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吸血少女と進展?
探索型イベント終了
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転移した先は、最後にいた安地だった。空は暗い。【夜霧】が使えたから、当たり前だけど。
「さて、二日目も終わりだな。探索を続けたい奴はいるか?」
皆が集まったところで、フレ姉がそう訊く。でも、誰も手を挙げたりはしなかった。さすがに、レイドボス戦を経たという事もあり、皆、疲れているみたい。私も、大分疲れているから、今は休みたい気分だ。
「良し。それじゃあ、それぞれ休め。ハク達は、ここでパーティーを解散しておくか?」
「フレ姉は、洞窟の探索を続ける感じ?」
「いや、頂上を目指す。お前達の持っているブレスレットも欲しいからな」
「じゃあ、解散しておく。私達は頂上に行ったし」
「なら、私達が抜ける形で良いな」
「うん」
フレ姉とゲルダさんがパーティーから抜けた。一気に頼もしさのないパーティーになっちゃった。まぁ、仕方ないけど。
「あっ、そうだ。さっさと血を飲んじゃおう」
私がそう言うと、皆の視線が私に集中した。そこまで見られていると、飲みづらいのだけど、特に大きな問題があるわけではないので、そのまま飲む。
この前の???の血瓶とは違う感覚がする。血の匂いとかも同じで、あまり気持ち悪くない。そして、すぐに身体中が痛くなった。痺れはなく、内側から炙られるような感じだ。
「うっ……」
「ハクちゃん!?」
すぐにアク姉が駆け寄ってきて、抱きしめられる。おかげで、寄りかかる場所が出来たので、遠慮無く寄りかかる。
似たような感覚を直近で味わった。
「うぅ……霊峰の支配竜みたい……」
「竜の血って事?」
「多分……熱い……」
アク姉の胸が枕になるので、正面から顔を埋もれさせる。アク姉が頭を撫でてくれるので、ちょっと身体が楽になる……という事はなかった。
「あっ、本当だ。ハクちゃん、ちょっと熱い」
「何?」
アク姉の言葉に反応したフレ姉が、私のおでこに手を当てる。
「確かに熱いな。ゲームの中だから大丈夫だとは思うが……」
「さすがに、風邪じゃないから大丈夫だよ」
「心配ね……私の丸薬も、こんなになるのかしら?」
「寝る前にしておけ」
私の様子を見て、ゲルダさんは、自分が手に入れた丸薬の事を思い出したみたい。あれが、どういう役割を担うものなのか分からないけど、私と同じなら、苦しむ事になる。その結果、スキルの経験値を沢山獲得出来る。
皆が心配して、頭を撫でたりしてくれる。一分くらいで身体の熱さは引いた。フレ姉とアク姉は、念入りに確認をしてから安堵していた。
「ふぅ……収まった! それじゃあ、先にねるね。おやすみ」
「ああ。おやすみ。しっかり休めよ」
「ハクちゃん! 今日はっ……!?」
「お前は、こっち」
アク姉が、またサツキさんに連れて行かれた。焼き直しかな。全く同じように連れて行かれたので、ちょっと笑ってしまった。
「ハクちゃん」
「分かってるよ」
アカリと一緒にテントに入る。すると、入ってすぐに、アカリが抱きついてきた。
「わっ……!? どうしたの?」
「心配したんだからね。急にドラゴンにしがみつくんだもん……」
「あれが、最良の手段だったからね。【吸血鬼】による一定ダメージが、あの場で適した攻撃手段だったし」
「そうだけど……」
ゲームの中とはいえ、私が凄い無茶をしているところを見たら、アカリも心配になってしまう気持ちは分かる。私だって、アカリが同じ事をしたら心配になるから。
「全く……仕方ないな」
アカリの頭を撫でながら、寝袋を用意する。そして、アカリごと寝っ転がる。
「ほら、アカリも寝袋を用意して」
「うん」
アカリも寝袋を出して、二人並んで寝る。
「全く甘えん坊な幼馴染みだよ」
「ハクちゃんは、いつもフレイさんとかに甘えてるじゃん」
「なら、アカリだって甘えてみれば良いのに。フレ姉とかは可愛がってくれると思うよ」
「ハクちゃんが嫉妬しちゃうからなぁ」
「……しないよ」
今までアカリに嫉妬した事はない。だから、別にアカリがフレ姉とかに可愛がられていても、得に何も思う事はないはず。
「でも、私は、ハクちゃんが良いかな」
「同い年なのに?」
「うん。無鉄砲で、好奇心旺盛で、破天荒で……でも、優しいハクちゃんが良い」
前半は馬鹿にされている感があったけど、最後の最後に褒め言葉が出て来た。いや、破天荒は良い事として受け取って良いのかな。
まぁ、とにかくアカリが、私を信用してくれているのは分かった。いや、信頼って言った方が正しいか。まぁ、信用も信頼もされていないなんて、一度も思った事ないけど。
「そんなハクちゃんが、大好きだよ」
アカリがそんな事を言ってくる。唐突に真正面から投げ込まれた好意に、ちょっと面食らった。その間に、アカリから静かな寝息が聞こえてきた。言うだけ言って、疲れて寝てしまったみたいだ。
小さくため息をつきながら、私も目を閉じる。そして、さっきのアカリの言葉を思い出して、自然と口角が上がってしまった。その事に気が付きつつ、私も眠りについた。
こうして、濃かったイベント二日目が終了した。
────────────────────────
イベント最終日。フレ姉達とアク姉達は、霊峰の頂上を目指して登山しに行った。ランサスさん達も合流して大所帯で向かったから、割と楽に登れると思う。因みに、【登山】に関しては、一切言っていない。そこら辺をどうするか考えるのも楽しいだろうなって思ったから。
そんなこんなで、二人行動に戻った私とアカリはというと、洞窟に入って、ひたすらシャドウを狩っていた。洞窟の入口付近で狩りをしていれば、一体ずつと戦う事になるので、負ける事はない。ここで危険を冒して、先に進もうとする程、私達も無謀じゃないしね。
何故、シャドウ狩りをしているかと言うと、良い機会だから、戦闘系スキルのレベル上げを、しっかりとしておこうという話になったからだ。
私はともかく、本職が生産職であるアカリは、戦闘よりも生産の方に比重を置きたいと考えている。
だから、こうしてイベントを利用して、スキルレベル上げをするのが良いと思ったみたい。私も、これから砂漠や西の豪雨地帯に行く事を考えて、戦闘系スキルは上げておきたかったから、反対しなかった。
それに、【竜血】の調子も確かめたかったしね。【竜血】は、装備でも控えでも効果を発揮した。身体能力は、一・五倍くらいかな。普通に良い効果だ。おかげで、シャドウとの戦いも幾分かマシになった。
ついでに、アカリが手に入れた細剣についても良い効果がある事が分かった。それは、シャドウへの特効だ。レイドボスを倒した特典だから、そういう設定にされているみたい。おかげで、シャドウの難易度が下がった。だから、レベル上げも良い感じで出来た。
最終日は、本当にシャドウとの戦いだけで終わった。どこかしらで、宝箱に出会えるかもと期待はしていたけど、一度もなかった。こればかりは、運が悪かったと思って諦めるしかない。
フレ姉達が、頂上から戻ってきた後は、一緒に洞窟内を調べに向かった。マップを埋めるように、隈無く探索した結果、二回程宝箱を見つけた。私とアカリは連れて行って貰っている立場だから、辞退した。だから、アク姉達とフレ姉達が一回ずつ開ける事になった。入っていたのは、武器などではなく、ランダムな強化素材や本、釣り竿、調理器具、楽器といったものが入っていた。
生産系や特殊系以外にも趣味系のスキルに対応するものも入っているみたい。それが出て来た時、フレ姉は微妙そうな顔をしていたけど。
そして、終了時刻まで探索をしていると、目の前にウィンドウが現れた。
『イベント終了時刻になりました。順番に元のエリアへ転移して貰います。転移後もイベントに関するお知らせがあります。メッセージにてお知らせしますので、お時間のない方は、次回ログイン時にご確認ください。本日は、イベントに参加してくださりありがとうございました。またのご参加をお待ちしております』
それを見た直後、私の視界が白く染まった。
「さて、二日目も終わりだな。探索を続けたい奴はいるか?」
皆が集まったところで、フレ姉がそう訊く。でも、誰も手を挙げたりはしなかった。さすがに、レイドボス戦を経たという事もあり、皆、疲れているみたい。私も、大分疲れているから、今は休みたい気分だ。
「良し。それじゃあ、それぞれ休め。ハク達は、ここでパーティーを解散しておくか?」
「フレ姉は、洞窟の探索を続ける感じ?」
「いや、頂上を目指す。お前達の持っているブレスレットも欲しいからな」
「じゃあ、解散しておく。私達は頂上に行ったし」
「なら、私達が抜ける形で良いな」
「うん」
フレ姉とゲルダさんがパーティーから抜けた。一気に頼もしさのないパーティーになっちゃった。まぁ、仕方ないけど。
「あっ、そうだ。さっさと血を飲んじゃおう」
私がそう言うと、皆の視線が私に集中した。そこまで見られていると、飲みづらいのだけど、特に大きな問題があるわけではないので、そのまま飲む。
この前の???の血瓶とは違う感覚がする。血の匂いとかも同じで、あまり気持ち悪くない。そして、すぐに身体中が痛くなった。痺れはなく、内側から炙られるような感じだ。
「うっ……」
「ハクちゃん!?」
すぐにアク姉が駆け寄ってきて、抱きしめられる。おかげで、寄りかかる場所が出来たので、遠慮無く寄りかかる。
似たような感覚を直近で味わった。
「うぅ……霊峰の支配竜みたい……」
「竜の血って事?」
「多分……熱い……」
アク姉の胸が枕になるので、正面から顔を埋もれさせる。アク姉が頭を撫でてくれるので、ちょっと身体が楽になる……という事はなかった。
「あっ、本当だ。ハクちゃん、ちょっと熱い」
「何?」
アク姉の言葉に反応したフレ姉が、私のおでこに手を当てる。
「確かに熱いな。ゲームの中だから大丈夫だとは思うが……」
「さすがに、風邪じゃないから大丈夫だよ」
「心配ね……私の丸薬も、こんなになるのかしら?」
「寝る前にしておけ」
私の様子を見て、ゲルダさんは、自分が手に入れた丸薬の事を思い出したみたい。あれが、どういう役割を担うものなのか分からないけど、私と同じなら、苦しむ事になる。その結果、スキルの経験値を沢山獲得出来る。
皆が心配して、頭を撫でたりしてくれる。一分くらいで身体の熱さは引いた。フレ姉とアク姉は、念入りに確認をしてから安堵していた。
「ふぅ……収まった! それじゃあ、先にねるね。おやすみ」
「ああ。おやすみ。しっかり休めよ」
「ハクちゃん! 今日はっ……!?」
「お前は、こっち」
アク姉が、またサツキさんに連れて行かれた。焼き直しかな。全く同じように連れて行かれたので、ちょっと笑ってしまった。
「ハクちゃん」
「分かってるよ」
アカリと一緒にテントに入る。すると、入ってすぐに、アカリが抱きついてきた。
「わっ……!? どうしたの?」
「心配したんだからね。急にドラゴンにしがみつくんだもん……」
「あれが、最良の手段だったからね。【吸血鬼】による一定ダメージが、あの場で適した攻撃手段だったし」
「そうだけど……」
ゲームの中とはいえ、私が凄い無茶をしているところを見たら、アカリも心配になってしまう気持ちは分かる。私だって、アカリが同じ事をしたら心配になるから。
「全く……仕方ないな」
アカリの頭を撫でながら、寝袋を用意する。そして、アカリごと寝っ転がる。
「ほら、アカリも寝袋を用意して」
「うん」
アカリも寝袋を出して、二人並んで寝る。
「全く甘えん坊な幼馴染みだよ」
「ハクちゃんは、いつもフレイさんとかに甘えてるじゃん」
「なら、アカリだって甘えてみれば良いのに。フレ姉とかは可愛がってくれると思うよ」
「ハクちゃんが嫉妬しちゃうからなぁ」
「……しないよ」
今までアカリに嫉妬した事はない。だから、別にアカリがフレ姉とかに可愛がられていても、得に何も思う事はないはず。
「でも、私は、ハクちゃんが良いかな」
「同い年なのに?」
「うん。無鉄砲で、好奇心旺盛で、破天荒で……でも、優しいハクちゃんが良い」
前半は馬鹿にされている感があったけど、最後の最後に褒め言葉が出て来た。いや、破天荒は良い事として受け取って良いのかな。
まぁ、とにかくアカリが、私を信用してくれているのは分かった。いや、信頼って言った方が正しいか。まぁ、信用も信頼もされていないなんて、一度も思った事ないけど。
「そんなハクちゃんが、大好きだよ」
アカリがそんな事を言ってくる。唐突に真正面から投げ込まれた好意に、ちょっと面食らった。その間に、アカリから静かな寝息が聞こえてきた。言うだけ言って、疲れて寝てしまったみたいだ。
小さくため息をつきながら、私も目を閉じる。そして、さっきのアカリの言葉を思い出して、自然と口角が上がってしまった。その事に気が付きつつ、私も眠りについた。
こうして、濃かったイベント二日目が終了した。
────────────────────────
イベント最終日。フレ姉達とアク姉達は、霊峰の頂上を目指して登山しに行った。ランサスさん達も合流して大所帯で向かったから、割と楽に登れると思う。因みに、【登山】に関しては、一切言っていない。そこら辺をどうするか考えるのも楽しいだろうなって思ったから。
そんなこんなで、二人行動に戻った私とアカリはというと、洞窟に入って、ひたすらシャドウを狩っていた。洞窟の入口付近で狩りをしていれば、一体ずつと戦う事になるので、負ける事はない。ここで危険を冒して、先に進もうとする程、私達も無謀じゃないしね。
何故、シャドウ狩りをしているかと言うと、良い機会だから、戦闘系スキルのレベル上げを、しっかりとしておこうという話になったからだ。
私はともかく、本職が生産職であるアカリは、戦闘よりも生産の方に比重を置きたいと考えている。
だから、こうしてイベントを利用して、スキルレベル上げをするのが良いと思ったみたい。私も、これから砂漠や西の豪雨地帯に行く事を考えて、戦闘系スキルは上げておきたかったから、反対しなかった。
それに、【竜血】の調子も確かめたかったしね。【竜血】は、装備でも控えでも効果を発揮した。身体能力は、一・五倍くらいかな。普通に良い効果だ。おかげで、シャドウとの戦いも幾分かマシになった。
ついでに、アカリが手に入れた細剣についても良い効果がある事が分かった。それは、シャドウへの特効だ。レイドボスを倒した特典だから、そういう設定にされているみたい。おかげで、シャドウの難易度が下がった。だから、レベル上げも良い感じで出来た。
最終日は、本当にシャドウとの戦いだけで終わった。どこかしらで、宝箱に出会えるかもと期待はしていたけど、一度もなかった。こればかりは、運が悪かったと思って諦めるしかない。
フレ姉達が、頂上から戻ってきた後は、一緒に洞窟内を調べに向かった。マップを埋めるように、隈無く探索した結果、二回程宝箱を見つけた。私とアカリは連れて行って貰っている立場だから、辞退した。だから、アク姉達とフレ姉達が一回ずつ開ける事になった。入っていたのは、武器などではなく、ランダムな強化素材や本、釣り竿、調理器具、楽器といったものが入っていた。
生産系や特殊系以外にも趣味系のスキルに対応するものも入っているみたい。それが出て来た時、フレ姉は微妙そうな顔をしていたけど。
そして、終了時刻まで探索をしていると、目の前にウィンドウが現れた。
『イベント終了時刻になりました。順番に元のエリアへ転移して貰います。転移後もイベントに関するお知らせがあります。メッセージにてお知らせしますので、お時間のない方は、次回ログイン時にご確認ください。本日は、イベントに参加してくださりありがとうございました。またのご参加をお待ちしております』
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