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高く光へ昇り深く闇へ沈む吸血少女
様子見の攻撃
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中央に向かって移動していくと、すぐに他のパーティーに遭遇した。そのパーティーは、全員で四人。まだフルパーティーじゃないけど、その分ステータスに強化が入っている。
私とソルさんは、同時に【電光石火】で背後に移動する。ソルさんの【電光石火】は、私よりも着地がスムーズだった。同じスキルのはずだけど、熟練度が違う。
でも、相手の意表を突く事は出来る。四人パーティーの中で後方にいた魔法使い二人がターゲットだ。【雷電武装】で雷を双血剣に纏わせつつ、【支配(血)】で強化する。双血剣で相手の首を二連続で斬る。クリティカル二連続でHPの九割を失い、さらに【雷電武装】によって麻痺状態になったところに【影武装】で操った影を突き刺す。鎧装備じゃないので
身体を全体的に串刺しにされた魔法使いは、そのままポリゴンになった。
その隣では、ソルさんも魔法使いを倒していた。的確にクリティカル攻撃を与えたのか私よりも倒すのが早い。
突然の事に驚いて、前衛を担おうとしていた全身鎧のタンクと軽装備のアタッカーが後ろを振り向いた。それが間違いだ。攻撃を引き受けようと前に出ていたフレ姉が到着して、全身鎧に対して、ものすごく太い槍を突き刺した。色々なゲームでランスと呼ばれているような円錐型の槍だ。走ってきた勢いもあったからなのか、ランスは鎧を貫いていた。
「しまっ……」
全身鎧は、自分が警戒を怠っていた事に気付いたらしい。でも、もう遅い。フレ姉は、思いっきりランスを振り回して、全身鎧を上空に投げた。かなり重いだろうに、力持ち過ぎると思う。空を舞う全身鎧に、一条の稲妻が放たれる。心臓付近を貫いたところ止まらず、全身鎧の身体に纏わり付いたかと思うと、激しい雷撃が内側から弾けて、全身鎧が倒れた。
その間に、魔力で出来ているのであろう大きな爪を装備したゲルダさんが、軽装備を引き裂いていた。手甲と合わさったようなそれは、手甲鉤と呼ばれる爪装備だと思う。相手の死角に回るような小回りを多用した動きで、相手を翻弄してゲルダさんがダメージを負わせているところに、真上から降ってきたソルさんが、頭から股下までを刀で貫いた。惨い。
「おぉ……やることがない……」
全員が無傷だったのと圧倒的な攻撃力で敵を倒したから、回復、付加、妨害が仕事のメイティさんは、何もせずに戦闘が終わっていた。
「今だけだ。その内、メイティも忙しくなるぞ。私は、ダメージ前提で行動しねぇといけねぇからな。てか、ハクとソルが規格外過ぎる。何だ、その速さは?」
「【電光石火】だよ。ライトニングホースを倒したら手に入るスキルで、進化するやつだよ」
「あ~……エンカウントボスか。この前、ようやく夜霧の執行者を見つけて倒しただけなんだよな」
「姉さんもエンカウントボスには、全然会ってないんだ?」
「マジで、確率が低すぎる。まぁ、おかげで、飽きる気配はねぇけどな」
フレ姉もようやく夜霧の執行者を倒したらしい。始めたばかりで倒せた私は、本当に運が良かったみたい。
「残念だけど、ゆっくりと話している暇は無さそうよ」
ゲルダさんが、正面を指さす。その先には、こちらに向かってくるパーティーの姿があった。
「【虚無の果て】」
アク姉が、こちらに向かってくるパーティーの前に魔法を放つ。でも、パーティーに直接当たるような距離じゃない。
「何してるの?」
「見てて」
アク姉がウィンクしながらそう言うので、成り行きを見守る。黒い光が道の中央で弾けたかと思うと、急に周囲の建物に大きな罅が入って、道の中央に引き寄せられていった。そのタイミングで丁度通り掛かってしまったパーティーも、その中央に引き寄せられる。
六人全員前衛で組まれたパーティーは、周囲から引き寄せられてくる大きな瓦礫がぶつかっていき、どんどんとHPが削られていた。
「重力?」
