135 / 456
真祖となった吸血少女
良い息抜き
しおりを挟む
そして、再びログインしてきた私は、アク姉の家に向かう。ノックすると、すぐにアク姉が扉を開けて中に引っ張り込まれる。
「いらっしゃい! それで、その魔法に関するものって何?」
リビングまで運ばれながら訊かれる。リビングには、アク姉の他にメイティさんとアメスさんがいて、メイティさんがウクレレみたいな楽器を弾いていた。何だか癒される音楽が奏でられている。
そんな中でソファに座ったアク姉の膝の間に座らされる。
「これ」
アク姉に『大規模魔法陣形成』の本を渡す。
「おぅ……」
本を見たアク姉は、何とも言えない声を出してからパラパラとページを捲っていく。
「読めない……」
「レベル上げ頑張って」
私から言えるのは、それだけだ。自分で読まないと、スキル収得に繋がらないだろうし。アク姉が絶望していると、アメスさんがアク姉から本を取り上げた。
「何これ? ハクちゃんのお土産?」
「はい。アク姉にとって良いスキルが手に入ると思ったので、お裾分けです」
「アクアにとって? 私とメイティも魔法職だけど……って、なるほどね。攻撃魔法に使えるものだから、メイティには使えないし、連射を主にしている私にも微妙な技術ね。あっ、スキルが取れるようになってる。大規模魔法の連射って、出来るのかしら?」
「どうでしょう? 魔力の消費がエグそうですけど……」
【大規模魔法才能】で使える魔法が、どんなものか分からないので、はっきりとした事は言えないけど、さすがに、連射となると魔力の消費が心配になる。
「まぁ、気が向いたら取るわ。アクアは、これが読めるようになるまでレベル上げしなさい」
「はぁ……めんどい……」
「結構良い情報取れるよ。モンスターのスキルとか」
「そういえば、あったわね。確かに、【吸血鬼】持ちのハクちゃんにとっては、良い情報ね」
「あっ、進化して【真祖】になりました」
アメスさんやメイティさんには報告していなかったので、二人とも驚いた顔をしていた。
「二段進化ね……色々と改善したのかしら?」
「なんとステータス低下が四割になって、夜には強化されるようになりました」
「おぉ、一割の差も大きいだろうし、良かったね」
メイティさんは演奏しながらも、普通に会話していた。
「はい。あっ、一応、これも読みます? 召喚魔法が使えるようになりますよ」
アメスさんが『大規模魔法陣形成』を読んでいるのを見て、こっちも読んだ方が良いかなと思い、『召喚獣概論』の本をアメスさんに渡す。
「召喚魔法? 『召喚獣概論』……ふ~ん……なるほどねぇ」
「面白い?」
「検証が必要ね。実戦でどこまで使えるのかは調べないといけないわ。召喚獣よりも魔法が強かったら意味がないから。触媒ってのも探さないといけないし、色々と扱いが難しそうね。アクアかメイティが使うのが良いと思うわ」
大きな隙を晒す可能性とアメスさんの連射という特徴から、アク姉かメイティさんが使うのが良いって判断したみたい。
「これもあった方が良いですよね」
召喚魔法を使うってなったら、触媒が必要になるので、『召喚触媒一覧』をアメスさんに渡す。
「こんなものまで……どこで見つけたのかしら?」
「地下道で見つけました」
「地下道……?」
アメスさんは首を傾げる。そこに、演奏を止めたメイティさんが会話に入った。
「前に広場で騒いでいたあれだと思う。突然見つかったって話だったけど、ハクちゃんが関わってるの?」
「見つけたのは、私とゲルダさんですからね。最初に関わったって感じです」
「やっぱり、第一発見者は他にいたんだ。でも、よく見つけられたね?」
「これを使ったんです」
メイティさんに霊峰の霊視鏡を渡す。
「【霊視】?」
「はい。霊峰の支配竜の素材から付けられた追加効果です。見えないものを見て、形を与える効果があります。それで色々と形を作っていたら、地下道を見つけるに至ったって感じです」
途中色々と省いているけど、大体合っているはず。
「そういう事。じゃあ、あれもそういう事ね」
メイティさんは納得しながら、眼鏡を返してくれる。ただ、一つ気になる事があった。
「あれって何ですか?」
あれもそういう事と納得されても、私にあれが分からない。
「地下道の探索を独り占めにしているプレイヤーがいるって、騒いでいるって話があったから」
「あっ、ゲルダさんからも聞きました。ちょっと面倒くさい事になっちゃっているみたいですね」
「ハクちゃん、また変な事に巻き込まれてるの?」
アク姉が後ろから抱きしめながら、そう訊いてくる。
「巻き込まれているってか、中心人物だよ」
私が無視した事が原因だから、巻き込まれたというよりも、私が中心にいるという方が正しい。
「このゲームだと、ハクちゃんはトラブル体質みたいになるね」
「スキル構成が異質だからかな。【吸血】を育てている人が少ないだろうし。他の人と違うから、他と違う情報や物を手に入れられるって事だし」
「いや、今回の原因は、【霊視】だから、【吸血】は関係ないでしょ。それに最初のトラブルも始めたばかりで、パーティーを断られたっていう私怨からなわけだし、ハクが原因の体質ってよりは、向こうが勝手に恨んでるだけよ」
「アメスの言う通り、何かあったら、また呼んでね。そうしたら、どうにかするから」
仮に何かあった時、私一人だけの通報だけじゃ、すぐに対応してくれるか分からないし、そう言ってくれるのは嬉しい。でも、その分申し訳なさもある。
「別に気にしないで良いわよ。こっちだって、ハクちゃんから色々と貰っているわけだし。友人が困っていたら、助けるのは普通でしょ?」
アメスさんは、私の頭を撫でながらそう言う。色々っていうのは、情報とか、さっき渡した本とかの事だ。それで、助けになっているのか分からないけど。
「そういえば、ハクちゃんは、次のイベントに参加するのよね?」
突然話題が変わった。このまま話し続けても、ネガティブな方向に行くだけだったからかな。
「はい」
「今更だけど、良かったの? 敵になる相手を強化するようなものよ? イベント後でも、良かったと思うけれど」
確かに、『大規模魔法陣形成』や『召喚獣概論』は、スキル収得に必要なものだし、アク姉やアメスさんが取ったら、厄介な相手になるのは確実。まぁ、アク姉は、ちゃんと戦ってくれないと思うけど。
「全然大丈夫です。せっかくだから、共有しておきたいって思っただけですから」
イベントで何をしてでも優勝したいってわけじゃないし、仮にこれで負けても恨みはしない。大体の理論は、頭に入っているから、対策出来ないわけでもないしね。
「そう? なら良いけど」
「はい。ところで、さっきのメイティさんの音楽って、【演奏】を使ってるんですか?」
スキルとしてあるのは知っているけど、実際に見るのは初めてなので、ちょっと気になっていた。
「そうだよ。ギターとかヴァイオリンとかフルートとかキーボードとかもあるよ。一緒にやる?」
「出来るんですか?」
「補正が掛かるのと、ちょっとしたバフが掛かるくらいだから、ほとんど関係ないよ」
メイティさんがキーボードを取り出すので、そっちに移動する。さすがに、ここでアク姉が解放してくれないという事はなかった。メイティさんに教わりながら、キーボードを演奏していく。
アク姉が家にいた頃とかに、メイティさんに教わりながら演奏をした記憶が蘇ってくる。まだ三ヶ月くらいしか経っていないのに、随分懐かしい感じがする。
ちょっとした懐かしさを感じながら、夜が更けていく。昨日の濃厚な一日とは逆に、今日は、ほのぼのとした雰囲気で過ごす事が出来て、良い息抜きになった。
「いらっしゃい! それで、その魔法に関するものって何?」
リビングまで運ばれながら訊かれる。リビングには、アク姉の他にメイティさんとアメスさんがいて、メイティさんがウクレレみたいな楽器を弾いていた。何だか癒される音楽が奏でられている。
そんな中でソファに座ったアク姉の膝の間に座らされる。
「これ」
アク姉に『大規模魔法陣形成』の本を渡す。
「おぅ……」
本を見たアク姉は、何とも言えない声を出してからパラパラとページを捲っていく。
「読めない……」
「レベル上げ頑張って」
私から言えるのは、それだけだ。自分で読まないと、スキル収得に繋がらないだろうし。アク姉が絶望していると、アメスさんがアク姉から本を取り上げた。
「何これ? ハクちゃんのお土産?」
「はい。アク姉にとって良いスキルが手に入ると思ったので、お裾分けです」
「アクアにとって? 私とメイティも魔法職だけど……って、なるほどね。攻撃魔法に使えるものだから、メイティには使えないし、連射を主にしている私にも微妙な技術ね。あっ、スキルが取れるようになってる。大規模魔法の連射って、出来るのかしら?」
「どうでしょう? 魔力の消費がエグそうですけど……」
【大規模魔法才能】で使える魔法が、どんなものか分からないので、はっきりとした事は言えないけど、さすがに、連射となると魔力の消費が心配になる。
「まぁ、気が向いたら取るわ。アクアは、これが読めるようになるまでレベル上げしなさい」
「はぁ……めんどい……」
「結構良い情報取れるよ。モンスターのスキルとか」
「そういえば、あったわね。確かに、【吸血鬼】持ちのハクちゃんにとっては、良い情報ね」
「あっ、進化して【真祖】になりました」
アメスさんやメイティさんには報告していなかったので、二人とも驚いた顔をしていた。
「二段進化ね……色々と改善したのかしら?」
「なんとステータス低下が四割になって、夜には強化されるようになりました」
「おぉ、一割の差も大きいだろうし、良かったね」
メイティさんは演奏しながらも、普通に会話していた。
「はい。あっ、一応、これも読みます? 召喚魔法が使えるようになりますよ」
アメスさんが『大規模魔法陣形成』を読んでいるのを見て、こっちも読んだ方が良いかなと思い、『召喚獣概論』の本をアメスさんに渡す。
「召喚魔法? 『召喚獣概論』……ふ~ん……なるほどねぇ」
「面白い?」
「検証が必要ね。実戦でどこまで使えるのかは調べないといけないわ。召喚獣よりも魔法が強かったら意味がないから。触媒ってのも探さないといけないし、色々と扱いが難しそうね。アクアかメイティが使うのが良いと思うわ」
大きな隙を晒す可能性とアメスさんの連射という特徴から、アク姉かメイティさんが使うのが良いって判断したみたい。
「これもあった方が良いですよね」
召喚魔法を使うってなったら、触媒が必要になるので、『召喚触媒一覧』をアメスさんに渡す。
「こんなものまで……どこで見つけたのかしら?」
「地下道で見つけました」
「地下道……?」
アメスさんは首を傾げる。そこに、演奏を止めたメイティさんが会話に入った。
「前に広場で騒いでいたあれだと思う。突然見つかったって話だったけど、ハクちゃんが関わってるの?」
「見つけたのは、私とゲルダさんですからね。最初に関わったって感じです」
「やっぱり、第一発見者は他にいたんだ。でも、よく見つけられたね?」
「これを使ったんです」
メイティさんに霊峰の霊視鏡を渡す。
「【霊視】?」
「はい。霊峰の支配竜の素材から付けられた追加効果です。見えないものを見て、形を与える効果があります。それで色々と形を作っていたら、地下道を見つけるに至ったって感じです」
途中色々と省いているけど、大体合っているはず。
「そういう事。じゃあ、あれもそういう事ね」
メイティさんは納得しながら、眼鏡を返してくれる。ただ、一つ気になる事があった。
「あれって何ですか?」
あれもそういう事と納得されても、私にあれが分からない。
「地下道の探索を独り占めにしているプレイヤーがいるって、騒いでいるって話があったから」
「あっ、ゲルダさんからも聞きました。ちょっと面倒くさい事になっちゃっているみたいですね」
「ハクちゃん、また変な事に巻き込まれてるの?」
アク姉が後ろから抱きしめながら、そう訊いてくる。
「巻き込まれているってか、中心人物だよ」
私が無視した事が原因だから、巻き込まれたというよりも、私が中心にいるという方が正しい。
「このゲームだと、ハクちゃんはトラブル体質みたいになるね」
「スキル構成が異質だからかな。【吸血】を育てている人が少ないだろうし。他の人と違うから、他と違う情報や物を手に入れられるって事だし」
「いや、今回の原因は、【霊視】だから、【吸血】は関係ないでしょ。それに最初のトラブルも始めたばかりで、パーティーを断られたっていう私怨からなわけだし、ハクが原因の体質ってよりは、向こうが勝手に恨んでるだけよ」
「アメスの言う通り、何かあったら、また呼んでね。そうしたら、どうにかするから」
仮に何かあった時、私一人だけの通報だけじゃ、すぐに対応してくれるか分からないし、そう言ってくれるのは嬉しい。でも、その分申し訳なさもある。
「別に気にしないで良いわよ。こっちだって、ハクちゃんから色々と貰っているわけだし。友人が困っていたら、助けるのは普通でしょ?」
アメスさんは、私の頭を撫でながらそう言う。色々っていうのは、情報とか、さっき渡した本とかの事だ。それで、助けになっているのか分からないけど。
「そういえば、ハクちゃんは、次のイベントに参加するのよね?」
突然話題が変わった。このまま話し続けても、ネガティブな方向に行くだけだったからかな。
「はい」
「今更だけど、良かったの? 敵になる相手を強化するようなものよ? イベント後でも、良かったと思うけれど」
確かに、『大規模魔法陣形成』や『召喚獣概論』は、スキル収得に必要なものだし、アク姉やアメスさんが取ったら、厄介な相手になるのは確実。まぁ、アク姉は、ちゃんと戦ってくれないと思うけど。
「全然大丈夫です。せっかくだから、共有しておきたいって思っただけですから」
イベントで何をしてでも優勝したいってわけじゃないし、仮にこれで負けても恨みはしない。大体の理論は、頭に入っているから、対策出来ないわけでもないしね。
「そう? なら良いけど」
「はい。ところで、さっきのメイティさんの音楽って、【演奏】を使ってるんですか?」
スキルとしてあるのは知っているけど、実際に見るのは初めてなので、ちょっと気になっていた。
「そうだよ。ギターとかヴァイオリンとかフルートとかキーボードとかもあるよ。一緒にやる?」
「出来るんですか?」
「補正が掛かるのと、ちょっとしたバフが掛かるくらいだから、ほとんど関係ないよ」
メイティさんがキーボードを取り出すので、そっちに移動する。さすがに、ここでアク姉が解放してくれないという事はなかった。メイティさんに教わりながら、キーボードを演奏していく。
アク姉が家にいた頃とかに、メイティさんに教わりながら演奏をした記憶が蘇ってくる。まだ三ヶ月くらいしか経っていないのに、随分懐かしい感じがする。
ちょっとした懐かしさを感じながら、夜が更けていく。昨日の濃厚な一日とは逆に、今日は、ほのぼのとした雰囲気で過ごす事が出来て、良い息抜きになった。
11
お気に入りに追加
171
あなたにおすすめの小説
最前線攻略に疲れた俺は、新作VRMMOを最弱職業で楽しむことにした
水の入ったペットボトル
SF
これまであらゆるMMOを最前線攻略してきたが、もう俺(大川優磨)はこの遊び方に満足してしまった。いや、もう楽しいとすら思えない。
ゲームは楽しむためにするものだと思い出した俺は、新作VRMMOを最弱職業『テイマー』で始めることに。
βテストでは最弱職業だと言われていたテイマーだが、主人公の活躍によって評価が上がっていく?
そんな周りの評価など関係なしに、今日も主人公は楽しむことに全力を出す。
この作品は「カクヨム」様、「小説家になろう」様にも掲載しています。
吸血少女 設定資料集(おまけ付き)
月輪林檎
SF
『吸血少女ののんびり気ままなゲームライフ』のスキルやその技、武具の追加効果などを章ごとに分けて簡潔に説明します。その章で新しく出て来たものを書いていくので、過去の章に出て来ているものは、過去の章から確認してください。
さらに、ハク以外の視点で、ちょっとした話も書くかもしれません。所謂番外編です。
基本的に不定期更新です。
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
最強のギルド職員は平和に暮らしたい
月輪林檎
ファンタジー
【第一章 完】 【第二章 完】
魔物が蔓延り、ダンジョンが乱立する世界。そこでは、冒険者という職業が出来ていた。そして、その冒険者をサポートし、魔物の情報やダンジョンの情報を統括する組織が出来上がった。
その名前は、冒険者ギルド。全ての冒険者はギルドに登録しないといけない。ギルドに所属することで、様々なサポートを受けられ、冒険を円滑なものにする事が出来る。
私、アイリス・ミリアーゼは、十六歳を迎え、長年通った学校を卒業した。そして、目標であったギルド職員に最年少で採用される事になった。騎士団からのスカウトもあったけど、全力で断った。
何故かと言うと…………ギルド職員の給料が、騎士団よりも良いから!
それに、騎士団は自由に出来る時間が少なすぎる。それに比べて、ギルド職員は、ちゃんと休みがあるから、自分の時間を作る事が出来る。これが、選んだ決め手だ。
学校の先生からは、
「戦闘系スキルを、それだけ持っているのにも関わらず、冒険者にならず、騎士団にも入らないのか? 勿体ない」
と言われた。確かに、私は、戦闘系のスキルを多く持っている。でも、だからって、戦うのが好きなわけじゃない。私はもっと平和に暮らしたい!!
VRゲームでも身体は動かしたくない。
姫野 佑
SF
多種多様な武器やスキル、様々な【称号】が存在するが職業という概念が存在しない<Imperial Of Egg>。
古き良きPCゲームとして稼働していた<Imperial Of Egg>もいよいよ完全没入型VRMMO化されることになった。
身体をなるべく動かしたくないと考えている岡田智恵理は<Imperial Of Egg>がVRゲームになるという発表を聞いて気落ちしていた。
しかしゲーム内の親友との会話で落ち着きを取り戻し、<Imperial Of Egg>にログインする。
当作品は小説家になろう様で連載しております。
章が完結次第、一日一話投稿致します。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる