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吸血少女と最悪な環境
フレ姉との稽古
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修行の途中で、ゲルダさんが手を止めた。
「ここまでにするわ」
「えっ、あ、はい」
まだ一時間しかやっていないのに、ゲルダさんは修行を止めた。何か粗相をしてしまったかと気が気ではない私を放っておいて、ゲルダさんは、フレ姉の方を見る。
「交代よ」
ゲルダさんが降参して、入れ替わりにフレ姉が前に立った。フレ姉も槍を外して、素手になっている。
「今度は、フレ姉?」
「ああ、ゲルダの方が素手は強ぇが、私には私の戦い方があるからな」
「槍じゃないんだ」
「お前も素手だからな」
フレ姉が申請してきたので、私も受け入れる。
「今回は、ハクのレベル上げだからな。受け中心でやってやる。来い」
「うん」
ゲルダさんに通じなかった高速移動からの膝蹴りを使う。さっきは避けられたけど、フレ姉は拳で迎撃してきた。フレ姉とゲルダさんの性格の差が出ている。フレ姉に止められた空中で、そのまま蹴りの追撃をする。驚いている暇があるなら追撃。ゲルダさんに言われた事だ。その攻撃もフレ姉に迎撃される。フレ姉が思いっきり防いでくれるおかげで、私の身体が浮くので、そのまま空中で蹴りを繰り出し続ける。最後に、私が放った踵落としを迎撃されたところで、連続攻撃は止まって、私も着地した。そこからは、地に足を付けて、攻撃をしていく。
私の攻撃の合間に、フレ姉の攻撃が挟まる。私は、【血武器】で鞭を作って、フレ姉の拳を受け止める。ゲルダさんは速すぎて、間に合わないけど、フレ姉の速さならギリギリ間に合うと思ってやってみたけど、上手くいって良かった。フレ姉も目を丸くしていた。
「……面白いな。それに関しては、何も聞いていないぞ」
「それは、アク姉に文句を言って……」
フレ姉の攻撃を受け止めて、すぐに血の鞭が砕ける。でも、攻撃の勢いを完全に止める事が出来た。即座に拳を握って、フレ姉に殴り掛かる。フレ姉は、ゲルダさんと違い、素早さよりも力強さが上だ。だから、一発一発が致命的な一撃になる。だから、ゲルダさんの時よりもホワイトラビットの捕獲が重要になっていた。
フレ姉の興が乗ってしまって、本気で追撃を掛けてきた時は、本当に死ぬかと思った。【鞭】のスキルを取って、少し離れたホワイトラビットの捕獲に使おうかって、何度も思うくらいには危なかった。
最終的に一時間戦ったところで終わった。これまでよりも三十分短いけど、これまでよりも濃い時間だった。
「今度は、武器有りでやるか?」
「疲れたから嫌」
あんなに激しく戦ったのに、フレ姉は、全然疲れた様子はなかった。さすがは、フレ姉って感じかな。
「お疲れ様~」
疲れて動けない私を、後ろからアク姉が抱きしめてくる。メイティさん達も本当に見学しに来たみたい。今の今まで気付かなかった。
「スキルは、どんな感じだ? 私達とは、レベル差があるから、経験値も多く入っていると思うが」
フレ姉に言われて、自分のスキルを確認する。
────────────────────────
ハク:【剣Lv60】【短剣Lv50】【双剣Lv36】【格闘Lv60】【拳Lv42】【蹴りLv55】【投げLv37】【吸血鬼Lv61】【血装術Lv37】【血武器Lv29】【夜霧Lv16】【執行者Lv50】【剛力Lv20】【豪腕Lv43】【感知Lv20】
控え:【魔法才能Lv43】【支援魔法才能Lv43】【HP強化Lv48】【物理攻撃強化Lv50】【物理防御強化Lv20】【魔法防御強化Lv18】【神脚Lv23】【器用さ強化Lv10】【運強化Lv40】【毒耐性Lv18】【麻痺耐性Lv6】【呪い耐性Lv1】【沈黙耐性Lv1】【暗闇耐性Lv1】【怒り耐性Lv5】【眠り耐性Lv1】【混乱耐性Lv1】【消化促進Lv38】【竜血Lv18】【登山Lv6】【言語学Lv10】
SP:165
────────────────────────
結構レベルが上がっている。師範との稽古もあって、【双剣】も上がっている。そして、目的の【格闘】系統のスキルは、かなり上がっていた。
「これなら、【豪脚】を取れるんじゃねぇか?」
「そうなの?」
フレ姉に言われてスキル収得の欄を見る。すると、【豪脚】と【駿足】が増えていた。
「増えてる」
「後、【気絶耐性】は取っておけ。必要ねぇようにも見えるが、PvPでは、割と気絶させられる事もある。それと【投げナイフ】もねぇか?」
「えっと……あった」
「お前が、あの血のナイフを投げる事を戦闘スタイルに組み込むなら、スキルがあった方がより正確に投げられる。そこら辺は、自分と相談しながら決めろ。後は、【投げ】のスキルレベルと【拳】のスキルレベルが上がれば、【武闘術】に統合出来るだろう」
「【投げナイフ】……困ったら取る事にする」
現状を考えると、【豪脚】と【駿足】は、確定で取っておくのが良い。【気絶耐性】も取っておいた方が良いというのなら取っておく事にする。でも、【投げナイフ】に関しては、今でも十分に扱えているので、スキルとして取るのは、今じゃなくて良いと思う。
「それが良いだろうな。それと、その血の武器を扱うためだけに、他の武器スキルを取るのは、やめとけ。装備欄を圧迫する事になる。だから、スキル無しでスキル有りと同等に動けるようになればいい」
「へ?」
突拍子もない事に驚いてしまう。
「スキルは、武器を扱う上で重要だ。だが、必ずしもダメージを与えるのに必要なわけじゃねぇ。さっきも問題無く鞭を扱えていただろ?」
「あれって、扱えたって言えるの?」
「まぁ、鞭としてはどうかと思う使い方だったのは、間違いねぇな。ゲルダからは、何かあるか?」
フレ姉は言いたい事を全部言ったのか、ゲルダさんに話題を振った。
「そうね。【気絶耐性】は、ちゃんと取っておきなさい。後は、五感系統のスキルを取っておくのもおすすめよ。いきなり感覚が変わるから、慣れが必要になるけどね。控えでも効果は発揮するから、装備欄を気にしなくても良いわ。あっ、でも、【味覚強化】はやめなさい。料理が美味しく感じるようになるけれど、ハクの場合は、致命的なものに変わるかもしれないから」
ゲルダさんもゲルダさんで、しっかりとおすすめスキルを教えてくれた。でも、【味覚強化】に関しては、【吸血鬼】にも関わってくるだろうから、全力で止められた。正直、私も同意なので、絶対に取るつもりはない。いつか、想像を絶する不味さが改善した時にでも取ろうかな。
「それじゃあ、【視覚強化】と【聴覚強化】を取ります。この二つの注意点ってありますか?」
「まず、目から入る情報量が増えるわ。モンスターを見つけやすくなったり、色々と分かるようになるわ。耳の方は、大きな音に敏感になると思うわ。そこら辺を注意しなさい」
「分かりました」
ゲルダさんに薦められた【視覚強化】と【聴覚強化】も取る。若干、目と耳に違和感を覚えるけど、多分、すぐに慣れると思う。
「それじゃあ、私とフレイは、もう行くわね。ギルドの方でも色々とやる事があるのよ」
「あっ、態々来て頂いてありがとうございました」
「ハクが困っているなら、すぐに来るわよ。それじゃあ、またね。ほら、フレイ、行くわよ」
「ああ。何かあったら、また言ってくれ。じゃあな」
フレ姉とゲルダさんは、街の方に戻っていった。仕事も忙しそうだったのに、ギルド運営の方で、こっちでも色々とやらないといけないなんて、本当に大変そうだ。
「それで、砂漠の攻略は上手くいきそう?」
アク姉が頭を撫でながら訊いてくる。
「どうだろう? でも、昼間でも、ある程度動きは良くなってきているし、砂漠の足場にも慣れてきたから、前みたいになる事はないと思う」
「それなら良かった。頑張ってね」
「うん。それじゃあ、私はログアウトしてくる」
「じゃあ、またね」
アク姉達とも別れて、私はログアウトした。
「ここまでにするわ」
「えっ、あ、はい」
まだ一時間しかやっていないのに、ゲルダさんは修行を止めた。何か粗相をしてしまったかと気が気ではない私を放っておいて、ゲルダさんは、フレ姉の方を見る。
「交代よ」
ゲルダさんが降参して、入れ替わりにフレ姉が前に立った。フレ姉も槍を外して、素手になっている。
「今度は、フレ姉?」
「ああ、ゲルダの方が素手は強ぇが、私には私の戦い方があるからな」
「槍じゃないんだ」
「お前も素手だからな」
フレ姉が申請してきたので、私も受け入れる。
「今回は、ハクのレベル上げだからな。受け中心でやってやる。来い」
「うん」
ゲルダさんに通じなかった高速移動からの膝蹴りを使う。さっきは避けられたけど、フレ姉は拳で迎撃してきた。フレ姉とゲルダさんの性格の差が出ている。フレ姉に止められた空中で、そのまま蹴りの追撃をする。驚いている暇があるなら追撃。ゲルダさんに言われた事だ。その攻撃もフレ姉に迎撃される。フレ姉が思いっきり防いでくれるおかげで、私の身体が浮くので、そのまま空中で蹴りを繰り出し続ける。最後に、私が放った踵落としを迎撃されたところで、連続攻撃は止まって、私も着地した。そこからは、地に足を付けて、攻撃をしていく。
私の攻撃の合間に、フレ姉の攻撃が挟まる。私は、【血武器】で鞭を作って、フレ姉の拳を受け止める。ゲルダさんは速すぎて、間に合わないけど、フレ姉の速さならギリギリ間に合うと思ってやってみたけど、上手くいって良かった。フレ姉も目を丸くしていた。
「……面白いな。それに関しては、何も聞いていないぞ」
「それは、アク姉に文句を言って……」
フレ姉の攻撃を受け止めて、すぐに血の鞭が砕ける。でも、攻撃の勢いを完全に止める事が出来た。即座に拳を握って、フレ姉に殴り掛かる。フレ姉は、ゲルダさんと違い、素早さよりも力強さが上だ。だから、一発一発が致命的な一撃になる。だから、ゲルダさんの時よりもホワイトラビットの捕獲が重要になっていた。
フレ姉の興が乗ってしまって、本気で追撃を掛けてきた時は、本当に死ぬかと思った。【鞭】のスキルを取って、少し離れたホワイトラビットの捕獲に使おうかって、何度も思うくらいには危なかった。
最終的に一時間戦ったところで終わった。これまでよりも三十分短いけど、これまでよりも濃い時間だった。
「今度は、武器有りでやるか?」
「疲れたから嫌」
あんなに激しく戦ったのに、フレ姉は、全然疲れた様子はなかった。さすがは、フレ姉って感じかな。
「お疲れ様~」
疲れて動けない私を、後ろからアク姉が抱きしめてくる。メイティさん達も本当に見学しに来たみたい。今の今まで気付かなかった。
「スキルは、どんな感じだ? 私達とは、レベル差があるから、経験値も多く入っていると思うが」
フレ姉に言われて、自分のスキルを確認する。
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ハク:【剣Lv60】【短剣Lv50】【双剣Lv36】【格闘Lv60】【拳Lv42】【蹴りLv55】【投げLv37】【吸血鬼Lv61】【血装術Lv37】【血武器Lv29】【夜霧Lv16】【執行者Lv50】【剛力Lv20】【豪腕Lv43】【感知Lv20】
控え:【魔法才能Lv43】【支援魔法才能Lv43】【HP強化Lv48】【物理攻撃強化Lv50】【物理防御強化Lv20】【魔法防御強化Lv18】【神脚Lv23】【器用さ強化Lv10】【運強化Lv40】【毒耐性Lv18】【麻痺耐性Lv6】【呪い耐性Lv1】【沈黙耐性Lv1】【暗闇耐性Lv1】【怒り耐性Lv5】【眠り耐性Lv1】【混乱耐性Lv1】【消化促進Lv38】【竜血Lv18】【登山Lv6】【言語学Lv10】
SP:165
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結構レベルが上がっている。師範との稽古もあって、【双剣】も上がっている。そして、目的の【格闘】系統のスキルは、かなり上がっていた。
「これなら、【豪脚】を取れるんじゃねぇか?」
「そうなの?」
フレ姉に言われてスキル収得の欄を見る。すると、【豪脚】と【駿足】が増えていた。
「増えてる」
「後、【気絶耐性】は取っておけ。必要ねぇようにも見えるが、PvPでは、割と気絶させられる事もある。それと【投げナイフ】もねぇか?」
「えっと……あった」
「お前が、あの血のナイフを投げる事を戦闘スタイルに組み込むなら、スキルがあった方がより正確に投げられる。そこら辺は、自分と相談しながら決めろ。後は、【投げ】のスキルレベルと【拳】のスキルレベルが上がれば、【武闘術】に統合出来るだろう」
「【投げナイフ】……困ったら取る事にする」
現状を考えると、【豪脚】と【駿足】は、確定で取っておくのが良い。【気絶耐性】も取っておいた方が良いというのなら取っておく事にする。でも、【投げナイフ】に関しては、今でも十分に扱えているので、スキルとして取るのは、今じゃなくて良いと思う。
「それが良いだろうな。それと、その血の武器を扱うためだけに、他の武器スキルを取るのは、やめとけ。装備欄を圧迫する事になる。だから、スキル無しでスキル有りと同等に動けるようになればいい」
「へ?」
突拍子もない事に驚いてしまう。
「スキルは、武器を扱う上で重要だ。だが、必ずしもダメージを与えるのに必要なわけじゃねぇ。さっきも問題無く鞭を扱えていただろ?」
「あれって、扱えたって言えるの?」
「まぁ、鞭としてはどうかと思う使い方だったのは、間違いねぇな。ゲルダからは、何かあるか?」
フレ姉は言いたい事を全部言ったのか、ゲルダさんに話題を振った。
「そうね。【気絶耐性】は、ちゃんと取っておきなさい。後は、五感系統のスキルを取っておくのもおすすめよ。いきなり感覚が変わるから、慣れが必要になるけどね。控えでも効果は発揮するから、装備欄を気にしなくても良いわ。あっ、でも、【味覚強化】はやめなさい。料理が美味しく感じるようになるけれど、ハクの場合は、致命的なものに変わるかもしれないから」
ゲルダさんもゲルダさんで、しっかりとおすすめスキルを教えてくれた。でも、【味覚強化】に関しては、【吸血鬼】にも関わってくるだろうから、全力で止められた。正直、私も同意なので、絶対に取るつもりはない。いつか、想像を絶する不味さが改善した時にでも取ろうかな。
「それじゃあ、【視覚強化】と【聴覚強化】を取ります。この二つの注意点ってありますか?」
「まず、目から入る情報量が増えるわ。モンスターを見つけやすくなったり、色々と分かるようになるわ。耳の方は、大きな音に敏感になると思うわ。そこら辺を注意しなさい」
「分かりました」
ゲルダさんに薦められた【視覚強化】と【聴覚強化】も取る。若干、目と耳に違和感を覚えるけど、多分、すぐに慣れると思う。
「それじゃあ、私とフレイは、もう行くわね。ギルドの方でも色々とやる事があるのよ」
「あっ、態々来て頂いてありがとうございました」
「ハクが困っているなら、すぐに来るわよ。それじゃあ、またね。ほら、フレイ、行くわよ」
「ああ。何かあったら、また言ってくれ。じゃあな」
フレ姉とゲルダさんは、街の方に戻っていった。仕事も忙しそうだったのに、ギルド運営の方で、こっちでも色々とやらないといけないなんて、本当に大変そうだ。
「それで、砂漠の攻略は上手くいきそう?」
アク姉が頭を撫でながら訊いてくる。
「どうだろう? でも、昼間でも、ある程度動きは良くなってきているし、砂漠の足場にも慣れてきたから、前みたいになる事はないと思う」
「それなら良かった。頑張ってね」
「うん。それじゃあ、私はログアウトしてくる」
「じゃあ、またね」
アク姉達とも別れて、私はログアウトした。
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