「残念、外れだよ。正解は真空。あの光は虚無の光で、光の中心から一定範囲の全てを消し去る効果があるの。全てっていうのは、本当に全てで空気すらも消しさるから、一時的に古典論における絶対真空が出来上がるの。周囲の建物は、結構脆いから、この真空を満たそうとする空気の動きに耐えられず、一緒に巻き込まれるってわけ。もっと頑丈な建物だったら出来ないから、気を付けてね」
「へぇ~……」
そういえば、エアリーのスキルに【絶対真空】があった事を思い出した私はギルドエリアに帰ったら、使いどころをしっかり考えるように言っておこうと決めた。
「まぁ、でも、これで倒せるわけないから、油断はしないでね」
「うん」
瓦礫を大量にぶつけるだけで倒せるのであれば、PvPは苦労しない。実際、六人パーティーは、HPを半分残した状態で生きていた。
「【イシスの献身】」
メイティさんが、アク姉にバフを掛ける。恐らく、魔法攻撃力を上げるバフだろう。
「【猛る焔獅子】」
アク姉が次の魔法を放った。炎で出来た巨大なライオンが、六人パーティーの中央に突っ込んで爆発する。六人の断末魔が聞こえてきた。エグい。
「アク姉達が二人でも余裕そうな雰囲気だった理由が分かったかも」
「えっ、そんな余裕そうだった?」
アク姉的にはそんな感じではなかったみたいだけど、魔法職二人で道の中央を歩いていた時点で、余裕そうな雰囲気はあった。でも、そのはず。バフをしっかりとして、アク姉が的確に魔法を使えば、大体の敵は倒せるだろう。アク姉の判断は、結構素早いし的確な事が多いから。
そこにタンクや前衛が加われば、さらに安定する。魔法職の恐ろしさを改めて思い知った。だって、あの虚無は、私でも操れないだろうから。
「ねぇ、あの虚無の光は、何属性の魔法なの?」
「聖と暗黒の融合だよ。正確に言うなら、虚無属性っていう感じかな」
やっぱり私には操れない魔法だ。それに、聖属性と暗黒属性なら耐性を持っているけど、虚無に変化したら、どうなるのかが分からない。魔法使いと戦う時は、そこら辺を警戒しておくという事を心に決めた。
そんなところで、急に嫌な予感がした。斜め上方向から何かが来る。その方向を確認するよりも早く、自分の血で壁を作り出した。【無限血液】により、どんな量でも自分の血で賄えるようになったのは、本当に嬉しい事だ。普通にやったら即死するだろう血液量でも使い放題だから。
血液の壁に炎が命中する。それで血液の壁が壊される事はなかった。いつの間にか、血液にも魔法の耐性が付いたのかな。身に覚えしかないから、何が作用しているのか分からない。
「フレ姉」
「ああ、見えてる。飛んでんな」
フレ姉は、【天眼通】を持っている。だから、血の壁で視界が阻まれていても、その向こうを確認する事が出来る。そして、飛んでいるという報告。それは、私も予想していた事だ。だって、魔法が飛んできた方向にビルなどなかったのだから。
私も【天眼通】で確認すると、私もよく知っている羽で飛んでいるプレイヤーがいた。
「羽持ち。つまり、【悪魔】持ちか」
私よりも先に【悪魔】を手にしたという事は、私よりもレベルが高い可能性があるという事。【大悪魔】や【大悪魔翼】の先を知らないので、どこまで厄介かは分からない。
「ん? 逃げていくな」
フレ姉の言う通り、【悪魔】持ちであろうプレイヤーは、空を飛んで逃げていっていた。
「奇襲が失敗に終わったからかな?」
「かもな。アクア、あそこまで届くか?」
「余裕だけど、空で縦横無尽に動かれると当てるのは難しいよ。地上と違って上下の差も大きいから」
「だろうな。一応空を移動出来るが、【浮遊】だと、そこまで早くねぇんだよな」
「燃費も悪いしね。ここは、同じ羽持ちのハクちゃんに頑張って貰うしかないかもね」
さっき私が【飛翔】を持っている話をしたからか、ソルさんが笑顔でそう言う。
「ハクも羽を持ってんのか?」
「うん。私は無限に飛べるよ」
「ほぼチートみてぇなもんだな。まぁ良い。次に奴が現れたら、防御よりも攻撃を優先しろ。多少の攻撃なら耐えられるからな。空から魔法を撃たれ続けるのはうぜぇ」
「了解」
初めて私以外の羽持ちを見たけど、羽を有効活用していた。空から魔法を撃つのは、戦法として理に適っている気がする。ただ、MPの消費も大きくなるから、魔法特化の人じゃないと難しそうだ。
