まぁ、鯨だしね。さっき恐竜も見たけど、こっちも恐竜なんじゃないかって思っちゃうね」
「でも、凶暴そうなのは、断然恐竜だよね」
「あの牙とか角を見ちゃうとね。海にもイッカクとかサメとか怖いのはいるけど」
「確かに……」

 骨から得られる情報や剥製という普段は見られないものを見られるのは結構楽しい。生きた動物を見る動物園とは違う魅力がある。
 博物館も楽しんだ私達は、電車に乗って地元に帰ってくる。そして、光を家の前まで送る。そこで光の事を呼び止めた。

「光。左手を出して」
「え、うん」

 私に向かって差し出してくれた左手の薬指に事前に買っておいた指輪を填める。私の誕生日でくれた指輪のお返しだ。光がくれた指輪を似ているけど、光が好きそうなデザインにしている。恋人ならペアリングの方が良いのかもしれないけど、互いに相手のことを想って渡しているものだから、あまり気にならない。

「わぁ……ありがとう! 白ちゃん!」
「ううん。誕生日おめでとう。好きだよ」
「私も!」

 今日は光の方からキスをしてくれた。光の腰に手を回して抱きしめる。一分くらい愛を確かめ合ってから、今日は解散となった。さすがに、親もいる光の家に泊まるのは駄目だからね。私が抑えられる訳ないし。
 そうして帰り道を歩いている時に、一つ思い出した事があった。

「あっ……今日ってバレンタインじゃん……あぁ~、一つ失敗した……」

 せっかくの恋人イベントの一つを見逃してしまった。誕生日と被っているからか、誕生日の方に意識が向きすぎて、バレンタインという意識が抜けていた。

「これからは、もっとスケジュールを確認しないとかなぁ。今からチョコを作るのは無理だし、ちょっと考えないと」

 そんな反省をしつつ、帰路を歩く私は、少し上機嫌だった。バレンタインを忘れていたのは痛いけど、ちゃんと誕生日プレゼントを渡せて、光も喜んでくれたからだった。
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