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真冬と真夏の吸血少女
全てが重なる場所
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それから次の土曜日まで、畑仕事をしつつ、スノウと遊んで過ごした。その理由は、やっぱり【聖気】によるものだった。HPの減少が止まらない。ただ、ほんの少しずつマシにはなってきている。前は通常状態でいたら一時間半ちょっとでHPがなくなったけど、今は、多分三時間と少しくらいは耐えられるようになっていた。
畑仕事の方は、普通に順調だった。畝を五つ作って、畝毎に種を分けて蒔いていった。白炎花も蒔いたけど、種を全部は使わないでおいた。本当に育つか分からなかったからね。
他には、赤薔薇、赤血花、薬草、解毒草の種を蒔いた。この四つは、花屋で購入した種で、前二つは私個人が気になったもので、後二つはアカリの【調合】でよく使うであろうものと考えて選んだ。
一応、薬草と解毒草は、もう収穫する事が出来た。大体二日で育ちきるみたい。でも、他三つは、まだ成長途中になっていた。薔薇には、支柱を立てておいて、他二つは支柱なしでも大丈夫そうなので、そのまま育てている。成長度合いで言えば、白炎花が一番遅い。レア度の高さが、そのまま生育の難しさに繋がる感じなのかな。
薬草と解毒草は、二回収穫出来た。一つの畝に蒔くことが出来た種の数は六つ。その種一つから、それぞれ二つずつ収穫出来た。さらに、そこから種が一つ回収出来るので、毎回植える事が出来る。
ただ、まだこの二種類でしか確かめられていないから、この結果が全ての植物で言える事なのかは分からない。そこの検証は、他の植物が育つのを待ってからになるかな。
そして、今日は、屋敷に籠もる日にする。HPに余裕は生まれているけど、まだ心配ではあるしね。そんな私の今のスキルは、こんな感じだ。
────────────────────────
ハク:【武芸百般Lv35】【短剣Lv80】【短刀Lv13】【双剣Lv70】【牙Lv20】【武闘術Lv43】【真祖Lv49】【血液武装Lv54】【操影Lv33】【使役(蝙蝠)Lv46】【突進Lv22】【空力Lv4】【未来視Lv22】【調教Lv18】【感知Lv46】
控え:【剣Lv69】【魔法才能Lv46】【水魔法才能Lv15】【支援魔法才能Lv45】【血行促進Lv10】【血液増加Lv10】【血液感知Lv2】【操砂Lv5】【操泥Lv1】【操氷Lv4】【HP強化Lv75】【MP強化Lv40】【物理攻撃強化Lv75】【物理防御強化Lv51】【魔法防御強化Lv40】【神脚Lv58】【器用さ強化Lv45】【運強化Lv68】【身体能力強化Lv10】【視覚強化Lv55】【聴覚強化Lv56】【腕力強化Lv39】【握力強化Lv25】【顎強化Lv18】【執行者Lv75】【剛体Lv19】【不動Lv18】【疾走Lv33】【軽業Lv25】【身軽Lv5】【見切りLv31】【毒耐性Lv30】【麻痺耐性Lv7】【呪い耐性Lv1】【沈黙耐性Lv4】【暗闇耐性Lv1】【怒り耐性Lv8】【眠り耐性Lv1】【混乱耐性Lv32】【気絶耐性Lv1】【竜血Lv48】【登山Lv9】【防鱗Lv28】【氷角Lv3】【雪鎧Lv2】【毒霧Lv10】【毒液Lv8】【酸霧Lv2】【暴食Lv19】【飲み込みLv13】【狂気Lv8】【吸収Lv19】【貯蓄Lv20】【擬態Lv30】【超音波Lv4】【夜霧Lv25】【聖気Lv10】【農作Lv6】【言語学Lv58】【古代言語学Lv12】【現代言語学Lv7】
SP:385
────────────────────────
全然行動してないから、あまり育ってはいない。まぁ、今は仕方ないかな。今の感じだと、【聖気】に耐性が付くまでは、後一週間以上は掛かりそうだ。
私は、自分の部屋に移動して、地下道で手に入れた資料を机に広げる。まずは、地下道探索に役立った資料の束からだ。あの物語を読めた事から予想出来たけど、普通に読めるようになっている。
「『『地下道開発計画』。下水道にスライムを配置し、汚物の処理をさせる事で、下水のメンテナンス用通路を地下道として活用する事とする。これにより、●●●●●●の輸送を秘密裏に行う事が可能となる。尚、輸送には、図書館内の秘密書庫を利用する事とする』。輸送? もしかして、あの通路にあった監視部屋みたいなのは、この輸送を監視するため? でも、何の輸送だったんだろう?」
黒塗りで伏せられているため、肝心の輸送物が何なのかは分からない。そこから資料を捲って読み進めていくけど、書かれているのは、罠の実験や輸送路の欺瞞などの地下道の有効活用法に関しての記述ばかり。肝心の輸送物については、どこにも書かれていなかった。
「あの無駄な罠が何であるのかって、ただの実験のためなんだ。でも、実験する意味は? 何に利用するつもりだった? 一番に考えられるのは、ダンジョンになるような場所。湿地エリアにあった遺跡みたいな場所に仕掛けられている感じかな」
私としては、あの遺跡のためのものとは考えていない。地下道の先にあったのは、熱帯エリアだ。湿地エリアとは方向が違う。何かに活かすためだとしたら、このまま南にその施設か何かがあるはずだ。
そんな事を考えつつ、他の資料を見ていく。塗りつぶしが酷くて、読める箇所が少なすぎる。辛うじて読める場所から、情報を抜き出していくと、目的地は砂漠。それも都市に向かって輸送するものらしい。
「砂漠エリアにあったのは、オアシスタウンだけど……都市ってイメージがないなぁ……新しい砂漠エリアかな? ん? 違う。あの鐘だ! 『かつて繁栄した砂海の都市に静かなる眠りを』って彫られてた! つまり、オアシスタウンじゃない滅んだ都市が確実にある。でも、輸送物に関しては、徹底的に黒塗り……ん?」
資料を漁っていると、一箇所黒塗りが甘い箇所を見つけた。そこに書かれていたのは、『きょ●●い●う●うし●』という文字。辛うじて、そう読めるってだけで確定ではないと思うけど、そこから当てはまる言葉探してみる。
「………………強制労働者?」
十分近く考えて出た答えが、これだった。一度そう思ってしまうと、そうとして見えなくなるから、思い込みは厄介だ。
「強制労働者の輸送……奴隷の輸送って感じかな。何で労働者が必要だった? こっちの資料には……復興? 砂漠の都市を復興させるために、労働者を輸送していた。何で、それを裏でやる必要があった? 表立って行動を起こす訳にはいかなかった。ファーストタウンには、奴隷のような人はいなかった。そもそもそれを禁止する法律があったとしたら、裏でこそこそ輸送するしかなくなる。でも、復興していたら、それもバレるんじゃ……」
ちょっと無理がある考えなので、この答えに納得する事が出来ない。
「いや、仮に、バレる事も覚悟の上でやっていたとしたら、それか、確実にバレないという自信があったとしたら? 目撃者を消せば、確実にバレない。この労働者達は、最終的に始末する……死刑囚? でも、復興なら、そんな事しなくても良いはず……復興は表向き? 復興って言うくらいだから、この都市は壊滅的な被害を受けていると考えられる。狙いは、この都市に残された何か……情報……財宝……財宝だ。クエスト名も財宝だった。砂漠にある街に財宝がある! ん? てか、王家のコインのクエストも同じような感じじゃない?」
今進めているクエストは、『隠された闇と財宝』だ。でも、それとは別に、『されど黄金は地下に眠る』がある。恐らく王家のコインが関わっているこのクエストは、砂漠エリアが舞台になっている可能性が高い。同じ財宝を指しているとは思えないから、互いに別の何かであるはず。
「これは、早く砂漠エリアに行きたい理由が出来たなぁ……クエスト三つが、そこに集中してるし。全然気乗りしないけど……」
ほとんどが考察でしかないけど、ほぼ確実だろうという自信はある。
「でも、まずは、雪原エリアと海エリアの攻略からかな。満足いくまで調べられたわけじゃないし……あっ、書庫!」
