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アンケートの結果 運営
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ワンオン運営にて
「この前のアンケートの結果出ましたよ」
「おっ、さすがに、反対の方が多数だろ?」
PKに関するアンケートの結果が出たため、社員達がぞろぞろと集まってくる。
「そうですね。反対が八割、賛成が二割です。治安の悪化などが理由みたいですね。こちらの懸念とも一致します」
「多数決で決まったからな。これなら、賛成派からの要望も少なくなるだろ」
運営に寄せられる要望は、プレイヤー総数と比べると、そこまで多くはない。同じプレイヤーから寄せられる要望を除くと、さらに少なくなる。その中で、目立つ要望がPKに関するものだった。他ゲームでPKをしていたプレイヤーが、ワンオンでのPKの旨みがない事に要望をだしていると社員達は見ていた。
プレイヤー全体で見れば、少数派になるだろうが、要望欄に寄せられるものの中からしたら、多数派のようになっていたため、運営としても対応しないといけないと感じ、今回のアンケートを行ったのだった。
アンケートの結果を載せてから、PKに関しては変えるつもりがないと言った方が、相手も諦めるという考えもある。
「後は、どうしますか? PvPの機能を充実させるって方向にします?」
「案で出ていたのは、闘技場でのランキング戦と賭け機能の追加だったか?」
「後は、PvPイベントの定期開催もだな」
「それもあったか。PvPイベントなぁ……この前みたいな感じなるのも困るんだよな」
「あの一対多の状況ですか?」
社員が話しているのは、ハクが集団と戦った時の事だった。
「あれも、妬みから起こった自体だったからな。BAN対応を少し厳しめにしているから、今はPKを抑えられているが、下手したら、あれが通常エリアでも起こるかもしれないんだよな」
「その鬱憤をイベントで吐き出すなって感じだよな。あれのせいで、一位に届くプレイヤーが限られていた事だし」
「でも、共闘を認めているから、あれも不正行為としては認定出来ないんですよね。上手く考えたなって思っちゃいましたよ」
社員達の乾いた笑いが重なる。それと同時に、パソコンと向き合っていた社員が声を上げる。
「あっ、『東方の守護者』が始まった」
「は? まだ発動キーが……って、あのプレイヤーか」
「ID的にそうですね」
これを聞いて、社員全員が納得したような表情になった。
「北のボス戦でか?」
「そうですね」
「ん? って事は血瓶からの発動だよな。氷炎竜もテイムか……トラブルが起きそうだな」
「トラブルを未然に防ぎたいけど、こればかりは、どうしようもないですね。テイム確率を調整しますか?」
「いや、テイム確率は、低いままの方がバランス良いだろう。パーティーに加算されない戦力だからな。下手すると、ヌルゲーになる」
「家持ちだったか?」
「えっと……いえ、持ってないですね。ギルドにも所属していないので、ギルドエリアも持っていません」
「確か、あの条件でテイムした竜は、懐き度マックスだったよな。そうしたら、空での待機でも問題ないだろ。そもそも竜系は、頭良いように設定しているし」
「取り敢えず、トラブルが起きて通報が来たら、即刻対応する。これを徹底しよう。BANに段階も設けた事だしな」
ここで一人の社員が手を鳴らす。
「無駄話はこれくらいにして、作業に戻れ。残業になるぞ」
「「うぃ~」」
社員達は、それぞれの作業に戻っていく。
「この前のアンケートの結果出ましたよ」
「おっ、さすがに、反対の方が多数だろ?」
PKに関するアンケートの結果が出たため、社員達がぞろぞろと集まってくる。
「そうですね。反対が八割、賛成が二割です。治安の悪化などが理由みたいですね。こちらの懸念とも一致します」
「多数決で決まったからな。これなら、賛成派からの要望も少なくなるだろ」
運営に寄せられる要望は、プレイヤー総数と比べると、そこまで多くはない。同じプレイヤーから寄せられる要望を除くと、さらに少なくなる。その中で、目立つ要望がPKに関するものだった。他ゲームでPKをしていたプレイヤーが、ワンオンでのPKの旨みがない事に要望をだしていると社員達は見ていた。
プレイヤー全体で見れば、少数派になるだろうが、要望欄に寄せられるものの中からしたら、多数派のようになっていたため、運営としても対応しないといけないと感じ、今回のアンケートを行ったのだった。
アンケートの結果を載せてから、PKに関しては変えるつもりがないと言った方が、相手も諦めるという考えもある。
「後は、どうしますか? PvPの機能を充実させるって方向にします?」
「案で出ていたのは、闘技場でのランキング戦と賭け機能の追加だったか?」
「後は、PvPイベントの定期開催もだな」
「それもあったか。PvPイベントなぁ……この前みたいな感じなるのも困るんだよな」
「あの一対多の状況ですか?」
社員が話しているのは、ハクが集団と戦った時の事だった。
「あれも、妬みから起こった自体だったからな。BAN対応を少し厳しめにしているから、今はPKを抑えられているが、下手したら、あれが通常エリアでも起こるかもしれないんだよな」
「その鬱憤をイベントで吐き出すなって感じだよな。あれのせいで、一位に届くプレイヤーが限られていた事だし」
「でも、共闘を認めているから、あれも不正行為としては認定出来ないんですよね。上手く考えたなって思っちゃいましたよ」
社員達の乾いた笑いが重なる。それと同時に、パソコンと向き合っていた社員が声を上げる。
「あっ、『東方の守護者』が始まった」
「は? まだ発動キーが……って、あのプレイヤーか」
「ID的にそうですね」
これを聞いて、社員全員が納得したような表情になった。
「北のボス戦でか?」
「そうですね」
「ん? って事は血瓶からの発動だよな。氷炎竜もテイムか……トラブルが起きそうだな」
「トラブルを未然に防ぎたいけど、こればかりは、どうしようもないですね。テイム確率を調整しますか?」
「いや、テイム確率は、低いままの方がバランス良いだろう。パーティーに加算されない戦力だからな。下手すると、ヌルゲーになる」
「家持ちだったか?」
「えっと……いえ、持ってないですね。ギルドにも所属していないので、ギルドエリアも持っていません」
「確か、あの条件でテイムした竜は、懐き度マックスだったよな。そうしたら、空での待機でも問題ないだろ。そもそも竜系は、頭良いように設定しているし」
「取り敢えず、トラブルが起きて通報が来たら、即刻対応する。これを徹底しよう。BANに段階も設けた事だしな」
ここで一人の社員が手を鳴らす。
「無駄話はこれくらいにして、作業に戻れ。残業になるぞ」
「「うぃ~」」
社員達は、それぞれの作業に戻っていく。
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