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6.お茶会
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「言えるタイミング逃したんだなって思ってただけだから気にしないで??」そう言ってくれるミレイの推し。
「家に泊めてくれたのって…」
「まだ家に誘ったときは半信半疑だったの。だから結局貴族じゃなくても私は家に招待していたから。女の子の恩人としてね。」
「私家の中で変な行動取っちゃいました…?」
「変なっていうか確信したのは食事の時かな…。急に来たお客様だったから食事の変更できなくて…。食べ方わかるかなって思ってたら貴族じゃなければ食べなれてないものとかなんの不思議もなく食べてたからそこで確信しちゃったの。食べ方も綺麗だったし…。」
「そんなに見られていたなんて恥ずかしいです…。なんで私と会うのを楽しみにしてくれていたんですか…?」
「それはもちろん。今まで出会ってきた貴族の中で貴方みたいな人初めてだったから。貴族じゃないからって領民たちを見下したりもしないし気を使って嘘までついた…。なにより貴方は子どもを救おうとしてくれた。私あなたと仲良くなりたかったの。」
物語が始まる前に出会えたらという軽い気持ちで領地を訪ねただけなのに仲良くなりたいとマリア様から言ってくれた。ゲームで見た以上にいい方で絶対に破滅なんてさせないと決心する。
「マリア・エルトリス公爵令嬢様。改めてご挨拶させていただきます。私、ミーズアイ男爵家の長女ミレイと申します。ご挨拶遅れましたことお詫び申し上げます。そして私も貴方様と仲良くなりたい所存です。」
「ミレイ・ミーズアイ男爵令嬢。マリア・エルトリスはそのご挨拶をお受けいたします。改めてご丁寧な挨拶を交えられたことをうれしく思います。じゃ堅苦しい挨拶はこの辺で…少しお茶しない?あっ!もう敬わなくていいから普通に話してね!」
「慣れるまで時間がかかるけど頑張ります…。」
そうして2人はお茶を楽しみ無事入学式を終えた。そして次の日には同じクラスになったとマリアは喜んだ。
お茶を2人で楽しんだからかミレイの緊張は解け普通に接している。お互いの名前を敬称無しで呼び合い場所が貴族にみられるクラスでも変わらず話してくれるマリア様。
もちろん周りはなんで男爵令嬢とあの公爵令嬢マリア様が2人で話しているのかが不思議で仕方がなかった。皇太子殿下と公爵令嬢が同じクラスなだけで違うクラスからは当たりクラスや神クラスと呼ばれるのにその間に挟まって男爵令嬢が話しているのが好ましく思わない生徒もいる。
お茶の時にミレイはマリアからたくさんの話を聞いた。ゲームだけでは知り得なかった事実も知ることができた。マリア様は双子の弟がいるということや皇太子殿下の事。
「ご存知の通り私は殿下の婚約者でいつかこの国の母になるけれど殿下となら上手くやっていけると思うの。婚約者から始まった関係だけど殿下は本当に素晴らしい方だわ。良き王になってくれるはず。あ、ごめんなさい自分の事ばかり話しちゃって…」
「全然っ!もっと聞かせて!私もマリアと皇太子殿下はお似合いだと思うよ!」
という会話をマリア様と昨日したばかりなのになぜだかミレイにばっか話しかける皇太子殿下が鬱陶しくて仕方がなかった。
「家に泊めてくれたのって…」
「まだ家に誘ったときは半信半疑だったの。だから結局貴族じゃなくても私は家に招待していたから。女の子の恩人としてね。」
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「そんなに見られていたなんて恥ずかしいです…。なんで私と会うのを楽しみにしてくれていたんですか…?」
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「慣れるまで時間がかかるけど頑張ります…。」
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お茶を2人で楽しんだからかミレイの緊張は解け普通に接している。お互いの名前を敬称無しで呼び合い場所が貴族にみられるクラスでも変わらず話してくれるマリア様。
もちろん周りはなんで男爵令嬢とあの公爵令嬢マリア様が2人で話しているのかが不思議で仕方がなかった。皇太子殿下と公爵令嬢が同じクラスなだけで違うクラスからは当たりクラスや神クラスと呼ばれるのにその間に挟まって男爵令嬢が話しているのが好ましく思わない生徒もいる。
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「全然っ!もっと聞かせて!私もマリアと皇太子殿下はお似合いだと思うよ!」
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