30 / 82
知らなかった世界
五ヶ月ぶりの実家
しおりを挟む
しばらく経って、段々と見慣れた景色が増えてきた。懐かしいと思うのと同時に安堵感がこみ上げてきた。そして、私の家の前に着く。家を見た師匠は、目を丸くしていた。
「水琴の家って大きいのね」
「ね。私もびっくりしたよぉ」
両親に事情説明をしに行っていた茜さんも最初に見た時は驚いたらしい。確かに、大きな日本家屋にもう二件家が建てられそうな庭があるから、普通の人が見たら驚くと思う。私も無駄に広いと常々思っているし。
「茜さんも上がっていってください。お茶くらいなら出せますから」
「えっ、あ、うん。じゃあ、お言葉に甘えようかなぁ。学校に帰ったら怖いしぃ……」
茜さんの車を家の駐車場に駐めて貰う。そして、師匠を抱えて家の方に歩いて行く。そして、門の前で足が止まってしまった。
「水琴?」
腕の中で師匠が見上げてくるのが分かる。せっかく家に帰る事が出来るのに、その前で止まってしまったのだから、師匠が疑問に思うのも当然だ。
「ちょっと緊張しちゃって……私の家なのにね」
「水琴。深呼吸しなさい」
「え、うん」
師匠に言われた通り深呼吸をする。そのおかげか、ちょっとだけ落ち着いたような感じがする。
「大丈夫よ。さっ、水琴の家に帰りましょう」
「うん!」
ようやく一歩を踏み出す。門の横にある扉を開けて、中に入っていく。鍵が掛かっていると思っていたので、普通に開いた事に驚いた。
草木が生い茂っている訳でも無く、ただただ広い庭が見える。五ヶ月もいないとこんな何もない庭にも懐かしさを感じる。前庭を通り過ぎて玄関前に着いた私は、戸を開く。
「ただいま」
声を掛けてから、玄関で靴を脱ごうとしていると、家の中から大きな足音が聞こえてきた。そっちを向いたら、お母さんとお父さんがいた。そこで堪えていた涙が零れた。
「水琴!!」
お母さんが私に駆け寄って思いっきり抱きしめられた。同時に、大粒の涙が溢れてくる。
「水琴……!! 無事なのね……!!」
「うん……ただいま……」
「おかえりなさい」
お母さんに抱きしめられている間に、お父さんが茜さんに頭を下げていた。茜さんが私の捜索をしてくれていたから、そのお礼を言っているみたい。
「この度は本当にありがとうございました! どうお礼をすれば良いのか」
「いえ、お気になさらず」
「いや、このお礼は必ず」
お父さんがこう言っているけど、言われている茜さんは困ったような表情をしていた。本当にお礼は要らないという感じなのかな。
「み、水琴……苦しい……」
「あっ!? ごめん、師匠!」
慌ててお母さんから離れると師匠が大きく息を吸っていた。喋っていた師匠を見て、お母さんとお父さんが目を丸くしていた。魔法についての説明は聞いていても、猫が喋るところを見たら驚いてしまうみたい。
「あっ、紹介するね。私に裏世界で生き残る術を教えてくれた師匠だよ」
「ご息女を危険な目に遭わせてしまい、誠に申し訳ございません」
「師匠に責任はないよ。だから、師匠を責めないで。私が自分の意思で師匠を助けたいって思ったからなの!」
「えっと……とにかく家に上がって。そこでちゃんと話を聞かせて。灰沢さんもどうぞ」
「あ、お邪魔します」
師匠や茜さんを伴って、和室に移動した。そこで、裏世界に落ちた理由などを説明していった。ある程度の知識は、茜さんから聞いていたようで、魔法に関する部分で割り込まれるという事もなかった。
「そうなの……それじゃあ、水琴もお師匠さんも悪くはないわね。お師匠さんもご自分を責めないでください。それでは、水琴の助けたいという気持ちも否定されてしまいます。この子の気持ちを汲んであげて下さい」
「そう言っていただけると助かります。ごめんなさいね、水琴」
「ううん。そういえば、私の行方不明ってどうなってるの?」
実際行方不明にはなっていたので、ちゃんと届け出は出されていると思うけど、茜さんから説明を受けた後はどういう風にしていたのかは分からない。
「あっ、あなた、警察」
「そうだな。すぐに行ってくる」
そう言って、お父さんは出て行ってしまった。まぁ、今も捜索しているかもしれないから早めに行った方が良くはある。私がいないでも大丈夫なのか、ちょっと心配になったけど、まぁ大丈夫だろう。
「ふぁ~……」
話が一段落したところで、急に睡魔がやってきた。本当の意味で安堵できる状況になったからかな。
「今日は、ここまでにしておきましょう。水琴、夕飯になったら起こしてあげるから、ゆっくり寝てきなさい」
「え? あ、うん。分かった。じゃあ、茜さん。また今度」
「うん。またね」
茜さんに手を振って別れてから、私は自室に向かう。私の自室は二階にあるので、階段を上がり、そのままベッドに寝っ転がった。師匠を抱えたまま。
「おやすみ、師匠……」
「おやすみなさい、水琴」
師匠が苦笑いしている感じがする。でも、私はすぐに意識を夢の中に飛ばしてしまったので、師匠に確認する事は出来なかった。
五ヶ月に及ぶ裏世界旅は、私に取って大きな刺激となる日々だった。これが私の
これからの人生を大きく変える事になる。その事は私自身もよく分かっていた。
「水琴の家って大きいのね」
「ね。私もびっくりしたよぉ」
両親に事情説明をしに行っていた茜さんも最初に見た時は驚いたらしい。確かに、大きな日本家屋にもう二件家が建てられそうな庭があるから、普通の人が見たら驚くと思う。私も無駄に広いと常々思っているし。
「茜さんも上がっていってください。お茶くらいなら出せますから」
「えっ、あ、うん。じゃあ、お言葉に甘えようかなぁ。学校に帰ったら怖いしぃ……」
茜さんの車を家の駐車場に駐めて貰う。そして、師匠を抱えて家の方に歩いて行く。そして、門の前で足が止まってしまった。
「水琴?」
腕の中で師匠が見上げてくるのが分かる。せっかく家に帰る事が出来るのに、その前で止まってしまったのだから、師匠が疑問に思うのも当然だ。
「ちょっと緊張しちゃって……私の家なのにね」
「水琴。深呼吸しなさい」
「え、うん」
師匠に言われた通り深呼吸をする。そのおかげか、ちょっとだけ落ち着いたような感じがする。
「大丈夫よ。さっ、水琴の家に帰りましょう」
「うん!」
ようやく一歩を踏み出す。門の横にある扉を開けて、中に入っていく。鍵が掛かっていると思っていたので、普通に開いた事に驚いた。
草木が生い茂っている訳でも無く、ただただ広い庭が見える。五ヶ月もいないとこんな何もない庭にも懐かしさを感じる。前庭を通り過ぎて玄関前に着いた私は、戸を開く。
「ただいま」
声を掛けてから、玄関で靴を脱ごうとしていると、家の中から大きな足音が聞こえてきた。そっちを向いたら、お母さんとお父さんがいた。そこで堪えていた涙が零れた。
「水琴!!」
お母さんが私に駆け寄って思いっきり抱きしめられた。同時に、大粒の涙が溢れてくる。
「水琴……!! 無事なのね……!!」
「うん……ただいま……」
「おかえりなさい」
お母さんに抱きしめられている間に、お父さんが茜さんに頭を下げていた。茜さんが私の捜索をしてくれていたから、そのお礼を言っているみたい。
「この度は本当にありがとうございました! どうお礼をすれば良いのか」
「いえ、お気になさらず」
「いや、このお礼は必ず」
お父さんがこう言っているけど、言われている茜さんは困ったような表情をしていた。本当にお礼は要らないという感じなのかな。
「み、水琴……苦しい……」
「あっ!? ごめん、師匠!」
慌ててお母さんから離れると師匠が大きく息を吸っていた。喋っていた師匠を見て、お母さんとお父さんが目を丸くしていた。魔法についての説明は聞いていても、猫が喋るところを見たら驚いてしまうみたい。
「あっ、紹介するね。私に裏世界で生き残る術を教えてくれた師匠だよ」
「ご息女を危険な目に遭わせてしまい、誠に申し訳ございません」
「師匠に責任はないよ。だから、師匠を責めないで。私が自分の意思で師匠を助けたいって思ったからなの!」
「えっと……とにかく家に上がって。そこでちゃんと話を聞かせて。灰沢さんもどうぞ」
「あ、お邪魔します」
師匠や茜さんを伴って、和室に移動した。そこで、裏世界に落ちた理由などを説明していった。ある程度の知識は、茜さんから聞いていたようで、魔法に関する部分で割り込まれるという事もなかった。
「そうなの……それじゃあ、水琴もお師匠さんも悪くはないわね。お師匠さんもご自分を責めないでください。それでは、水琴の助けたいという気持ちも否定されてしまいます。この子の気持ちを汲んであげて下さい」
「そう言っていただけると助かります。ごめんなさいね、水琴」
「ううん。そういえば、私の行方不明ってどうなってるの?」
実際行方不明にはなっていたので、ちゃんと届け出は出されていると思うけど、茜さんから説明を受けた後はどういう風にしていたのかは分からない。
「あっ、あなた、警察」
「そうだな。すぐに行ってくる」
そう言って、お父さんは出て行ってしまった。まぁ、今も捜索しているかもしれないから早めに行った方が良くはある。私がいないでも大丈夫なのか、ちょっと心配になったけど、まぁ大丈夫だろう。
「ふぁ~……」
話が一段落したところで、急に睡魔がやってきた。本当の意味で安堵できる状況になったからかな。
「今日は、ここまでにしておきましょう。水琴、夕飯になったら起こしてあげるから、ゆっくり寝てきなさい」
「え? あ、うん。分かった。じゃあ、茜さん。また今度」
「うん。またね」
茜さんに手を振って別れてから、私は自室に向かう。私の自室は二階にあるので、階段を上がり、そのままベッドに寝っ転がった。師匠を抱えたまま。
「おやすみ、師匠……」
「おやすみなさい、水琴」
師匠が苦笑いしている感じがする。でも、私はすぐに意識を夢の中に飛ばしてしまったので、師匠に確認する事は出来なかった。
五ヶ月に及ぶ裏世界旅は、私に取って大きな刺激となる日々だった。これが私の
これからの人生を大きく変える事になる。その事は私自身もよく分かっていた。
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
【完結】ご都合主義で生きてます。-商売の力で世界を変える。カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく-
ジェルミ
ファンタジー
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
その条件として女神に『面白楽しく生活でき、苦労をせずお金を稼いで生きていくスキルがほしい』と無理難題を言うのだった。
困った女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
この味気ない世界を、創生魔法とカスタマイズ可能なストレージを使い、美味しくなる調味料や料理を作り世界を変えて行く。
はい、ご注文は?
