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吸血少女と進展?
シャドウの弱点
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フレ姉とトモエさんを先頭に、私達は洞窟の中に入っていった。私とアカリが入った洞窟とは違うようで、新しい場所からマッピングされている。洞窟の複雑さを考えると、繋がっている可能性もありそうかな。
順番は、フレ姉とトモエさん、ゲルダさんとサツキさん、私とアカリ、アク姉とアメスさん、カティさんとメイティさんという順番だ。私とアカリから後ろは、ほぼ一塊で動いている。前の方も、そこまで離れてはいない。人二人分くらいの間隔があるくらいだ。後衛が、少しでも距離を取れるようにしているという感じだ。
そうやって、前に進んでいると、ゲルダさんの猫耳や尻尾が時々動いている事に気付いた。獣人を選択した人を、知り合いの中で初めて見たので、ちょっと気になってジッと見てしまう。
「気になる?」
私の視線に気付いたのか、ゲルダさんが振り返って訊いてきた。まさか、後ろから見ている事に気付かれると思っていなかったので、ちょっと驚いた。
「感覚ってあるんですか?」
「あるわよ。他のゲームよりも感覚はリアルね。プログラマーの本気を感じるわ」
「へぇ~、今度触っても良いですか?」
「あ~……まぁ、良いわよ。探索が終わったら、テントでね」
「やった」
獣人だけのゲームは別だけど、他のゲームでの獣人族は、耳や尻尾の感覚を、あまり重視していない。他に重きを置くべき要素があるからだと、私は考えている。実際のところは、開発者じゃないと分からないけど。
小さく喜んだ私を見て、ゲルダさんが小さく笑う。でも、すぐに真面目な表情に戻った。
「フレイ、トモエ。この先、左側に一体いるわ」
「おう」
私の【感知】には、まだ反応はない。もしかしたら、ゲルダさんは、私よりも【感知】の範囲が広いのかもしれない。
「一度戦闘をするか」
「感触は確かめておいた方が良いわね」
「よし。トモエ」
「はい」
トモエさんがフレ姉より二歩前に出る。そのまま歩いていくと、正面からソードシャドウが現れた。私達を見つけたソードシャドウは、こちらに向かって駆け出した。そして、先頭にいたトモエさんに向かって剣を振り下ろしてくる。
「【シールドバッシュ】」
トモエさんが、勢いよく盾を突き出した。ソードシャドウの剣が、背後に向かって、大きく弾き飛ばされる。ソードシャドウは、剣を追って背を向けた。
「【四連】【サンダージャベリン】」
アメスさんが放った雷の槍が、連続で四本飛んでいく。ソードシャドウは、雷の槍に当たる度に、身体を蹌踉めかせていた。魔法によるノックバックだ。実体がない故に、物理ではノックバックを与えられないが、魔法ではノックバックを与えられた。私とアカリの物理のみパーティーでは苦戦を強いられるはずだ。これを見て、強くそう思った。
「【暴風の裁き】」
蹌踉めいて動きが鈍ったソードシャドウに、アク姉が魔法を放つ。荒れ狂う暴風が、ソードシャドウを包み込み、その身体を斬り刻んでいく。その暴風が止むと同時に、サツキさんが踏み込んだ。
「【パワーバッシュ】」
重い一撃が、ソードシャドウを唐竹割りにする。ソードシャドウは、そのままポリゴンに変わった。アメスさんとアク姉の魔法で、ほとんど削っていたのが大きい。やっぱり、この洞窟は魔法が有利に働くコンセプトらしい。
そう考えるとパーティーを組んで探索するというイベントの趣旨にも合っているような気がする。バランス良くパーティーを組もうとしたら、魔法職を入れるだろうから。最初、ソロで挑もうとしていたけど、本当に無謀だったな。
「まぁ、一体相手なら、アクア達で事足りるか。問題は、集団になってからだな」
「そうね」
最初の方は、一体ずつの出現だったので、私の出番は無さそうだ。このまま奥に進んで行ったら、その内私にも出番が回ってくるだろう。その時、双剣を使うか短剣で戦うか。そこは、少し考えておかないと。
自分の事はさておき、さっきの戦闘で一つ気になる事があった。
「そういえば、アク姉とアメスさんって、同じ魔法職アタッカーだよね? パーティーのバランス的にどうなの?」
前衛が、トモエさんとサツキさんしかいないというのは、ちょっとバランスが悪いように思える。その点は、このゲームだとどう働くのか気になったのだ。
「私とアクアで、役割が違うのよ。私は、攻撃の密度。アクアは、一手一手の威力。私の持つ【連続詠唱】は、魔法の威力を落とす代わりに、さっきみたいに連続で魔法を放てるのよ。利点は、息もつかせない連続攻撃よ。やろうと思えば、もっと連続で攻撃出来るわ。私の魔力が続く限りね。今の状態だと、五十がやっとね」
「へぇ~、意外と考えているんですね」
「アクアは、特に考えてないわよ。私が、そういう風に合わせているだけ。この子は、どのゲームでも威力重視だから」
「高威力こそ正義!!」
アク姉が私にサムズアップしてくる。それに対して、私は苦笑いしか出来ない。どう考えても、アク姉が威張るところではないからだ。
そんな話をしながら、洞窟の奥へと向かって行く。地図埋めではなく、ひたすらに奥を目指す感じだ。途中に宝箱があれば良いなと思いつつ、後に付いていく。何度か戦闘になったけど、基本的にアク姉とアメスさんが倒していた。魔法が使える二人が倒すのが、一番効率が良い。
「MPは大丈夫?」
「大丈夫だよ。MP回復薬は、腐る程買ってきたし」
「私が、血液を腐る程集めているのと同じ感じ?」
「多分似たような感じかもね。でも、腐った血は飲んじゃ駄目だよ?」
唐突にメイティさんから、頭を撫でられながら注意されてしまった。基本的にアイテムだから腐ることはないと思うけど、既に、毒に汚染された血を飲んだ事がある。その事を、すぐに思い出した。
「既に毒に汚染された血を飲んだことあるんですけどね……」
私がそう言うと、メイティさんが笑顔のまま固まった。同時に、前を歩いていたゲルダさんが止まって、笑顔のまま振り返ってくる。
「あっ、検証のためですよ!? 興味本位でもありますけど……」
「毒を持ったモンスターを吸血した時にどうなるのかって事ね。まぁ、これから先嫌でも付き合っていく事柄だものね。勿論安全には配慮したのよね?」
「毒消しは持っていましたから。それに、普通に血を飲んでのHP回復で耐えられました」
「それなら良いわ」
さっきやった飛び降りと違って、【吸血鬼】と付き合っていくのに必要な事だからか、ゲルダさんに怒られる事はなかった。その代わり、メイティさんから軽く小突かれた。
「あまり無茶な検証は駄目だよ?」
「分かってますよ。あっ! そうだ。ゲルダさん」
検証の話をして、私はゲルダさんにお願いしたい事があるのに気が付いた。
「何かしら?」
「今度、血を飲ませてください」
「私の? 何故かしら?」
当然の疑問だ。普通に考えれば、ゲルダさんのスキルが欲しいという風になると思うけど、私の場合、これも興味本位だった。エルフと普通の人の血が違うところから、獣人の血が、どんな感じなのか気にならない方がおかしいと思う。
「どんな味が気になるからです!」
「そんな個人差があるものなの?」
「個人差は、そこまで大きくないですけど、種族差は結構あるので」
それで理解してくれたのか、ゲルダさんが頷いた。
「分かったわ。イベントが終わったらね」
「はい」
ゲルダさんと約束したところで、ゲルダさんの尻尾が大きく揺れる。
「集団がいるわ。三体と少し離れたところに一体ね。この感じだと、戦闘中に合流されると思うわ」
「この先の通路の形で戦況が変わるな。トモエは三体を抑えろ。私が一体を相手する。ハクとアカリは、後衛を守れ。ゲルダ、こっちは任せる」
「分かったわ」
フレ姉はそう言うと、一人で駆け出した。ゲルダさんが見つけた一体の方に向かったのだと思う。ああやって単独行動が取れるのも強さの証明かな。
順番は、フレ姉とトモエさん、ゲルダさんとサツキさん、私とアカリ、アク姉とアメスさん、カティさんとメイティさんという順番だ。私とアカリから後ろは、ほぼ一塊で動いている。前の方も、そこまで離れてはいない。人二人分くらいの間隔があるくらいだ。後衛が、少しでも距離を取れるようにしているという感じだ。
そうやって、前に進んでいると、ゲルダさんの猫耳や尻尾が時々動いている事に気付いた。獣人を選択した人を、知り合いの中で初めて見たので、ちょっと気になってジッと見てしまう。
「気になる?」
私の視線に気付いたのか、ゲルダさんが振り返って訊いてきた。まさか、後ろから見ている事に気付かれると思っていなかったので、ちょっと驚いた。
「感覚ってあるんですか?」
「あるわよ。他のゲームよりも感覚はリアルね。プログラマーの本気を感じるわ」
「へぇ~、今度触っても良いですか?」
「あ~……まぁ、良いわよ。探索が終わったら、テントでね」
「やった」
獣人だけのゲームは別だけど、他のゲームでの獣人族は、耳や尻尾の感覚を、あまり重視していない。他に重きを置くべき要素があるからだと、私は考えている。実際のところは、開発者じゃないと分からないけど。
小さく喜んだ私を見て、ゲルダさんが小さく笑う。でも、すぐに真面目な表情に戻った。
「フレイ、トモエ。この先、左側に一体いるわ」
「おう」
私の【感知】には、まだ反応はない。もしかしたら、ゲルダさんは、私よりも【感知】の範囲が広いのかもしれない。
「一度戦闘をするか」
「感触は確かめておいた方が良いわね」
「よし。トモエ」
「はい」
トモエさんがフレ姉より二歩前に出る。そのまま歩いていくと、正面からソードシャドウが現れた。私達を見つけたソードシャドウは、こちらに向かって駆け出した。そして、先頭にいたトモエさんに向かって剣を振り下ろしてくる。
「【シールドバッシュ】」
トモエさんが、勢いよく盾を突き出した。ソードシャドウの剣が、背後に向かって、大きく弾き飛ばされる。ソードシャドウは、剣を追って背を向けた。
「【四連】【サンダージャベリン】」
アメスさんが放った雷の槍が、連続で四本飛んでいく。ソードシャドウは、雷の槍に当たる度に、身体を蹌踉めかせていた。魔法によるノックバックだ。実体がない故に、物理ではノックバックを与えられないが、魔法ではノックバックを与えられた。私とアカリの物理のみパーティーでは苦戦を強いられるはずだ。これを見て、強くそう思った。
「【暴風の裁き】」
蹌踉めいて動きが鈍ったソードシャドウに、アク姉が魔法を放つ。荒れ狂う暴風が、ソードシャドウを包み込み、その身体を斬り刻んでいく。その暴風が止むと同時に、サツキさんが踏み込んだ。
「【パワーバッシュ】」
重い一撃が、ソードシャドウを唐竹割りにする。ソードシャドウは、そのままポリゴンに変わった。アメスさんとアク姉の魔法で、ほとんど削っていたのが大きい。やっぱり、この洞窟は魔法が有利に働くコンセプトらしい。
そう考えるとパーティーを組んで探索するというイベントの趣旨にも合っているような気がする。バランス良くパーティーを組もうとしたら、魔法職を入れるだろうから。最初、ソロで挑もうとしていたけど、本当に無謀だったな。
「まぁ、一体相手なら、アクア達で事足りるか。問題は、集団になってからだな」
「そうね」
最初の方は、一体ずつの出現だったので、私の出番は無さそうだ。このまま奥に進んで行ったら、その内私にも出番が回ってくるだろう。その時、双剣を使うか短剣で戦うか。そこは、少し考えておかないと。
自分の事はさておき、さっきの戦闘で一つ気になる事があった。
「そういえば、アク姉とアメスさんって、同じ魔法職アタッカーだよね? パーティーのバランス的にどうなの?」
前衛が、トモエさんとサツキさんしかいないというのは、ちょっとバランスが悪いように思える。その点は、このゲームだとどう働くのか気になったのだ。
「私とアクアで、役割が違うのよ。私は、攻撃の密度。アクアは、一手一手の威力。私の持つ【連続詠唱】は、魔法の威力を落とす代わりに、さっきみたいに連続で魔法を放てるのよ。利点は、息もつかせない連続攻撃よ。やろうと思えば、もっと連続で攻撃出来るわ。私の魔力が続く限りね。今の状態だと、五十がやっとね」
「へぇ~、意外と考えているんですね」
「アクアは、特に考えてないわよ。私が、そういう風に合わせているだけ。この子は、どのゲームでも威力重視だから」
「高威力こそ正義!!」
アク姉が私にサムズアップしてくる。それに対して、私は苦笑いしか出来ない。どう考えても、アク姉が威張るところではないからだ。
そんな話をしながら、洞窟の奥へと向かって行く。地図埋めではなく、ひたすらに奥を目指す感じだ。途中に宝箱があれば良いなと思いつつ、後に付いていく。何度か戦闘になったけど、基本的にアク姉とアメスさんが倒していた。魔法が使える二人が倒すのが、一番効率が良い。
「MPは大丈夫?」
「大丈夫だよ。MP回復薬は、腐る程買ってきたし」
「私が、血液を腐る程集めているのと同じ感じ?」
「多分似たような感じかもね。でも、腐った血は飲んじゃ駄目だよ?」
唐突にメイティさんから、頭を撫でられながら注意されてしまった。基本的にアイテムだから腐ることはないと思うけど、既に、毒に汚染された血を飲んだ事がある。その事を、すぐに思い出した。
「既に毒に汚染された血を飲んだことあるんですけどね……」
私がそう言うと、メイティさんが笑顔のまま固まった。同時に、前を歩いていたゲルダさんが止まって、笑顔のまま振り返ってくる。
「あっ、検証のためですよ!? 興味本位でもありますけど……」
「毒を持ったモンスターを吸血した時にどうなるのかって事ね。まぁ、これから先嫌でも付き合っていく事柄だものね。勿論安全には配慮したのよね?」
「毒消しは持っていましたから。それに、普通に血を飲んでのHP回復で耐えられました」
「それなら良いわ」
さっきやった飛び降りと違って、【吸血鬼】と付き合っていくのに必要な事だからか、ゲルダさんに怒られる事はなかった。その代わり、メイティさんから軽く小突かれた。
「あまり無茶な検証は駄目だよ?」
「分かってますよ。あっ! そうだ。ゲルダさん」
検証の話をして、私はゲルダさんにお願いしたい事があるのに気が付いた。
「何かしら?」
「今度、血を飲ませてください」
「私の? 何故かしら?」
当然の疑問だ。普通に考えれば、ゲルダさんのスキルが欲しいという風になると思うけど、私の場合、これも興味本位だった。エルフと普通の人の血が違うところから、獣人の血が、どんな感じなのか気にならない方がおかしいと思う。
「どんな味が気になるからです!」
「そんな個人差があるものなの?」
「個人差は、そこまで大きくないですけど、種族差は結構あるので」
それで理解してくれたのか、ゲルダさんが頷いた。
「分かったわ。イベントが終わったらね」
「はい」
ゲルダさんと約束したところで、ゲルダさんの尻尾が大きく揺れる。
「集団がいるわ。三体と少し離れたところに一体ね。この感じだと、戦闘中に合流されると思うわ」
「この先の通路の形で戦況が変わるな。トモエは三体を抑えろ。私が一体を相手する。ハクとアカリは、後衛を守れ。ゲルダ、こっちは任せる」
「分かったわ」
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