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楽しく賑わう吸血少女
闇の正体
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南の屋敷の探索を終えた私は、一旦ギルドエリアに戻ってからログアウトした。そして、夕食などを済ませてから、再びログインした。すると、ログインしてきた私のお腹にメアが突っ込んできた。
『ひゃっほ~!!』
「わっ!? メア? どうしたの?」
『姉々がいたから飛びついた!』
「ああ、そういう事。危ないから、いきなりはやめてね」
『は~い♪』
分かっていないような口調だけど、大丈夫かな。まぁ、一人くらいじゃじゃ馬がいても良いのかな。
「ちょうど良かった。メアに訊きたい事があったんだよね」
『何々!? スリーサイズ!?』
「違うよ。態々訊かないし」
アク姉みたいにスタイルが良いならまだしも、精霊の皆は、私と同じような体型だから気になるとかはない。まぁ、アク姉みたいでも訊く事はないけど。
メアが私に手を伸ばして、抱っこをせがむ。私も昔、フレ姉にやっていたからすぐに分かった。精霊であるメアは、普通に浮かぶことが出来るはずだけど、特に断る理由もないので抱っこしてあげる。
そのまま集会場の方に移動する。集会場には、ローテーブルの上で丸まって寝ているラッキーとそれをジッと見ているマシロ、大の字で寝ているスノウとスノウを枕に寝ているソイルがいた。
「人気だなぁ」
そんな集会場の縁側に座って、メアを横に座らせる。
「闇ってあるでしょ?」
『うん。食べる?』
「いや、食べないけど……てか、私も食べられるの?」
『姉々なら、基本的に何でも食べられると思うよ♪ 美味しいかどうかは置いておいて』
「あはは……血液を飲む私からしたら、置いておきたくない部分だけどね。そうじゃなくて、闇って集まると意思を持つの?」
そう訊くと、メアは首を傾げていた。
『……ああ、あの闇でしょ? あれって、闇が集まるから意思を持ったんじゃないよ。闇が集まったところに、モンスターのなり損ないが取り憑いているだけだよ。モンスターには、多かれ少なかれ闇が関係してるから』
「じゃあ、あれは悪魔じゃない?」
『悪魔ぁ? そんな上等な存在じゃないよ。てか、闇が集まったところで、悪魔になんてなれないし。悪魔っていうのは、闇の中で生まれるものじゃなくて、闇を伴って生まれる存在だから』
「つまり、闇から生まれるんじゃなくて、闇と一緒に生まれるから、いくら闇を濃くしても悪魔にはなり得ないって事?」
『うん。馬鹿みたいな研究だね。自分の信じたいものを信じて、本質を見る事が出来てない。そもそも動物とかみたいに、赤ちゃんの状態がないんだよ。悪魔が生まれる条件は、闇の因子が強く存在する生き物が変異する事。あるいは、悪魔そのものに気に入られる事。姉々は、どっち?』
メアに訊かれて、私が【悪魔】を手に入れた時の事を思い出した。あの時、冥界の炎を使って、私は何かの集団に見られた。あれが悪魔だった可能性は高い。少なくとも、私はそう思っている。
「沢山の悪魔みたいな目が私を見て、何かの液体を飲まされた。その後、冥界の炎が私の胸に入ったって感じだから、後者かな」
『冥界の炎かぁ……割と危険な事をしたね』
「そうなの?」
私の他にも同じ方法で【悪魔】を手に入れているし、割と普通のやり方だと思っていたけど、そうじゃないみたい。
『冥界の炎とか守護天使の羽根での悪魔や天使への謁見は出来るけど、それで相手が気に入るかどうかは分からないから。下手すると、そのまま殺されていても文句は言えないよ。言っちゃえば、王様を知らない場所に連れ出して謁見するって感じだから。だよね、マシロ?』
