356 / 476
世界を楽しむ吸血少女
いつも通りの滑り出し
しおりを挟む
開始の合図と共に、【雷脚】を発動しつつ走る。【韋駄天走】もあって、かなりの速度で走る事が出来る。そして近くに【万能探知】で熱源を見つけた。人型の熱源なので、プレイヤーである事は間違いない。
人斬りを取り出して、血を吸わせる。正面に杖を持った男性プレイヤーが歩いていた。向こうもこっちに気付いたようで、私に向かって杖を向けてくる。
「【極光穿孔】!」
太い光線が私に向かってくる。出が早く魔法の速度も速い光明魔法を使ったのだと思う。それを無視して突っ込む。【極光穿孔】が直撃した事もあって、相手がにやりと笑う。でも、次の瞬間に驚愕の表情になった。
なぜなら、魔法の直撃を受けて無傷な私が背後に移動していたからだ。【極光穿孔】の直撃を受けた直後に、【電光石火】と【慣性制御】で背後に回っていた。そして、その首を人斬りで刎ねる。人斬りの効果によって、一撃で倒せる。
「ふぅ……【熾天使】の効果がよく分かるなぁ」
【熾天使】の完全な耐性によって、光明魔法を完全に無効化出来た。実際に受けた事はなかったので、これで改めて【熾天使】の壊れ度がよく分かった。
そのまま【雷脚】で走り続けて、遭遇するプレイヤーを倒し続ける。【電光石火】と【慣性制御】の組み合わせに、人斬りの【致命斬首】が加わって、簡単に敵を倒せる。一人だから、自由に動き回れるので、危険を顧みずに行動できる。一番面倒くさいのが首元を守っているタンクだったけど、そっちは影を使って身体を鎧の内側から縛り、鎧の隙間に人斬りを突き刺して内側から血液で攻撃して倒した。人斬りを経由すれば、血液に人に対する特効を付与出来るので、【致命斬首】の一撃必殺程の強さにはならなくても、一気に大ダメージを与えて倒す事が出来る。
やっぱりプレイヤー相手なら人斬りは最強の武器になる。これでも封印されている状態だというのだから、完全に使いこなせるようになったらどうなってしまうのか。
人斬りの有り難みを感じていると、次のプレイヤーと遭遇した。そのプレイヤーは、片手剣を持った白い布製防具を着た男性プレイヤーだった。
これまでと同じように、【電光石火】と【慣性制御】からの【致命斬首】で倒そうとすると、首に命中する前に避けられてしまった。恐らく【第六感】持ちだ。【未来視】の苦痛を乗り越えた人だけが収得出来るものだ。厄介な事この上ない。
白い男は、私に向かって攻撃しようとしてくるけど、地面の影に潜る事で避ける。そして、背後にある影から出て来て、背後から攻撃する。それも、白い男に避けられる。【第六感】だけじゃなくて、プレイヤースキルも高いみたい。
一旦距離を取った私は、人斬りから黒百合と白百合に入れ替える。一撃必殺を狙える程甘い相手じゃないと判断したからだ。正直、刀よりもこっちの方が使い慣れているから戦いやすい。
相手は無駄話をするタイプじゃないみたいで、無言で突っ込んできた。恐らく無策ではないだろうけど、相手が【第六感】持ちなら、こっちもやりようがある。【完全支配(血)】【支配(影)】【支配(火)】【支配(水)】【大地武装】【天聖】で血、影、火、水、岩、光の剣を作り出す。数がかなり多くなるので、単調な動きしかさせられないけど、その単調な動きでも百を超える攻撃を受けるとなれば、頭がパンクするはず。
白い男は、この多重攻撃を裁いていた。剣で打ち消しつつ身軽に避けていく。本当にフレ姉並みに凄いプレイヤースキルを持っている。被弾の数が異常に少ない。まぁ、本命は私の攻撃なのだけど。
攻撃の隙間を通って、低い姿勢のまま足を攻撃する。複数の攻撃に紛れた一撃を、白い男は避けきれなかった。
「ちっ……!」
膝から下を欠損状態になった事で、白い男が舌打ちする。動きが悪くなった白い男に影を伸ばして腰から下を拘束する。完全に避ける事も出来なくなった白い男に全ての攻撃が殺到する。身体を滅多刺しにされた白い男は、そのまま倒れる。
「やっぱり、【第六感】持ちは面倒くさいなぁ……もしかして、【未来視】から【第六感】に繋がる事が情報として出回っているのかな。怠いなぁ」
