私の告白

弥の月[みのつき]

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私の告白

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私には幾年か前、空白の三ヶ月がある。最近知ったこと。
病気が悪化した頃に私は一度行方知れずになったよう。それも三ヶ月余り。
ただ、私にはその時間の記憶が無い。というより切り取って繋げたような感覚であって、私の人生の中で無いものだった。その事実をとある書類を読んだことで最近知った。
空白の三ヶ月に誰と居て、何処で何をしていたのかは私を含め誰も知らない。その間、私を動かしていたのは恐らく医師も気づいていない私の中のもう一人の私。
でも、この世の中で何処かにその時の私と居て、私を知っている人が居る。その時の私はどうでしたか?迷惑をかけてはいませんでしたか?
そして、私はどんな人でしたか?

そんな私と一緒に居てくれて有難うござたいました。
突然姿を消したのか、それとも別れを告げたのか。私には分からない。
今の私が分かるのはその時に過ごした人がこの世の何処かに居るということ。

私の知られざる三ヶ月。
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