メアが後ろを向いてそう言うと、マシロが頷いた。こっちの話が聞こえていたみたい。ラッキーに夢中になっているかと思ったのだけど、こっちの話が気になったのかな。
話に加わるためなのかマシロもこっちに来た。
『天使は、基本的に人を見下しています。勝手に試練を用意して、慌てふためく姿を楽しんでいますから。気に入る対象は、試練を突破するか光の因子を濃く持っている人、もしくは天使に連なる人、見た目が気に入った人です』
「へ? 見た目?」
『はい。どのような容姿が好みかは天使によって変わるようですが』
「私は、どの理由だったんだろう……」
一応、光の因子はあったから、そっち方面だと信じたいけど、これで見た目とかだったら笑う。取り敢えず、それは置いておいて、一つ気になった事があった。
「てか、二人とも、何でそんなに詳しいの?」
『私達光と闇の精霊は、天使や悪魔と縁があるからね』
『私達が生まれる前は、共に暮らしていた事があったらしいです。そのせいか分かりませんが、私達は天使や悪魔に関する知識を最初から持っています』
『記憶を持っている理由に関しては、本当にそれか怪しいけどね。精霊は生まれながらにある程度知識がある。姉々も心当たりあるでしょ?』
「確かに、エアリーもソイルもライも私の言葉を理解していたし、自分達の事も知っていた。ある程度の知識を持っているっていうのは本当みたいだね」
『うん。持っている知識に差はあるけど、私達が天使と悪魔の知識を持っているのは、そういう事だよ』
結構納得のいく答えだった。それに、あの資料にあった悪魔も実際には悪魔ではないという事も判明した。まぁ、最初から疑わしかったけど。
「取り敢えず、悪魔について聞けて良かった。そうだ。マシロに一つ訊きたいんだけど、これから先、皆には一緒に戦って貰ったり探索して貰ったりするんだけど、マシロはどうする?」
『えっ……ご命令とあらば』
「違う違う。マシロの意思を訊いているの。マシロがまだ行きたくないって言うのなら、無理強いはしない。どうする?」
ちょっと意地悪になるかな。でも、これは確認しないといけない。そして、何よりもマシロ自身の答えを知らないといけない。
『えっと……』
マシロは、完全に困っていた。やっぱり、過去の経験が重いかな。でも、これが最初の一歩になって欲しい。時間を掛けて解決したいとは思っているけど、一緒に冒険したいという気持ちもあるから。
マシロが答えを出しかねていると、いつの間にか背後に回り込んでいたメアが、後ろから飛び乗った。
『一緒に行こうよ♪』
『重い……!』
『私達精霊に体重なんてあってないようなもの! 良いじゃん! 良いじゃん! 一緒に楽しもうよ!』
メアがその状態で左右に揺れるので、マシロが苦しそうにしていた。
「メア、あまり困らせてあげないの」
『一番困らせてたの、姉々だけどね♪』
「うぐっ……!」
えげつなく鋭利なブーメランが帰ってきて、身体に突き刺さった。事実だから、何も言い返せない。
「まぁ、すぐに答えを出さないで良いよ。マシロの答えが出たら教えて」
『あっ……その……』
「大丈夫。ゆっくり考えて。メアは、この後喚ぶから」
『あいよ~♪』
さすがに、すぐに答えを出す事は出来なかったみたい。このまま返事を待ってプレッシャーを掛けるよりも、一旦時間をあげる方が良いと判断した。結局は時間って結論だ。
私は、二人に手を振って、転移ポータルまで歩く。すると、ポータルからアカリが出て来た。
「おかえり、アカリ」
「あっ、ただいま、ハクちゃん」
「んじゃ、行ってくるね」
「うん。いってらっしゃい」
アカリとハイタッチしてから、廃城下町エリアへと転移する。
すれ違った時、アカリが何か悩んでいるような顔をしていたけど、スランプかな。時々、何も思い付かないって悩む事あるし。こういう時は、特に何もしない。てか、何も出来ない。デザインに詳しい訳じゃないし、服にも詳しくない。何も助言する事が出来ないからだ。