【第六感】持ちには、物量で攻めるのが定石だ。それか、【第六感】で感じ取った瞬間に攻撃が届いているという速さを手に入れるくらいだけど、移動速度ならともかく攻撃速度という面で言えば、まだそこまでの域にない。まぁ、倒せたから良いけど。
【雷脚】を発動して駆け出す。まだイベントは続いているからね。その後、何度か【第六感】持ちとの戦いや【未来視】との戦いがあったけど、その両方とも同じ戦い方で倒す事が出来た。【未来視】に関しては、使う瞬間に相手の顔が歪むから分かりやすい。その瞬間に、【電光石火】を連続で使って、私の位置が分からないようにしたら、簡単に倒せる。
そうして戦い続けていると、見覚えのある子を見つけた。知り合いというわけではなく、この前のイベントで遭遇した吸血鬼の女の子だった。見たところダメージを常に負っている感じはしないので、耐性は付いているみたいだ。
「あっ……」
向こうもこっちに気付いたみたい。人斬りを構えて、一気に蹴りと着けようとしたけど、その前に手を前に出してきた。
「ちょ、ちょっと、待って下さい!」
「へ? えっと……何?」
多分、【吸血鬼】の事かな。若干面倒くさいと思ったけど、ここで無視するのも悪いかなとも思ってしまう。前回のイベントで私の血を大量に飲ませたっていうのもあるし。
「あ、あの……【吸血鬼】から先って進化しないものなんですか!?」
「へ? どうして?」
「えっと……もうレベルが50を越えたのに、進化出来ないので……えっと……【吸血鬼】を使っているんですよね?」
「う~ん……まぁね。でも、それを答えて貰えると思う?」
「あ、えっと……」
女の子はもじもじとし始める。私から答えて貰えない可能性は考えていなかったらしい。どうしようかと悩んでいるみたいだ。
「はぁ……誰にも言わないって約束出来る?」
「あ、はい!!」
この子ならしつこく訊いてくる事はないと思うけど、頑張って育てているみたいなので、少しだけ手助けしてあげる事にした。
「昼の時間帯に【吸血鬼】を使用して、二千体以上のモンスターを倒す。【吸血鬼】のみで、五百体のモンスターを倒す。昼の時間帯に【吸血鬼】でボスモンスター十体のトドメを刺すの三つが条件」
【吸血鬼】から【真祖】になる時の進化条件を教えてあげた。
「多分、ボスモンスターを倒せてないんじゃない?」
「多分、そうです……えっと、ありがとうございます! っ!?」
お礼を言って頭を下げた女の子の頭に風穴が空いた。直前に、何かが破裂するような音が聞こえていた。普通だったら、ただの戦闘音だと思うところだけど、女の子が目の前で倒された事から、恐らく違うと考えられる。
「破裂……銃声!?」
銃声が聞こえた方を見てみると、拳銃を構えているプレイヤーがいた。私がこのゲーム内で見た事のある銃は、雨男が持っているものだけなので、プレイヤーが使っているのは初めて見る。
五〇メートル程離れた場所から女の子に当てていたけど、実際に狙い撃ったのか、偶々当たったのか分からないけど、一撃で倒せる威力があるのはヤバい気がする。私の【致命斬首】と似たような効果があるのかもしれない。
女の子を倒したプレイヤーが、銃を乱射しながら、こっちに迫ってくる。でも、銃弾は私から逸れた場所に命中している。やっぱり、最初の女の子を撃ち込んだ銃弾は、偶々当たっただけだったみたい。
リロードで生まれた隙を突いて、黒百合を思いっきり投げつけた。風を切りながら飛んでいった黒百合が、肩に命中した。反応しきれなかったみたい。蹌踉めいた銃持ちに向かって【電光石火】で突っ込み、人斬りで斬り倒す。
「とうとう【銃】も出て来たかぁ。私も血で作れればなぁ……後で、ラングさんに構造を訊いたら出来るかな……いや、やっぱり銃弾が問題かな。これは、今度考えるとして、これからは銃にも警戒しないとなぁ」
【心眼開放】に内包されている第六感で対処出来るか分からないので、私の直感が働いてくれる事を祈りながら、再び荒れ地に駆け出した。
人斬りを取り出して、血を吸わせる。正面に杖を持った男性プレイヤーが歩いていた。向こうもこっちに気付いたようで、私に向かって杖を向けてくる。