「対人空中戦闘か……大変そう」
恐らくこのゲームで初めてとなる羽を使った空中PvP。どんな戦いになるか、ちょっと心配だ。
私とソルさんは、同時に【電光石火】で背後に移動する。ソルさんの【電光石火】は、私よりも着地がスムーズだった。同じスキルのはずだけど、熟練度が違う。
でも、相手の意表を突く事は出来る。四人パーティーの中で後方にいた魔法使い二人がターゲットだ。【雷電武装】で雷を双血剣に纏わせつつ、【支配(血)】で強化する。双血剣で相手の首を二連続で斬る。クリティカル二連続でHPの九割を失い、さらに【雷電武装】によって麻痺状態になったところに【影武装】で操った影を突き刺す。鎧装備じゃないので
身体を全体的に串刺しにされた魔法使いは、そのままポリゴンになった。
その隣では、ソルさんも魔法使いを倒していた。的確にクリティカル攻撃を与えたのか私よりも倒すのが早い。
突然の事に驚いて、前衛を担おうとしていた全身鎧のタンクと軽装備のアタッカーが後ろを振り向いた。それが間違いだ。攻撃を引き受けようと前に出ていたフレ姉が到着して、全身鎧に対して、ものすごく太い槍を突き刺した。色々なゲームでランスと呼ばれているような円錐型の槍だ。走ってきた勢いもあったからなのか、ランスは鎧を貫いていた。
「しまっ……」
全身鎧は、自分が警戒を怠っていた事に気付いたらしい。でも、もう遅い。フレ姉は、思いっきりランスを振り回して、全身鎧を上空に投げた。かなり重いだろうに、力持ち過ぎると思う。空を舞う全身鎧に、一条の稲妻が放たれる。心臓付近を貫いたところ止まらず、全身鎧の身体に纏わり付いたかと思うと、激しい雷撃が内側から弾けて、全身鎧が倒れた。
その間に、魔力で出来ているのであろう大きな爪を装備したゲルダさんが、軽装備を引き裂いていた。手甲と合わさったようなそれは、手甲鉤と呼ばれる爪装備だと思う。相手の死角に回るような小回りを多用した動きで、相手を翻弄してゲルダさんがダメージを負わせているところに、真上から降ってきたソルさんが、頭から股下までを刀で貫いた。惨い。
「おぉ……やることがない……」
全員が無傷だったのと圧倒的な攻撃力で敵を倒したから、回復、付加、妨害が仕事のメイティさんは、何もせずに戦闘が終わっていた。
「今だけだ。その内、メイティも忙しくなるぞ。私は、ダメージ前提で行動しねぇといけねぇからな。てか、ハクとソルが規格外過ぎる。何だ、その速さは?」
「【電光石火】だよ。ライトニングホースを倒したら手に入るスキルで、進化するやつだよ」
「あ~……エンカウントボスか。この前、ようやく夜霧の執行者を見つけて倒しただけなんだよな」
「姉さんもエンカウントボスには、全然会ってないんだ?」
「マジで、確率が低すぎる。まぁ、おかげで、飽きる気配はねぇけどな」
フレ姉もようやく夜霧の執行者を倒したらしい。始めたばかりで倒せた私は、本当に運が良かったみたい。
「残念だけど、ゆっくりと話している暇は無さそうよ」
ゲルダさんが、正面を指さす。その先には、こちらに向かってくるパーティーの姿があった。
「【虚無の果て】」
アク姉が、こちらに向かってくるパーティーの前に魔法を放つ。でも、パーティーに直接当たるような距離じゃない。
「何してるの?」
「見てて」
アク姉がウィンクしながらそう言うので、成り行きを見守る。黒い光が道の中央で弾けたかと思うと、急に周囲の建物に大きな罅が入って、道の中央に引き寄せられていった。そのタイミングで丁度通り掛かってしまったパーティーも、その中央に引き寄せられる。
六人全員前衛で組まれたパーティーは、周囲から引き寄せられてくる大きな瓦礫がぶつかっていき、どんどんとHPが削られていた。
「重力?」
「残念、外れだよ。正解は真空。あの光は虚無の光で、光の中心から一定範囲の全てを消し去る効果があるの。全てっていうのは、本当に全てで空気すらも消しさるから、一時的に古典論における絶対真空が出来上がるの。周囲の建物は、結構脆いから、この真空を満たそうとする空気の動きに耐えられず、一緒に巻き込まれるってわけ。もっと頑丈な建物だったら出来ないから、気を付けてね」
「へぇ~……」
そういえば、エアリーのスキルに【絶対真空】があった事を思い出した私はギルドエリアに帰ったら、使いどころをしっかり考えるように言っておこうと決めた。
「まぁ、でも、これで倒せるわけないから、油断はしないでね」
「うん」
瓦礫を大量にぶつけるだけで倒せるのであれば、PvPは苦労しない。実際、六人パーティーは、HPを半分残した状態で生きていた。
「【イシスの献身】」
メイティさんが、アク姉にバフを掛ける。恐らく、魔法攻撃力を上げるバフだろう。
「【猛る焔獅子】」
アク姉が次の魔法を放った。炎で出来た巨大なライオンが、六人パーティーの中央に突っ込んで爆発する。六人の断末魔が聞こえてきた。エグい。
「アク姉達が二人でも余裕そうな雰囲気だった理由が分かったかも」
「えっ、そんな余裕そうだった?」
アク姉的にはそんな感じではなかったみたいだけど、魔法職二人で道の中央を歩いていた時点で、余裕そうな雰囲気はあった。でも、そのはず。バフをしっかりとして、アク姉が的確に魔法を使えば、大体の敵は倒せるだろう。アク姉の判断は、結構素早いし的確な事が多いから。
そこにタンクや前衛が加われば、さらに安定する。魔法職の恐ろしさを改めて思い知った。だって、あの虚無は、私でも操れないだろうから。
「ねぇ、あの虚無の光は、何属性の魔法なの?」
「聖と暗黒の融合だよ。正確に言うなら、虚無属性っていう感じかな」
やっぱり私には操れない魔法だ。それに、聖属性と暗黒属性なら耐性を持っているけど、虚無に変化したら、どうなるのかが分からない。魔法使いと戦う時は、そこら辺を警戒しておくという事を心に決めた。
そんなところで、急に嫌な予感がした。斜め上方向から何かが来る。その方向を確認するよりも早く、自分の血で壁を作り出した。【無限血液】により、どんな量でも自分の血で賄えるようになったのは、本当に嬉しい事だ。普通にやったら即死するだろう血液量でも使い放題だから。
血液の壁に炎が命中する。それで血液の壁が壊される事はなかった。いつの間にか、血液にも魔法の耐性が付いたのかな。身に覚えしかないから、何が作用しているのか分からない。
「フレ姉」
「ああ、見えてる。飛んでんな」
フレ姉は、【天眼通】を持っている。だから、血の壁で視界が阻まれていても、その向こうを確認する事が出来る。そして、飛んでいるという報告。それは、私も予想していた事だ。だって、魔法が飛んできた方向にビルなどなかったのだから。
私も【天眼通】で確認すると、私もよく知っている羽で飛んでいるプレイヤーがいた。
「羽持ち。つまり、【悪魔】持ちか」
私よりも先に【悪魔】を手にしたという事は、私よりもレベルが高い可能性があるという事。【大悪魔】や【大悪魔翼】の先を知らないので、どこまで厄介かは分からない。
「ん? 逃げていくな」
フレ姉の言う通り、【悪魔】持ちであろうプレイヤーは、空を飛んで逃げていっていた。
「奇襲が失敗に終わったからかな?」
「かもな。アクア、あそこまで届くか?」
「余裕だけど、空で縦横無尽に動かれると当てるのは難しいよ。地上と違って上下の差も大きいから」
「だろうな。一応空を移動出来るが、【浮遊】だと、そこまで早くねぇんだよな」
「燃費も悪いしね。ここは、同じ羽持ちのハクちゃんに頑張って貰うしかないかもね」
さっき私が【飛翔】を持っている話をしたからか、ソルさんが笑顔でそう言う。
「ハクも羽を持ってんのか?」
「うん。私は無限に飛べるよ」
「ほぼチートみてぇなもんだな。まぁ良い。次に奴が現れたら、防御よりも攻撃を優先しろ。多少の攻撃なら耐えられるからな。空から魔法を撃たれ続けるのはうぜぇ」
「了解」
初めて私以外の羽持ちを見たけど、羽を有効活用していた。空から魔法を撃つのは、戦法として理に適っている気がする。ただ、MPの消費も大きくなるから、魔法特化の人じゃないと難しそうだ。
「対人空中戦闘か……大変そう」
恐らくこのゲームで初めてとなる羽を使った空中PvP。どんな戦いになるか、ちょっと心配だ。
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