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初めて幻姫の顔が見れた人たちは「美しい!」「確かに姫と言われる美貌!」「確かに美しいわね。。またライバルが増えるわ。」「綺麗…」
様々に発言する者たちの声が入らないほどにワイアットは動揺した。「まさか…」と。驚きもあったが公女というなら周りの反対もなく婚約を結べるという喜びでもあった。
でもカレンは皇太子を前に全く知らないと言わんばかりの建前の挨拶。きっとそれは皇太子妃を狙う令嬢を気にして…。必死に媚を売っていた人に実は好きな人がいましたなど令嬢にとって恥ずかしいことでありきっとカレンを悪く言う。それを察してワイアットも気にしない風を装い仕事をする。
「仮面をつけていたために気が付かなかったが私はカレン令嬢が町で襲われているのを見たことがある。そのとき雇い主の貴族がまだ捕まっていない。その容疑として一旦拘束させてもらう。」
「くそっ」といいつつ外に出されそうなときに胸元から小さめのナイフを取り出しカレンを襲う。そしてカレンはそのナイフを避け得意な回し蹴りでそいつをやっつけた。
それは女性が弱いという固定概念をぶち壊す出来事。男性は叫んだ。「天下の公女様がする行動じゃねぇ!!女が蹴りなど聞いたことねぇこいつは男5人相手に女二人で抑え込む野蛮人だ!!」と自分の罪を認めながら去っていった。
しかしそれとは反対に「誰が姫って言ったんだよ…」「あれはな…」「あぁ」「姫っていうよりかは女帝!!」「全然か弱くねぇしむしろ俺らより強いとかかっこよすぎるだろ!!」みんなは綺麗な回し蹴りを見て公女に惚れたようだった。
やってしまったと後悔するカレンに気付き皇太子は宣言した。
「私は公女カレン嬢と婚約を交わすことを宣言する!!」
皇太子は本気だった。それに反対する人はおらずパーティーは大盛り上がり。建国パーティーではなく婚約記念パーティーとなるまでに。
パーティーは無事終わり庭園に来ていた二人。
「私の意見を聞かずに決めてしまうなんて勝手なひとですね。まさか本名を名乗っていたとはわかりませんでした。」
「多少強引に言わないとさ、逃げちゃうと思ったから。これは王族命令。レディ、いやカレン。君は私と結婚するんだ。あと今までどうりに話してほしい。また距離が遠くなってしまって悲しいよ」
「わかったよ、まさか皇太子とは思わなかった。これは逃げれそうにないな、私の扱いは難しいぞ?」
「しってるよ。それを含めて私は君に惚れたんだ。カレンとやっと一緒になれる、君とならいい国を作れそうだ。愛している。」
妃は皇太子を支えるのが普通だ。しかしカレンとワイアットは対等な関係。ワイアットが提案したことでも駄目だと思ったらすぐカレンは怒り誰も意見できなかった王という立場に意見出来ることが出来る人が居てワイアットも視野を広げて政治が出来る。
噂は信用ならない。病弱だと言われていた幻姫は強く男女ともに憧れであり、皇太子は国民に寄り添い意見を聞く良き王となった。
オーナーとしても活動するカレンは多忙な毎日だが楽しいと思う。好きな人が出来ないと思っていた強い女性でも皇太子に落とされた。色々あった出会いだが2人が幸せならこれで正解だったのだろう。【完】
様々に発言する者たちの声が入らないほどにワイアットは動揺した。「まさか…」と。驚きもあったが公女というなら周りの反対もなく婚約を結べるという喜びでもあった。
でもカレンは皇太子を前に全く知らないと言わんばかりの建前の挨拶。きっとそれは皇太子妃を狙う令嬢を気にして…。必死に媚を売っていた人に実は好きな人がいましたなど令嬢にとって恥ずかしいことでありきっとカレンを悪く言う。それを察してワイアットも気にしない風を装い仕事をする。
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それは女性が弱いという固定概念をぶち壊す出来事。男性は叫んだ。「天下の公女様がする行動じゃねぇ!!女が蹴りなど聞いたことねぇこいつは男5人相手に女二人で抑え込む野蛮人だ!!」と自分の罪を認めながら去っていった。
しかしそれとは反対に「誰が姫って言ったんだよ…」「あれはな…」「あぁ」「姫っていうよりかは女帝!!」「全然か弱くねぇしむしろ俺らより強いとかかっこよすぎるだろ!!」みんなは綺麗な回し蹴りを見て公女に惚れたようだった。
やってしまったと後悔するカレンに気付き皇太子は宣言した。
「私は公女カレン嬢と婚約を交わすことを宣言する!!」
皇太子は本気だった。それに反対する人はおらずパーティーは大盛り上がり。建国パーティーではなく婚約記念パーティーとなるまでに。
パーティーは無事終わり庭園に来ていた二人。
「私の意見を聞かずに決めてしまうなんて勝手なひとですね。まさか本名を名乗っていたとはわかりませんでした。」
「多少強引に言わないとさ、逃げちゃうと思ったから。これは王族命令。レディ、いやカレン。君は私と結婚するんだ。あと今までどうりに話してほしい。また距離が遠くなってしまって悲しいよ」
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