「【極光穿孔】!」
太い光線が私に向かってくる。出が早く魔法の速度も速い光明魔法を使ったのだと思う。それを無視して突っ込む。【極光穿孔】が直撃した事もあって、相手がにやりと笑う。でも、次の瞬間に驚愕の表情になった。
なぜなら、魔法の直撃を受けて無傷な私が背後に移動していたからだ。【極光穿孔】の直撃を受けた直後に、【電光石火】と【慣性制御】で背後に回っていた。そして、その首を人斬りで刎ねる。人斬りの効果によって、一撃で倒せる。
「ふぅ……【熾天使】の効果がよく分かるなぁ」
【熾天使】の完全な耐性によって、光明魔法を完全に無効化出来た。実際に受けた事はなかったので、これで改めて【熾天使】の壊れ度がよく分かった。
そのまま【雷脚】で走り続けて、遭遇するプレイヤーを倒し続ける。【電光石火】と【慣性制御】の組み合わせに、人斬りの【致命斬首】が加わって、簡単に敵を倒せる。一人だから、自由に動き回れるので、危険を顧みずに行動できる。一番面倒くさいのが首元を守っているタンクだったけど、そっちは影を使って身体を鎧の内側から縛り、鎧の隙間に人斬りを突き刺して内側から血液で攻撃して倒した。人斬りを経由すれば、血液に人に対する特効を付与出来るので、【致命斬首】の一撃必殺程の強さにはならなくても、一気に大ダメージを与えて倒す事が出来る。
やっぱりプレイヤー相手なら人斬りは最強の武器になる。これでも封印されている状態だというのだから、完全に使いこなせるようになったらどうなってしまうのか。
人斬りの有り難みを感じていると、次のプレイヤーと遭遇した。そのプレイヤーは、片手剣を持った白い布製防具を着た男性プレイヤーだった。
これまでと同じように、【電光石火】と【慣性制御】からの【致命斬首】で倒そうとすると、首に命中する前に避けられてしまった。恐らく【第六感】持ちだ。【未来視】の苦痛を乗り越えた人だけが収得出来るものだ。厄介な事この上ない。
白い男は、私に向かって攻撃しようとしてくるけど、地面の影に潜る事で避ける。そして、背後にある影から出て来て、背後から攻撃する。それも、白い男に避けられる。【第六感】だけじゃなくて、プレイヤースキルも高いみたい。
一旦距離を取った私は、人斬りから黒百合と白百合に入れ替える。一撃必殺を狙える程甘い相手じゃないと判断したからだ。正直、刀よりもこっちの方が使い慣れているから戦いやすい。
相手は無駄話をするタイプじゃないみたいで、無言で突っ込んできた。恐らく無策ではないだろうけど、相手が【第六感】持ちなら、こっちもやりようがある。【完全支配(血)】【支配(影)】【支配(火)】【支配(水)】【大地武装】【天聖】で血、影、火、水、岩、光の剣を作り出す。数がかなり多くなるので、単調な動きしかさせられないけど、その単調な動きでも百を超える攻撃を受けるとなれば、頭がパンクするはず。
白い男は、この多重攻撃を裁いていた。剣で打ち消しつつ身軽に避けていく。本当にフレ姉並みに凄いプレイヤースキルを持っている。被弾の数が異常に少ない。まぁ、本命は私の攻撃なのだけど。
攻撃の隙間を通って、低い姿勢のまま足を攻撃する。複数の攻撃に紛れた一撃を、白い男は避けきれなかった。
「ちっ……!」
膝から下を欠損状態になった事で、白い男が舌打ちする。動きが悪くなった白い男に影を伸ばして腰から下を拘束する。完全に避ける事も出来なくなった白い男に全ての攻撃が殺到する。身体を滅多刺しにされた白い男は、そのまま倒れる。
「やっぱり、【第六感】持ちは面倒くさいなぁ……もしかして、【未来視】から【第六感】に繋がる事が情報として出回っているのかな。怠いなぁ」
【第六感】持ちには、物量で攻めるのが定石だ。それか、【第六感】で感じ取った瞬間に攻撃が届いているという速さを手に入れるくらいだけど、移動速度ならともかく攻撃速度という面で言えば、まだそこまでの域にない。まぁ、倒せたから良いけど。
