吸血少女ののんびり気ままなゲームライフ

月輪林檎

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高く光へ昇り深く闇へ沈む吸血少女

血姫の装具・改

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 夕飯やお風呂などを済ませてから、再びログインした私は、ギルドエリアの自分の部屋で、アップデートで増えたスキルなども含めて、今の自分に必要なスキルの収得をしていた。

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ハク:【武芸千般Lv1】【双刀Lv16】【双剣Lv93】【吸血牙Lv1】【武闘術Lv55】【始祖の吸血鬼Lv1】【血液武装Lv72】【影装術Lv19】【水氷装術Lv12】【大地操作Lv19】【水氷操作Lv14】【眷属(大蝙蝠)Lv1】【空力Lv25】【天眼Lv19】【索敵Lv5】
控え:【魔法才能Lv52】【水魔法才能Lv23】【支援魔法才能Lv45】【増血促進Lv8】【血液収納Lv1】【血液感知Lv32】【防影Lv23】【HP強化Lv92】【MP強化Lv62】【神腕Lv23】【物理防御強化Lv72】【魔法防御強化Lv50】【神脚Lv78】【器用さ強化Lv70】【運強化Lv88】【身体能力強化Lv46】【視覚強化Lv79】【聴覚強化Lv89】【顎強化Lv42】【執行者Lv91】【堅牢Lv1】【神速Lv24】【軽業Lv49】【身軽Lv46】【予測Lv4】【遠見Lv1】【毒耐性Lv43】【麻痺耐性Lv18】【呪い耐性Lv1】【沈黙耐性Lv4】【暗闇耐性Lv1】【怒り耐性Lv8】【眠り耐性Lv1】【混乱耐性Lv51】【気絶耐性Lv1】【突撃Lv14】【竜王血Lv18】【竜鱗Lv8】【毒生成Lv10】【腐食Lv13】【暴食Lv49】【暴飲Lv14】【狂気Lv22】【蓄積Lv25】【超音波Lv27】【怨念Lv41】【夜霧化Lv8】【魔気Lv13】【聖人Lv20】【聖血Lv29】【第六感Lv30】【農作Lv23】【調教Lv45】【言語学Lv63】【古代言語学Lv15】【現代言語学Lv9】
SP:595

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 【武芸千般】【吸血牙】【始祖の吸血鬼】【眷属(大蝙蝠)】【血液収納】【堅牢】【遠見】が新しく増えた。

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【吸血牙】:噛み付いた相手を出血状態にさせる。吸血する際の血の量が増える。

【眷属(大蝙蝠)】:眷属の蝙蝠と大蝙蝠を召喚する事が出来る。大蝙蝠が持つ【吸血】の効果を共有する事が出来る。

【血液収納】:自身の血液に物を収納する事が出来る。控えでも効果を発揮する。

【堅牢】:ノックバック率を大きく下げ、防御力を大きく上昇させる。控えでも効果を発揮する。

【遠見】:遠くがよく見えるようになる。控えでも効果を発揮する。

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 【眷属(大蝙蝠)】は、【始祖の吸血鬼】を手に入れたから、進化可能になったらしい。【吸血】とはいえ、召喚した大蝙蝠との共有が出来るのは大きい。HPが回復するっていうのもあるけど、本当に大きいのはスキル獲得効果も共有されるであろうという事。これが、私が持っている【吸血】系統のスキルに準拠されていたら、本当に壊れスキルになっていたけど、【吸血】なら丁度良い感じだと思う。
 【血液収納】は、ギルドエリアでも使える判定になっていたので、街中でも使えると思う。容量は、結構少ない。双血剣と隠密双刀を入れたら、ほぼ満杯だ。アイテムで言えば、百個分くらい入る。取り出す際のラグはほぼ無く、取り出したいと思ったら、即座に出て来る。アイテム欄を開いたりする必要もなくなるので、血液の中にアイテムの血を五十個入れて、双血剣も入れておいた。隠密双刀は、月光と日光に当てておかないと、いざというときに追加効果が使えないから、腰にぶら下げておかないといけない。

「さすがに、コーラルタートルを倒して、【始祖の吸血鬼】になっただけだから、そこまでスキルが変わらないか。まぁ、これから色々なスキルを手に入れる事が出来るはずだし、そっちの進化とか統合にSPを使う感じにしよう」

 スキルの整理も終わったので、アカリエに向かう。約束の時間よりも十分くらい早いけど、問題はないはず。アカリエに入ると、アカリが受付で待っていた。

「いらっしゃい。はい。血姫の装具だよ」
「ありがとう」

 アカリに血姫の装具を手渡される。どんな追加効果を付けてくれたのか確認してみる。

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血姫の装具・改:血狂い蝙蝠の羽根と牙、絶望憎悪の魂、清廉潔白の魂、血晶石、霊魂の白布、夜霧の鎧を織り込んだ防具。

インナー:【HP超上昇】【MP超上昇】【物理防御超上昇】【魔法防御超上昇】【耐久力超上昇】【吸血強化++】【修復】
上着:【HP超上昇】【MP超上昇】【物理防御超上昇】【魔法防御超上昇】【耐久力超上昇】【吸血強化++】【修復】
外套:【HP超上昇】【物理防御超上昇】【魔法防御超上昇】【耐久力超上昇】【抵抗軽減】【霊衣】【修復】
腰:【HP超上昇】【物理防御超上昇】【魔法防御超上昇】【速度超上昇】【耐久力超上昇】【軽量化】【修復】
靴:【HP超上昇】【物理防御超上昇】【魔法防御超上昇】【速度超上昇】【脚力超上昇】【軽量化】【修復】
下着:【吸血強化++】【HP継続回復】

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「超上昇系は、今までよりもステータスとかの上昇値が多いよ。【霊衣】は、魔法攻撃から受ける影響を抑えるって効果があるの。そこまで強い効果ってわけじゃないから、気休め程度になるかもだけど。【軽量化】は、一箇所に付けておくと全体に効果があるから。速度重視のハクちゃんには良いかなって。【HP継続回復】は、名前の通り。でも、効果は微々たるものだから、過信はしないで」
「了解。魔法攻撃から受ける影響って、どういうの?」
「行動阻害系とか継続ダメージがあるようなものかな。魔法そのものの威力を落とすわけではないよ」

 結構良い効果ではあると思う。単純なステータス強化でも嬉しいけど、こういう一風変わった追加効果も嬉しい。

「結構良い感じで強化出来たし、アクセサリーと雪血姫の装具も強化しておいてあげる。まだ、雪嶺エリアには行かないでしょ?」
「そうだね。今は、海エリアを調べたいし」

 私は、血姫のネックレスと蒼緋のブレスレットと雪血姫の装具をアカリに渡す。

「大体の構想は出来てるから、明日には渡せるようにしておくね。あっ、霊峰の霊視鏡も置いていって。ちょっと便利になるから」
「便利?」
「内容はお楽しみに」

 アカリが言うのだから、変な事にはならないと思うので、霊峰の霊視鏡も渡す。これで、私のアクセサリーは、霊峰のブレスレットだけになった。まぁ、今日砂漠に行く訳でもないので、無くても困る事はない。明日には出来るみたいだし。

「それじゃあ、これ代金ね」
「うん。いってらっしゃい」
「行ってきます」

 アカリと別れて、海エリアへと転移した。貧乏になったから、またお金を集めないと。ギルド会館で、サハギンと蒼鶚とマンイーターシャークとシーサーペントのクエストを受けて、砂浜に移動した。

「【召喚・スノウ】【召喚・レイン】」
『ガァ!』
『また亀?』

 スノウは、嬉しそうに飛びついてくる。レインもギリギリ触れないくらいの場所まで近づいてきた。

「亀とは戦わないよ。この海の中を調べるつもり。レインは、もう大丈夫? まだ疲れてるなら、戻すけど」
『大丈夫。あそこまで大きな力は、まだ使えないけど』
「うん。それで良いよ。レインは、私と一緒に来て。スノウは、海の中を自由に動き回りながら、モンスターを倒していって。スノウにしか出来ない事だよ」
『ガァ!』

 スノウは嬉しそうに声を上げながら、海の方に飛んでいった。昼間も飛んでいたのに、全く疲れを感じさせない。

「スノウはいつでも元気だなぁ」
『さっきまで飛び回ってたよ』

 ギルドエリアでも飛び回っていたらしい。途中に昼寝を挟んでいるかもしれないけど、それにしても元気だ。

「本当に元気だなぁ。それじゃあ、私達も海に入ろうか」
『うん』

 私とレインは、一緒に海の中に入っていった。
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