「まぁ、アカリなら大丈夫でしょ。すぐに、私を可愛くする服を見つけるだろうし」
身体を伸ばしつつ、街の南東に向かった。
『ひゃっほ~!!』
「わっ!? メア? どうしたの?」
『姉々がいたから飛びついた!』
「ああ、そういう事。危ないから、いきなりはやめてね」
『は~い♪』
分かっていないような口調だけど、大丈夫かな。まぁ、一人くらいじゃじゃ馬がいても良いのかな。
「ちょうど良かった。メアに訊きたい事があったんだよね」
『何々!? スリーサイズ!?』
「違うよ。態々訊かないし」
アク姉みたいにスタイルが良いならまだしも、精霊の皆は、私と同じような体型だから気になるとかはない。まぁ、アク姉みたいでも訊く事はないけど。
メアが私に手を伸ばして、抱っこをせがむ。私も昔、フレ姉にやっていたからすぐに分かった。精霊であるメアは、普通に浮かぶことが出来るはずだけど、特に断る理由もないので抱っこしてあげる。
そのまま集会場の方に移動する。集会場には、ローテーブルの上で丸まって寝ているラッキーとそれをジッと見ているマシロ、大の字で寝ているスノウとスノウを枕に寝ているソイルがいた。
「人気だなぁ」
そんな集会場の縁側に座って、メアを横に座らせる。
「闇ってあるでしょ?」
『うん。食べる?』
「いや、食べないけど……てか、私も食べられるの?」
『姉々なら、基本的に何でも食べられると思うよ♪ 美味しいかどうかは置いておいて』
「あはは……血液を飲む私からしたら、置いておきたくない部分だけどね。そうじゃなくて、闇って集まると意思を持つの?」
そう訊くと、メアは首を傾げていた。
『……ああ、あの闇でしょ? あれって、闇が集まるから意思を持ったんじゃないよ。闇が集まったところに、モンスターのなり損ないが取り憑いているだけだよ。モンスターには、多かれ少なかれ闇が関係してるから』
「じゃあ、あれは悪魔じゃない?」
『悪魔ぁ? そんな上等な存在じゃないよ。てか、闇が集まったところで、悪魔になんてなれないし。悪魔っていうのは、闇の中で生まれるものじゃなくて、闇を伴って生まれる存在だから』
「つまり、闇から生まれるんじゃなくて、闇と一緒に生まれるから、いくら闇を濃くしても悪魔にはなり得ないって事?」
『うん。馬鹿みたいな研究だね。自分の信じたいものを信じて、本質を見る事が出来てない。そもそも動物とかみたいに、赤ちゃんの状態がないんだよ。悪魔が生まれる条件は、闇の因子が強く存在する生き物が変異する事。あるいは、悪魔そのものに気に入られる事。姉々は、どっち?』
メアに訊かれて、私が【悪魔】を手に入れた時の事を思い出した。あの時、冥界の炎を使って、私は何かの集団に見られた。あれが悪魔だった可能性は高い。少なくとも、私はそう思っている。
「沢山の悪魔みたいな目が私を見て、何かの液体を飲まされた。その後、冥界の炎が私の胸に入ったって感じだから、後者かな」
『冥界の炎かぁ……割と危険な事をしたね』
「そうなの?」
私の他にも同じ方法で【悪魔】を手に入れているし、割と普通のやり方だと思っていたけど、そうじゃないみたい。
『冥界の炎とか守護天使の羽根での悪魔や天使への謁見は出来るけど、それで相手が気に入るかどうかは分からないから。下手すると、そのまま殺されていても文句は言えないよ。言っちゃえば、王様を知らない場所に連れ出して謁見するって感じだから。だよね、マシロ?』
メアが後ろを向いてそう言うと、マシロが頷いた。こっちの話が聞こえていたみたい。ラッキーに夢中になっているかと思ったのだけど、こっちの話が気になったのかな。
話に加わるためなのかマシロもこっちに来た。
『天使は、基本的に人を見下しています。勝手に試練を用意して、慌てふためく姿を楽しんでいますから。気に入る対象は、試練を突破するか光の因子を濃く持っている人、もしくは天使に連なる人、見た目が気に入った人です』
「へ? 見た目?」
『はい。どのような容姿が好みかは天使によって変わるようですが』
「私は、どの理由だったんだろう……」
一応、光の因子はあったから、そっち方面だと信じたいけど、これで見た目とかだったら笑う。取り敢えず、それは置いておいて、一つ気になった事があった。
「てか、二人とも、何でそんなに詳しいの?」
『私達光と闇の精霊は、天使や悪魔と縁があるからね』
『私達が生まれる前は、共に暮らしていた事があったらしいです。そのせいか分かりませんが、私達は天使や悪魔に関する知識を最初から持っています』
『記憶を持っている理由に関しては、本当にそれか怪しいけどね。精霊は生まれながらにある程度知識がある。姉々も心当たりあるでしょ?』
「確かに、エアリーもソイルもライも私の言葉を理解していたし、自分達の事も知っていた。ある程度の知識を持っているっていうのは本当みたいだね」
『うん。持っている知識に差はあるけど、私達が天使と悪魔の知識を持っているのは、そういう事だよ』
結構納得のいく答えだった。それに、あの資料にあった悪魔も実際には悪魔ではないという事も判明した。まぁ、最初から疑わしかったけど。
「取り敢えず、悪魔について聞けて良かった。そうだ。マシロに一つ訊きたいんだけど、これから先、皆には一緒に戦って貰ったり探索して貰ったりするんだけど、マシロはどうする?」
『えっ……ご命令とあらば』
「違う違う。マシロの意思を訊いているの。マシロがまだ行きたくないって言うのなら、無理強いはしない。どうする?」
ちょっと意地悪になるかな。でも、これは確認しないといけない。そして、何よりもマシロ自身の答えを知らないといけない。
『えっと……』
マシロは、完全に困っていた。やっぱり、過去の経験が重いかな。でも、これが最初の一歩になって欲しい。時間を掛けて解決したいとは思っているけど、一緒に冒険したいという気持ちもあるから。
マシロが答えを出しかねていると、いつの間にか背後に回り込んでいたメアが、後ろから飛び乗った。
『一緒に行こうよ♪』
『重い……!』
『私達精霊に体重なんてあってないようなもの! 良いじゃん! 良いじゃん! 一緒に楽しもうよ!』
メアがその状態で左右に揺れるので、マシロが苦しそうにしていた。
「メア、あまり困らせてあげないの」
『一番困らせてたの、姉々だけどね♪』
「うぐっ……!」
えげつなく鋭利なブーメランが帰ってきて、身体に突き刺さった。事実だから、何も言い返せない。
「まぁ、すぐに答えを出さないで良いよ。マシロの答えが出たら教えて」
『あっ……その……』
「大丈夫。ゆっくり考えて。メアは、この後喚ぶから」
『あいよ~♪』
さすがに、すぐに答えを出す事は出来なかったみたい。このまま返事を待ってプレッシャーを掛けるよりも、一旦時間をあげる方が良いと判断した。結局は時間って結論だ。
私は、二人に手を振って、転移ポータルまで歩く。すると、ポータルからアカリが出て来た。
「おかえり、アカリ」
「あっ、ただいま、ハクちゃん」
「んじゃ、行ってくるね」
「うん。いってらっしゃい」
アカリとハイタッチしてから、廃城下町エリアへと転移する。
すれ違った時、アカリが何か悩んでいるような顔をしていたけど、スランプかな。時々、何も思い付かないって悩む事あるし。こういう時は、特に何もしない。てか、何も出来ない。デザインに詳しい訳じゃないし、服にも詳しくない。何も助言する事が出来ないからだ。
「まぁ、アカリなら大丈夫でしょ。すぐに、私を可愛くする服を見つけるだろうし」
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