【雷脚】を発動して駆け出す。まだイベントは続いているからね。その後、何度か【第六感】持ちとの戦いや【未来視】との戦いがあったけど、その両方とも同じ戦い方で倒す事が出来た。【未来視】に関しては、使う瞬間に相手の顔が歪むから分かりやすい。その瞬間に、【電光石火】を連続で使って、私の位置が分からないようにしたら、簡単に倒せる。
そうして戦い続けていると、見覚えのある子を見つけた。知り合いというわけではなく、この前のイベントで遭遇した吸血鬼の女の子だった。見たところダメージを常に負っている感じはしないので、耐性は付いているみたいだ。
「あっ……」
向こうもこっちに気付いたみたい。人斬りを構えて、一気に蹴りと着けようとしたけど、その前に手を前に出してきた。
「ちょ、ちょっと、待って下さい!」
「へ? えっと……何?」
多分、【吸血鬼】の事かな。若干面倒くさいと思ったけど、ここで無視するのも悪いかなとも思ってしまう。前回のイベントで私の血を大量に飲ませたっていうのもあるし。
「あ、あの……【吸血鬼】から先って進化しないものなんですか!?」
「へ? どうして?」
「えっと……もうレベルが50を越えたのに、進化出来ないので……えっと……【吸血鬼】を使っているんですよね?」
「う~ん……まぁね。でも、それを答えて貰えると思う?」
「あ、えっと……」
女の子はもじもじとし始める。私から答えて貰えない可能性は考えていなかったらしい。どうしようかと悩んでいるみたいだ。
「はぁ……誰にも言わないって約束出来る?」
「あ、はい!!」
この子ならしつこく訊いてくる事はないと思うけど、頑張って育てているみたいなので、少しだけ手助けしてあげる事にした。
「昼の時間帯に【吸血鬼】を使用して、二千体以上のモンスターを倒す。【吸血鬼】のみで、五百体のモンスターを倒す。昼の時間帯に【吸血鬼】でボスモンスター十体のトドメを刺すの三つが条件」
【吸血鬼】から【真祖】になる時の進化条件を教えてあげた。
「多分、ボスモンスターを倒せてないんじゃない?」
「多分、そうです……えっと、ありがとうございます! っ!?」
お礼を言って頭を下げた女の子の頭に風穴が空いた。直前に、何かが破裂するような音が聞こえていた。普通だったら、ただの戦闘音だと思うところだけど、女の子が目の前で倒された事から、恐らく違うと考えられる。
「破裂……銃声!?」
銃声が聞こえた方を見てみると、拳銃を構えているプレイヤーがいた。私がこのゲーム内で見た事のある銃は、雨男が持っているものだけなので、プレイヤーが使っているのは初めて見る。
五〇メートル程離れた場所から女の子に当てていたけど、実際に狙い撃ったのか、偶々当たったのか分からないけど、一撃で倒せる威力があるのはヤバい気がする。私の【致命斬首】と似たような効果があるのかもしれない。
女の子を倒したプレイヤーが、銃を乱射しながら、こっちに迫ってくる。でも、銃弾は私から逸れた場所に命中している。やっぱり、最初の女の子を撃ち込んだ銃弾は、偶々当たっただけだったみたい。
リロードで生まれた隙を突いて、黒百合を思いっきり投げつけた。風を切りながら飛んでいった黒百合が、肩に命中した。反応しきれなかったみたい。蹌踉めいた銃持ちに向かって【電光石火】で突っ込み、人斬りで斬り倒す。
「とうとう【銃】も出て来たかぁ。私も血で作れればなぁ……後で、ラングさんに構造を訊いたら出来るかな……いや、やっぱり銃弾が問題かな。これは、今度考えるとして、これからは銃にも警戒しないとなぁ」
【心眼開放】に内包されている第六感で対処出来るか分からないので、私の直感が働いてくれる事を祈りながら、再び荒れ地に駆け出した。
30
お気に入りに追加
172
あなたにおすすめの小説
最前線攻略に疲れた俺は、新作VRMMOを最弱職業で楽しむことにした
水の入ったペットボトル
SF
これまであらゆるMMOを最前線攻略してきたが、もう俺(大川優磨)はこの遊び方に満足してしまった。いや、もう楽しいとすら思えない。
ゲームは楽しむためにするものだと思い出した俺は、新作VRMMOを最弱職業『テイマー』で始めることに。
βテストでは最弱職業だと言われていたテイマーだが、主人公の活躍によって評価が上がっていく?
そんな周りの評価など関係なしに、今日も主人公は楽しむことに全力を出す。
この作品は「カクヨム」様、「小説家になろう」様にも掲載しています。
軍艦少女は死に至る夢を見る【船魄紹介まとめ】
takahiro
キャラ文芸
同名の小説「軍艦少女は死に至る夢を見る~戦時下の大日本帝国から始まる艦船擬人化物語~」(https://www.alphapolis.co.jp/novel/176458335/571869563)のキャラ紹介だけを纏めたものです。
小説全体に散らばっていて見返しづらくなっていたので、別に独立させることにしました。内容は全く同じです。本編の内容自体に触れることは少ないので大してネタバレにはなりませんが、誰が登場するかを楽しみにしておきたい方はブラウザバックしてください。
なお挿絵は全てAI加筆なので雰囲気程度です。
ユニーク職業最弱だと思われてたテイマーが最強だったと知れ渡ってしまったので、多くの人に注目&推しにされるのなぜ?
水まんじゅう
SF
懸賞で、たまたま当たったゲーム「君と紡ぐ世界」でユニーク職業を引き当ててしまった、和泉吉江。 そしてゲームをプイイし、決まった職業がユニーク職業最弱のテイマーという職業だ。ユニーク最弱と罵られながらも、仲間とテイムした魔物たちと強くなっていき罵ったやつらを見返していく物語
VRゲームでも身体は動かしたくない。
姫野 佑
SF
多種多様な武器やスキル、様々な【称号】が存在するが職業という概念が存在しない<Imperial Of Egg>。
古き良きPCゲームとして稼働していた<Imperial Of Egg>もいよいよ完全没入型VRMMO化されることになった。
身体をなるべく動かしたくないと考えている岡田智恵理は<Imperial Of Egg>がVRゲームになるという発表を聞いて気落ちしていた。
しかしゲーム内の親友との会話で落ち着きを取り戻し、<Imperial Of Egg>にログインする。
当作品は小説家になろう様で連載しております。
章が完結次第、一日一話投稿致します。
最強と言われてたのに蓋を開けたら超難度不遇職
鎌霧
ファンタジー
『To The World Road』
倍率300倍の新作フルダイブ系VRMMOの初回抽選に当たり、意気揚々と休暇を取りβテストの情報を駆使して快適に過ごそうと思っていた。
……のだが、蓋をひらけば選択した職業は調整入りまくりで超難易度不遇職として立派に転生していた。
しかしそこでキャラ作り直すのは負けた気がするし、不遇だからこそ使うのがゲーマーと言うもの。
意地とプライドと一つまみの反骨精神で私はこのゲームを楽しんでいく。
小説家になろう、カクヨムにも掲載
百合ゲーの悪女に転生したので破滅エンドを回避していたら、なぜかヒロインとのラブコメになっている。
白藍まこと
恋愛
百合ゲー【Fleur de lis】
舞台は令嬢の集うヴェリテ女学院、そこは正しく男子禁制 乙女の花園。
まだ何者でもない主人公が、葛藤を抱く可憐なヒロイン達に寄り添っていく物語。
少女はかくあるべし、あたしの理想の世界がそこにはあった。
ただの一人を除いて。
――楪柚稀(ゆずりは ゆずき)
彼女は、主人公とヒロインの間を切り裂くために登場する“悪女”だった。
あまりに登場回数が頻回で、セリフは辛辣そのもの。
最終的にはどのルートでも学院を追放されてしまうのだが、どうしても彼女だけは好きになれなかった。
そんなあたしが目を覚ますと、楪柚稀に転生していたのである。
うん、学院追放だけはマジで無理。
これは破滅エンドを回避しつつ、百合を見守るあたしの奮闘の物語……のはず。
※他サイトでも掲載中です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる