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高く光へ昇り深く闇へ沈む吸血少女
第五回殲滅戦イベント
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それから二日後。第五回イベント当日がやってきた。私達は、ファーストタウンの広場に集まっていた。
「イベント楽しみだね」
「うん。そうだね」
アク姉に抱きしめられながら、転移を待っている。
「そういえば、アカリの準備って何してたの?」
「沢山の薬を作った感じかな。特に爆薬かな。私が一番貢献出来そうだから」
「ああ、それで実験室が爆発してたわけね」
「そういう事。ハクちゃんもいる?」
「……貰っておこうかな。多分、私が一番有効活用出来るだろうし」
空を自由に飛べるから、安全な場所から爆薬を投げつけられる。それを考えると、私が爆薬を持っていた方が効率的と思われる。なので、アカリから爆薬を貰っておく。
「そういえば、どうやって戦うの?」
「出たところ勝負かな。殲滅戦の詳細が分からないから、どう襲ってくるのかも分からないしね。それに、私達のレベルも考えると、モンスターの強さがねぇ」
「それを考えると、イベントが始まってから決めるのが一番なのよね。下手すると、ボスが群れを成して攻めてくる可能性もあるから」
それを言われて、今まで戦ったボスモンスター達が群れを成して向かってくる姿を想像してしまった。恐ろしすぎる。フォレストリザードはまだしも氷雷竜が群れになっていたら、怖すぎる。スノウでも対処しきれないと思うし。
「そうなると、エレクの活用方法も変わってきそう。ライと一緒に行動して貰うのが一番だと思ってたんだけど」
「多分、それで良いんじゃないかな。雷同士で相性も良いだろうし」
「ですよね」
私の考えにメイティさんが同意してくれた。精霊は、そこまで速度を持っていないから、スノウやエレクに乗ると移動速度を補える。しかも、ライは、雷を操る事が出来るので、エレクの攻撃のサポートも出来る。二人合わされば、かなり強力になると思う。
こんな事を話していたら、転移の時間になった。私達は一斉に転移していく。そうして着いた場所は、だだ広い草原だった。ただ、後ろには、大きな城壁のようなものが建っている。設定的には、街に攻めてきたモンスターを殲滅するって感じなのかな。
そんな私達の頭上にウィンドウが出て来た。そこには、十から始まるカウントダウンが映し出されていた。
「【召喚・スノウ】【召喚・エレク】【召喚・レイン】【召喚・ソイル】【召喚・エアリー】【召喚・ライ】」
皆を喚び出す。通常エリアでは制限が付いたけど、ここでは、その制限がなくなっている。それでも、さすがに喚び出せないかと思っていたけど、問題なく全員喚べた。ちょっと嬉しい。
「ライ、エレクに乗って。エレク、ライをお願いね。でも、無理はしないで」
『……』こくり
『ブルルッ!』
エレクの速度なら、大抵の相手の攻撃は避けられる。そこにライの攻撃力が加わるのだから、二人は安全のはず。何かあれば、【電光石火】で駆けつければ良い。
二人にそう言っていたら、カウントダウンが終わってイベントが始まった。それと同時に、地鳴りのような音が響いてくる。このゲームでは、これまでに経験のない事だ。雪兎でも、ここまでの事は起こらなかった。
「う~ん……あれは……フォレストリザードかな」
アク姉が双眼鏡を使って確認していた。まさかの最悪のパターンかもしれない。
「他のボスは?」
「いないね。今のところフォレストリザードだけ。まぁ、数は百くらいいそうだけど」
「倒すのに苦労する相手ではないとはいえ、面倒くさいわね。魔力の問題もあるし」
恐らく、この殲滅戦は連戦形式だ。フォレストリザードを退けても次の脅威が攻めてくる事になる。そうなると、アク姉達の魔力管理が重要になってくる。
「う~ん……じゃあ、スノウ。お願いね」
『ガァ!!』
元気に返事をしたスノウが【矮小化】を解いて、飛び立った。
「私も行って来る。ひとまず、アク姉達は待ってて」
「うん。よろしくね」
フォレストリザード相手に、私が負けることはないと思っているのか、アク姉は手を振って送り出してくれた。
三対の羽を生やして、スノウの後を追う。三対の羽を使っているこっちの方が速いと思ったけど、普通の飛行なら、スノウの方が速かった。スノウは、草原を走るフォレストリザードに向かってブレスを吐く。炎上し凍り付いたフォレストリザード達を、次々に爪で破壊していた。
私の方は、【竜王息吹】でフォレストリザードを燃やしていく。激しく炎上したフォレストリザード達は、どんどんとHPを減らしていく。その間を抜けるように飛び、血液で強化した隠密双刀を刀に変えて、【二刀流】を使いながらトドメを刺していく。
【竜王息吹】になったけど、火傷のダメージは、そこまで変わらなかった。【竜鎧】が効果を発揮してくれているのかもしれない。
私とスノウによって、攻めてきたフォレストリザード達は十分で全滅した。さすがに、最初のボスが群れた程度で苦戦するような鍛え方はしていない。
そのまま空中でスノウと待機していると、次の群れがやってきた。その群れの中には、フォレストリザードだけでなく、黒帝ゴリラとジャイアントトードが混じっていて、その数も二倍に膨れ上がっている。ただ、そのおかげで、一種類辺りの数は少なくなっている。まぁ、数自体が増えているから、気休めにしかならないけど。
「スノウ、私達でやっちゃおうか」
『ガァ!』
元気に返事をしてくれるスノウと一緒に、またボスの群れの中に突っ込んだ。アク姉達に、共有していないけど、多分エアリーが共有してくれている。音は空気の振動で伝わるって言うからね。風を操るエアリーなら聞いていてくれるはず。
実際、皆から援護はなかった。さっきよりは時間が掛かったけど、全滅させる事が出来た。【竜王息吹】の力が、割と強くて倒すのに苦労はしなかった。空を飛べるアドバンテージが強すぎると思う。
「これ、本当にレベル別に分かれる設定で良かったなぁ。初心者が、ボスラッシュに勝てる可能性なんて皆無だろうし」
一体一体なら可能性はあるけど、何百体規模になると、さすがに初心者には無理だ。多分、普通のプレイヤーでも苦労はすると思う。上位ギルドか、私みたいにボスをテイムしたとか異常なスキルを持っていないと。
「スノウ、ちょっと空に上がろうか」
『ガァ!』
少しだけ高さを出して、次の群れを待つ。すると、今度も同じ編成でボス達が出て来た。いや、よく見たら一つ違う点があった。
「えっ……夜霧の執行者?」
同じボスの群れに夜霧の執行者が混じっていた。
「さすがに、それはないでしょ」
あの硬さは、私がよく知っている。三時間もあんな不味いものを吸い続けたのだから。一波二波と割と楽に倒していたけど、三波に入ってえげつない相手が出て来た。
結構チョロいイベントかと思ったけど、ちゃんと大きな壁を用意している。そして、このせいで一つ分かった事もあった。それは、このイベントで現れるモンスターの中には、エンカウントボスも入るという事。
私の脳裏には、ついこの間戦った蒼天竜の姿がチラついていた。この群れの中で、蒼天竜が現れたら、本当にヤバいと思う。倒せなくはないだろうけど、消耗はかなりのものになるだろう。
せめて、ラスボスくらいで現れる事を祈るばかりだ。
「イベント楽しみだね」
「うん。そうだね」
アク姉に抱きしめられながら、転移を待っている。
「そういえば、アカリの準備って何してたの?」
「沢山の薬を作った感じかな。特に爆薬かな。私が一番貢献出来そうだから」
「ああ、それで実験室が爆発してたわけね」
「そういう事。ハクちゃんもいる?」
「……貰っておこうかな。多分、私が一番有効活用出来るだろうし」
空を自由に飛べるから、安全な場所から爆薬を投げつけられる。それを考えると、私が爆薬を持っていた方が効率的と思われる。なので、アカリから爆薬を貰っておく。
「そういえば、どうやって戦うの?」
「出たところ勝負かな。殲滅戦の詳細が分からないから、どう襲ってくるのかも分からないしね。それに、私達のレベルも考えると、モンスターの強さがねぇ」
「それを考えると、イベントが始まってから決めるのが一番なのよね。下手すると、ボスが群れを成して攻めてくる可能性もあるから」
それを言われて、今まで戦ったボスモンスター達が群れを成して向かってくる姿を想像してしまった。恐ろしすぎる。フォレストリザードはまだしも氷雷竜が群れになっていたら、怖すぎる。スノウでも対処しきれないと思うし。
「そうなると、エレクの活用方法も変わってきそう。ライと一緒に行動して貰うのが一番だと思ってたんだけど」
「多分、それで良いんじゃないかな。雷同士で相性も良いだろうし」
「ですよね」
私の考えにメイティさんが同意してくれた。精霊は、そこまで速度を持っていないから、スノウやエレクに乗ると移動速度を補える。しかも、ライは、雷を操る事が出来るので、エレクの攻撃のサポートも出来る。二人合わされば、かなり強力になると思う。
こんな事を話していたら、転移の時間になった。私達は一斉に転移していく。そうして着いた場所は、だだ広い草原だった。ただ、後ろには、大きな城壁のようなものが建っている。設定的には、街に攻めてきたモンスターを殲滅するって感じなのかな。
そんな私達の頭上にウィンドウが出て来た。そこには、十から始まるカウントダウンが映し出されていた。
「【召喚・スノウ】【召喚・エレク】【召喚・レイン】【召喚・ソイル】【召喚・エアリー】【召喚・ライ】」
