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因縁に決着をつける吸血少女
口が悪いハク
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声が戻るまで、その場で待って、マシロを喚ぼうとする。
「【召喚・マシロ】」
でも、マシロは出てこなかった。私がパーティーを離脱した時点で、マシロ達もレイドエリアからギルドエリアに転移させられたはず。マシロ達は私のテイムモンスターという扱いになっているからだ。
だから、改めて喚び出せば、マシロ達がここに来るはずなのだけど、全く喚べない。
「【召喚・エアリー】【召喚・ライ】【召喚・レイン】【召喚・メア】【召喚・ソイル】【召喚・スノウ】【召喚・エレク】【召喚・ラウネ】」
誰一人召喚出来ない。
「召喚禁止エリア?」
試しに【眷属創造】も使ってみるけど、何も現れない。ソロ探索を強制させるエリアらしい。
「仕方ない。一人で探索しよう」
そのまま広い空間の中央まで歩いていくと、急に【索敵】にモンスターが引っ掛かった。モンスターは、私の真上から降ってくる。【電光石火】で背後に移動して、モンスターから離れる。
モンスターは、さっきの死霊術士のように黒いローブを羽織っている太った男だった。そして、その首には見覚えのあるロザリオが掛けられていた。名前は、邪聖教司祭の亡霊。
『ふっふっふ……よくぷげらっ!?』
何かを喋ろうとしていたようだけど、その前に【電光石火】と【猪突猛進】【光装術】を合わせた拳でその顔面をぶん殴っていた。【精霊体】で幽霊相手でも物理干渉が出来るようになっているから出来た事だ。今日、この時ほど【精霊体】を持っていて良かったと思った事はない。
邪聖教司祭の亡霊は、空中で踏み留まると、殴られた頬を擦りながら、こっちを睨んできた。
『い、いきなり殴ってくるぷごらっ!?』
また何かを喋ろうとしていたけど、その前に【雷電武装】も加わった蹴りを、側頭部に叩き込んだ。横回転して気絶状態になったところで、【浮遊】を使い空中で身体を制御し、その脇腹に踵落としを入れる。
『うごっ……!?』
邪聖教のゴミのくせに、これでもHPが二割しか減っていない。地面にめり込んだ邪聖教司祭の亡霊に、大鎌に変えた双血剣を思いっきり突き刺す。
『ごぷっ……!』
突き刺したまま大鎌を振り回して、邪聖教司祭の亡霊を空中に打ち上げる。空中に舞った邪聖教司祭の亡霊を大鎌で何度も斬り裂く。
『うがっ……おごっ……ぐふっ……がへっ……!?』
HPを半分程削ったところで、邪聖教司祭の亡霊が吹っ飛んでいった。
『くっ……話を聞けというのに……貴様、許さんぞ!! 出でよ! 最強の剣士!』
邪聖教司祭の亡霊が、何かを喚び出す。恐らく【死霊術】によるもの。そうして喚び出されたのは、着物を着て刀を差した侍みたいな老人の男性だった。白髪だから、結構な歳だと思うけど、身体から溢れ出ている威圧感が私の肌を刺してくる。
「まさか、刀刃の隠れ里の……」
『何だ、知っていたのか。そうとも。この爺は、あの馬鹿な里の最強の剣士よ! 貴様ごとき雑魚が、敵う相手ではないわ!!』
「黙れ、ゴミが」
『んぐっ……』
威勢が出たり引っ込んだり、忙しいゴミだ。ゴミはゴミらしく焼却炉で燃え尽きれば良いのに。
『若い女子が、そのような事を口にするものではないぞ』
「!?」
まさか、【死霊術】で喚ばれた人が話し出すとは思わず驚いた。
「意識があるの?」
『うむ。身体の自由は利かぬがな。そこの憎き豚に操られておる。敵を殺すようにな』
『ひっひっひ、最初から、私に従っておれば良かったのだ!!』
ゴミがまたイキリ始めた。目の前の老人を無視して、あのゴミを倒したいけど、老人に自由がないとなると、絶対に無理だ。確実に防がれる。
「本当に黙ってろ。あんたは絶対に殺す。師匠の恨みを乗せてね」
私がそう言うと、老人の方が目だけで反応していた。師匠の知り合いか何かかな。
『ふっ……それは、そこの爺に勝ってから言うんだな!』
その言葉に苛つきながら、双血剣を血に仕舞う。そして、隠密双刀を取り出し、血を纏わせて刀にする。
「【プリセット・二刀流】」
装備スキルを【二刀流】【武闘術】【始祖の吸血鬼】【影武装】【大地武装】【水氷武装】【暴風武装】【雷電武装】【光装術】【闇装術】【加重闘法】【索敵】【鬼】【鬼気】【黒鬼気】に変更する。
『主、誰に教わった』
「えっ? いや、刀刃の隠れ里の師匠からだけど」
『……そうか。あやつは生きたか』
この感じ、師匠の師匠って事かな。
『ふっ、我が名は永正。見せて貰おうか。次代の力を!』
何かやる気になっている永正さんだけど、正直あまり戦いたくない。今の会話から師匠の師匠って事が分かった以上、勝ち目がほぼほぼなくなったからだ。何とか、永正さんを潜り抜けて、ゴミの処分をするしかないか。
先に動いたのは、永正さんだった。地面を踏砕く程の踏み込みで近づいてくる。ただ、その速度は、青狐の師匠程じゃない。
居合いのように抜かれた刀を月影で受け流す。上手く受け流せはしたけど、その反動が大きく攻撃に繋げられなかった。移動速度は、そこまで速くないけど、攻撃の重さは赤兎の師匠以上だ。
永正さんの連続攻撃が始まる。ありとあらゆる角度から振られる刀を、二刀を使って弾き続ける。ここは攻撃よりも防御を優先する。永正さんの動きを確認するためだ。
永正さんと師匠の動きには似ている部分がある。でも、師匠の方が鋭い。永正さんは、どちらかと言うと力で斬るタイプみたいだ。【鬼】【鬼気】【黒鬼気】を解放して、力を上げる。そして、ぶつかり合う瞬間に【加重闘法】を使う事で確実に攻撃を弾ける。
そうして弾いた事で、永正さんが後ろに退く。その瞬間に、風、雷、光、闇を纏わせた風の斬撃と水、雷、光、闇を合わせた水の斬撃を飛ばす。同時に、【大地武装】で生み出した石の剣を邪聖教司祭の亡霊に向かって飛ばす。
現在の永正さんの動きは、邪聖教司祭の亡霊というゴミを守るための動きになっている。だから、ゴミの前を動いて避ける事が出来ない。永正さんは、私の攻撃を刀で弾き飛ばしていた。
「これなら……」
一つの活路を見つけたので、【電光石火】で邪聖教司祭の亡霊の背後に回り、二刀を思いっきり突き刺す。
『うごぱっ!? や、役立たずの爺め! 仕事を果たせ!』
『よく喋る豚だ。貴様の束縛がなければ、もっと動けるものを』
『そんな事をすれば、私に牙を剥くだろうが!』
ゴミと永正さんが喧嘩をしている。ゴミが永正さんを喚んだ理由は、単純に強さからだろうけど、これならもっと従順な相手を選ぶべきだったと思う。
永正さんは、再び私と向き合い、刀を振ってくる。さっきの会話から、永正さんの動きは、本来の動きとは違うという事が分かった。正直、本来の動きじゃなくて良かったと思っている。
『この際だ。儂も指導をしてやろう』
「えっ……お手柔らかに」
『既に手は抜いている』
確かにと思いつつ、永正さんの攻撃を弾き、隙を見て攻撃を叩き込む。
『甘い! 攻撃の合わせ方を考えよ! 自身が一番力の入る体勢を押し付けろ! 受け流すのであれば、力の緩急をしっかりせい! 踏み込みが甘い! 目だけでなく肌で感じろ! スキルに頼り過ぎるな! もっと見極めよ!』
滅茶苦茶言われる。師匠と同じで実戦形式の稽古だけど、打ち合う度に行動に対する駄目だしが飛んでくる。まぁ、地道に稽古を付けられるわけじゃないから、厳しさ優先なのだと思う。
それでも、逐一行動を修正してくれるおかげで、段々と永正さんにダメージを与える事が出来始めた。
『その調子だ! そのままやれ!』
永正さんを倒す事に抵抗がないわけじゃない。師匠の師匠って事もあるからだ。
『儂は既に死んでいる。儂を倒し、そこの豚をやれ! 馬鹿弟子によろしくな』
「……はい!」
永正さんの攻撃を潜り抜けて、永正さんを倒す。永正さんは、そのまま光になって消える。それを横目に邪聖教司祭の亡霊に突っ込み、【光装術】を纏わせた二刀で斬り裂く。
『あああああああ……!!』
HPがゼロになるまで斬り刻んで、邪聖教司祭の亡霊という名前のゴミを消し去った。
「ふぅ……やっぱり頼るべきは武器と光だね。仇……かどうかは分からないけど。やりましたよ、師匠」
この事は後で、師匠にも話しておく。ただ、問題はゴミの処分は出来たけど、ここから脱出する方法がない事だ。
「ひとまず、あの通路に向かうか」
通路の方に歩いて行って、一度止まり中央の方に向かって頭を下げる。これは、永正さんに対する礼だ。師匠にボコられるのも修行になるけど、永正さんの丁寧で厳しい叱責も良い修行になった。自分の動きを見直す良い機会になった。
最後は、ちゃんと礼で終わりたい。
「【召喚・マシロ】」
でも、マシロは出てこなかった。私がパーティーを離脱した時点で、マシロ達もレイドエリアからギルドエリアに転移させられたはず。マシロ達は私のテイムモンスターという扱いになっているからだ。
だから、改めて喚び出せば、マシロ達がここに来るはずなのだけど、全く喚べない。
「【召喚・エアリー】【召喚・ライ】【召喚・レイン】【召喚・メア】【召喚・ソイル】【召喚・スノウ】【召喚・エレク】【召喚・ラウネ】」
誰一人召喚出来ない。
「召喚禁止エリア?」
試しに【眷属創造】も使ってみるけど、何も現れない。ソロ探索を強制させるエリアらしい。
「仕方ない。一人で探索しよう」
そのまま広い空間の中央まで歩いていくと、急に【索敵】にモンスターが引っ掛かった。モンスターは、私の真上から降ってくる。【電光石火】で背後に移動して、モンスターから離れる。
モンスターは、さっきの死霊術士のように黒いローブを羽織っている太った男だった。そして、その首には見覚えのあるロザリオが掛けられていた。名前は、邪聖教司祭の亡霊。
『ふっふっふ……よくぷげらっ!?』
何かを喋ろうとしていたようだけど、その前に【電光石火】と【猪突猛進】【光装術】を合わせた拳でその顔面をぶん殴っていた。【精霊体】で幽霊相手でも物理干渉が出来るようになっているから出来た事だ。今日、この時ほど【精霊体】を持っていて良かったと思った事はない。
邪聖教司祭の亡霊は、空中で踏み留まると、殴られた頬を擦りながら、こっちを睨んできた。
『い、いきなり殴ってくるぷごらっ!?』
また何かを喋ろうとしていたけど、その前に【雷電武装】も加わった蹴りを、側頭部に叩き込んだ。横回転して気絶状態になったところで、【浮遊】を使い空中で身体を制御し、その脇腹に踵落としを入れる。
『うごっ……!?』
邪聖教のゴミのくせに、これでもHPが二割しか減っていない。地面にめり込んだ邪聖教司祭の亡霊に、大鎌に変えた双血剣を思いっきり突き刺す。
『ごぷっ……!』
突き刺したまま大鎌を振り回して、邪聖教司祭の亡霊を空中に打ち上げる。空中に舞った邪聖教司祭の亡霊を大鎌で何度も斬り裂く。
『うがっ……おごっ……ぐふっ……がへっ……!?』
HPを半分程削ったところで、邪聖教司祭の亡霊が吹っ飛んでいった。
『くっ……話を聞けというのに……貴様、許さんぞ!! 出でよ! 最強の剣士!』
邪聖教司祭の亡霊が、何かを喚び出す。恐らく【死霊術】によるもの。そうして喚び出されたのは、着物を着て刀を差した侍みたいな老人の男性だった。白髪だから、結構な歳だと思うけど、身体から溢れ出ている威圧感が私の肌を刺してくる。
「まさか、刀刃の隠れ里の……」
『何だ、知っていたのか。そうとも。この爺は、あの馬鹿な里の最強の剣士よ! 貴様ごとき雑魚が、敵う相手ではないわ!!』
「黙れ、ゴミが」
『んぐっ……』
威勢が出たり引っ込んだり、忙しいゴミだ。ゴミはゴミらしく焼却炉で燃え尽きれば良いのに。
『若い女子が、そのような事を口にするものではないぞ』
「!?」
まさか、【死霊術】で喚ばれた人が話し出すとは思わず驚いた。
「意識があるの?」
『うむ。身体の自由は利かぬがな。そこの憎き豚に操られておる。敵を殺すようにな』
『ひっひっひ、最初から、私に従っておれば良かったのだ!!』
ゴミがまたイキリ始めた。目の前の老人を無視して、あのゴミを倒したいけど、老人に自由がないとなると、絶対に無理だ。確実に防がれる。
「本当に黙ってろ。あんたは絶対に殺す。師匠の恨みを乗せてね」
私がそう言うと、老人の方が目だけで反応していた。師匠の知り合いか何かかな。
『ふっ……それは、そこの爺に勝ってから言うんだな!』
その言葉に苛つきながら、双血剣を血に仕舞う。そして、隠密双刀を取り出し、血を纏わせて刀にする。
「【プリセット・二刀流】」
装備スキルを【二刀流】【武闘術】【始祖の吸血鬼】【影武装】【大地武装】【水氷武装】【暴風武装】【雷電武装】【光装術】【闇装術】【加重闘法】【索敵】【鬼】【鬼気】【黒鬼気】に変更する。
『主、誰に教わった』
「えっ? いや、刀刃の隠れ里の師匠からだけど」
『……そうか。あやつは生きたか』
この感じ、師匠の師匠って事かな。
『ふっ、我が名は永正。見せて貰おうか。次代の力を!』
何かやる気になっている永正さんだけど、正直あまり戦いたくない。今の会話から師匠の師匠って事が分かった以上、勝ち目がほぼほぼなくなったからだ。何とか、永正さんを潜り抜けて、ゴミの処分をするしかないか。
先に動いたのは、永正さんだった。地面を踏砕く程の踏み込みで近づいてくる。ただ、その速度は、青狐の師匠程じゃない。
居合いのように抜かれた刀を月影で受け流す。上手く受け流せはしたけど、その反動が大きく攻撃に繋げられなかった。移動速度は、そこまで速くないけど、攻撃の重さは赤兎の師匠以上だ。
永正さんの連続攻撃が始まる。ありとあらゆる角度から振られる刀を、二刀を使って弾き続ける。ここは攻撃よりも防御を優先する。永正さんの動きを確認するためだ。
永正さんと師匠の動きには似ている部分がある。でも、師匠の方が鋭い。永正さんは、どちらかと言うと力で斬るタイプみたいだ。【鬼】【鬼気】【黒鬼気】を解放して、力を上げる。そして、ぶつかり合う瞬間に【加重闘法】を使う事で確実に攻撃を弾ける。
そうして弾いた事で、永正さんが後ろに退く。その瞬間に、風、雷、光、闇を纏わせた風の斬撃と水、雷、光、闇を合わせた水の斬撃を飛ばす。同時に、【大地武装】で生み出した石の剣を邪聖教司祭の亡霊に向かって飛ばす。
現在の永正さんの動きは、邪聖教司祭の亡霊というゴミを守るための動きになっている。だから、ゴミの前を動いて避ける事が出来ない。永正さんは、私の攻撃を刀で弾き飛ばしていた。
「これなら……」
一つの活路を見つけたので、【電光石火】で邪聖教司祭の亡霊の背後に回り、二刀を思いっきり突き刺す。
『うごぱっ!? や、役立たずの爺め! 仕事を果たせ!』
『よく喋る豚だ。貴様の束縛がなければ、もっと動けるものを』
『そんな事をすれば、私に牙を剥くだろうが!』
ゴミと永正さんが喧嘩をしている。ゴミが永正さんを喚んだ理由は、単純に強さからだろうけど、これならもっと従順な相手を選ぶべきだったと思う。
永正さんは、再び私と向き合い、刀を振ってくる。さっきの会話から、永正さんの動きは、本来の動きとは違うという事が分かった。正直、本来の動きじゃなくて良かったと思っている。
『この際だ。儂も指導をしてやろう』
「えっ……お手柔らかに」
『既に手は抜いている』
確かにと思いつつ、永正さんの攻撃を弾き、隙を見て攻撃を叩き込む。
『甘い! 攻撃の合わせ方を考えよ! 自身が一番力の入る体勢を押し付けろ! 受け流すのであれば、力の緩急をしっかりせい! 踏み込みが甘い! 目だけでなく肌で感じろ! スキルに頼り過ぎるな! もっと見極めよ!』
滅茶苦茶言われる。師匠と同じで実戦形式の稽古だけど、打ち合う度に行動に対する駄目だしが飛んでくる。まぁ、地道に稽古を付けられるわけじゃないから、厳しさ優先なのだと思う。
それでも、逐一行動を修正してくれるおかげで、段々と永正さんにダメージを与える事が出来始めた。
『その調子だ! そのままやれ!』
永正さんを倒す事に抵抗がないわけじゃない。師匠の師匠って事もあるからだ。
『儂は既に死んでいる。儂を倒し、そこの豚をやれ! 馬鹿弟子によろしくな』
「……はい!」
永正さんの攻撃を潜り抜けて、永正さんを倒す。永正さんは、そのまま光になって消える。それを横目に邪聖教司祭の亡霊に突っ込み、【光装術】を纏わせた二刀で斬り裂く。
『あああああああ……!!』
HPがゼロになるまで斬り刻んで、邪聖教司祭の亡霊という名前のゴミを消し去った。
「ふぅ……やっぱり頼るべきは武器と光だね。仇……かどうかは分からないけど。やりましたよ、師匠」
この事は後で、師匠にも話しておく。ただ、問題はゴミの処分は出来たけど、ここから脱出する方法がない事だ。
「ひとまず、あの通路に向かうか」
通路の方に歩いて行って、一度止まり中央の方に向かって頭を下げる。これは、永正さんに対する礼だ。師匠にボコられるのも修行になるけど、永正さんの丁寧で厳しい叱責も良い修行になった。自分の動きを見直す良い機会になった。
最後は、ちゃんと礼で終わりたい。
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