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吸血少女と最悪な環境
砂漠のボス
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夜にログインした私は、オアシスタウンに転移した。【言語学】に集中していたけど、さすがに、そろそろ砂漠を攻略したいという気持ちが出て来たので、今日の夜の内に、攻略してしまおうという考えだった。探索が済んでいない場所は、だいぶ減っているからね。
────────────────────────
ハク:【短剣Lv53】【双剣Lv41】【拳Lv46】【蹴りLv58】【投げLv41】【吸血鬼Lv65】【血装術Lv40】【血武器Lv33】【執行者Lv55】【剛力Lv26】【豪腕Lv46】【豪脚Lv10】【駿足Lv8】【夜霧Lv16】【感知Lv24】
控え:【剣Lv61】【格闘Lv63】【魔法才能Lv45】【水魔法才能Lv5】【支援魔法才能Lv45】【HP強化Lv52】【物理攻撃強化Lv53】【物理防御強化Lv22】【魔法防御強化Lv19】【神脚Lv28】【器用さ強化Lv15】【運強化Lv43】【視覚強化Lv15】【聴覚強化Lv15】【毒耐性Lv19】【麻痺耐性Lv6】【呪い耐性Lv1】【沈黙耐性Lv1】【暗闇耐性Lv1】【怒り耐性Lv5】【眠り耐性Lv1】【混乱耐性Lv1】【気絶耐性Lv1】【消化促進Lv42】【竜血Lv23】【登山Lv6】【擬態Lv3】【言語学Lv30】
SP:180
────────────────────────
ボス戦に挑む事も考えて、こういう装備になった。支援魔法も使いたいところだけど、もう完全物理でやった方が統合も進むから、これで行く。
まずは、砂漠を走り回って、マッピングをしていく。もう砂漠という足場にも慣れたので、かなり速く走れるようになった。ただ、まだ【神脚】を完全に使いこなせてはいないので、高速移動は、じゃじゃ馬状態だ。それでも、モンスターに蹴りを入れてブレーキを掛けるという方法だけは、完全にマスターした。なので、ボス戦でも十分に通用するとは思っている。
三十分掛けて、砂漠の探索を終えた私は、その間に見つけたボスエリアへの転移ポイントに向かう。
「さてと、どんなボスかな」
砂漠のボスエリアに転移する。ちょっと歩いていると、【感知】に反応があった。正面にボスがいる。でも、形が分からない。
「気配はあるのに、何もいない……砂の中に潜っているとか?」
どんなボスモンスターなのか分からないので、警戒を強めようと思ったのと同時に、目の前で砂が大きく舞う。砂嵐のように舞い続けると、段々と砂が集まっていった。その中心にあるのは、赤く丸い石だ。そうして出来上がったのは、身長五メートル程ある砂の巨人だった。名前は、ジャイアントサンドマン。
「サンドマンは、どこにいたんだろう……?」
ちょっと気になる事だけど、ひとまずこれは置いておく。すぐにボス戦が始まるからだ。
双剣を抜く前に、【血武器】でナイフを生成して、投げつける。ナイフが砂の身体に突き刺さるけど、ダメージがない。
「砂の身体にダメージ判定がない……さっきの赤い石が本体で、あれにしかダメージ判定がないって感じかな。今までで一番エグいボスかも」
装甲を削らないとダメージすら与えられない。当然だけど、【吸血鬼】も通用しない。どうみても血は通っていないし、血の代わりになるようなものもないから。下手したら、大量の砂が口の中に入ってくる可能性もある。さすがの私も砂は飲めない。私の内臓に砂囊があれば別だけど。
こちらの攻撃は、無駄になる確率が高いので、受けに回る。攻撃を避けながら、何かしら攻略の糸口を見つけないといけない。私は、全力でジャイアントサンドマンの周りを走る。
そんな私に対して、ジャイアントサンドマンが拳を振う。
「こんなに離れてい……っ!?」
まだ距離があるのに変だなって思ったのも束の間、ジャイアントサンドマンの腕が伸びてきた。咄嗟に、跳び上がって避けたけど、さすがに、これは予想外だった。
「周囲の砂を集めて、攻撃範囲を広げた!?」
ジャイアントサンドマンの伸びた腕は、周囲の砂を集めた結果だった。そして、砂漠にぶつかると同時に、半ばから崩れ落ちる。そこで、一つ気付いた事があった。
「身体が少し小さくなった。攻撃の度に、体積が減るって事? それは、周辺の砂を集めた遠距離殴りでも変わらない。これが、攻略の糸口か……ひたすら避け続けて、核が露出するまで待つしかないか。他の糸口……アク姉がいたら、魔法で撃ち抜くんだろうけど……ん? 魔法?」
口に出して状況を整理していると、他の糸口を見つけた気がした。左右の拳による攻撃を避けながら、メニューを操作する。【感知】と【豪腕】を外して、【魔法才能】と【水魔法才能】を装備する。
「ついでに、【MP強化】も取ろう」
正直、【MP強化】は、あまり取る気がなかった。【追刃】とかにも影響してくるから、有用だと思われるかもしれないけど、【追刃】は、長く使えば使う程、自分にもリスクがある技だ。下手をすると、自分で自分を斬る事にも繋がり兼ねないから。
でも、今は、少しでも多くMPが欲しいところ。大きなデメリットにはならないので、意地になって取らないのも馬鹿馬鹿しい。
「予想が正しいならいけるはず。【ウォーターボール】」
水の球をジャイアントサンドマンに放つ。ジャイアントサンドマンの身体に命中した水の球は、ジャイアントサンドマンの身体に染みこんで、固まった砂が落ちた。砂が固まって落ちた場所を補うために、身体の砂が集まり始める。周囲から砂を集めて修復するような事はしない。
「使い道ないって、自分で言ったのに、それが糸口なんてね。これで、核を露出させやすくなる」
攻撃を避けつつ、水魔法を撃っていき、ジャイアントサンドマンの体積を減らしていく。私のMPがなくなる頃には、かなり小さくなっていた。でも、まだ核は露出しない。元々核があったであろう場所は、もうジャイアントサンドマンの頭の上だ。
「核を中心に形成するから、核があるであろう場所を中心に魔法を使っても意味がない。ひたすら数もしくは広範囲を水で濡らす魔法を使うのが良いのかな。アク姉とアメスさんの強みが活きるボスだなぁ」
単純に、物理特化とは相性が悪すぎる。でも、ここまでしないとダメージが与えられないという事は、核への攻撃は大ダメージになるはず。そうじゃないと、全プレイヤーから嫌われるボスナンバーワンに輝く事になるだろうし。
MP回復薬なんて持ってきていないので、後はひたすら避け続けた。すると、赤い石が露出し始めた。それを見た私は、まだ完全に表に出て来る前に、高速移動でジャイアントサンドマンに突っ込んで、核を蹴った。HPが一割も削れて、ジャイアントサンドマンの身体を抜けて、核だけが空を舞う。核よりも先に着地した私は、血刃の双剣を抜いて、自傷から【血装術】を使う。
そして、一気に核に接近した。
「【連月】」
怒濤の連撃で、核を斬っていく。斬る度に、滞空時間が延びているので、地面に着く事はない。計三十回の連撃中、十二回目くらいでHPを削り切った。
『ジャイアントサンドマンを討伐しました。称号【砂を克服せし者】を獲得しました』
しっかりと称号も貰い、ドロップアイテムも砂巨人の砂×10、紅き石の欠片を手に入れた。
「欠片って事は、集めると何か起こるのかな? まぁ、これは置いておいて、称号の効果は……」
────────────────────────
【砂を克服せし者】:砂上での移動速度が上がる。
────────────────────────
結構良い称号効果だった。
「砂漠の攻略をする人は必須かも。レベル上げの時にも使えそうだし、初めて良い称号を手に入れたかも。今までの称号は、使い道が限られすぎてたし」
確認も終えたところで、奥の方に向かって歩く。すると、
『この先のエリアは、未実装です。今後のアップデートをお待ちください』
というウィンドウが出た。現状、南のエリアは、ジャングル、熱帯、砂漠の三つまでみたいだ。
「やっぱり、まだないみたい。取り敢えず、オアシスタウンに戻って、ファーストタウンに戻ろっと」
ボスエリアから転移する際に、元の地点ではなくオアシスタウンを選択して、転移した。
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ハク:【短剣Lv53】【双剣Lv41】【拳Lv46】【蹴りLv58】【投げLv41】【吸血鬼Lv65】【血装術Lv40】【血武器Lv33】【執行者Lv55】【剛力Lv26】【豪腕Lv46】【豪脚Lv10】【駿足Lv8】【夜霧Lv16】【感知Lv24】
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ボス戦に挑む事も考えて、こういう装備になった。支援魔法も使いたいところだけど、もう完全物理でやった方が統合も進むから、これで行く。
まずは、砂漠を走り回って、マッピングをしていく。もう砂漠という足場にも慣れたので、かなり速く走れるようになった。ただ、まだ【神脚】を完全に使いこなせてはいないので、高速移動は、じゃじゃ馬状態だ。それでも、モンスターに蹴りを入れてブレーキを掛けるという方法だけは、完全にマスターした。なので、ボス戦でも十分に通用するとは思っている。
三十分掛けて、砂漠の探索を終えた私は、その間に見つけたボスエリアへの転移ポイントに向かう。
「さてと、どんなボスかな」
砂漠のボスエリアに転移する。ちょっと歩いていると、【感知】に反応があった。正面にボスがいる。でも、形が分からない。
「気配はあるのに、何もいない……砂の中に潜っているとか?」
どんなボスモンスターなのか分からないので、警戒を強めようと思ったのと同時に、目の前で砂が大きく舞う。砂嵐のように舞い続けると、段々と砂が集まっていった。その中心にあるのは、赤く丸い石だ。そうして出来上がったのは、身長五メートル程ある砂の巨人だった。名前は、ジャイアントサンドマン。
「サンドマンは、どこにいたんだろう……?」
ちょっと気になる事だけど、ひとまずこれは置いておく。すぐにボス戦が始まるからだ。
双剣を抜く前に、【血武器】でナイフを生成して、投げつける。ナイフが砂の身体に突き刺さるけど、ダメージがない。
「砂の身体にダメージ判定がない……さっきの赤い石が本体で、あれにしかダメージ判定がないって感じかな。今までで一番エグいボスかも」
装甲を削らないとダメージすら与えられない。当然だけど、【吸血鬼】も通用しない。どうみても血は通っていないし、血の代わりになるようなものもないから。下手したら、大量の砂が口の中に入ってくる可能性もある。さすがの私も砂は飲めない。私の内臓に砂囊があれば別だけど。
こちらの攻撃は、無駄になる確率が高いので、受けに回る。攻撃を避けながら、何かしら攻略の糸口を見つけないといけない。私は、全力でジャイアントサンドマンの周りを走る。
そんな私に対して、ジャイアントサンドマンが拳を振う。
「こんなに離れてい……っ!?」
まだ距離があるのに変だなって思ったのも束の間、ジャイアントサンドマンの腕が伸びてきた。咄嗟に、跳び上がって避けたけど、さすがに、これは予想外だった。
「周囲の砂を集めて、攻撃範囲を広げた!?」
ジャイアントサンドマンの伸びた腕は、周囲の砂を集めた結果だった。そして、砂漠にぶつかると同時に、半ばから崩れ落ちる。そこで、一つ気付いた事があった。
「身体が少し小さくなった。攻撃の度に、体積が減るって事? それは、周辺の砂を集めた遠距離殴りでも変わらない。これが、攻略の糸口か……ひたすら避け続けて、核が露出するまで待つしかないか。他の糸口……アク姉がいたら、魔法で撃ち抜くんだろうけど……ん? 魔法?」
