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真祖となった吸血少女
感覚の研磨
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投げ出された瞬間から落下も始まる。高さは、大体八十階くらいの高さだろう。さすがに、硬質化と【防鱗】を使っても【貯蓄】のHPも含めて無くなると思う。
「このっ……!」
双剣を鎖鎌に変えて、ビルの窓枠に引っ掛ける。そこを支点にして、スイングしていき、五階下に飛び込む。
「あっぶなっ……」
着地して、双剣に戻した直後、私が入った窓とは別の窓からソルさんが飛び込んできた。
「はぁ!? どうやって!?」
「どうやってだろうね?」
空中から振り下ろされる刀を受け流し、身体を回して、ソルさんの脇腹に向かって蹴りを入れようとするけど、それは鞘で防がれた。でも、その衝撃までも無効化出来るわけじゃない。今度は、ソルさんが外に投げ出される。
私は、そこに向かって高速移動を使い追撃する。
「【流星蹴り】」
硬質化と【防鱗】を使った足で、思いっきり蹴る。
「っ!」
初めてソルさんの表情が焦りの方向に動く。ソルさんは、直ぐさま鞘を動かして、私の蹴りを受け止めると思いきや、蹴りが弾かれた。
「パリィ!?」
「正解」
ソルさんをクッションに着地しようと考えていたから、ビルへの復帰を捨てていた。今更、さっきみたいに鎖鎌で戻る事は不可能だ。
高さ七十五階からの自由落下が始まる。そんな中でもソルさんは、普通に攻撃をしてきた。双剣で防ぐのと同時に、刀に私の血を絡める。これで刀を封じると同時に、ソルさんから引き離される事も無くなったはず。この状況から投げられて、地面に叩きつけられる方が怖いしね。空中だと【操影】も使えないし、【神脚】も効果が薄い。上手く蹴り飛ばす事が出来れば別だけど。
「この状況を打開出来る方法ってあります?」
「まぁ、無くはないけど、頑張って生き残ってね」
「へ?」
突如、ソルさんだけ落下が止まる。
「えっ?」
ソルさんは、空中に立っていた。足元には何も無い。
「【空歩】っていうスキルだよ。MPを消費して、空中を歩く事が出来るの。一歩一歩で消費するから、こうして立っている分には、MP消費無しでいられるってわけ。結構便利なスキルだよ。【空力】ってスキルがあったら、そこから進化出来るから、興味があったら取ってみて」
懇切丁寧に説明してくれた。スキルに関して、ここまで説明してくれる人は、フレ姉とかの身内以外はいるはずもないから、ちょっと驚いた。
「それって喋って良いんですか?」
「別に困る事でもないし、ハクちゃんが取ってくれたら、もっと楽しくなりそうだしね」
「えぇ……」
私を強化するために教えたって、どれだけ戦闘を楽しんでいるのだろうか。フレ姉と同じタイプの人かもしれない。フレ姉もギリギリの戦いを好む人だし。
「それじゃあ、改めて、生き残ってね」
「へ? えええええええええええええ!!?」
ソルさんが、刀を持ち上げて大きく振り回す。刀に双剣をくっつけている私も同じように振り回される事になった。【握力強化】が無かったら、すぐに手を放す事になっていたと思う。
「おぉ粘るね」
私がいつまでも離れないのを見て、ソルさんが笑う。
「【秋風】」
身体を一回転させて、刀が振られる。それだけだったら、さっきもやられたけど、今回はさっきと違う事があった。振られる刀が急加速する。それでも手を放さない自信はあった。でも、手放されるとは思いもしなかった。
「嘘っ!?」
刀と一緒に地面に勢いよく落下させられる。さっきよりも速い速度で地面が迫る。さっきの落下で、三十程の高さになっているけど、それでもこの勢いはヤバい。
「【夜霧】」
地面に激突する際に、【夜霧】を発動してダメージを無効化する。落下ダメージで【夜霧】を切る事になるとは思わなかった。刀を捨てて、上を見上げる。私の目の前に、拳があった。咄嗟に【夜霧】を使おうとしたけど、間に合わなかった。そのまま吹っ飛ばされる。
地面を転がりながら、勢いをつけて起き上がる。その頃には、ソルさんも刀を拾い上げていた。
「落下はノーダメージ。良いスキルを持っているみたいだね。もう少し削れる予定だったんだけど」
「生きた心地がしませんけどね」
抜刀術の技を使われる前に、高速移動で突っ込む。一旦、ソルさんの後ろに着地し、後ろから高速移動をもう一度使って斬り掛かる。それすらも普通に刀で防がれる。そこから、また攻撃を攻撃で防ぐ攻防が繰り広げられる。
技は、極力使わない。ソルさんとの戦闘は、一瞬の硬直が命取りになる可能性が高いからだ。そして、あまり離れる事もない。抜刀術を使わせないためには、こうして近づいているのが一番だと思う。
互いに自分の間合いで戦うために、移動も行われる。私は、自身の持ち味であるスピードを活かして、縦横無尽に動いて攻撃し続ける。ソルさんは、その攻撃を全て防ぎながらも、物打ちで斬ろうとしてくる。そこが一番威力のある攻撃になるからかな。
これだと時間だけが過ぎてしまう。それは、私にとっては不味い事だった。【血液武装】の効果時間があるからだ。クールタイムである二分間を、血の刃無しで過ごさないといけない。
そして、その時がすぐに来てしまった。刃を形成していた血が消える。このせいで、少しだけ伸びていた間合いが狭くなる。その一瞬の隙に、ソルさんは納刀する。
抜刀術が来る。それを察した私は、【未来視】を発動する。頭痛と共に、ソルさんの抜刀のタイミング、刀が振われる位置、狙いが視える。私が生き残る道は、一つのみ。
「【紫電一閃】」
技名が聞こえる前から、双血剣を振う。ソルさんの刀の軌道にぴったりと重なるように。そして、その斬撃を上へと弾くように。金属と金属がぶつかり合い、甲高い悲鳴のような音が鳴る。先程、私もやられたパリィだ。モンスター相手なら、少し成功した事もあるけど、プレイヤー相手には初めてする。しかも、速度の速い技に対してのパリィだ。成功するかしないかは、本当に賭けだった。でも、それには勝った。さらに、今のでパリィの感覚も掴んだ。次に抜刀術が来ても、【未来視】で軌道さえ分かれば、対応出来る。
そんな達成感と安心感が、一瞬過ぎったせいで、ソルさんの次の動きに気付くのが遅れた。
ソルさんは、弾かれた勢いを利用して、時計回りに回転。左斜め上から振り下ろされる。
剣での防御は間に合わない。硬質化と【防鱗】は、既に上半身前部に張った。これでも、防御は心許ない。回避するにも今から後方へ高速移動するには、脚の溜めがなさすぎる。そこで、私が取った行動は、【操影】による後方へと自分の身体を引っ張る事だった。
それでも完全な回避は叶わず、【防鱗】はすぐに砕け、硬質化した身体も攻撃を弾く事なく斬られた。ダメージエフェクトが散り、【貯蓄】分のHPが七割も削れた。私の防御力よりも、ソルさんの攻撃力が高すぎる。さっきまで生きてこられたのは、武器同士で攻撃を弾けていたからに過ぎない事が、よく分かる。
私は、すぐに後方へと退く。
「無傷? ダメージエフェクトは出ているみたいだけど……何かのスキルかな?」
「HPがちょっと多いだけですよ」
血で回復しておこうかと思うのと同時に、耳に私達のものとは別の戦闘音が聞こえた。さらに、蝙蝠の超音波も聞こえる。私は、さらに後方へと走る。
「ん? 乱戦狙い?」
ソルさんにも戦闘音が聞こえているらしく、私が乱戦を狙っていると思ったみたい。でも、私の狙いは違う。戦闘をしているプレイヤー達の場所に着いた。互いに片手剣で、斬り結んでいる。私は、二人の内、比較的私に近いプレイヤーの方に向かって高速移動を使い接近する。
そして、高速移動の勢いのまま停止する事なく、その首に噛み付いた。
「くぇ……?」
勢いを殺していない事で、そのプレイヤーと一緒に移動する事になる。【顎強化】でかなり頑丈で強力になった顎の力を発揮して、獲物を咥えた肉食獣のようになってしまった。更に、そこに黒百合を突き刺して出血状態にさせ、血を抜き取った。戦闘中だったという事もあり、それでHPがなくなり倒れる。
戦っていたもう一人のプレイヤーは、突然の出来事に私を見ながら呆然としていた。その結果、背後から迫ってきたソルさんに気付かず、斬り伏せられた。
「やってることが悪役みたいだね」
「うっ……まぁ、これでも吸血鬼なので……」
私としても、いきなり人を噛み殺す事になるなんて思っていなかったけど、状況的にこれが一番だと判断した結果なので仕方ない。そもそも吸血鬼だし、やっている事で考えれば当たり前の事とも言えるはず。
ここからが、ソルさんとの戦いの本番。私達の戦場は、エリアの広域になっていく。
「このっ……!」
双剣を鎖鎌に変えて、ビルの窓枠に引っ掛ける。そこを支点にして、スイングしていき、五階下に飛び込む。
「あっぶなっ……」
着地して、双剣に戻した直後、私が入った窓とは別の窓からソルさんが飛び込んできた。
「はぁ!? どうやって!?」
「どうやってだろうね?」
空中から振り下ろされる刀を受け流し、身体を回して、ソルさんの脇腹に向かって蹴りを入れようとするけど、それは鞘で防がれた。でも、その衝撃までも無効化出来るわけじゃない。今度は、ソルさんが外に投げ出される。
私は、そこに向かって高速移動を使い追撃する。
「【流星蹴り】」
硬質化と【防鱗】を使った足で、思いっきり蹴る。
「っ!」
初めてソルさんの表情が焦りの方向に動く。ソルさんは、直ぐさま鞘を動かして、私の蹴りを受け止めると思いきや、蹴りが弾かれた。
「パリィ!?」
「正解」
ソルさんをクッションに着地しようと考えていたから、ビルへの復帰を捨てていた。今更、さっきみたいに鎖鎌で戻る事は不可能だ。
高さ七十五階からの自由落下が始まる。そんな中でもソルさんは、普通に攻撃をしてきた。双剣で防ぐのと同時に、刀に私の血を絡める。これで刀を封じると同時に、ソルさんから引き離される事も無くなったはず。この状況から投げられて、地面に叩きつけられる方が怖いしね。空中だと【操影】も使えないし、【神脚】も効果が薄い。上手く蹴り飛ばす事が出来れば別だけど。
「この状況を打開出来る方法ってあります?」
「まぁ、無くはないけど、頑張って生き残ってね」
「へ?」
突如、ソルさんだけ落下が止まる。
「えっ?」
ソルさんは、空中に立っていた。足元には何も無い。
「【空歩】っていうスキルだよ。MPを消費して、空中を歩く事が出来るの。一歩一歩で消費するから、こうして立っている分には、MP消費無しでいられるってわけ。結構便利なスキルだよ。【空力】ってスキルがあったら、そこから進化出来るから、興味があったら取ってみて」
懇切丁寧に説明してくれた。スキルに関して、ここまで説明してくれる人は、フレ姉とかの身内以外はいるはずもないから、ちょっと驚いた。
「それって喋って良いんですか?」
「別に困る事でもないし、ハクちゃんが取ってくれたら、もっと楽しくなりそうだしね」
「えぇ……」
私を強化するために教えたって、どれだけ戦闘を楽しんでいるのだろうか。フレ姉と同じタイプの人かもしれない。フレ姉もギリギリの戦いを好む人だし。
「それじゃあ、改めて、生き残ってね」
「へ? えええええええええええええ!!?」
ソルさんが、刀を持ち上げて大きく振り回す。刀に双剣をくっつけている私も同じように振り回される事になった。【握力強化】が無かったら、すぐに手を放す事になっていたと思う。
「おぉ粘るね」
私がいつまでも離れないのを見て、ソルさんが笑う。
「【秋風】」
身体を一回転させて、刀が振られる。それだけだったら、さっきもやられたけど、今回はさっきと違う事があった。振られる刀が急加速する。それでも手を放さない自信はあった。でも、手放されるとは思いもしなかった。
「嘘っ!?」
刀と一緒に地面に勢いよく落下させられる。さっきよりも速い速度で地面が迫る。さっきの落下で、三十程の高さになっているけど、それでもこの勢いはヤバい。
「【夜霧】」
地面に激突する際に、【夜霧】を発動してダメージを無効化する。落下ダメージで【夜霧】を切る事になるとは思わなかった。刀を捨てて、上を見上げる。私の目の前に、拳があった。咄嗟に【夜霧】を使おうとしたけど、間に合わなかった。そのまま吹っ飛ばされる。
地面を転がりながら、勢いをつけて起き上がる。その頃には、ソルさんも刀を拾い上げていた。
「落下はノーダメージ。良いスキルを持っているみたいだね。もう少し削れる予定だったんだけど」
「生きた心地がしませんけどね」
抜刀術の技を使われる前に、高速移動で突っ込む。一旦、ソルさんの後ろに着地し、後ろから高速移動をもう一度使って斬り掛かる。それすらも普通に刀で防がれる。そこから、また攻撃を攻撃で防ぐ攻防が繰り広げられる。
技は、極力使わない。ソルさんとの戦闘は、一瞬の硬直が命取りになる可能性が高いからだ。そして、あまり離れる事もない。抜刀術を使わせないためには、こうして近づいているのが一番だと思う。
互いに自分の間合いで戦うために、移動も行われる。私は、自身の持ち味であるスピードを活かして、縦横無尽に動いて攻撃し続ける。ソルさんは、その攻撃を全て防ぎながらも、物打ちで斬ろうとしてくる。そこが一番威力のある攻撃になるからかな。
これだと時間だけが過ぎてしまう。それは、私にとっては不味い事だった。【血液武装】の効果時間があるからだ。クールタイムである二分間を、血の刃無しで過ごさないといけない。
そして、その時がすぐに来てしまった。刃を形成していた血が消える。このせいで、少しだけ伸びていた間合いが狭くなる。その一瞬の隙に、ソルさんは納刀する。
抜刀術が来る。それを察した私は、【未来視】を発動する。頭痛と共に、ソルさんの抜刀のタイミング、刀が振われる位置、狙いが視える。私が生き残る道は、一つのみ。
「【紫電一閃】」
技名が聞こえる前から、双血剣を振う。ソルさんの刀の軌道にぴったりと重なるように。そして、その斬撃を上へと弾くように。金属と金属がぶつかり合い、甲高い悲鳴のような音が鳴る。先程、私もやられたパリィだ。モンスター相手なら、少し成功した事もあるけど、プレイヤー相手には初めてする。しかも、速度の速い技に対してのパリィだ。成功するかしないかは、本当に賭けだった。でも、それには勝った。さらに、今のでパリィの感覚も掴んだ。次に抜刀術が来ても、【未来視】で軌道さえ分かれば、対応出来る。
そんな達成感と安心感が、一瞬過ぎったせいで、ソルさんの次の動きに気付くのが遅れた。
ソルさんは、弾かれた勢いを利用して、時計回りに回転。左斜め上から振り下ろされる。
剣での防御は間に合わない。硬質化と【防鱗】は、既に上半身前部に張った。これでも、防御は心許ない。回避するにも今から後方へ高速移動するには、脚の溜めがなさすぎる。そこで、私が取った行動は、【操影】による後方へと自分の身体を引っ張る事だった。
それでも完全な回避は叶わず、【防鱗】はすぐに砕け、硬質化した身体も攻撃を弾く事なく斬られた。ダメージエフェクトが散り、【貯蓄】分のHPが七割も削れた。私の防御力よりも、ソルさんの攻撃力が高すぎる。さっきまで生きてこられたのは、武器同士で攻撃を弾けていたからに過ぎない事が、よく分かる。
私は、すぐに後方へと退く。
「無傷? ダメージエフェクトは出ているみたいだけど……何かのスキルかな?」
「HPがちょっと多いだけですよ」
血で回復しておこうかと思うのと同時に、耳に私達のものとは別の戦闘音が聞こえた。さらに、蝙蝠の超音波も聞こえる。私は、さらに後方へと走る。
「ん? 乱戦狙い?」
ソルさんにも戦闘音が聞こえているらしく、私が乱戦を狙っていると思ったみたい。でも、私の狙いは違う。戦闘をしているプレイヤー達の場所に着いた。互いに片手剣で、斬り結んでいる。私は、二人の内、比較的私に近いプレイヤーの方に向かって高速移動を使い接近する。
そして、高速移動の勢いのまま停止する事なく、その首に噛み付いた。
「くぇ……?」
勢いを殺していない事で、そのプレイヤーと一緒に移動する事になる。【顎強化】でかなり頑丈で強力になった顎の力を発揮して、獲物を咥えた肉食獣のようになってしまった。更に、そこに黒百合を突き刺して出血状態にさせ、血を抜き取った。戦闘中だったという事もあり、それでHPがなくなり倒れる。
戦っていたもう一人のプレイヤーは、突然の出来事に私を見ながら呆然としていた。その結果、背後から迫ってきたソルさんに気付かず、斬り伏せられた。
「やってることが悪役みたいだね」
「うっ……まぁ、これでも吸血鬼なので……」
私としても、いきなり人を噛み殺す事になるなんて思っていなかったけど、状況的にこれが一番だと判断した結果なので仕方ない。そもそも吸血鬼だし、やっている事で考えれば当たり前の事とも言えるはず。
ここからが、ソルさんとの戦いの本番。私達の戦場は、エリアの広域になっていく。
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