調べるという言葉とさっき資料に書かれていた事から、一つ調べたい事が残っている事を思い出した。それは、ファーストタウンの地下書庫だ。調べる資料もないので、このまま書庫に行く事にした。
クエストが進むのは楽しいけど、思ったよりも暗めのクエストかもしれない。途中で、折れそうになるような内容じゃないと良いけど。
畑仕事の方は、普通に順調だった。畝を五つ作って、畝毎に種を分けて蒔いていった。白炎花も蒔いたけど、種を全部は使わないでおいた。本当に育つか分からなかったからね。
他には、赤薔薇、赤血花、薬草、解毒草の種を蒔いた。この四つは、花屋で購入した種で、前二つは私個人が気になったもので、後二つはアカリの【調合】でよく使うであろうものと考えて選んだ。
一応、薬草と解毒草は、もう収穫する事が出来た。大体二日で育ちきるみたい。でも、他三つは、まだ成長途中になっていた。薔薇には、支柱を立てておいて、他二つは支柱なしでも大丈夫そうなので、そのまま育てている。成長度合いで言えば、白炎花が一番遅い。レア度の高さが、そのまま生育の難しさに繋がる感じなのかな。
薬草と解毒草は、二回収穫出来た。一つの畝に蒔くことが出来た種の数は六つ。その種一つから、それぞれ二つずつ収穫出来た。さらに、そこから種が一つ回収出来るので、毎回植える事が出来る。
ただ、まだこの二種類でしか確かめられていないから、この結果が全ての植物で言える事なのかは分からない。そこの検証は、他の植物が育つのを待ってからになるかな。
そして、今日は、屋敷に籠もる日にする。HPに余裕は生まれているけど、まだ心配ではあるしね。そんな私の今のスキルは、こんな感じだ。
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ハク:【武芸百般Lv35】【短剣Lv80】【短刀Lv13】【双剣Lv70】【牙Lv20】【武闘術Lv43】【真祖Lv49】【血液武装Lv54】【操影Lv33】【使役(蝙蝠)Lv46】【突進Lv22】【空力Lv4】【未来視Lv22】【調教Lv18】【感知Lv46】
控え:【剣Lv69】【魔法才能Lv46】【水魔法才能Lv15】【支援魔法才能Lv45】【血行促進Lv10】【血液増加Lv10】【血液感知Lv2】【操砂Lv5】【操泥Lv1】【操氷Lv4】【HP強化Lv75】【MP強化Lv40】【物理攻撃強化Lv75】【物理防御強化Lv51】【魔法防御強化Lv40】【神脚Lv58】【器用さ強化Lv45】【運強化Lv68】【身体能力強化Lv10】【視覚強化Lv55】【聴覚強化Lv56】【腕力強化Lv39】【握力強化Lv25】【顎強化Lv18】【執行者Lv75】【剛体Lv19】【不動Lv18】【疾走Lv33】【軽業Lv25】【身軽Lv5】【見切りLv31】【毒耐性Lv30】【麻痺耐性Lv7】【呪い耐性Lv1】【沈黙耐性Lv4】【暗闇耐性Lv1】【怒り耐性Lv8】【眠り耐性Lv1】【混乱耐性Lv32】【気絶耐性Lv1】【竜血Lv48】【登山Lv9】【防鱗Lv28】【氷角Lv3】【雪鎧Lv2】【毒霧Lv10】【毒液Lv8】【酸霧Lv2】【暴食Lv19】【飲み込みLv13】【狂気Lv8】【吸収Lv19】【貯蓄Lv20】【擬態Lv30】【超音波Lv4】【夜霧Lv25】【聖気Lv10】【農作Lv6】【言語学Lv58】【古代言語学Lv12】【現代言語学Lv7】
SP:385
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全然行動してないから、あまり育ってはいない。まぁ、今は仕方ないかな。今の感じだと、【聖気】に耐性が付くまでは、後一週間以上は掛かりそうだ。
私は、自分の部屋に移動して、地下道で手に入れた資料を机に広げる。まずは、地下道探索に役立った資料の束からだ。あの物語を読めた事から予想出来たけど、普通に読めるようになっている。
「『『地下道開発計画』。下水道にスライムを配置し、汚物の処理をさせる事で、下水のメンテナンス用通路を地下道として活用する事とする。これにより、●●●●●●の輸送を秘密裏に行う事が可能となる。尚、輸送には、図書館内の秘密書庫を利用する事とする』。輸送? もしかして、あの通路にあった監視部屋みたいなのは、この輸送を監視するため? でも、何の輸送だったんだろう?」
黒塗りで伏せられているため、肝心の輸送物が何なのかは分からない。そこから資料を捲って読み進めていくけど、書かれているのは、罠の実験や輸送路の欺瞞などの地下道の有効活用法に関しての記述ばかり。肝心の輸送物については、どこにも書かれていなかった。
「あの無駄な罠が何であるのかって、ただの実験のためなんだ。でも、実験する意味は? 何に利用するつもりだった? 一番に考えられるのは、ダンジョンになるような場所。湿地エリアにあった遺跡みたいな場所に仕掛けられている感じかな」
私としては、あの遺跡のためのものとは考えていない。地下道の先にあったのは、熱帯エリアだ。湿地エリアとは方向が違う。何かに活かすためだとしたら、このまま南にその施設か何かがあるはずだ。
そんな事を考えつつ、他の資料を見ていく。塗りつぶしが酷くて、読める箇所が少なすぎる。辛うじて読める場所から、情報を抜き出していくと、目的地は砂漠。それも都市に向かって輸送するものらしい。
「砂漠エリアにあったのは、オアシスタウンだけど……都市ってイメージがないなぁ……新しい砂漠エリアかな? ん? 違う。あの鐘だ! 『かつて繁栄した砂海の都市に静かなる眠りを』って彫られてた! つまり、オアシスタウンじゃない滅んだ都市が確実にある。でも、輸送物に関しては、徹底的に黒塗り……ん?」
資料を漁っていると、一箇所黒塗りが甘い箇所を見つけた。そこに書かれていたのは、『きょ●●い●う●うし●』という文字。辛うじて、そう読めるってだけで確定ではないと思うけど、そこから当てはまる言葉探してみる。
「………………強制労働者?」
十分近く考えて出た答えが、これだった。一度そう思ってしまうと、そうとして見えなくなるから、思い込みは厄介だ。
「強制労働者の輸送……奴隷の輸送って感じかな。何で労働者が必要だった? こっちの資料には……復興? 砂漠の都市を復興させるために、労働者を輸送していた。何で、それを裏でやる必要があった? 表立って行動を起こす訳にはいかなかった。ファーストタウンには、奴隷のような人はいなかった。そもそもそれを禁止する法律があったとしたら、裏でこそこそ輸送するしかなくなる。でも、復興していたら、それもバレるんじゃ……」
ちょっと無理がある考えなので、この答えに納得する事が出来ない。
「いや、仮に、バレる事も覚悟の上でやっていたとしたら、それか、確実にバレないという自信があったとしたら? 目撃者を消せば、確実にバレない。この労働者達は、最終的に始末する……死刑囚? でも、復興なら、そんな事しなくても良いはず……復興は表向き? 復興って言うくらいだから、この都市は壊滅的な被害を受けていると考えられる。狙いは、この都市に残された何か……情報……財宝……財宝だ。クエスト名も財宝だった。砂漠にある街に財宝がある! ん? てか、王家のコインのクエストも同じような感じじゃない?」
今進めているクエストは、『隠された闇と財宝』だ。でも、それとは別に、『されど黄金は地下に眠る』がある。恐らく王家のコインが関わっているこのクエストは、砂漠エリアが舞台になっている可能性が高い。同じ財宝を指しているとは思えないから、互いに別の何かであるはず。
「これは、早く砂漠エリアに行きたい理由が出来たなぁ……クエスト三つが、そこに集中してるし。全然気乗りしないけど……」
ほとんどが考察でしかないけど、ほぼ確実だろうという自信はある。
「でも、まずは、雪原エリアと海エリアの攻略からかな。満足いくまで調べられたわけじゃないし……あっ、書庫!」
調べるという言葉とさっき資料に書かれていた事から、一つ調べたい事が残っている事を思い出した。それは、ファーストタウンの地下書庫だ。調べる資料もないので、このまま書庫に行く事にした。
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