口に出して状況を整理していると、他の糸口を見つけた気がした。左右の拳による攻撃を避けながら、メニューを操作する。【感知】と【豪腕】を外して、【魔法才能】と【水魔法才能】を装備する。
「ついでに、【MP強化】も取ろう」
正直、【MP強化】は、あまり取る気がなかった。【追刃】とかにも影響してくるから、有用だと思われるかもしれないけど、【追刃】は、長く使えば使う程、自分にもリスクがある技だ。下手をすると、自分で自分を斬る事にも繋がり兼ねないから。
でも、今は、少しでも多くMPが欲しいところ。大きなデメリットにはならないので、意地になって取らないのも馬鹿馬鹿しい。
「予想が正しいならいけるはず。【ウォーターボール】」
水の球をジャイアントサンドマンに放つ。ジャイアントサンドマンの身体に命中した水の球は、ジャイアントサンドマンの身体に染みこんで、固まった砂が落ちた。砂が固まって落ちた場所を補うために、身体の砂が集まり始める。周囲から砂を集めて修復するような事はしない。
「使い道ないって、自分で言ったのに、それが糸口なんてね。これで、核を露出させやすくなる」
攻撃を避けつつ、水魔法を撃っていき、ジャイアントサンドマンの体積を減らしていく。私のMPがなくなる頃には、かなり小さくなっていた。でも、まだ核は露出しない。元々核があったであろう場所は、もうジャイアントサンドマンの頭の上だ。
「核を中心に形成するから、核があるであろう場所を中心に魔法を使っても意味がない。ひたすら数もしくは広範囲を水で濡らす魔法を使うのが良いのかな。アク姉とアメスさんの強みが活きるボスだなぁ」
単純に、物理特化とは相性が悪すぎる。でも、ここまでしないとダメージが与えられないという事は、核への攻撃は大ダメージになるはず。そうじゃないと、全プレイヤーから嫌われるボスナンバーワンに輝く事になるだろうし。
MP回復薬なんて持ってきていないので、後はひたすら避け続けた。すると、赤い石が露出し始めた。それを見た私は、まだ完全に表に出て来る前に、高速移動でジャイアントサンドマンに突っ込んで、核を蹴った。HPが一割も削れて、ジャイアントサンドマンの身体を抜けて、核だけが空を舞う。核よりも先に着地した私は、血刃の双剣を抜いて、自傷から【血装術】を使う。
そして、一気に核に接近した。
「【連月】」
怒濤の連撃で、核を斬っていく。斬る度に、滞空時間が延びているので、地面に着く事はない。計三十回の連撃中、十二回目くらいでHPを削り切った。
『ジャイアントサンドマンを討伐しました。称号【砂を克服せし者】を獲得しました』
しっかりと称号も貰い、ドロップアイテムも砂巨人の砂×10、紅き石の欠片を手に入れた。
「欠片って事は、集めると何か起こるのかな? まぁ、これは置いておいて、称号の効果は……」
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【砂を克服せし者】:砂上での移動速度が上がる。
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結構良い称号効果だった。
「砂漠の攻略をする人は必須かも。レベル上げの時にも使えそうだし、初めて良い称号を手に入れたかも。今までの称号は、使い道が限られすぎてたし」
確認も終えたところで、奥の方に向かって歩く。すると、
『この先のエリアは、未実装です。今後のアップデートをお待ちください』
というウィンドウが出た。現状、南のエリアは、ジャングル、熱帯、砂漠の三つまでみたいだ。
「やっぱり、まだないみたい。取り敢えず、オアシスタウンに戻って、ファーストタウンに戻ろっと」
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