皆を喚び出す。通常エリアでは制限が付いたけど、ここでは、その制限がなくなっている。それでも、さすがに喚び出せないかと思っていたけど、問題なく全員喚べた。ちょっと嬉しい。
「ライ、エレクに乗って。エレク、ライをお願いね。でも、無理はしないで」
『……』こくり
『ブルルッ!』
エレクの速度なら、大抵の相手の攻撃は避けられる。そこにライの攻撃力が加わるのだから、二人は安全のはず。何かあれば、【電光石火】で駆けつければ良い。
二人にそう言っていたら、カウントダウンが終わってイベントが始まった。それと同時に、地鳴りのような音が響いてくる。このゲームでは、これまでに経験のない事だ。雪兎でも、ここまでの事は起こらなかった。
「う~ん……あれは……フォレストリザードかな」
アク姉が双眼鏡を使って確認していた。まさかの最悪のパターンかもしれない。
「他のボスは?」
「いないね。今のところフォレストリザードだけ。まぁ、数は百くらいいそうだけど」
「倒すのに苦労する相手ではないとはいえ、面倒くさいわね。魔力の問題もあるし」
恐らく、この殲滅戦は連戦形式だ。フォレストリザードを退けても次の脅威が攻めてくる事になる。そうなると、アク姉達の魔力管理が重要になってくる。
「う~ん……じゃあ、スノウ。お願いね」
『ガァ!!』
元気に返事をしたスノウが【矮小化】を解いて、飛び立った。
「私も行って来る。ひとまず、アク姉達は待ってて」
「うん。よろしくね」
フォレストリザード相手に、私が負けることはないと思っているのか、アク姉は手を振って送り出してくれた。
三対の羽を生やして、スノウの後を追う。三対の羽を使っているこっちの方が速いと思ったけど、普通の飛行なら、スノウの方が速かった。スノウは、草原を走るフォレストリザードに向かってブレスを吐く。炎上し凍り付いたフォレストリザード達を、次々に爪で破壊していた。
私の方は、【竜王息吹】でフォレストリザードを燃やしていく。激しく炎上したフォレストリザード達は、どんどんとHPを減らしていく。その間を抜けるように飛び、血液で強化した隠密双刀を刀に変えて、【二刀流】を使いながらトドメを刺していく。
【竜王息吹】になったけど、火傷のダメージは、そこまで変わらなかった。【竜鎧】が効果を発揮してくれているのかもしれない。
私とスノウによって、攻めてきたフォレストリザード達は十分で全滅した。さすがに、最初のボスが群れた程度で苦戦するような鍛え方はしていない。
そのまま空中でスノウと待機していると、次の群れがやってきた。その群れの中には、フォレストリザードだけでなく、黒帝ゴリラとジャイアントトードが混じっていて、その数も二倍に膨れ上がっている。ただ、そのおかげで、一種類辺りの数は少なくなっている。まぁ、数自体が増えているから、気休めにしかならないけど。
「スノウ、私達でやっちゃおうか」
『ガァ!』
元気に返事をしてくれるスノウと一緒に、またボスの群れの中に突っ込んだ。アク姉達に、共有していないけど、多分エアリーが共有してくれている。音は空気の振動で伝わるって言うからね。風を操るエアリーなら聞いていてくれるはず。
実際、皆から援護はなかった。さっきよりは時間が掛かったけど、全滅させる事が出来た。【竜王息吹】の力が、割と強くて倒すのに苦労はしなかった。空を飛べるアドバンテージが強すぎると思う。
「これ、本当にレベル別に分かれる設定で良かったなぁ。初心者が、ボスラッシュに勝てる可能性なんて皆無だろうし」
一体一体なら可能性はあるけど、何百体規模になると、さすがに初心者には無理だ。多分、普通のプレイヤーでも苦労はすると思う。上位ギルドか、私みたいにボスをテイムしたとか異常なスキルを持っていないと。
「スノウ、ちょっと空に上がろうか」
『ガァ!』
少しだけ高さを出して、次の群れを待つ。すると、今度も同じ編成でボス達が出て来た。いや、よく見たら一つ違う点があった。
「えっ……夜霧の執行者?」
同じボスの群れに夜霧の執行者が混じっていた。
「さすがに、それはないでしょ」
あの硬さは、私がよく知っている。三時間もあんな不味いものを吸い続けたのだから。一波二波と割と楽に倒していたけど、三波に入ってえげつない相手が出て来た。
結構チョロいイベントかと思ったけど、ちゃんと大きな壁を用意している。そして、このせいで一つ分かった事もあった。それは、このイベントで現れるモンスターの中には、エンカウントボスも入るという事。
私の脳裏には、ついこの間戦った蒼天竜の姿がチラついていた。この群れの中で、蒼天竜が現れたら、本当にヤバいと思う。倒せなくはないだろうけど、消耗はかなりのものになるだろう。
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