調味料、それとも武器ですか?
カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく。
村を開拓し仲間を集め国を巻き込む産業を起こす。
いずれは世界へ通じる道を繋げるために。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
【完結】神様と呼ばれた医師の異世界転生物語 ~胸を張って彼女と再会するために自分磨きの旅へ!~
川原源明
ファンタジー
秋津直人、85歳。
50年前に彼女の進藤茜を亡くして以来ずっと独身を貫いてきた。彼の傍らには彼女がなくなった日に出会った白い小さな子犬?の、ちび助がいた。
嘗ては、救命救急センターや外科で医師として活動し、多くの命を救って来た直人、人々に神様と呼ばれるようになっていたが、定年を迎えると同時に山を買いプライベートキャンプ場をつくり余生はほとんどここで過ごしていた。
彼女がなくなって50年目の命日の夜ちび助とキャンプを楽しんでいると意識が遠のき、気づけば辺りが真っ白な空間にいた。
白い空間では、創造神を名乗るネアという女性と、今までずっとそばに居たちび助が人の子の姿で土下座していた。ちび助の不注意で茜君が命を落とし、謝罪の意味を込めて、創造神ネアの創る世界に、茜君がすでに転移していることを教えてくれた。そして自分もその世界に転生させてもらえることになった。
胸を張って彼女と再会できるようにと、彼女が降り立つより30年前に転生するように創造神ネアに願った。
そして転生した直人は、新しい家庭でナットという名前を与えられ、ネア様と、阿修羅様から貰った加護と学生時代からやっていた格闘技や、仕事にしていた医術、そして趣味の物作りやサバイバル技術を活かし冒険者兼医師として旅にでるのであった。
まずは最強の称号を得よう!
地球では神様と呼ばれた医師の異世界転生物語
※元ヤンナース異世界生活 ヒロイン茜ちゃんの彼氏編
※医療現場の恋物語 馴れ初め編
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)
追放もの悪役勇者に転生したんだけど、パーティの荷物持ちが雑魚すぎるから追放したい。ざまぁフラグは勘違いした主人公補正で無自覚回避します
月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中
ファンタジー
ざまぁフラグなんて知りません!勘違いした勇者の無双冒険譚
ごく一般的なサラリーマンである主人公は、ある日、異世界に転生してしまう。
しかし、転生したのは「パーティー追放もの」の小説の世界。
なんと、追放して【ざまぁされる予定】の、【悪役勇者】に転生してしまったのだった!
このままだと、ざまぁされてしまうが――とはならず。
なんと主人公は、最近のWeb小説をあまり読んでおらず……。
自分のことを、「勇者なんだから、当然主人公だろ?」と、勝手に主人公だと勘違いしてしまったのだった!
本来の主人公である【荷物持ち】を追放してしまう勇者。
しかし、自分のことを主人公だと信じて疑わない彼は、無自覚に、主人公ムーブで【ざまぁフラグを回避】していくのであった。
本来の主人公が出会うはずだったヒロインと、先に出会ってしまい……。
本来は主人公が覚醒するはずだった【真の勇者の力】にも目覚めてしまい……。
思い込みの力で、主人公補正を自分のものにしていく勇者!
ざまぁフラグなんて知りません!
これは、自分のことを主人公だと信じて疑わない、勘違いした勇者の無双冒険譚。
・本来の主人公は荷物持ち
・主人公は追放する側の勇者に転生
・ざまぁフラグを無自覚回避して無双するお話です
・パーティー追放ものの逆側の話
※カクヨム、ハーメルンにて掲載
【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?
歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。
それから数十年が経ち、気づけば38歳。
のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。
しかしーー
「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」
突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。
これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。
※書籍化のため更新をストップします。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる