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6-3 モルドペセライ帝国
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祖父や父に潜入の許可を取ろうとしても、確実にダメだと言われる。結果が分かり切っている以上、返事を待つつもりもなくオリヴァーは身支度を始めた。
「ちょ、オリヴァー様。何やってるんですか!?」
煩い奴に見つかってしまった。辺境伯から見張るよう言われていたのかもしれない。眉間に皺を寄せて振り返ると「ダメですよ」と念を押される。
「煩い、お前は見なかったことにして黙っていればいい」
「いくら次男とは言え、あなたは侯爵家の人間なんですよ? 帝国に捕まれば人質になる可能性だってあるの分かってます?」
「それぐらい、分かっている」
自分の価値がどれほどの物なのか、わざわざ説明されなくても理解している。けれどそれ以上に潜入して調査するのに適した人間が自分以外に居ない。戦争を止められる可能性があるなら、それに賭けたかった。
「それに第二王子とは一年以上も疎遠なんでしょう?」
「スコット領に居た時は三年ぐらい疎遠だったが、学園に入学してからは普通に話しかけてきた。あの人の中で時間なんか関係ないんだよ」
ただ卒業パーティでの一件があるから手土産ぐらいは持って行かないと納得しないだろう。彼が好きな煌びやかな宝石でも一つぐらい持って行き、あなたのほうが王に相応しいと気付きましたと改心したふりをすれば受け入れてくれるだろう。
「けど……」
「けどでもなんでも、もう決めたことだから、お前に何と言われようが俺は帝国に行く」
バルナバスは困った顔をするがそれ以上は何も言わなかった。
ジュノ辺境伯が城を留守にすると耳にし、オリヴァーはその日に帝国へ行こうと決心した。バルナバスはあれ以降、何も言わなかったけれど、オリヴァーの行動を快く思っていないのは態度でよく分かった。
帝国に開戦の気配があると分かった以上、ジュノ辺境伯は多忙を極めた。国境にある砦と城を頻繁に行き来し、時折、王や祖父に手紙を出している。祖父が知っているのだから、この状況は父や王も当然知っていた。
ルドルフが国を裏切ったことも知っているはずなのに、王家が動くことはないのだろうか。まだ確証を持てていないのか。それさえ掴めれば動きようだってある。まずはルドルフの陣営に入り込むのが優先だ。
「オリー兄様!」
バンッ! と勢いよく扉が開いて振り返るとアレクシスが息を切らして部屋に入ってくる。自分では引き留められないと分かったバルナバスが呼んだのだろう。後ろでしれっとした顔をしているバルナバスを睨みつけて、オリヴァーは必死な顔をしているアレクシスを見た。
「何だ、騒々しい」
「バルナバスから聞きましたよ。ルドルフ兄様の所へ行くって。ダメです、絶対にダメです!」
誰もがそうやって引き留めるけれど、戦争が始まっては確実に犠牲が出る。それにオリヴァーが侵入のが一番手っ取り早いと分かっているから、みな、ここまで必死に引き留めるのだ。それだけ危険な任務だと言うのも分かっているし、オリヴァーのこの行動で祖父を傷つけるのも分かっている。けれど決めた以上は誰に何と言われようが曲げるつもりはない。
「ルドルフ兄様があなたにどれほど執着しているかご存じでしょう?」
「けど、このままじゃ戦争が始まる。それを止めるには懐に入り込むのが一番だ」
オリヴァーはぐっと拳を握りしめてアレクシスを見る。
「俺は戦争を止めたいんだ」
前回の人生ではこんなこと起こりもしなかった。自分が側にいなかったからルドルフが帝国へ留学することになり、敵と手を組んで戦争を引き起こそうとしている。どちらが勝つかは分からないが、大きい戦争が起これば王国だって軽傷では済まないだろう。
「……バルナバス、ちょっと席を外してもらえますか」
「分かりました」
ぱたんと静かに扉が閉まる。少しの間静寂に包まれると、アレクシスがやっと口を開く。
「オリー兄様は自分の行動のせいで、未来が変わったと思っていますか?」
「…………は?」
「時が戻ったことを、オリー兄様はご存じなんでしょう?」
アレクシスは真剣な顔でオリヴァーを見る。まさか彼からそんな言葉が出てくるとは思っていなかったオリヴァーは目を見開いたまま何も言えずにいた。
「王族には自身の命と引き換えに奇跡を一度だけ起こすことができます。……俺が時を戻したんです」
「お前が……」
それなら彼にやり直した記憶があり、これまでと違う行動を取っていたのも納得だった。おそらくアレクシスも前回の人生とは違う行動をしているオリヴァーに記憶があるのではないかと疑っていたはずだ。
「オリー兄様が殺された後、ルドルフ兄様は帝国へ渡って国を裏切りました」
自分が殺された瞬間に時が戻ったので、その後も続いていたとは思わなかった。だが前回は接点もほとんどなかったアレクシスが自分のために時を戻すのはあり得ない。
「ルドルフ兄様が帝国にほとんどの情報を与えたせいで、ヴォルアレス王国は戦争に負け、彼はその見返りに王位を望みました」
「それなら尚更、俺が行ったほうが……」
「実はルドルフ兄様にも前回の記憶があるんです」
「え?」
「彼の中でも多少、誤算はあったと思います。オリー兄様が自分の物になるとかなり小さい頃から思い込んでいましたから。でも帝国に渡ったのはオリー兄様が原因ではありません」
アレクシスはオリヴァーの手をぎゅっと握った。彼がどれほど真剣に引き留めようとしてくれているのか、さすがのオリヴァーにも十分伝わってきた。
だからこそ、オリヴァーはルドルフの所へ行こうと思った。何としてでも戦争を止めたかった。
自分が成り上がるためではなく、今回の人生で出来た大切な人たちのために。
「ルドルフ兄様は王位を取るよう、リーゼロッテ妃から洗脳されてきました。彼は王になることしか考えていません。ただそのためなら、手段を選ばないんです」
「それは俺だって知っている」
そんなルドルフだったからオリヴァーは前回の人生で彼を利用しようとしていたのだ。
「だからオリー兄様。戦争を止めたという功を立てなくても、他に手段は色々あります」
「…………は?」
「お願いですから、ルドルフ兄様のところへ行かないでください!」
必死に懇願するアレクシスを見ていたら、だんだんと冷めていくのを感じた。別に功を立てようと思ってルドルフの所へ行くのではない。前回の人生でオリヴァーが何をしてきたのか知っているからそんな誤解をされるのも無理はないけれど、自分を好きだと言ったアレクシスだけには誤解されたくなかった。
そもそも他人を利用して成り上がろうとしたあげく大失敗した人間のどこが良いのか。さすがに男の趣味が悪すぎないだろうか。顔か? 見てくれで全部判断しているのか? と、言いたいことはたくさん出てきたが、全てを飲み込んでオリヴァーはアレクシスの手を乱暴に振り払った。
「成り上がるつもりで行くわけじゃない」
「………………え?」
「小言を言いに来ただけならさっさと王都に戻れ。お前の言うことだけは絶対に聞かない」
殴りそうになるのを堪えながらそう言い放ち、オリヴァーは部屋から出る。外ではバルナバスが気まずそうな顔をしていたが、オリヴァーの表情を見てアレクシスの交渉が失敗したことを悟り、「お気を付けてくださいね」と頭を下げた。
「ちょ、オリヴァー様。何やってるんですか!?」
煩い奴に見つかってしまった。辺境伯から見張るよう言われていたのかもしれない。眉間に皺を寄せて振り返ると「ダメですよ」と念を押される。
「煩い、お前は見なかったことにして黙っていればいい」
「いくら次男とは言え、あなたは侯爵家の人間なんですよ? 帝国に捕まれば人質になる可能性だってあるの分かってます?」
「それぐらい、分かっている」
自分の価値がどれほどの物なのか、わざわざ説明されなくても理解している。けれどそれ以上に潜入して調査するのに適した人間が自分以外に居ない。戦争を止められる可能性があるなら、それに賭けたかった。
「それに第二王子とは一年以上も疎遠なんでしょう?」
「スコット領に居た時は三年ぐらい疎遠だったが、学園に入学してからは普通に話しかけてきた。あの人の中で時間なんか関係ないんだよ」
ただ卒業パーティでの一件があるから手土産ぐらいは持って行かないと納得しないだろう。彼が好きな煌びやかな宝石でも一つぐらい持って行き、あなたのほうが王に相応しいと気付きましたと改心したふりをすれば受け入れてくれるだろう。
「けど……」
「けどでもなんでも、もう決めたことだから、お前に何と言われようが俺は帝国に行く」
バルナバスは困った顔をするがそれ以上は何も言わなかった。
ジュノ辺境伯が城を留守にすると耳にし、オリヴァーはその日に帝国へ行こうと決心した。バルナバスはあれ以降、何も言わなかったけれど、オリヴァーの行動を快く思っていないのは態度でよく分かった。
帝国に開戦の気配があると分かった以上、ジュノ辺境伯は多忙を極めた。国境にある砦と城を頻繁に行き来し、時折、王や祖父に手紙を出している。祖父が知っているのだから、この状況は父や王も当然知っていた。
ルドルフが国を裏切ったことも知っているはずなのに、王家が動くことはないのだろうか。まだ確証を持てていないのか。それさえ掴めれば動きようだってある。まずはルドルフの陣営に入り込むのが優先だ。
「オリー兄様!」
バンッ! と勢いよく扉が開いて振り返るとアレクシスが息を切らして部屋に入ってくる。自分では引き留められないと分かったバルナバスが呼んだのだろう。後ろでしれっとした顔をしているバルナバスを睨みつけて、オリヴァーは必死な顔をしているアレクシスを見た。
「何だ、騒々しい」
「バルナバスから聞きましたよ。ルドルフ兄様の所へ行くって。ダメです、絶対にダメです!」
誰もがそうやって引き留めるけれど、戦争が始まっては確実に犠牲が出る。それにオリヴァーが侵入のが一番手っ取り早いと分かっているから、みな、ここまで必死に引き留めるのだ。それだけ危険な任務だと言うのも分かっているし、オリヴァーのこの行動で祖父を傷つけるのも分かっている。けれど決めた以上は誰に何と言われようが曲げるつもりはない。
「ルドルフ兄様があなたにどれほど執着しているかご存じでしょう?」
「けど、このままじゃ戦争が始まる。それを止めるには懐に入り込むのが一番だ」
オリヴァーはぐっと拳を握りしめてアレクシスを見る。
「俺は戦争を止めたいんだ」
前回の人生ではこんなこと起こりもしなかった。自分が側にいなかったからルドルフが帝国へ留学することになり、敵と手を組んで戦争を引き起こそうとしている。どちらが勝つかは分からないが、大きい戦争が起これば王国だって軽傷では済まないだろう。
「……バルナバス、ちょっと席を外してもらえますか」
「分かりました」
ぱたんと静かに扉が閉まる。少しの間静寂に包まれると、アレクシスがやっと口を開く。
「オリー兄様は自分の行動のせいで、未来が変わったと思っていますか?」
「…………は?」
「時が戻ったことを、オリー兄様はご存じなんでしょう?」
アレクシスは真剣な顔でオリヴァーを見る。まさか彼からそんな言葉が出てくるとは思っていなかったオリヴァーは目を見開いたまま何も言えずにいた。
「王族には自身の命と引き換えに奇跡を一度だけ起こすことができます。……俺が時を戻したんです」
「お前が……」
それなら彼にやり直した記憶があり、これまでと違う行動を取っていたのも納得だった。おそらくアレクシスも前回の人生とは違う行動をしているオリヴァーに記憶があるのではないかと疑っていたはずだ。
「オリー兄様が殺された後、ルドルフ兄様は帝国へ渡って国を裏切りました」
自分が殺された瞬間に時が戻ったので、その後も続いていたとは思わなかった。だが前回は接点もほとんどなかったアレクシスが自分のために時を戻すのはあり得ない。
「ルドルフ兄様が帝国にほとんどの情報を与えたせいで、ヴォルアレス王国は戦争に負け、彼はその見返りに王位を望みました」
「それなら尚更、俺が行ったほうが……」
「実はルドルフ兄様にも前回の記憶があるんです」
「え?」
「彼の中でも多少、誤算はあったと思います。オリー兄様が自分の物になるとかなり小さい頃から思い込んでいましたから。でも帝国に渡ったのはオリー兄様が原因ではありません」
アレクシスはオリヴァーの手をぎゅっと握った。彼がどれほど真剣に引き留めようとしてくれているのか、さすがのオリヴァーにも十分伝わってきた。
だからこそ、オリヴァーはルドルフの所へ行こうと思った。何としてでも戦争を止めたかった。
自分が成り上がるためではなく、今回の人生で出来た大切な人たちのために。
「ルドルフ兄様は王位を取るよう、リーゼロッテ妃から洗脳されてきました。彼は王になることしか考えていません。ただそのためなら、手段を選ばないんです」
「それは俺だって知っている」
そんなルドルフだったからオリヴァーは前回の人生で彼を利用しようとしていたのだ。
「だからオリー兄様。戦争を止めたという功を立てなくても、他に手段は色々あります」
「…………は?」
「お願いですから、ルドルフ兄様のところへ行かないでください!」
必死に懇願するアレクシスを見ていたら、だんだんと冷めていくのを感じた。別に功を立てようと思ってルドルフの所へ行くのではない。前回の人生でオリヴァーが何をしてきたのか知っているからそんな誤解をされるのも無理はないけれど、自分を好きだと言ったアレクシスだけには誤解されたくなかった。
そもそも他人を利用して成り上がろうとしたあげく大失敗した人間のどこが良いのか。さすがに男の趣味が悪すぎないだろうか。顔か? 見てくれで全部判断しているのか? と、言いたいことはたくさん出てきたが、全てを飲み込んでオリヴァーはアレクシスの手を乱暴に振り払った。
「成り上がるつもりで行くわけじゃない」
「………………え?」
「小言を言いに来ただけならさっさと王都に戻れ。お前の言うことだけは絶対に聞かない」
殴りそうになるのを堪えながらそう言い放ち、オリヴァーは部屋から出る。外ではバルナバスが気まずそうな顔をしていたが、オリヴァーの表情を見てアレクシスの交渉が失敗したことを悟り、「お気を付けてくださいね」と頭を下げた。
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